ウマサソリですよ
 私がHOW/CONにて投稿した馬を2体用いた蠍、題して「ウマサソリ」についてアレコレ(本音とか)書いてます。長いですし、掲載画像は多めな上に大きいです。回線の細い方は注意してください。

 まずはお礼から申し上げておきます。全てを有り難うございました。


 ↓組み方はこちらです↓諸事情によりコンテストに投稿したものと一部パーツを変更しております。
ウマサソリ組み方〜起〜
 骨馬を二体用意して、足を相手側の腹に押し付けあいます。

ウマサソリ組み方〜承〜
 尻尾を作ります。目に付いたパーツで骨っぽくスカスカに。

ウマサソリ組み方〜転〜
 上から見たときに、馬の後ろ足の角度と骨胴体の肩の角度が一緒になるように微調整してドロイドアームで繋ぎます。

ウマサソリ組み方〜結〜
 あっという間に完成です。構想50秒、制作10分と大して時間がかかってません。最初は思いつきで作ったもので参加するのは、真面目にファンタジーな世界観の構築に取り組んでいる人に失礼、だと思ってました。募集要綱が「ファンタジー」で「世界のスタンダードになるようなもの」を目指しているのもまた躊躇した理由の一つです。手軽に作れればスタンダードって訳でもないと。普遍的な格好良さのエッセンスがまるで無いと。そう考えていました。



 そこで賑やかしとして参加することにしました。上位ははなから狙いません。でも最下位は嫌です。中の下ぐらいのポジションで賑やかし。ですが、私作は閃きというか思いつきと勢いで作っただけなのに対し、他のまだ見ぬ参加者がどれだけのインパクトの有る入魂作品を引っさげてくるのは未知数(余談ですが、案の定素晴らしい作品ばかりで一時は本当に落ち込みました。神聖な場を汚したような気分でしたよ)です。隅の方のポジションを狙うのにもそれなりの自己主張が必要です。

 そこで屋外で撮影することにしました。自己主張に加え、蠍にリアリティを持たせるために。白い紙をひいた背景での撮影に対する飽き。チマチマとした画像の加工・切り抜き。すべてを一切合切解決に導く妙案だと思ったので。
 ただ、当然レゴが主役のコンテストなので前衛的で製作意図不明な芸術作品を作っても仕方がありません。上記の邪な考えをカモフラージュする屋外で撮影する説得力を持たせなければいけません。

 そして、絵日記風にすることにしました。時期的に世間のお子様は夏休みで羨ましいという欲求がくすぶっていたのでそこから着想を得たんだと思います。子ども心こそがファンタジーと詩的な言い訳も試みておきます。この絵日記風にすることも思い付きです。結局のとこ、思い付きばかりです。理屈っぽくて思慮深いようで浅はかなんです、私。


 そういった流れのなかで参加作品が出来上がりました。応募→公開→投票を経ました。



 上記のような思い付きを寄せ集めたチグハグな作品に対し、結果は何故だか上位です。折角なので、頂いたコメントからどこが気に入ってもらえたのか検証してみましょう。

 以下いただいたコメントです。主催者さんは集計管理は大変だったと思います。

■これは衝撃を受けました!よく見ないとレゴの骸馬だと分からないところが凄い!よくもまあ・・・。これは凄い!
■サソリに見えるセンスと絵日記というアイデアに惹かれました。
■アイデアもそうですが、絵日記風見せ方が面白すぎです。
■ウマい。夏休みの日記も面白かった。
■ぶっちぎり文句なしの一位。部品の見立ての秀逸さは驚嘆の一語に尽きます。「それ」を用いてそれでは無い「何か」を想像し納得させるセンス
■互い違いに固定された骨馬の足を、こんな形で逆手に取るとは! シンプルな構成なのにサソリにしか見えない、説得力ある作品だと思います。
■馬に何かを付ける事しか浮かばなかった私には、馬2体を使って何かに見立てるという事が
目から鱗でした!
■皆、複数の骨馬を手に取って、何か出来ないかとやったとは思うのですが(笑)、この作品のように素晴らしくまとまったモノを見ると、変化球で投稿しなくて良かった…と思ってしまうくらい、いい雰囲気です!
また07bのように投稿者が伏せられている為、作者が子供を装っているのか、実際に小さなお子さんが作ったのか分からないトコロもステキです(笑 ) やや不鮮明な写真を補って余りある作品のパワーが良いです。
■これはもう・・・やられたの一言です(笑
■ツメに角度が欲しかったというのは贅沢だろうか?
■どこからどう見てもサソリにしか見えませんっ!その着眼点、見立てのすばらしさは言うに及ばず。しかし、骨馬で作る必要性があまり感じられないのとイイ意味で気持ち悪い位リアルなので、サソリぎらいな僕は5番手。

