マスターのブログ

季節は巡る・・・また新たな出逢いと感動を求めて・・・。

沈黙の艦隊


 30年ほど前にね、夢中になった漫画があったんよ。

かわぐちかいじ作の「沈黙の艦隊」。

知っとる人もおるやろね。「課長島耕作」なんかと同時連載で、週間モーニングの発行日が待ち遠しかったね。

KIMG6444「沈黙の艦隊」は、米海軍と日本政府が極秘に建造した世界最強の攻撃型原子力潜水艦「シーバット」の潜水艦戦闘アクションと、人類が平和を生み出す苦悩を描いた最高傑作やと思う。シーバット乗員は海江田艦長以下全員が海上自衛隊隊員。その原潜が訓練航海中に艦を乗っ取って、反乱逃亡するんよね。海江田艦長がその原潜を、「独立国やまと」と名乗ってね、米ソ艦隊と巧みな戦術で、熾烈な戦闘を繰り返すんよ。でもね、その原潜の真の目的は、世界平和への具体的かつ行動可能な提案やったんよね。

 KIMG6447ふと、その漫画を今ね、もう一度無性に読みたくなったんよ。当時大判のこのシリーズ全巻を持っとんたんやけど、紙が朽ち果ててボロボロになったけん、捨ててしもうとったんよ。そしたら、うちの店のお客さんが、コミック判全巻持っとったんで、借りて夢中で今読んどる。


 K10013570531_2204070613_0407061402_01_02ロシアのウクライナ侵攻でね、世界中の人々が、戦争と、平和について真剣に考え始めよると思うんよ。第二次世界大戦が終って77年、そして東西冷戦が終結したか、に思えたこの数十年、アフガニスタンや湾岸戦争、シリア内戦などはあったけど、この今の大国ロシアのウクライナ侵攻ほどのインパクトほどではなかったよね。どこか対岸の火事みたいな、よそのことみたいなとこがあったよね。ぼくは軍事評論家でもなく、国際政治にも詳しいわけでもないけど、最近今一度、戦争と平和について改めて考えさせられとるんよね。

 KIMG6438この3年間、新型コロナウィルスの蔓延の影響に苦しめられとる。まさか今の時代になって疫病が全世界に蔓延するなんて、信じられんかったね。その最中に、あの大国ロシアが突如、隣国ウクライナに戦争を仕掛けた。一般市民も無差別に殺戮を繰り返しとるよね。今まで平和で自由な生活しとった国民が、家を爆撃されて、突如戦争難民として、着の身着のままで隣国や他国に逃げなくてはならなくなったんよ。その数は数百万人。自分が生きとるうちにこんな悲惨な戦争が起こるなんて、全世界に広がるコロナの疫病蔓延よりも、まさか、まさかやったね。

 独裁者プーチンの狂った意志一つで、戦闘を止めず大量殺人を繰り返すロシア軍。そして、その独裁者は、核兵器の発射ボタンを押すことも可能な権限を持っとるんよね。大馬鹿者が権力のトップに居座って、冷静さを失ってしもたら、ロクなことにならんよね。やけん、民主主義やないといけんのよね。政治批判や、自由な報道や言論がなされないと、まともな国にならんよね。

 いったいどうすれば、この戦争を止めることはできるんやろか。世界平和や、安全保障のために設立されたはずの国連は、大国らの常任理事国の拒否権ひとつで議論がチャラになってしまうルールやし。結局、いくら話し合いをしても、決議されても、実質的には紛争に対してなにもできない国連。いったい何のための国連なん?そもそも過去に起きた国際紛争を国連が解決できたかね?議論や決議だけでは、ロシア軍の戦闘をやめさせられんやろ。いったい国連の存在意義って何なのかね。

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ウクライナ国民は、よもやロシア軍がこんなにも残忍な武力行使をしてくるとは、思っとらんかったろうに。でも現実にいざそうなったら、侵略者に立ち向かっていってるよね。国と自由を守るためには、家族と離れても、武器を持って戦う男子国民が多いらしいね。これはかなりの覚悟がいるよね。


 そして我が国の安全保障はどうなのかね。日本に侵略は絶対に無いと言い切れるのかな。日米安保や自衛隊や憲法9条で、本当に国の安全は守られるのやろかね。自分からよその国を攻めることはせんでも、今のままの米軍頼みのままで、侵略から自分の国を守れるのかね?もしそうなったときに、家族は国外に逃がしても、自分は戦闘訓練も受けてないのに、銃を持って立ち向かえるやろかね。ウクライナ侵攻の情報を見る度に、平和への理想論や、きれい事だけでは、有事の際に平和は守れんような気がするんやけど。


 ボクの個人的な見解やけど、キューバ危機を脱したケネディを暗殺したのは、アメリカの武力による力の威信を保持したい好戦的な米軍部上層部と、軍事産業など、巨大な市場と権益を守りたい軍産複合体やと思うとるんやけど。そもそもアメリカと言う国は、日本と違って力で相手をねじ伏せることが、またそういう威信を見せつけることが、戦争の抑止力になると思ってるからね。平和は、理想論ではなく、現実の力じゃないと勝ち取れないと、シンプルに捉えとるもんね。でもベトナムやイラクでは結局失敗したよね。


 第二次大戦が終結して77年、よもやこの時代に、ヒトラーやスターリンのような、狂信的な独裁者が再び現れるなんて誰が想像しただろうね。

KIMG6440シリアのアサド、北朝鮮の金正恩、中国の習近平、ベラルーシのルカシェンコ、中南米、アフリカ・・・現代においても独裁者はなくならんね。
彼等はその力を誇示したがるし、今持ってる権力を放棄したくない。独裁政権が一番恐れているのが、民衆の蜂起や、国内で起こる民主化運動やらね。国民を情報統制で、言論や報道の自由を縛り上げ、国民を恐怖で従わせて反政府運動を規制して、国民生活が困窮しようとも、弾丸の届かない宮殿で、ボディーガードと親衛隊に守られて、優雅に安穏と暮らしているんよね。

