898 : 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/12/05(土) 21:30:14.34 ID:87hiRPoC0.net [2/7回]
俺はある大学に6年いたんだが、これはその5年目の話。
授業はほとんどなくてね。就職活動が嫌でダラダラしてたんだが、
ずっと金欠なのにはまいった。バイトはしてたよ。便利屋の下請けみたいなこと。
そこの便利屋は退職したジイサン3人でやってたんだが、体力のいる仕事の場合は、俺を含め、つてのある大学生に回してきた。不定期だったが時間だけはあった。
それと池さらい。これがすごいバイト料がよくて、2日間で5万。
ちょっと考えられないような額だろ。
このときに少し疑ってかかればよかったんだが・・・
メンバーは俺を含め3人、それと便利屋のジイサンが一人監督でついてきた。 その人がハイエースを3時間運転して現地まで行ったんだよ。
時期は8月の終わりで、大学はまだ夏休み中だった。
着いた先は、まあ簡単にいえば廃村だな。過疎が進んで人の住まなくなった村。
住所は言うのはひかえておくよ。廃村といっても、
実際は年寄りが何世帯かはいたみたいだった。話をする機会とかはなかったがね。
その村の小高い丘の上にある典型的な豪農の屋敷。
世が世なら庄屋とか名主の家柄なんだろう。平屋だが20部屋近くあった。
庭も広くてな。手入れされてない植木が雑草に埋まってたよ。
9時に向そこに着いて、まず最初にやったのが池さらいだった。
家の縁側にそってくの字に曲がった池があったんだ。
水は緑色に濁ってて、生き物が住めそうには見えなかったな。
ジイサンは、「ここは水抜き穴もあるし、ポンプも持ってきてるけど、このままだと詰まってしまってどうにもならないから、これで大きなゴミをさらい出して」
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