920 :1:04/07/22 11:58 ID:K+b8mQ2V
実話

4年前の夏。
アルバイトで群馬の山中にある道路の修復に行った。
夜10時からの夜間作業だったんだけど、現場についてみたら重機、
資材が到着しておらず、現場で待機することになった。

その道は旧道で、夜になると車も通らず、近くに民家はなく、物凄く暗い。
バイト3人と社員2人、ワゴンの中で雑談をするうち、周りの雰囲気にも影響されて話題は怪談話になった。

バイトの一人、40歳くらいのおじさんが、こんな話をした。
「俺が高校生の時、仲の良かった友達が死んだんだ。
 ガンでな。俺は何回か見舞いに行った。で、ある日な、そいつが言うんだわ。
 「俺は、もっと色んな事をしたかったし、見たかったけど、それは叶わないらしい」
 俺はさ。勇気付けようと思って、そんなことはない、元気になる、手始めに
 明日はお前をおぶって、病院のなかを歩いてやるって言ったんだわ。
 友達はな、「いいなぁ、それはいいなぁ」って笑ってた。
 そしたらな、そいつ次の日に死んじゃったんだ。
 それからなんだけどな、俺は放浪癖ってのか、そういうのがついちまって
 どうにも一箇所に留まってらんないんだわ。
 で、福井に行った時にな、霊感強いって飲み屋のママに言われたんだ。
 「あんたの袖引っ張ってる人いるよ。付き合ってたら幸せになれんよ」
 ってな、そしたら……」


922 :2:04/07/22 12:00 ID:K+b8mQ2V
『わぁぁぁぁぁぁ!!』
突然、もう一人のバイト大学生が大声あげて、俺も含めてみんな飛び上がって驚いた。
そしたら、そいつ「ビックリした?」ってニヤニヤ。
怪談好きならわかると思うけど、こういう下衆は最悪だ。空気読めヴァカ!
とか思ってたら、運転席の社員が「あっ」って言った。
次の瞬間、バカ大学生が鼻血吹いた、ボタボタじゃなくてブバっと。
大学生は最初気付かなかったらしくて、ニヤニヤしてたんだけど、みるみる真っ青になってゲーゲー吐き始めたんだ。
みんな慌てて介抱しようとしたんだけど、どうにもならなくて救急車呼んだ。
救急車くるのに1時間くらいかかったんだけど、その間もずっと吐いてた。

社員の一人が付き添いになって、救急車が去ったら、夜中の2時。
色々、臭くてしかたないから、車内の汚物を3人で掃除。
その最中、運転席の社員が
「あの時さ、あいつの後ろ側の窓からさ、人の手が生えたように見えたんだよ」と、ポツリ。
そしたら、おじさんも
「飲み屋では、店の蛍光灯が割れて大変だったんだ」と、ポツリ。
俺はもう、怖くて怖くて、何も言えなかった。

結局、その日の仕事は延期になって。そのまま解散。
次の日、その大学生はもちろん、おじさんも現場に現れなかった。
社員の人が言うには「次の場所に行きます」って電話があったそうだ。
思い出すたびに、なんか嫌な気持ちになる。



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