KIMG6441 大国ロシアは、世界第一の広大な国土を有していても、さらに領土と支配権を欲しがる。支配欲と過剰な危機感が、正常な判断をゆがめているのだろうね。かつて、ヒトラーやスターリン、ポルポトらの暴走を、側近のスタッフたちは誰も止められなかった。恐怖による支配とは、そうなのだろうね。

ロシアには明智光秀のような謀反を起こす勇気ある武将はおらんのやろか。

KIMG6443さもなくば誰か、この元KGBの諜報員ファッキンプーチンを、ゴルゴ13か、ジェームズ・ボンドか、イーサン・ハントか、ジェイソン・ボーンでも、だれでもいいから、破壊工作員雇って抹殺してくれんかいな!

世界が平和で争いの無い世の中になるには、まだまだ人類は未熟やということかね。などと思っておるこの頃でありました。
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2022年グレ釣り日記1月(後編)


 純粋に、ワクワク、ドキドキ、ハラハラする、そしてヨッシャ!ヤッタァァ!という達成感を味わえることが、年間いったい何回あるだろう。そして、それはどんなときだろう。

 KIMG0296ぼくはそれに出会うために、海や川へ出かける。それを味わせてくれるのは、グレや鮎などの四国西南の天然の魚たちだ。食べるためだけに魚を獲得したいのであれば魚市場に行けば、いくらでも美味しい魚が手に入る。しかし、どんな高級魚を買っても、そうときめくことはない。この世界に生きている牡の生命体として、狩猟本能の遺伝子が刺激されるせいなのか、釣りという、人間の本能に訴えかける遊びが好きだ。それは何回味わっても、またしたくなる。陸上に暮らす人間と、海中で自由に泳ぐ魚とが、ある日、あるとき一本の細糸で結ばれ出会う、不思議な縁にロマンがあるのだ。自分の目と足でポイントを探し、釣技の引き出しをフルに使って、悩みながら食わせた一匹は値千金だ。 

 人の趣味や道楽には、その人にしか理解できない楽しみや、やりがいがある。車が好きで、自分の納得いく走りや、スタイルを求めてチューンナップに余念が無いカーマニア。1秒でもタイムを縮めるために、データ管理をして毎日のトレーニングを欠かさないマラソンランナー。いいショットとスコアを出すために、練習場やコースに日参するゴルファー。僅かな音質の差を聞き分けて、ピックアップやネックのタッチ、ボディの材質やウエイトバランスに拘るギタリスト。などなど・・。 その人が探求してハマる情熱の分野は、枚挙にいとまが無い。それぞれの世界で目標や、達成感を求めて研鑽が積まれる。



 KIMG2622さて、この日の海は、予報によると午前中は静かで、昼頃からまあまあの強風になる予報。しかしグレ釣りは、強風でシケ気味のほうが断然いい条件なのだ。昨年いい思いをした時の天気も、北西の風12mのシケの日だった。波止の付け根に、下の渚に打ち付けられたシブキが舞い上がっていた。検証したわけではないが、おそらく、表層のプランクトンが強風で岸に吹き寄せられ、それを狙う魚たちが集まってくると思われる。 その日は、岸壁に打ち付けた北のウネリ波が、跳ね返って、10mほど沖に潮目ができていた。その潮目に約20〜30匹の大きな磯ボラが、2列縦隊に並んで表層を口をパクパクさせてプランクトンを漁っていたのだ。大きなボラが潮目に湧いているときは、エサトリの小魚が、ボラを恐れて沖に出て行かないので、ポイントの分離がしやすい。だからボラが回遊してる場所は、グレ釣りのいいポイントとなることがある。そう思った。グレもたまに大軍で表層に漂っている「湧きグレ」を見るときがある。これは産卵活動のために集まっているとも、同じように潮目のプランクトンを食いに集まっている、とも言われている。




 これまでずいぶん長い間、ウキを浮かせて、ウキの入りで魚の魚信をとる釣り方にこだわってきた。ウキの入る瞬間こそが、フカセ釣りの醍醐味だと思っていた。ウキ止めとシモリ玉を入れて、ウキ下(タナ)を自分で設定して、その日の魚が食ってくるタナで釣るのがフカセ釣りなのだ、と信じていた。実際その釣り方で釣果もあったし、今でもグレ釣り師の大半はその釣り方でやっているとも思う。

 tase昨年還暦を迎え、60歳になった。歳はとったが、気持ちはまだまだ何も変わっていない。何故か、今までやったことのない新しい釣りもしてみようと思った。えてして釣り人は、自分流の釣り方を持っていて、また先入観もあって、やったことのない釣り方は、「そんなんで釣れるかなあ?」と疑念を抱くものだ。自分も先入観で固まっていた。でもふと昨年、還暦を機会に、これまでの経験をリセットして、今までやったことのない釣り方もしてみようかな。と思った。


KIMG5708よって、4年ほどやったルアー釣りをいったん休止して、新しいフカセ釣りに復帰した。それは、できるだけガン玉を使わず、軽い仕掛けで、ウキを沈めてタナをゆっくりと探るフカセ釣りだ。シマノのインストラクターで、トーナメンターの友松信彦氏のYOU-TUBEチャンネルを観て、衝撃を受けた。とにかく彼の釣り理論に大いに刺激された。



