82 :本当にあった怖い名無し:2006/05/29(月) 20:40:38 ID:1Kcg0cph0
中学生時代に聞いた話。
うちの学校の校舎が、まだ建て替えられる前。
宿直の先生が泊まっていた。まだ警備システムなんかなかったのかな?
真夜中の、決まった時間になって、その先生は校舎内の見回りに出た。

一人で、校舎内の最上階から、見回りしていく。電気はついておらず、懐中電灯で。
4階、3階・・・、と、教室の一つ一つを見回りしていく。
いつも決まっているので、先生はその日も、一つ一つの教室を、不審なことがないかどうか、見回りして、歩いていった。
懐中電灯で照らして。
ということなんだけど。
そして、廊下に出ては、また、次の教室を照らして、確認して、歩いていった。



84 :本当にあった怖い名無し:2006/05/29(月) 20:48:22 ID:1Kcg0cph0
すると、何階でだかは知らないけど、憶えてないけど、あるところを出て、廊下で、光っているのは先生の懐中電灯だけなのに、ぽっと明るいのが目の端に映った。
気のせいかな、と先生は思い、歩いた。目の端に、ぽっと、明るいのが映る。
何だろうな?と先生は思った。特に気にはしなかった、気のせいかな、と思ったらしいけど、明らかに、明るいのが目の端に映った。
先生は、教室の電気の消し忘れかな、思った。消し忘れなら、消しに行こうと思った。
先生は、また、懐中電灯で見回りをしながら、歩いていった。
でも、廊下で、ぽっと明るいのが目の端に映り、変だぞ、と思った。教室からの明かりではなさそうだった。
それで、先生は歩いていった。

近づいて、明らかに、明るいのが目の端に映った。
おかしいぞ、と先生は思った。近づいていった。明るいのが、はっきりと目に映っていった。
何かおかしいぞ、と先生は確信した。
何か起こっているぞ、と、その時は怖さの前に、確認しなくては、と、先生は近づいていった。

すると、教室に入ったりして、見え隠れして、そしてまた廊下に明るさが出た。
何だ、と先生は思った。
すると、あっ、と先生は分かった。火に包まれている人間、それも少女だったかな・・・、よく憶えていない、学生と聞いただけかもしれない、火だるまになった人間が、苦しそうにしながら、のた打ち回ってそこかしこをうごめいていた。
先生は、恐怖より、大変だ、ととっさに考えた。
火だるま少女は、苦しみ、もだえながら、先生から離れたところの、教室に入ったり、廊下に出たりしながら、苦しんで、動いている。
悲鳴も聞こえたんだったかな?

86 :本当にあった怖い名無し:2006/05/29(月) 21:00:42 ID:1Kcg0cph0
先生は、とにかく大変だと思った。声をかけた。
火だるま少女は、のた打ち回って、先生は駆け寄ったけれど、火だるま少女は先生から逃れるように、苦しみ、もだえながら、動いて離れていく。
先生は声をかけた。
火だるまになった少女は、同じように、もだえながら動いていく。
先生は駆け寄ったけれど、同じように、廊下を、火だるまになりながら動いていく。
先生は、とっさに、一階の水汲み場に走って、バケツに水をためて、またその階に必死で戻った。
すると、火だるま少女はまったく消えてしまった。先生は呆然とした。
どういうことだ、と先生は思った。夢じゃない。まったく分からず判断ができなかった。先生はバケツを持って、戻りかけた。
すると、また廊下の向こうに、ぽっと明るいのが見えた。
火だるま少女で、間違いなかった。
先生はバケツを持って駆け寄った。
少女は、また同じように、苦しみ、もだえながら動いて、先生が近寄っても離れていく。
先生は声をかけた。聞こえないのか、火だるま少女は同じように離れていく。
で、その後は聞いたのをよく憶えていないんだけれど・・・。

朝になって、先生は、バケツを抱えて、少女には追いつけず、呆然としていた。
そして明るくなり、最後の見回りに先生が、火だるま少女を見た階に行くと、服の燃えかすみたいなものを見つけたらしい。これはあいまい。
これで終わり。
で、実は校舎は、戦時中に、空襲にあって学生の焼死者もたくさん出した場所に、建てられたものだったらしい。ということを聞きました。
先生から先生への、また聞きらしいです。


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