861 :バイト帰り1 sage:2006/06/07(水) 13:54:19 ID:jLAEy8BB0
バイトの帰り道で経験したことについて聞いてください。
2年ぐらい前のことです。

当時俺は田舎コンビニの夜勤バイトをしていました。
夜勤は大体男二人で回しており、その日は後輩のバイト(以下Aね)が一緒でした。

その日は商品の搬入が早めに終わって客も来なかったので、
二人ともロッカールームでくつろぎながら怖い話で盛り上がってました。
Aの家族は霊感を感じる家系らしく、霊の存在を全く信じない俺にもAの話は
とても臨場感があって毎回面白く聞かせてもらってました。
そしていつもよりも話がはずんでしまい、いつのまにかバイト時間終了を迎えました。
夕方に入って深夜の2時にアガりというのが俺とAのシフト帯なのです。

制服を着替えながら帰り支度をしているとAが俺にこう言いました。
「○○さん(俺の名前)、今日はやたら心霊話で盛り上がっちゃいましたけど
 こういう時って案外向こうと距離が近くなったりしてるんで帰り道気をつけて下さいね」

俺は適当に「ああ、どうもねwwじゃ、おつかれー」と言ってコンビニを出ました。
Aが怖い話をした後は必ず言う台詞なので気にも止まりませんでした。
そしてバイクのエンジンをかけていつもの様に帰ることにしました。
もう民家は寝ている時間帯で、辺りにあるのは信号の明かりぐらいでした。

あー、帰ってオナニして寝るかーとヘルメットの中で思いながら
いつものルートでアパートを目指しました。

帰り道の途中には切り通し(分かんなかったらイメージぐぐって)の上り坂があり
ちょうどそこにさしかかった時です。

862 :バイト帰り2:2006/06/07(水) 13:55:58 ID:jLAEy8BB0
急にアクセルが重くなりました。
捻ってもスピードが上がらないのです。
ガソリンはまだ入ってるし、ガス欠じゃねーよなと首を傾げていると
このアクセルの反応の鈍さは、二人乗りしてる時の感覚と同じなことに気付きました。

そして次の瞬間、背中一面の毛穴が一斉に開きました。
何かが俺のバイクに乗っているのです。確実に人間一人分の体重で。
背中から1センチ程の距離に密着しています。

真っ黒(とにかく黒かった)な人型の塊がバイクの荷台に乗っていて
俺の右肩ごしに顔を覗き込もうとしてるのが視界の端に分かりました。
それまで霊感の無かった俺は「うわ、これが幽霊ってやつか、ついにきたか」と思いました。
不思議と落ち着いていたのを憶えています。

ミラーを見ればそいつをはっきりと確認することができるのに
眼球の自由もままなりません。
そいつを見たら間違いなく事故るという直感も発動しました。
全身の筋肉が固まってしまい、加速も減速もできない状態で
黒い塊を乗せたまま必死に顔を覗かれないように切り通しを抜けると
スッとアクセルは軽くなり、黒い塊は消えました。

その開放感から、俺はものすごい大きなため息を吐きました。
そして無事アパートに着きました。

863 :バイト帰り終わり:2006/06/07(水) 13:56:51 ID:jLAEy8BB0
後日、Aにそのことを言うと
「あー、ちょっと波長が合っちゃったんすね。
 俺と話した直後だから一次的だと思いますけど」
と普通に言われました。

Aによるとその切り通しは昔山賊が出て人を襲った場所なんだそうです。
俺はそれ以降は怖い体験はしていません。
霊感無いと思っていてもいつ来るかわからんですね。

Aは相変わらず見える日々が続いているようです。


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