 02過去に、ダイワの鵜沢政則、山元八郎、がまかつの松田稔、シマノの高橋哲也といったグレ釣りの名手の影響を受けて、彼等の釣りを参考にさせてもらってグレ釣りをしてきた。彼等が提唱する釣法や、仕掛けや、道具もいろいろ買って試した。高価な名人ウキを無くしたら、落ち込んだものだ。なんせウキが一個¥3.000から¥4000もするのだから、怖くてそう毎回は使えなかった。竿も名人監修で大手釣り具メーカーがプロデュースする竿は、非常に優れている。そしていつしか釣り人は、その道具が必要だ、その道具じゃなきゃ釣れない、その道具を使えば目的の魚の釣果がアップする、という期待感のイメージをもってしまう。

 KIMG5670この釣りは、やたら荷物が多く、マキエは重く、仕掛けも多種で細かく、繊細で難しい釣り。だが、喰わせるまでのゲーム性や、あのシャープな引きや、オーシャンブルーに輝く魚体は、私の心を捉えて止まない。

KIMG2668昨年復帰したグレ釣り。再開当初のウキは、道具箱の隅に追いやられていた、一軍スタメンに選ばれない、おそらくこれからも使われないだろう出番の無い、無くしても惜しくない安物のウキ。強風やシケ気味の日が多いので、潮乗りのいい二段ウキのコンビに自分でチューンした。

 首をカットしたペットボトルに、海水の塩分濃度とほぼ同じ3.5%の塩水を作り、残留浮力を合わしながら小さなドリルでウキ下部に穴を空け、ガンダマオモリを埋め込み、瞬間接着剤で固定していった。これを浮力B、2B,3B,5B,と数セット作った。高価な名人ウキじゃく、釣り具屋の投げ売りセールで足元に転がっている一個¥200くらいのウキだ。果たしてこれでグレが釣れるのかは疑問だった

KIMG2641KIMG2643ところが、どうしたことか、この安物自作二段ウキで、復帰戦でいきなり44cmトップに、3枚も口太グレが釣れてしまったのだ。貧乏釣り師の自作チューン安物仕掛けでも、40cmアップのグレが釣れてくれたことが嬉しかった。釣りはお金掛けてナンボやない、創意工夫と腕や。と思った。


tomomatsu しかし、昨年、新しい釣り方を模索するうちに、YOU-TUBEで観たシマノのトーナメンター、友松信彦氏の釣り理論と、仕様するタックルに大きな衝撃を受け、どんどんそちらのグレ釣りに傾倒していったのである。それは、ヌカパンコマセを使い、細くて感度のいいPEラインと浮力調整のできる沈むウキ、10mのロングハリスを使った自分にとってはまったく異次元のフカセ釣りだった。





 さて、そろそろ実釣レポートに戻ろう。笑。

 仕掛けが組み終わり、第一投。先端向き30mほど沖に投入。ウキはゼロピットDVCの00、ハリスはフロロの2号を10m、ハリから二ヒロちょいのところにカラマン棒、ウキ止め無しのスルスル仕掛け。干潮時なので、高い波止の釣り座は道糸が風の影響を受けやすい。そのための0.6号という極細のPEライン道糸と、ガンダマ無しフロロハリス2号10m、ハリはオーナーの遠投ハヤテX6号の沈め釣り。着水と同時に、ハリスとウキの手前のフロロが沈んで、ウキを押さえ込み、表層の風に仕掛けが戻されにくくなる。約40秒ほどで、サシエも馴染み、00のウキが、ジワリと水面下に沈み始める。あとは道糸のタルミや張り具合、竿先でアタリをとる釣り方だ。潮は沖から陸向きに入る入り潮であまりいい潮ではない。

KIMG5668マキエを打つと、なんと数匹の良型のボラが群がってきた。いい兆候だ。高水温時には、真っ黒に湧いてくるエサトリ軍団も見えない。開始数投目で、ノの字で送っていた道糸がまっすぐになって走った。合わせ切れしないよう、中指でスプールエッジを押さえて軽く合わせたら、魚の重みが竿に乗ってきた。結構な引きを見せる。表層を走る泳ぎのスピードから、グレではないようだ。右に左に疾走する。やっと顔を見せたのは、60cmほどのボラ。沖の潮にいる真冬のボラは、寒ボラと呼ばれ、淡白で美味。宇和島湾や須賀川にいるボラは食べる気はしないが、これはキープ。活かしバッカンに放り込んだ。

 st310web210529_2KIMG5423それからはお昼前まで潮があっちこっちにコースを替え、ポイントが定まらない。魚のアタリはない。お昼の満潮からの引き潮が動き始めたときが狙い目だと推測していたので、持参したガスバーナーと鍋で熱々のラーメンを作って少し早いランチタイムとする。同行していたNくんを呼んで二人で熱々のラーメンやコーヒーをすする。二人で談笑しながらのほっと一息の休息タイムは、午後からの集中力アップになる。

KIMG5639最近、釣りにはこのSOTOレギュレターストーブを持って行く。以前は湯を沸かし、魔法瓶に入れていたが、真冬の気温では、お昼頃には冷めてしまう。カップラーメンを作っても、ぬるい湯なので、麵が柔らかくならないし、スープもぬるくてまずい。寒風吹きすさぶ釣り場で、熱々のラーメンやコーヒーは体が温まり、元気が出てくる。

KIMG5649 KIMG5653自作のクロス台ミニテーブルも重宝する。折りたたみ式なので、車のシート下に収納できる。波止に持って行くときは、バッカンの上に乗せられる。これはすぐれものミニテーブルで、SNSで公開したら、8台ほど注文があって作った。ご希望の方は、¥3.190で製作しますので、お問い合わせください。笑。


