779 :1/2:2006/08/24(木) 22:59:39 ID:TYiDRLGg0
俺が福島の大学に在学していた時に起こったちょっとした事件。
もうずいぶん昔のことだ。
この話は俺たちのクラスだけじゃなくてちょっとした噂話になったから、
聞いたことがある人がもしかしたら居るかも知れない。

俺の通っていた学校は1月に後期のテストがある。
そのテスト期間中のある日、クラスメートの二人が欠席した。
そのテストは必修だし、テスト勉強も要らないほど簡単なことで有名、 とても休むなんて考えられない。

その日の夕方にその友人と会い、寝坊でもしたのか、と聞いたところ、
変なことが起こって来れなかったんだよ、と言う。

その日の朝、その友人二人と、二人のクラブの先輩二人はテスト中にも かかわらず、なんとスキーに行く計画を立てたそうだ。

今は流行ってないが、当時は早朝スキーがあった。
朝五時のオープンから十時頃まで滑り、急いで帰ってくれば午後一番の テストには間に合う。
…なんとも不遜な計画だ。

彼らは計画通り、十時少し過ぎにスキー場を出た。

その帰り道…
上機嫌で帰り道を急ぐ彼らの車の前を、一匹の白い犬が横切った。
「あっぶねぇなぁ。」
そう言って笑う四人の車の前を、また白い犬が横切った。

「あれ…?またかよ…。」
顔を見合わせた四人の前を、三度、白い犬が横切った。

車は60kmを超える速度だ。追いつけるはずが無い。しかもわざわざ前を横切るなんて…

そもそも…あれは犬だったのだろうか…
背筋に何か寒いものを感じた彼らの前を、四度目の白い影が横切った。

ガクッ

衝撃が伝わってきた。車が震える。

ハザードを出して駐車してみると、左前輪がパンクしていたという。

結局あの白い影がなんだったのかも、なぜ付き纏われたのかもわからなかった。
「こんな話しても再テストなんてしてくれないだろうしなぁ。」
友人はかなり後悔していたな。

長文すまん。




781 :本当にあった怖い名無し:2006/08/24(木) 23:47:32 ID:w3Ef9GfL0
白い犬の話だけに、おもし・・・・・


782 :本当にあった怖い名無し:2006/08/24(木) 23:49:06 ID:a0anY8sk0
>>781
誰が上手い事を言えと(ry


***

794 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/08/26(土) 20:28:28 ID:1lY7ANT40
友人の話。

夏山に入り一人テントで眠っていると、激しい音と振動で目が覚めた。
「ダカッ! ダカッ!」という地響きが、段々こちらに近づいてくる。
寝惚け眼を擦りながら、テントから顔を突き出して外を見てみた。
闇の中、何かが素晴らしい早さで向かって来ている。
慌ててライトを点灯し、向かってくる物を照らし出した。

テントの目と鼻の先を、馬の足だけが走り去っていった。
呆然とする彼を無視して、猛然と土を蹴立てながら。

翌朝テントの外には、確かに馬の蹄跡が残されていたという。


***

795 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/08/26(土) 20:29:03 ID:1lY7ANT40
同僚の話。

家族を連れて、山奥の峡谷へ観光に行った時のこと。
渓流を散策していると、途中で一人釣りをしている人がいた。
「何が釣れますか?」と聞くと「アマゴ狙いですよ」との返事。

彼はアマゴがどんな姿をしているのか知らなかった。
クーラーボックスの中を見ても良いと言われたので、子供と一緒に覗いてみた。

そこには見事な大きさの鰺と鰈、そして穴子と烏賊が何匹か収められていた。
鰺の口はまだパクパクと動いている。

思わず「えぇっ!?」と声を上げると、釣り師は怪訝な顔をして中を改めに来た。
自分のクーラーを覗き込んで、顎が落ちたような顔をした。
「え、なんで!?」と小さく叫んだ後、
「あ、いや、何かの間違いですよ、間違い。うん。」と口にして蓋を閉める。
「そうですよね、間違いですよね」仕方なくそう返して、その場から立ち去った。
「凄いね、あの小父ちゃん」子供はそう言って顔をニコニコさせていた。

