2018年06月12日

理研と京セラが毛髪素を開発

理研と京セラなどが「毛髪の素」を作る技術の開発

理研-毛包再生医療


 薄毛などの脱毛症に悩む人が全国に2500万人以上いると推計されているが、男性ホルモンをコントロールする薬を投与するなど治療法が限られているなか、毛髪を作り出す「毛包」と呼ばれる器官を再生医療の技術で作って移植する治療法の開発に取り組んできた理化学研究所と京セラなどの研究グループが、動物で安全性を確かめる試験を始めることになったと先日、発表した。

 脱毛症を治療する再生医療技術についての共同研究は、2016年7月に京セラ、理化学研究所、オーガンテクノロジーズが着手し、患者から採取した細胞から「毛包」を再生して移植する技術の実用化を目指して、2年の共同研究で道筋に目途をつけたいとの考えを明らかにしていた。

 共同研究では、理研の研究チームが開発した技術で、毛髪を作る「毛包」から採取した幹細胞から毛包のもとになる「原基」を再生して患者に移植することで再生毛包から髪が生えてくるようにする治療法の確立を目指し、マウスを使った実験では既に成功しており、人間の脱毛症治療への展開に向けて、京セラは細胞加工機器の開発などを、理研とオーガンテクノロジーズが技術開発や臨床試験などを担当し、三者で共同研究を進めていたもので、6月4日、理化学研究所やベンチャー企業の研究グループが記者会見を行い、ヒトの頭皮にある3種類の細胞を取り出して増殖させ、更に専用の特殊な機械で3種類の細胞を一緒に培養することで、「毛包」を大量に作り出す技術の開発に成功したと発表した。

 発表では20日間ほどで髪の毛1万本に相当するおよそ5000の「毛包」を作り出せるとし、来月から動物に移植して安全性を確かめる試験を始め、早ければ再来年にも実用化したいとの考えを明らかにした。

 理化学研究所の辻孝チームリーダーは、「これまでにない方法を実現し、患者さんたちの生活の質の改善に貢献したい」とコメントしているが、この技術の実用化により、髪の毛に悩む人が減ることになるのは間違いない。

 後は、毛髪再生医療に掛る費用だが、医療となると保険の適用がどうなるのか、今後、厚労省で審議されることになるだろう。

inakakisya at 17:10コメント(0) | 企業 | 健康について 

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