図8 釣りはいつでも魚が喰うとは限らない。満ち潮、引き潮のタイミングや潮位、大潮、小潮の潮周りによって、喰うタイミングが変わってくる。この日の狙いは、お昼からの引き始めの時合だと狙っていた。ここの釣り場は自分はどちらかというと引き潮に実績があったからだ。グレ釣りは、この潮の動きに大方が支配される。今まで沈黙していたポイントが潮が変わったとたんに食い始めることがある。それが時合である。

 食事が終わって釣りを再開。さて、今の潮はどうなっているかな?と海を観て、仕掛けを振り込むと、何と、左45度の方向に、いい潮が潮目を立てて足元から出ているではないか。潮位表による潮替わりにはまだ早い時間帯。満ち潮の残り潮か?それとも早めに引き潮が出始めたのか?とにかくチャンス到来、このいい潮が出てるうちに何とか目的の40cmオーバーのグレを喰わせなければ。と集中力を高めて仕掛けの打ち返しをしていく。

 img23ウキを000に変更し、沈下速度を速めて、ハリスに張りを持たせるために、真ん中にG7を1個打つ。速い潮が出ているので、マキエをやや潮上に打ち、足元を通り過ぎた頃に、仕掛けを投入する。あまり早くウキが沈降しすぎてタナを通過しないよう、またサシエが先行するように、やや張り気味に流していく。

その3投目だった。速い潮が潮目を立てて出て行く。海面に幾筋ものシワができて、左からの引かれ潮との壁ができている。壁で潜り潮が発生して、ウキや仕掛けが下に潜り込む。理想的な潮になった。ここは殆どがアテ潮のときが多く、こんなに沖磯のような、ほれぼれする潮が足元から出るなんて、初めての経験だ。えてして、グレは、浮力ギリギリくらいに設定したウキが、潮目や潜り潮が発生するところで喰うことが多い。それはマキエがそこに溜まっていたり、仕掛けに張りができて、喰ったときの抵抗が減少していたり、角度がついて喰いやすかったりするからだと思っている。


 img16絶好のこの潮でこそ釣らねばならない。20mほど流した。もうウキは潮にもまれ沈んで見えない。そして、釣り座左方向30度、距離約30m、タナ推定竿1本半に到達したであろうとき、竿先にもたれるような重みがかかって道糸が張っていった。アタリだ!と感じて、中指でスプールエッジを押さえて、軽く竿を煽った。すると結構な重量級の引きで、竿がしなっていく。思わず「ヨッシャ〜〜!!やっと喰ったあ〜〜!!」と大きな声が出る。


imgrc0086553447道糸にPEラインを使い始めてから、これまでに4回ほど高切れを味わった。自分のアワセは、腕を振って、腰の回転まで使う鬼アワセ。アタリを感じると、反射的に大きくアワセを入れてしまうクセがついている。これまでの伸びのあるナイロンラインと違って、引っ張り強度は増すが、瞬間的なアワセによる衝撃や、結び目に点でかかる加重には弱い。せっかく苦労して喰わせたのにアワセ切れでバラすと非常に悔しい。加えて沈むウキまでロストすることになる。

高切れを防止するために、ナイロンのショックリーダーを5mほど付けるが、前回の釣行では、忘れてたため、フロロハリスに直結していた。それで夕方の好時合に2回もラインブレイクして、品薄でしばらく手に入らないウキを2個も無くしてしまった。海底からシマノさんが、「まいどあり〜!」という声が聞こえた??笑。



 KIMG5777実況に戻ろう。やっとグレらしいアタリが来た!!釣り開始から約4時間、投入点やコースを替え、タイミングを計り、試行錯誤の末にやっと喰わせた!やっぱりこの潮は喰う潮やった。胴調子のマスターチューン磯1.2号がきれいな弧を描く。思いっきり魚の重さと引きをバットに乗せる。この良型の重量感がたまらない。興奮と苦労が報われた達成感で、脳内快感ホルモン、βエンドルフィンやドーパミンが出始める。・・解るんかい?

 この瞬間こそ至福の瞬間である。この一瞬に出会うために、様々な準備をして、遠い道のりをやってきたのである。普段抱えているストレスや、人生の苦悩や、家族の心配や、社会への怒りも、この瞬間にすべて吹っ飛んでいくような、快感と歓喜と興奮の嵐に満たされる一時なのだ。


 KIMG5556目一杯竿を煽ると糸を巻き取る。今回は新調した(フリマの中古だが)リール、BBXハイパーフォースC3000D GSのデビュー戦である。初戦で良型グレの引きを感じられて、さぞかし気持ち良さげにドラグが鳴る。シマノ製のリールは初めて使ってみたが、ミドルクラスではあるが、抜群に軽くて滑らか。「ヌルヌル巻ける」という表現が合うだろうか、本当にギアやベアリングがあるのだろうか、というほど巻き上げが軽くてスムースだ。さすがギアのシマノ技術、恐るべし。

竿をためながら寄せるが、たまに下へ突っ込むときは、レバーブレーキを緩めて糸を出す。これも新搭載のSUTブレーキで、ローターのみが回転して糸が無抵抗に近く出せるので、魚の止まりが速い。これまでのダイワのトーナメントZは、レバーを離したら、ローターとハンドルも一緒に回転してしまい、ブルブルとブレていた。こういうところも研究改良されていたのだ。いや〜今の釣り具はすごいな、と脱帽。釣り具の支持率がシマノに移るわけだ。

 KIMG5794KIMG5753魚がだんだん寄ってきた。このマスターチューンを使い出してから魚の浮きが早く感じられる。しかもあまり暴れない。ヨタヨタと寄ってくることが多い。胴調子の竿は初めて使ったが、これはいい竿だ。Nくんがタモを持って、アシストに寄ってくれている。
KIMG5674ウキが見えて魚が見えてきた。グレだ!!しかも良型。確実に40cmアップだ!タモに収まったのは、45cmクラスの口太グレ。久々の45cmクラスの釣果に舞い上がって、N君にカメラを渡して記念撮影を頼む。Nくんも「これは45cmあるでしょ!」と一緒に喜んでくれた。

