2008年08月11日

エコしてますか?

日本人の環境意識と行動は?
 身近なところから取り組みを始めよう
 
 洞爺湖サミットが終わって環境問題について話をする間もなく、内閣改造や毒ギョウザ問題に北京五輪と大きな話題が続々と登場する。

 通り魔事件など殺伐な人命を損なうような事件でないからヨシと言えばそれまでかもしれないが、今後の地球環境についてはもう少しゆっくり考えてみたいところだ。

 ところで、米国・地理学協会(本部:ワシントン)が、温室効果ガスを排出している主要14カ国の環境意識等に関して調査したところ、日本人の環境意識や行動が14か国中で11位だったそうだ。

 これだけ意識が低いのだから、洞爺湖サミットも終わったらそれまで?というのも頷けなくはないが、環境問題は放置しておくわけにはいかない。

 環境意識や行動で1位にランキングされたのはインドとブラジルだ。

 なるほど、バイオエタノールで燃料危機など何処吹く風というブラジルだけあるが、税金を払わない国民数が世界一というインドが1位と言うのは不思議な気もする。

 しかし、最下位が米国というのは、頷ける。

 他国のことを批判しながらも、アメリカだけは別格というよな京都議定書にも参加しない姿勢がそのまま最下位に通じている。

 日本の11位というのは、食糧自給率39%を裏付けるように多くの食材を輸入していることや外食の利用が多いこと、暖房に灯油を使用していることなど食生活と住生活において環境への悪影響が大きいライフスタイルが禍している。

 同協会は、省エネ家電の利用や車の所有状況など日常生活の数10項目について今年1〜2月にかけて各国1000人ずつを対象にインターネット調査を行い、環境と調和した生活ほど高得点になる同協会の指標「グリーンデックス」(100点満点)で評価したという。

 インドがなぜ1位になったのか?

 インドでは肉の消費量が少ないことが要因となっている。

 ブラジルの住居では、個室が少なく暖房をほとんど使わないことから、食品・住宅のそれぞれの部門で首位となり、総合評価でも1位にランキングされたという。

 日本の場合、外食や加工食品を利用する頻度が最多で、食品部門では最下位になっている。また、断熱効果を高める住宅のリフォームや省エネタイプの家電製品の導入率も最低で、住宅部門では13位となっている。
 このほか、ハイブリッド車の購入意欲も低く、マイカーの1人乗りが増加していることから交通部門でも6位となっている。
 そして、修理するよりも新しい物へと買い替える傾向が強く、消費財部門でも5位となり、環境団体への寄付や活動への参加など環境に対する意識の面でも14カ国中で最低となっている。

 協会の発表によると、対象となった14カ国で、世界の人口の55%を占め、エネルギー消費量の75%を占めているという。

 欧州では、ドイツを中心に「環境共生都市」を作ろうとの動きがある。

 環境共生都市とは例えば、一定面積の緑地を設置したり、都市中心部への自家用車の乗り入れを禁止し、歩行者や自転車に配慮した道路整備などを通じて、「市民と環境との調和」を図るために様々な活動を展開している。

 日本でも都市への自動車乗り入れについては、加古川市議会でも「パーク&ライド方式」が提案され、八幡町で駅前にパーキングを設置し、電車での通勤を促進しようとの動きがあったが、定着と拡大への意識改革はまだまだと言えそうだ。

 ところで、この「パーク&ライド方式」は、今年6月26〜27日に開催された京都迎賓館の洞爺湖サミット外相会合でも導入されることになっていた。

 京都府などは、マイカー乗り入れを抑制して電車などでの通勤を促す「パーク&ライド」は、交通規制に伴う渋滞対策の切り札として「国際会議では国内初」の導入となる予定だった。
 もとはと言えば、府警の要請で計画された「パーク&ライド」。
 「京都議定書誕生の地」として環境都市を自負してきた京都府と市は、地球環境問題を主要テーマとするサミットの開催が市民のマイカー通勤を見直す機会と捉え、百貨店や大型スーパーなどに客用の駐車場の提供を要請し、市営駐車場も合わせて市郊外などの駅周辺の14カ所で計約3000台分を確保したというが、テロの危険を避けようと要人の移動ルートを複数設定し、直前に選択するという細心の注意を払う府警は警備の手の内が明らかになる可能性もあり、警備が理由では致し方なし。

 京都市でも、確保した駐車場が足りているのか、不足しているのかも判断できないと言いながらも、マイカー通勤自粛のアイデアの不発に残念そうだった。

 環境共生都市=エコシティとの理念は、政府が打ち出した「環境政策大綱」の中心的事業として位置づけられ、環境と共生する将来の都市のひとつのあり方を示すものとなっていた。

 エコシティは、水循環都市、自然と共生するための緑の充実、省エネ・リサイクルの3点を備えた都市と考えられ、約19都市が指定されていたのだが、目的を達成したことから平成16年4月に解散している。