 以上です。



 第一感想は「褒めすぎだろっ!!」。



 それは気味悪いくらいの褒められ方です。素直に喜んでいいのか、或いはドッキリカメラか罠なのか。そのコメントの重さに胃が痛くなりました。今、読み返してみても痛くなる辺り、この痛みは本物です。中ほど〜最後のコメントがチラチラと今後の糧になりそうな事を書いてくれています。

 特に「骨馬で作る必要性があまり感じられない」というあたりは、哲学的にして奥深い探求の世界を用意してくれています。ぜひ、このコメントの主に骨馬で作る必要条件を伺ってみたいです。


ウマサソリ屋外撮影集
 ↑屋外撮影したものの寄せ集めです。没も多数あります。人目を忍びつつ撮影するのは本当に恥ずかしかったです。明るい時間帯に撮影する暇を確保するのには難儀しました。天候にも左右されますし。




   〜おまけ その1〜

 いい機会だと思うのでついでに晒しておきます。私の投票した作品とコメント一覧です。本当は全部に付けたかったのですが、中盤から段々と批判的になってしまったので、「気分を害されるよりは何も無いほうがマシだろう」と思って止めました。

1【テーマ部門】骸骨馬カスタム

1番 09宇宙深海怪獣 カニーニ →どの作品よりも真っ先に「やられたっ!」と思ったので。心の奥底までケチョンケチョンです。横倒しの左右非対称形から、シオマネキを想起させるトコロまでもっていく発想に驚きました。目の表現もお気に入りです。

2番 24骸の王 →目の色が左右で違う細かさがいいです。生々しさとお尻のラインが個人的なツボです。

3番 22堕天馬 →飾り立てる方向の作品が多い中、シンプさで攻めているところが良いですね。素朴な構成が初心に帰った気持ちになりました。

選外 01Kostnice(コストニツェ) →背景のヴィネットが素晴らしい!!

選外 06宝玉を食すもの →漏れでた光と一緒に、際立った異彩を放っているのにやられました。

選外 19骨馬のデティールアップ →雰囲気が好き♪こういうのが大事です。

選外 21きょうふのだいまおう →「はずだった」の演出が好みです。端書の理由のセンスが素敵。

選外 23「BONE」・トゥ・ラン →無茶な馬の使い方に笑わせていただきました。背景が砂漠だったらもっと雰囲気が出ていたと思います。

選外 27蹂躙せよ →目に受話器のパーツを組み合わせているのが何故か笑いを誘いました。なんか、こう…ブラを被っている様な、そんな…。

選外 30宝箱 →よくある形ながら、宝箱の手の込んだ作りが粋ですね。



2【フリー部門】新骸骨胴使用

1番  『スカドルー』 →無機的な骨で有機的な様相を出しているのが凄く気に入りました。

2番 『骨魚』→肩肘の張らない造形にシンプルな背景が何を表現しているのか伝わりやすいです。それでいて、岩の部分がさりげなく横組みをしている(?)ところが芸が細かくて好印象です。

選外  『SKELETON CREW』→骸骨馬部門で無いのに馬に挑戦している気概に心を打たれました。たわわに実った頭蓋骨、その木の根元を控えめに流れている川。グッドです。

選外 『ボーンライダー.モヒ(通称モヒ)』→モヒカンに笑わせていただきました。モヒモヒ。


 投票は以上です。


 


   〜おまけ その2〜

 ウマサソリの名前はウミサソリとかけてます。実は駄洒落です。誰にも気付いてもらえなかったので、こっそりと自己主張です。