KIMG5730撤収時に絞めて血抜きして帰ってから測ると、45.5cmでした。

それから間もなく潮はだんだんひっついてきて、ついには当て潮に、風も強くなってきたので、釣り座を変更。波止の手前で再開するが、強風とスーパー当て潮で喰わせられず。Nくんの右の釣り座にまたまた移動。



KIMG5683KIMG5686向かい風の爆風と当て潮でなかなか仕掛けを思うように入れ込めない。重い仕掛けで、思いっきり遠投して、深いタナを探ると、ダンプカーのような重量級の引き。スタミナもパワーも別格で、これはグレやったら50cmあるかもよ?と、期待したが、水面にあがってきたのは、ド級のアオブダイ。こいつの重さも疾走も、マスターチューン1.2号は問題なく耐えて浮かせてくれた。パワーも申し分ない。

KIMG5672それから中型ブダイを2匹、中型グレを2匹、サンノジ、アイゴなど追加して、ふたたび釣り座を移動。



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相変わらず風波は強いが、夕方の時合に期待する。しかし懸念したように、夕方はウスバハゲの活性が俄然強くなる。一投ごとに重量級をかけるが、そのたびにハリを飲まれてハリスを切られることのくりかえし。そんな中、最後に38cmの口太グレが追加できた。

午後5時、無線放送のメロディーが流れ、タイムアップ。終了となりました。

KIMG5689持ち帰り釣果は、グレ30〜45.5cm4枚、アオブダイ56cm1匹、ブダイ310〜38cm2匹、ボラ60cm1匹、でした。

 新しい道具と新しい釣り方で、何とかそこそこの釣果をあげられて良かったです。またこれからも精進せねば。

   
                   おわり








 





 

 


2022年グレ釣り日記1月(前編)

昨年冬からまたグレ釣りに復帰した。ここ3〜4年は、ショアジギング、ショアラバ、アジングで、ヒラメ、青物、マダイ、ハタ類、イトヨリ、アジ、などの魚をルアーで狙うことばかりしてきた。CA3I178781610435_1603524673121696_7471459614165303296_nCA3I1813消耗CA3I0347品ルアーであるメタルジグなども鉛を溶かして自作していた。釣りがヘタクソな自分でも、そこそこ釣果もあって、楽しめた。


 
 


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そして、昨年の年始めから一番好きなフカセ釣りにカムバックした。いろんな釣りをしてきたが、やはりこのグレのフカセ釣りが自分としては一番面白い。

KIMG5414愛媛県西南部のリアス式海岸は、いくつもの湾と岬が連なり、南下する瀬戸内海の潮と、太平洋から北上する黒潮が複雑に混じり合い、魚類の宝庫として日本有数の釣りポイントがよりどりみどりに展開している。特に磯釣りの人気ターゲット、グレの魚影は抜群に濃い。


 372409001_1180717812123787_5111976075492065280_n0代の頃から、この釣りの魅力に取り憑かれ、沖磯、地磯、波止などに通っていた。日振島、御五神島、由良半島北部、同南部、中泊、武者泊・・と大方のポイントで竿を出してきた。腕の方は一向に上がらない万年ビギナーの域だが、何回撃沈を食らっても、また挑んでいる。

 釣行するたびに記録はとっているが、釣り関連日記のブログは、しばらく書いてなかったので、久々に釣行日記を書いてみることにした。

 
  図1図2


よく、「のんびり釣りにでも」という言い方があるが、ボクの釣りにはこの言い方は当てはまらない。釣行当日は、昼食も摂らずに夕方まで集中して没頭することもあるし、前日からの準備や情報収集も忙しい。エサや道具のスタンバイも結構な手間暇がかかるのだ。


GRL_2231海に向かって竿を出すだけが釣りじゃない。半月前くらいから仕事の隙間を探し、スケジュール調整や、かみさんのご機嫌も調整する。笑。実釣では、一日中潮の動きを観察して、忙しく仕掛けやポイントを替え、いかに魚を食わすかに集中している。

KIMG5485釣行日の3日前から潮汐、潮位を調べ、天気、気圧配置や風向、風力を調べる。今はネットでこういった情報が毎日更新されて知ることが出来る。地磯や浜へ行く時は、グーグルアースで海岸の地形や水深、沈礁の位置、道路からのエントリー場所、駐車場所も調べる。 釣り場の向きや、地形、潮の動きなども予測する。

 20数年くらい渡船で沖磯にも通った。よく行ったのが日振島と由良半島と武者泊。どの沖磯エリアもA級のポイントだが、釣り人には相性ポイントがあって、釣れた経験のある場所に足が向くものだ。渡船料金も当時は¥3500〜¥5000で、今よりも格段に安かった。燃料や諸経費の高騰で、今は¥6000〜¥7000のとこが殆どで、なかなか磯釣りもお金持ちの遊びになってきている。

 道具やウエアも日進月歩で、最新鋭のハイテク技術とハイセンスなデザインで、ニューモデルが次々にリリースされ、メーカーの販売戦略も巧みだ。以前は、スカパーの釣りビジョンなどのケーブルテレビCSチャンネルが好きだったが、最近は釣りのユーチューバーさんが、実釣動画を撮影、編集して様々な情報を与えてくれる。カメラを磯に固定したり、GO-PROカメラを頭や肩に装着して、終日自撮りした動画を編集してアップしてくれる釣り人も多い。今や、釣り情報は、一般の釣り人が発信する部分が多くなった。

