2009年11月13日

Windows7のバックアップを褒めようとしたらバグったでござる

その1はこちら
その2はこちら

タイトル間違えた。

Windows7 64bit版 インストール備忘録 その3 です。

ヤクザは来てないでござる。


◎ バックアップ
前々回のエントリでバックアップは別のツール使うーとか書きましたが、
今使ってるバックアップソフトだと64bit環境でシステムドライブのバックアップを取ろうとするとなんかエラーが。
バックアップソフトから直接ブートしてバックアップ取ってくれとか言われました。

このごくつぶし!
んなめんどくさい事できるか!
氏ねLBイメージバッ○アッ○9(それ伏字の意味ない)

ちょうどSSDやらHDDやらにRAIDエラー吐かせてしまって一度RAID組み直そうと思ってたところなので、どうせだからとWindows7のバックアップ機能を使ってみることに。

・Vistaのバックアップ
その前にまずVistaのバックアップ機能について。
Vistaでは全Editionで使えるファイルバックアップ機能とBussinessとUltimateのみで使えるイメージバックアップ機能(Windows Complete PC バックアップ)があります。
ファイルバックアップ機能については驚くべきことにバックアップ対象をフォルダ単位で指定できず、ファイル種類単位で指定するという、スーパー誰得仕様でみんなを驚愕させました。どうしてこうなった。

イメージバックアップ機能についてはHome系エディションでは利用できないというXP時代から続く悪しき伝統に則り、一般の人には「え?そんな機能あるの」といった状態です。

極めつけは、Ultimateとかで喜んでバックアップを取ってみたはいいものの、バックアップした時の環境と復元する時の環境でWindowsのServicePackのバージョンが違っていると復元できない場合があるという訳わからん問題があり、
具体的にはSP1でバックアップしたイメージをSP未適用Vistaのインストールディスクから復元しようとすると失敗します。どうしてこうなった。
一応SPが適用されていないVistaをクリーンインストールして、SP1を適用してからOS上でリカバリを実行すればなんとか復元できましたが、無駄な作業が2時間くらい増えます。氏ね。

これ、Ultimateの存在意義を揺るがすスーパーウルトラクリティカルな問題だと思うんですが、修正されてません。
使ってる人があまりにも少ないのか再現率が低いのか、たいして騒がれてもいません。おかしいだろ。
詳細は以下の方が詳しいです。

Windows Vista SP1適用後の問題発覚! - ☆気になるアイテム! 独り言レビュー☆
http://blog.goo.ne.jp/digital_bach/e/b5f911073c9ef4c6c54654a44b750e77
http://blog.goo.ne.jp/digital_bach/e/113b6d9a92e2d9ea99ee2cfca8041477


…と、かように今世紀最大のゴミ機能の誉れも高いVistaのバックアップですが、一点だけ特筆すべきことが。
それはイメージバックアップの際にバックアップファイルをVHD形式で作成すること。
VHD形式はVirtualPCで使われている仮想ディスクイメージで、さすがに仮想マシンとして起動することは出来ませんが、
VirtualPCに付属しているマウントツールを使ってディスクイメージの中身にアクセスすることが出来ます。
このイメージマウント機能に関してだけは他のバックアップ製品と比べても遜色の無い、むしろ仮想マシン向けだけにアクセス速度は圧倒的で素晴らしい。
一方で、VHDは圧縮率が低いのでファイルサイズがほとんど変わらないという大きな欠点もあります。
ネットワークドライブに保存する場合、ファイルサイズとバックアップ時間は大抵比例しちゃうしトータルで言えばやっぱりデメリットかも…


・7のバックアップ
…ずいぶん話が長くなってしまいましたが、それではWindows7のバックアップ機能はどうなったか。

まず、イメージバックアップ機能がHome系のエディションでも利用できるように!ブラボー!すばらしい!

