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722 :本当にあった怖い名無し:2013/03/06(水) 04:45:15.71 ID:VOJt78Up0
八甲田山にまつわる怪談話は有名だけど、知らない人の為に詳細をまとめて書いてみる。

時代は明治、日露戦争直前の日本で、対ロシア戦争に向けて雪中行軍訓練が行われたんだね。
1月のただでさえクソ寒い時期に、青森の連隊基地から県南にある八甲田山へ向けて歩兵第5連隊210名は訓練へ出発したんだ。
遭難当時、八甲田山は天候も最悪だったらしい。
そりゃあ寒かったらしく、気温-20℃なんて推測もある。
お約束どおり、三日も経たずに半数が凍死。
結果、その訓練に参加していた兵隊210人中、199人が死亡するっていう悲劇になってしまったわけだけど。

事件の原因にも、そういう気象条件とか、あまりにお粗末な装備とか、言われてるみたいだけどね。
下士官にあてがわれた防寒具も、毛糸の外套二枚だけだったとか、ちょっと有り得ないよね。

遭難して、寒くて寒くて、もう訓練どころじゃなくて、自分達の命さえどうなるかわからない極限状況だった。
そんな中だったから、色んな逸話が残っているよ。ちょっと挙げてみると、
・重い凍傷にかかった上官を助けようとしたのだろう、下士官が覆いかぶさってそのまま凍死していた。
・あまりの寒さに錯乱した兵が「救助を呼びにいく」と行って川に飛び込み、寒中水泳。もちろん下流で死体となって発見。
・連隊に報告しに行った兵が、雪の中に直立したまま、仮死状態で凍りついているのを救援隊に発見された。
・雪に埋もれた瀕死の兵を発見、軍医が気付け薬を注射しようとするも、皮膚まで凍っていたために注射針が折れてしまった。

これだけでもどれほどひどい有様だったかが、わかる気がするね。


727 :本当にあった怖い名無し:2013/03/06(水) 06:22:19.31 ID:VOJt78Up0
助かった人間の中にも、壊死した四肢を切断することを余儀なくされた人が一杯いたんだってね。
この事件は新田次郎が小説『八甲田山死の彷徨』にまとめているけど、この本のあとがきには兵士達の亡霊の話が掲載されているんだ。

事件後、死んだ兵隊たちが出発して行った青森の基地には幽霊が出るという噂がたったんだ。
夜もふけた頃、山の方から沢山の軍靴の音が響いてくる。

ザッザッザッ…ザッザッザッ…

死んだ兵隊たちが、きちんと整列して帰ってくるんだそうだよ。
流石に基地にいる兵たちもビビルよね。
だって、死んだはずの兵隊200人余りの亡霊が、毎夜帰ってくるんだから。
軍人でも幽霊は怖いよ。
しかも、みんな見てるんだからね。彼らを。
軍隊で幽霊話とか、洒落になんないよ。

729 :本当にあった怖い名無し:2013/03/06(水) 06:33:05.03 ID:VOJt78Up0
この基地の連隊長は、「こりゃあ何とかしねーとなー…」と思ったそうだよ。
そんで、ある日のこと。夜になるといつものように、沢山の軍靴の音が響いてきたらしいんだ。

ザッザッザッ…ザッザッザッ…

そこで連隊長は、ここぞとばかりに暗闇の中に飛び出していったんだ。
基地の門前には、あの時の兵隊たちが整列して、こっちを見てる。
連隊長もこの時ばかりは、ちょっとブルったかも知れないね。

だけど連隊長は彼らに向かって、

「諸君らの無念はよーくわかる!でもな!諸君らの死は無駄ではないぞ!だから、いい加減こんなところで血迷ってるんじゃないッ!」的な檄をとばした。

ついでに、

「今後、またウロつくようなことがあったら、この俺が許さんぞ!」

と言って、軍刀を振りあげた。

「回れー右!進めーっ!」

すると、兵隊200名余りの亡霊はクルッと向きを変えて、すごすごと山の方へ帰っていったそうだ。


732 :本当にあった怖い名無し:2013/03/06(水) 06:43:43.57 ID:VOJt78Up0
今でも、陸上自衛隊が八甲田山で雪中訓練をするそうだけど、夜に大勢の人が歩き回っているとか、
野営用のテントを叩かれるとか、そういう話が沢山あるそうだね。
 
彼らの亡霊は、今なお山中を彷徨っているのかもしれないねぇ。。。

余談だけど、以前どっかのスレで陸上自衛隊レンジャー課程の話を見た記憶があってね。
レンジャー課程では数ヶ月の山篭りをするそうだけど、山で得体の知れない化け物に遭遇したときの訓練、的なものもあるらしいね。
途中で頭おかしくなりそうになって、リタイアする人もいるそうだけど。
まぁ山に化け物がいてもおかしくないよね。
そもそも、人の手の及ばないような山奥は、彼らのテリトリーっぽいし。

Wiki:八甲田雪中行軍訓練
元スレ:旧日本軍の怖い話

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