KIMG5705釣り具メーカーの商品リニューアルもテンポが早い。手軽なレジャーフィッシングから、競技会を目指すトーナメント志向の、いかなる釣り人の需要も満たす多くの釣り具やウエアが各メーカーから発売されている。少しでも目的の魚に出会うため、ありとあらゆる状況を想定して、実釣によるフィールドテストを繰り返し、快適にストレス無く、オシャレに釣りを楽しめるアイテムが揃っている。

KIMG5708釣り人の方も、釣技のレベルアップに対する情熱も止らない。人よりも一匹でも多く、1cmでも大きい魚を獲ることを望むのが、悲しいかな釣り人の性なのだ。メーカー主催の競技会で優勝した選手が提唱するテクニックや、勝因が研究され、それをカバーする道具やアイテムが次々に商品化されて発売される。ちょっとでも釣果アップを目指す一般の釣り人は、それらに刺激され、購入し、実釣で試し、評価がなされる。上手くいけば支持率が上がり、メーカーや釣り具屋さんは売上アップとなる。オリジナルブランドを持って、自らウキや、マキエシャクを作る工房を持ち、プロデュースされるメーカーテスターさんもいる。

 KIMG5753こんなケチで貧乏症の自分ですら、現在使用中の道具やウエアで機能的には十分事足りているけれど、製品の画像や説明を見ると、どうしても欲しくなってしまう。昔はパチンコで大勝ちしたら、竿を買っていた。笑。三人の子持ちで、自営業で、子供の学費や店の営業経費や、親の介護費用などなどの出費で、そうしょっちゅうは高価な釣り道具は買えなかった。今磯竿は、スタンダードクラスで、5〜7万円、リールが3〜6万円、その他クーラーボックス、ロッドケース、バッカン、マキエシャク、サシエ入れ、偏光グラス、玉網、ウキ、糸、ハリ、その他小物類、ライフジャケット、カッパ、磯靴・・・などなど、その必要道具の総経費たるや、一式揃えると、すぐに20万円ほどかかってしまう。ハイクラスのモデルだとその倍。もちろん値段に比例して、機能や、軽さや、パワー、デザインもそれなりにグレードは上がっていく。


 しかし、各釣り具メーカーの開発能力、製作技術、デザイン力、そして広告、プレゼンの説得力には脱帽してしまう。やはり釣り具も日本のメーカーが世界最高だと思う。自分は、昔はダイワのファンで、それからがまかつの支持者になり、今は、シマノの支持率が高くなった。各メディアで発信されるインストラクターの説得力がすごい。特にCMや、YOU-TUBEでのプレゼンの巧さ、デザインのかっこよさ、は、シマノが群を抜いていると感じる。どうしてもメーカーの威信をかけたフラッグシップモデルに目が行ってしまうが、憧れと諦めのため息が出るだけだ・・・。他の趣味や道楽と同じく、これが欲しいなら、それなりの社会的地位や経済力を付けてから、購入しなさい。それがこの釣りのステージなのですよ。とでも言われているような気もする。

でも、先日、バッカン(エサなどを入れる角形バケツ)をカタログで見たら、何と1万円もするぢゃないか!バッカンに1マン円ってどうよ?!そんなに出せるか?!



 

 KIMG2907そもそも釣りってそんなにお金のかかる遊びだっただろうか?昔、ガキの頃、山で竹を切ってきて、雑貨屋に売ってる、100円くらいのテグス(今ではこれも死後?)と針と玉浮きのセットを結びつけ、岸辺の石をひっくり返して石裏についている川虫を手の甲に貼り付け、ハヤやウグイを釣った。釣れた魚は、河原の葦をもいで、エラから差し、房にして持って帰った。何でも現地調達の遊びだった。時代と釣りのジャンルは違うが、そこそこ面白かった。

 今や、釣りもキャンプも、ワイルドな自然や、アウトドアの良さを楽しむことより、ファッショナブルなアウトドアブランドウエアを来て、快適なキャンピングカーに乗って、電気やワイファイやトイレまで完備した道の駅や、温泉の近くのオートキャンプ場に出かける。そこで、雑誌やYOU-TUBEで紹介されている有名アウトドアメーカーのキャンプグッズで、調理も照明も賄う。

 それがけっして悪いとは言わない。それが現代のレジャー観なのだろう。特に今は、コロナ禍で街中に行くより野山や海に行く方が感染率は低い。

 KIMG5556アウトドアッショップや、ネット販売や、釣り具屋さんで、買い物もしなければ、レジャー産業の経済も回っていかない。メルカリやヤフオクで中古の安物釣り具ばかり買ってたら、釣り具屋さんの売上が上がらない。それも理解できるし、できれば釣具屋さんで新品を買ってあげたい。

 しかし、この長引くコロナ禍で、3年に渡って飲食店の利用が自粛、あるいは制限され、売上が激減している現実を観ると、どうしても釣りに掛けるコストもカットしたいのは必然なのだ。





 くどくどとぼやいてないで、そろそろ実釣日記に戻ろう。

 今回も宇和島の半島の波止に出撃。前日の朝、釣具店にオキアミの予約解凍を依頼する。マキエ用として、オキアミ生6キロを注文する。冬は前日の朝、冷凍庫から出してもらわないと、翌日の早朝に解凍できない。


KIMG2873KIMG2860店の冷凍庫から4本の1.5リットルペットボルの氷をクーラーに入れる。同じく数週間前に作った自作のオキアミサシエのタッパーもだして解凍する。この「自作オキアミスパーハード」は、オキアミをみりんと砂糖、味の素につけ込んだ固めのサシエで、通常のオキアミよりも身が締まり、キャスティング時に針持ちがよく、外れにくい。通常の生のオキアミは解凍すると、身がブヨブヨになって、針持が悪く、投げたらすぐに外れてしまうのだ。これも釣り餌メーカーから、市販品が出てるが、少量でかなり割高。生のオキアミブロックを買ってきて、自作すれば、数回の釣行分のサシエができて、1/5から1/6にコストダウンになる。