そして、ファイルバックアップ機能はバックアップ対象の指定がフォルダ単位で可能に!凄い!こんな驚きの機能が実装さr(ry

さらにイメージバックアップの出力先にネットワークを設定できるようになり(これは上位エディション限定、さらに言えばVistaでもコマンドラインから実行できた)、当然スケジューリングや差分バックアップ機能も標準(※後述)で搭載しています。
Vistaでスケジューリングするにはバッチファイル作ってタスクスケジューラに登録とかめんどくさかったからね。

イメージがVHD形式で吐き出されるのは相変わらずで、XPモード等を備えるWin7ではわざわざVirtualPCをダウンロードしてこなくても
管理ツール>コンピュータの管理>ディスクの管理から直接VHDイメージをマウントすることが出来ます。

…と、いろいろ書きましたが基本的に上記Win7での変更点は調べて出てきた受け売りなのであしからず。
とりあえず今回、実際に確認したのは以下の作業。改めてOSはWindows 7 Ultimate x64。

1.RAID-0(ICH9R)のシステムドライブ(及びシステム管理領域)をネットワークドライブ上にイメージバックアップ
2.Windows7のインストールディスクから起動し、まっさらのRAID-0領域にネットワークドライブ上のイメージをリカバリ
3.ついでにディスクの管理からVHDイメージをマウントして中身が見えることを確認


…といった感じです。
ネットワーク経由のバックアップとリカバリ、そしてRAIDのリカバリが出来た訳でこれはかなり高評価です。(全てのRAID環境での動作を保障するわけではないですよ!)
ただ、ネットワークへのバックアップは自由にフォルダ指定できるのに、ネットワークからの復元ではroot近辺にバックアップフォルダが無いと認識できないようでそこは注意。

VHDでマウントしたイメージは書き込みもできちゃう

ぶっちゃけ普通に使えるというか、イメージバックアップの世代管理が出来ないとか必ずシステムドライブを含める必要があるとか、欠点もありますが、基本的な機能に関しては1万円級のバックアップソフトにかなり迫ってきた印象で、特にネットワークドライブへのバックアップのためにUltimate買うのはアリと思います。
ただ、Vistaの時に発生したSP違うとリカバリできないよ問題が解決されているかは謎。
上の方のブログ記事にありますが、この現象はXPでも起こっていた問題らしく、7でもまだ直ってない可能性もあるかも?結果は2010年のSP待ちですか。













…ってね、ここまでは礼賛する気まんまんでエントリ書いてたんですよ…


イメージの作成に失敗しますん

なんだこれ。

経緯を説明するとシステムドライブのリカバリ後、同一保存先にもう一度システムドライブのバックアップを作成して、差分バックアップが行われるのかを確認しようとしたら発生。
さらに、ローカルドライブとかいろいろ保存先を変えても発生。保存先に起因する問題では無さそう。

空き容量足りないって…十分有りますがな。
とは言ってもここの空き容量はボリュームシャドウコピーを行う際の空き容量を言っているのでバックアップ保存先でなくバックアップ保存元の事なのですが、それにしてもCドライブは120GBのパーティションに対し使用量60GB程度で問題あるとは思えません。
そもそもシステムの保護切ってるからボリュームシャドウコピー行われないんでは?プロセスがロックしてるファイル対策?

とりあえずエラーコード:0x80780119で検索するとマイクロソフトのフォーラムが引っかかります。
パラパラと見ているとだいたい似たような状況。
原因はどうもWindows7で専用パーティションが与えられるようになったブートセレクタ領域の模様。

今まで、Windowsのデュアルブート環境を作るとどちらかのOSでブートセレクタが起動するようになっていましたが、Windows7ではこれがついに独立し専用のパーティションをシステムが予約するようになりました。
これ自体は従来頻発したブートセレクタ&新OSに纏わるトラブルから解放するための良い施策です。
しかし、この100MBの領域がリカバリ等の操作によってか、空き領域が50MBを切ることがあり、その際にイメージバックアップの条件である
「500MB未満のボリュームには最低50MB以上の空き領域が必要」を満たさなくなり、エラーが起きるという状態のようです。