悪戯だったのかな、それにしては本人も真剣に驚いていた様子だったけど。
まぁ子供が喜んでいたので、良しとするか。
そう考えをまとめて、峡谷を後にしたそうだ。

***

796 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/08/26(土) 20:30:00 ID:1lY7ANT40
知り合いの話。

職場近くの小高い山に、森に埋もれるようにして小さな神社があるのだという。
以前その前を通り掛かった際、社の入り口に見覚えのある後ろ姿が見えた。
間違いない、親戚の叔父さんだ。何をしているのだろう?
話し掛けようと思い、車を路肩に停めて社内に足を進めた。
あれ? 境内には誰も居なかった。声を上げて読んでみても返事もない。
首を傾げて神社を後にする。

その夜叔父に電話する用があり、ついでに「あそこで何していたの?」と聞いてみた。
「何の話だ?」叔父はその日、あの社になど行ってないという。
勘違いだろうということで話は終った。

叔父はその後、一週間もせずに急死した。
脳溢血だったらしい。

それからしばらくして、やはりその社で知り合いのお母さんを見かけた。
おかしい。あそこのお母さん、今海外旅行している筈なのに。
その三日後に、その母君の訃報を聞いた。
旅行先で事故に巻き込まれたということだ。

今、彼女はその神社の前の道は極力通らないようにしている。
「関連があるとは信じていないけど、あそこで知り合いが見えたら嫌だから」

***

817 :聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o :2006/08/28(月) 23:05:07 ID:9bnU8pjh0
釣り人から聞いた話

渓流を竿を振り振り上って行くと、トロ場の脇に見覚えのない小さな沢があった。
好奇心にまかせて遡ってゆくと、1キロほど先で源流と思われる場所に出た。
山肌に腰を据えた一抱えほどの石の下から、こんこんと清流が湧き出ている。
源泉を確認してやろうと石を持ち上げてみたが、そこに湧き水はなく
石から止めどなく滲み出してくる水に、下半身がびしょ濡れになったそうだ。


***

818 :聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o :2006/08/28(月) 23:06:41 ID:9bnU8pjh0
旅人に聞いた話

その村には、尾根にあるユーカリの巨木を伐ってはならない、という掟があった。
ある時、一人の若者が禁を破ってユーカリの幹にノコの歯を入れたところ
切り口から夥しい量の水が溢れ出し、麓の村はたちまち水浸しになってしまった。
天の怒りを怖れた村人たちの手によって、若者とその家族はすぐさま埋められたが
それから数年間、村には一粒たりとも雨が降らなかったそうだ。


***

835 :本当にあった怖い名無し:2006/08/29(火) 15:45:06 ID:ZGiSSUj5O
友人Oの話

Oの実家は兼業農家で父親が米や野菜を作っている。
小学生の頃、父と山の畑に行った時の話。
作業を見てるのにも飽き、散歩がてら木立の中を歩いていると見知らぬ少年に会った。
狭い田舎で知らない顔などない。
土地の者でないとしても、最寄りの家からでも車で15分の場所に、子供だけで来るとは思えない。
林道は一本道で他の車があれば気付くはず。
少年はえらく昔風の服装だった。
幽霊?とも思ったが、不思議と怖くはなかったそうだ。
彼は『ヨシヒロに仕事をやめてすぐ帰れと言え』
そう言って急斜面をスイスイ登って消えた

ヨシヒロはOの父の名だ。
何故かOは少年を神様と思い込んだそうで、慌てて父のもとに走った。
信じてくれるかな?という心配は杞憂で『母さんとお姉ちゃんは家だったな…』と父は呟き、急いで帰り仕度をした。
家に戻ると母と姉が、出掛けて幾らも経たないのに戻った二人を不思議そうに見つめた。
父は一息ついて『A子が兄ちゃんに出会って、帰るように言われた』と母に言った。
Oが見たのは幼くして死んだ父の兄で、彼は時々、現れては父に何か告げるそうだ。
お告げは良い事もあれば悪い事もあり、曖昧な時もあれば明確な時もあるという