 スマホのアラームを午前4:00にセットして、2階の寝室から一階の居間に寝袋と毛布を持ち込み、早めに風呂に入って潜り込んだ。夜中にアラームを鳴らしてゴソゴソと起きて動くと、隣に寝ている女房が目を覚ましてはいけないから。

 
 1月26日、午前4時前、アラームが鳴る10分前に目が覚める。厨房の流しで顔を洗い、コーヒーを沸かし、残り物のおかずと味噌汁で朝食を取る。同じく冷蔵庫の残りものおかずや漬物、生野菜を詰め込んだ弁当も作る。車載道具の忘れ物をチェックして4:40出発。途中釣り具屋でマキエ用オキアミ2枚、6kgを仕入れて宇和島の半島に向かう。


 KIMG56786:00ごろ釣り場波止に到着。家から釣り場まで、途中コンビニや釣具店を経由して、約1時間20分。前回の釣りで、左隣にいた釣り人は、香川県から、右側にいた釣り人は、西条市からここに通っているという。自分は松野町なので、近いものだ。

 北西の風が吹いているがそんなに強くない。カッパとライフジャケットに着替え、道具とマキエを背負子キャリーに積み込み、波止に向かう。今日は釣り人は誰も居ない。寒風の冬の夜空に三日月と北斗七星が輝いている。「さあ、今日も釣るぞ!」と、闘志を奮い立たせる。夜明け前の澄んだ海辺の空気を肺一杯に吸い込む。いつもこの夜明け前の空を眺めるのが好きだ。

 KIMG5259背負子キャリーを引きずって波止を歩く。さて、今日はどこに釣り座を構えようか。いつものお気に入り釣り座をスルーして先端に向かう。道具をほどき、タモを組んで、マキエを作る。ここ数回くらい、マキエは、生のオキアミ6kgにパン粉2kg、米ぬか4kgのブレンド。集魚材は使わない。


IMG_20210413_034455-768x1024エサ代のコストダウンをしたいのと、そもそも集魚材を加えなくても、オキアミのエキスと匂いだけで十分な集魚効果はあると思っている。昔は集魚材も2袋も加えていたが、高水温のときなどは他のエサトリやコッパグレが沸いて逆効果になってしまう。集魚材メーカーテスターさんは、商品のプレゼンもあってか、一日のマキエに3袋も4袋も使う人が居るが、それだと集魚材だけで¥3000くらいもかかってしまう。一日の釣りでオキアミを3枚使うと、マキエ代だけで¥6000ちかくかかってしまうことになる。人間二人で豪華なディナーが食えるやん。笑。



自分のマキエは、一日の釣りで、オキアミ2枚(6kg)で¥1900、パン粉2kg,米ぬか4kg。パン粉は業務スーパーで一袋¥250、米ぬかは知人がやってる精米所で無料で分けてもらえるので、かなり安く上がる。

 9B47B682-3A75-46A5-A49D-0BC529C97BB1-768x1024オキアミを海水ですり切りくらい浸し、繋ぎのパン粉を入れ、水分を十分なじませたら米ぬかを加えて混ぜる。これで遠投が効いて視認性の良いマキエができる。青い海面に白いぬかパンコマセが着水すると、しばらくは沈下するマキエがスロープ状になって潮の向きを教えてくれる。




 KIMG5701タックルを準備する。竿:シマノマスターチューン磯1.2号53,リール:シマノBBXハイパーフォースC3000GS、道糸シマノリミプロPEG5,0.6号、ナイロンショックリーダー2号5.3m、ハリストヨフロンL2号を10m、ウキ:シマノゼロピットDVCタイプDの00、ハリ:オーナー遠投ハヤテX6号で始める。

この波止に通われてる釣りの先輩から昨日、「先端で5枚釣ってた。」との情報があったので、先端に釣り座を構えた。さて戦闘開始である。今日は狙いの40cmオーバーのグレが釣れるでしょうか?

というとろだが、長くなったので、続きは次回後編で・・。

                           つづく

令和3年永昌寺施餓鬼供養



 令和3年8月8日

松野町松丸、東光山永昌寺 施餓鬼供養(施食会)がありました。

恥ずかしながら、この年になるまでに、この施餓鬼の意味を知りませんでした。ずっと、初盆を迎える新仏さんのご供養だと勘違いしてました。まあ共通部分もありますが。

KIMG4326ちょこっと調べたところによりますと、地域や宗派によって若干の違いはありますが、施餓鬼とは、以下のような由来でなされるようになったということです。


 仏教では、人は、六道輪廻と言って、死んでからも様々な世界を行き渡るとされていて、六道とは、天道を頂点に、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道からなり、人間界での生前の行い次第で、次の世界への行先が決まるといわれています。生前に私利私欲にばかりかられたり、人に施しをしなかった人は、餓鬼道に墜ちるとされています。餓鬼道に墜ちると、永遠に飢えと渇きに苦しめられると言われています。施餓鬼とは、その餓鬼道に墜ちた人を供養し、救済する意味があります。

お釈迦様の10大弟子の一人に、アーナンダ(阿南)という弟子がおりました。ある日、アーナンダの前に
焔口(エンク)という名前の餓鬼が現れ、阿南尊者に「お前の寿命はあと三日で尽きてしまい、死後は自分のような餓鬼になる」と告げました。

阿南尊者がこのことをお釈迦様に相談すると、「お経を唱えながら餓鬼に食べ物を施しなさい、お経を唱えることでほんの少しの食べ物が増えて多くの餓鬼が救われるので、あなたは寿命が延びて悟りを拓く(ひらく)ことができます」と教えを説きます。