以下のスレッドが一番核心をついてます。中の人による解決策もあり。

w7x64rc backup fails with error code 0x81000019
http://social.technet.microsoft.com/Forums/en-US/w7itprogeneral/thread/fce6950d-c06d-4dd0-a850-67022db4fe04/


中の人によれば、(上記条件を満たす)490MB程度のパーティションを作ってその領域をブートセレクタに変更してやればとりあえずOKだよーとの事。

> 1. Choose where you want to have your system volume. Few things you need to keep in mind:
>  a. System volume can only be created on a primary partition of MBR disk.
>  b. If system volume & boot volume are together, then BitLocker feature cannot be used to encrypt volumes on your machine.
>
> 2. Suggest creating a new volume (say F:) on the same disk that contains the boot partition of size of about 490 MB (be careful to keep it less than 500 MB).
>
> 3. Assuming Windows 7 is installed on C: on your machine. From an elevated command-prompt run: bcdboot.exe /s C:\Windows /s F:.
>
> 4. From elevated command-prompt run: DISKPART
>
> 5. From the disk part command-prompt:
>   DISKPART> select volume F
>   DISKPART> active


で、自分の場合ですがやってみようかなーとか思っているうちに気がつくと何故かブートセレクタ領域の空き容量が40MBくらいだったのが70MBくらいに増えていて、普通にバックアップできるようになりました。
…まあいいか。

明らかな不具合で、報告が多く、すでにマイクロソフトも認識しているのでそのうちアップデート来ると思いますが、この不具合に遭遇してどうしてもすぐにバックアップしたい時は上記サイトを参考のことです。


・システムの保護と差分バックアップの切っても切れない因果な罠
以降の話はVistaにも同様に当てはまる内容です。
この辺に関する話ってWEB上を漁ってもほとんど出てこなくて自身の経験からてきとーな事を言ってます。
違っていたら是非指摘をお願いします。

Windows Vista以降、ボリューム・シャドウコピー・サービス(VSS)というファイルのスナップショットをバックグラウンドで取る機能が導入され、システムの復元に重宝されているのですが、この機能、Windowsのバックアップ機能にも使われています。
どーゆーことかと言うと差分バックアップを取る際にVSSを参照して差分箇所を特定している訳ですね。
ふつーのバックアップソフトのように過去のバックアップファイルを元に綿密な差分検証をする必要がないためバックアップ時間の短縮には貢献していると思うんですが、逆に言うと差分バックアップをするにはVSSが必要です。

つまり、「コンパネ>システム>システムの保護」でドライブの保護を有効にしないと差分バックアップができず常にフルバックアップになります。

どんだけググっても(日本語サイトで)この事について言及してるサイトが全然見つからなくて不安なんだけど、実際やってみてそーなんだから仕方ない。

バックアップ先のフォルダにはCatalogフォルダとか作られてて、ちゃんと差分管理しているように見せかけて実は全くしていないとゆう。
VSSの実行に際してはコピーオンライト機構が使われるということで、CPUリソース的にもストレージ的にも負担がかかります。
SSDで書込みを増やしたくない、とか考えるとシステムの保護は無効にしたいところです。
そしてシステムの保護を無効にするからこそ、こまめなバックアップを取りたいところですが、差分バックアップが出来ずに毎回フルバックアップになってしまい大変時間がかかると。

うーむ悪循環。

つーかコピーオンライト使うならシャドウコピーを別の物理ドライブに取れるようにしてもいいだろうになんでこんな糞仕様…ブツブツ…
Windows7でここ改善されていれば良かったんですが、残念ながら駄目で、システムの保護対象しか差分バックアップしてくれません。

困ったもんだ。


inainao at 00:39│Comments(1)TrackBack(0)clip!Windows 7 | 堕日記

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この記事へのコメント

1. Posted by 名無しさん   2014年05月18日 17:31
Win7のバックアップで、容量は足りているはずなのにエラーが出るので色々検索してたどり着きました。

「ブートセレクタ」と書かれてますが、ブートセクタの間違いではないでしょうか?

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