2024年12月12日

Nobel平和賞被団協田中代表-核兵器は非人道的な殺戮兵器

=ノーベル平和賞授賞=
 被団協田中代表委員が「核兵器は非人道的な殺戮兵器」と演説

ノーベル平和賞授賞式

 永年に亘って核兵器廃絶を訴えてきた日本被団協がノーベル平和賞に選ばれ、ノルウェーの首都オスロで授賞式が行われ、日本時間10日午後9時に受賞した。

 受賞式には日本被団協を代表して田中熙巳さん、田中重光さん、箕牧智之さんら代表委員3人が出席。

 ノーベル委員会のフリードネス委員長が、日本被団協と広島と長崎の被爆者たちの絶え間ない努力が、核兵器使用から私たちを守るための道徳的・国際法上の防波堤を築く過程に強く貢献してたと被爆者たちの永年の活動を評価し「被爆者の体験談に耳を傾けましょう」と呼びかけに続き、田中さんら代表委員3人がメダルと賞状を受け取り、田中さんが13歳の時に長崎で被爆した自身の被爆体験を交え演説を行った。

 田中さんは_一発の原子爆弾は私の身内5人を無残な姿に変え一挙に命を奪ったのです。その時目にした人々の死にざまは、人間の死とはとても言えない有様でした。核兵器は極めて非人道的な殺戮兵器であり、人類とは共存させてはならない。私達がやってきた運動を次の世代の皆さんが工夫して築いていくことに期待している_との訴えに会場は拍手に包まれた。

 田中さんはノーベル平和賞の受賞前の記者会見で_(核の脅威が高まるなか)核兵器を使うことは許されないと多くの被爆者が信じている。(防衛のために核兵器が必要と主張する国々に対し)核兵器で本当に国民の命や財産を守れるのか?絶対に守れないと確信している。核兵器による抑止力というのは存立しえない_と訴えたが、核兵器は断じて許されるものではない。

inakakisya at 17:52コメント(0) | 人権 | That's Can 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
楽天市場
admax