O姉妹が生まれる時も伯父は現れたという。
姉の時は『早く帰れ』と曖昧なものだったが、Oの時は『明日、生まれる子は男じゃないが最後の子だ。大事にしろ』と言われた。
病院は胎児の性別を告げなかったが、父母は漠然と男だと思い込んでいたフシがあったそうだ。
翌日Oが生まれ、これ以上の出産は勧められないと医師は告げた。
今回は何だ?悪い事でなきゃいいが…。
父母は真顔で話し合った。
しかし、何事もなく一日が過ぎ、翌朝、また父は山の畑に向かった。
前日、父が作業をしていた場所には地滑で倒れた大木が横たわっていたそうだ


***

885 :871 1/2:2006/09/01(金) 14:42:39 ID:9ugXuRgm0
山と言っても里山の話だけど。

じいちゃんが子供の当時、じいちゃんのばあちゃんの家(判りにくくてすんません)に遊びに行った時のこと。
便宜的にじいちゃんのばあちゃんを大ばあちゃんとしとく。

家は他の集落から少し離れた里山の中腹にあったそう。漫画日本昔話の山の中の家を思い出してもらえると判り易いかと。

その夜、大ばあちゃんの家に泊まったじいちゃん。
いつもと違う家だからかなかなか寝付けず、真夜中ウトウトした時それは聞こえたらしい。

木戸をキシキシと引っかくような音がする。

最初は、風か、はたまた猫か狸かと思ったらしい。
その日はそのまま寝入ってしまったが、次の日も同じように木戸をカリカリやっている音が聞こえる。


気になるし便所にも行きたいし、と意を決して木戸を見に行ったらしい。

障子を開け、縁側から木戸を伺うと、

頭だけが大きくて体のひょろ長い、形容し難いものが立って木戸をガリガリやってたらしい。
(ちなみにじいちゃんに思い出して描いてもらった絵はETのようだった)

得体の知れないものと状況の異常さにじいちゃんは便所にも行かず、部屋に戻って朝まで震えてたらしい。
結局おねしょした、と笑いながら言ってた。
朝が来て、家人にそのことを話すと、それは「エンコウ」だろうと言う。
家人が鋤と鍬を木戸に立てかけるように置くと、その晩から音はしなくなったと言っていた。

余談だけど、大ばあちゃんの家は「そっち系」に強い家だったらしく、その辺鄙で不思議な立地に家を建ててたのも、集落を外界からさえぎるためだったとかなんとか。

***

928 :じいちゃん子:2006/09/03(日) 07:52:40 ID:jI6tzwpc0
もういっこ、じいちゃんの話。
たまには外でご飯食べようと、父母兄弟で車で街まで出た。
じいちゃんばあちゃんはお留守番。
ウチは前述の通り、超辺鄙な田舎なので外食出来る店まで車で30分超。途中山道を通る。

晩飯も済んでの帰り道。
行きにも通った山道を通り、道中のあるトンネルを抜ける途中。
件のトンネルはほぼ断崖ギリギリにある、自殺者が後を絶たないと有名な場所。
そのトンネルの途中で前触れもなくエンストが起きた。
暗いとこがダメな母ちゃんが真っ先にパニックになって、子供にもそれが伝染。

「早く出して!!」と必死な母ちゃんと子供。程なくしてエンジンかかって、無事トンネル抜けたんだけど。

帰宅後、車の音を聞きつけたのか戸口まで出迎えに来てくれたじいちゃんが開口一番「入るな!」
びっくりする父母兄弟。
じいちゃん、あっけにとられた俺らの背中をバンバン叩く叩く。
じいちゃんの変わり様にビックリして泣き出す妹。俺もかなり強い力で叩かれた。

その後、「まだ入るな」と言うと家ん中から仏壇に供えてあるお神酒持ってくると、全員に飲まなくてもいいから
口に含め、と言い渡した。
全員酒を口に入れて(小学校低学年だった妹も)、暫くしたらいきなり母ちゃんが吐いた。
普段は父ちゃんの晩酌にも付き合ってた酒に弱くない母親なのに。

それを見るとじいちゃん、母ちゃんの背中を執拗に叩いて、再度酒を口に含ませる、を繰り返した。
母ちゃんが吐き出さなくなると、ようやく家に入ってもいいと許可が出た。

霊やら変なものは見なかったけど、じいちゃんの真剣な顔がすごい怖かった。
ちなみに母ちゃんはその後も変わりなく元気です。

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