 会員だったのは、北見市、帯広市、山形市、いわき市、さいたま市(旧大宮市)、越谷市、所沢市、船橋市、横浜市、長岡市、魚津市、富士市、浜松市、名古屋市、大阪市、木津町、福山市、高松市、北九州市の19都市だ。

 このほか日本でも環境に配慮しようとする動きがあった。

 「エコツーリズム」という言葉を聞いた方もおられるだろう。

 「エコツーリズム」とは、環境保全に配慮しながら自然の魅力に触れるエコツアーを普及させようと、環境省がモデル事業として04年に13地域を選出した。

 一般的な観光客が大挙して押し寄せる旅行とは対照的で、エコツーリズムは参加者数を制限して、専門のガイドが豊かな自然や地域の文化について案内する形がとられる。
 エコツーリズムは、地域の振興や雇用創出効果も期待され「環境と経済の両立」も図れる新しい旅のあり方として世界的に広まりつつあるのだが、02年調査によると、国内のエコツーリズムの経験者はまだ6.3%と知らない人も多く、環境省は03年から有識者による推進会議で普及策を検討してモデル地域をつくり、04年度からの3カ年事業で、仝鏡古な自然との触れ合い。既存の観光地のエコツーリズム化。Nっ蓮ξせ海任凌⇔咾覆匹亮汰活動の3グループについて自治体に公募したところ53件の応募があったという。
 モデル地域には、国がガイド養成や各種ソフトウエア整備などの経費の半額、1カ所につき500万円までが補助された。

 エコツーリズムモデル事業に選ばれたのは次の地域だ。
▽原生的な自然との触れ合い
知床半島・北海道斜里町、羅臼町
白神山地・青森県西目屋村、秋田県藤里町
小笠原諸島・東京都小笠原村
屋久島・鹿児島県上屋久町、屋久町

▽既存の観光地のエコツーリズム化
裏磐梯・福島県北塩原村
富士山北麓・山梨県
六甲山 摩耶山・神戸市
九十九島 大村湾・長崎県佐世保市

▽里山での植林などの実践活動
蕪栗沼(かぶくりぬま)など・宮城県田尻町
奥武蔵・埼玉県飯能市、名栗村
南信州・長野県飯田市
湖西・滋賀県
南紀 熊野・三重県、和歌山県

 環境問題を考えるには、身近なところから取り組むのが一番だ。

 そういなかで、「エコ・マラソン」に取り組んだのは、日本IBMだ。

 日本IBMは「家族でエコ生活を」と、社員とその家族を合わせた約8万人が「環境保護のために自分ができること」を社内で宣言し、実行度を競う活動を04年6月に始めた。
 事務局が、「冷房を1度高く、暖房を1度低く」「徒歩、自転車の利用を増やす」など身近な課題、約20項目を事前に提示し、社員らは取り組めそうな「電気をこまめに消す」「買い物袋を持参する」などの項目を複数選んで登録し、達成の困難さに応じて事務局は1〜5点の5段階で設定して1カ月ごとに達成具合(4段階)を自己申告で社内ホームページに報告し、家庭の電力使用量も申告してポイント化するシステムで、大企業がこにような取り組みを実践するのは珍しいと評判になった。

 担当する事務局は、どの企業も環境担当の部署は熱心だが、ほかは関心が低い。全社的に環境を考えるきっかけにしたい。国内の企業にこうした運動を広がるきっかけになればとコメントしていた。

 さて、ここで考えてみよう。

 環境問題への取り組みはどうやれば前に進むのか?

 まず言えること。

 環境問題は、企業であれ、公的機関であれ「率先垂範型」でないとなかなか成功しない。

 例えば、公共機関交通の利用、節電、クールビズやウォームビズ、など環境への取り組みは、言葉にせずともトップや上司が率先垂範を実践すれば、組織が活性化されて環境への取り組みが推進される。

 「環境の担当は環境課です」

 こういう企業に限って「環境問題なんて仕事の役に立たず、経費がかかるばかりだ」と考えている。

 問題→解決策→結論

 持続可能な環境に配慮した組織を作るためには、関わる人や働く人が満足できる組織にすることが第一だ。

 米国の地理学協会は、日本の環境意識や行動が低い原因について、「自分が生きている間に温暖化で生活が悪化すると思う日本人が回答者の3割と少ない」と話している。

 政府は、地球環境について取り組む我々が、身近な問題にどうやって取り組めば、どれだけ自分達に良いことがあるのかを明確に打ち出すべきである。

 いま取り組まなければ、どれほどの損失になるのかを、もし、全国民が知っても何もしないような日本なら悲しいかな明日はない。

inakakisya at 08:38コメント(0)トラックバック(1) | 環境関連  

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