阿南尊者がお釈迦様の教えに従ってお経を唱えながら食べ物を施したところ、多くの餓鬼が満たされて阿南尊者の徳が積まれ、長生きすることができました。

救抜焔口餓鬼陀羅尼経(くばつえんくがきだらにきょう)はこの教えを伝えているもので、生者・死者を問わずに他の人に分け与える心の大切さや、苦しんでいる人を助ける気持ちの尊さを学ぶため、親族、知人だけの供養に関わらず、お施餓鬼の法要が行われるようになったという説です。



 そしてもう一つ、お盆の供養と一緒になった説。

KIMG4291お盆とは、略した言い方で、正式には、盂蘭盆会(うらぼんえ)と言います。この語源は、仏教のふるさと、古代インドの言葉サンスクリット語で「ウラバンナ」=「逆さ吊り」という意味なのだそうです。

由来は、同じお釈迦さまの弟子で、モッガラーナ(目蓮)という弟子がおりました。この弟子は、「神通力一番」と言われ、その力で、死後の世界も見通せる力があると言われていました。ある日、彼が、死んだ母親の死後の世界を見ました。すると母親は、餓鬼道に落ち、逆さ吊りにされて、飢えと渇きで苦しんでいました。何故かというと、この母親は、生前、自分の息子だけに食べ物を与えて、他の子供たちには分け与えるということをしませんでした。よって、死後は餓鬼道に落ちてしまいました。

嘆き悲しんだ目連尊者がお釈迦様に、何とか母親を救いたい、と相談したところ、自分の力は母親だけのために使うのではなく、同じ苦しみを持つすべての人を救う気持ちを持つように、と諭されたそうです。そこで、目連尊者は安居(雨期に行われる僧の修行)を終えた修行僧たちに、食べ物や飲み物、寝床などを捧げたところ、修行僧たちは大変喜び、その喜びが餓鬼の世界まで伝わり、母親が救われたということです。安居が開ける日を解夏(げげ)と呼びますが、その日が旧暦7月15日だったのです。新暦では8月15日前後をお盆としていますね。

KIMG4316どちらも餓鬼供養や先祖供養の由来から、八月にする地域が多いそうです。宗派や地方によっては、施餓鬼供養は、年に数回するところもあるそうです。お施餓鬼太鼓といった鐘や太鼓で先祖の霊を祀るところもあります。

関連性があるのかどうかは定かではありませんが、わが松丸駅前地区にも、「柳地蔵」というお地蔵さんの祠があって、毎年8月7日にご供養があります。

そういった由来があって、親や先祖の霊を祀る先祖供養の習慣も重なって、この時期に施餓鬼やお盆供養になったとされています。

KIMG4327昨年亡くなったわが母も初盆を迎え、ご供養させていただいてます。安らかに成仏せんことを願います。

合掌








本当に好きになれること。


 

「時は流れない、それは積み重なる」

サントリークレスト12年

昔からサントリーのCMのコピーが大好きだった。

若かりし頃、こういった秀逸なコピーに大いにインスパイアされて、広告業界に憧れていた。


あと、

「男は黙ってサッポロビール。」とか、

「こころも満タンに、コスモ石油。」とかもあったな。





同じく、これも名キャッチコピー。

「何も足さない、何も引かない」

サントリーピュアモルトウイスキー山崎



 最近は、テレビをあまり観なくなって、イケてるCMキャッチコピーにあまり出会わなくなった。

かわりにYouTubeを観ることが多くなった。まあ、殆どは釣り関連やDIY関連のチャンネルが多いんだが、その中に、久々に自分の心を打つCMに出会った。

 釣り具のトップメーカー、SHIMANOの釣りャンネル、シマノTV。商品の宣伝CMではない。メーカー自身のメッセージ的な、会社のスタンスプレゼンテーション的CMなのだが、これが実に心に響く。釣り人ならどんなジャンルの釣りをしていようが、まちがいなく心をくすぐられるキャッチコピーだろう。このCMを作ったクリエーターさんに拍手を送りたい。

国内には、ほかにD社、G社などのトップ釣り具メーカーがあるが、CMや、テスター(インストラクター)のキャラ、プレゼン、そして商品の説得力において、中でも一番SHIMANOが群を抜いてイケてると思う。もちろんD社やG社も、トップメーカーとして最先端の技術で優れた製品を作って、ファンは沢山いると思う。



シマノのそれはこんなCM



ほんとうに好きになれることに出会える幸運は、多くない。


けれどあなたは、それに出会った。


どのくらいの時を過ごしてきただろう。


自然のリズムの中で、その水辺へ。


情熱は常には報われない


が、あの一瞬が訪れるときを信じて


自分の底力を信じて



shimano1 shimano3









釣り具メーカー、SHIMANOの釣りチャンネル。このYouTube動画の14分23秒から。




 自分の場合、この数十年で、一番ワクワク、ドキドキして、また頭を悩まし、思い通りにいかず、そっぽを向き続けられたのが、釣りなのである。子供の頃の川のフナ、鯉、ウナギに始まり、大人になっての鮎、アマゴ。海ではグレ、ヒラメ、マダイなど。四国西南部の川や海で、人生の中での楽しさや充実感、達成感を味わせてもらった。何度行っても飽きることはなく、たどり着けない夢の境地なのだ。

 今月還暦を迎えるが、何十年も色あせず、変わっていない楽しみなのである。いくら女房から冷たいまなざしを向けられても、これからも、体が動く限り水辺へ出かけることだろう。

マスターのDIY日記 その


KIMG2575 オヤジは18年前に死んだ。生前は喧嘩ばかりして、あまり折り合いのいい親子ではなかった。そんな親父のことを、少しだけ誇りに思ったことがある。小学生低学年の頃、学芸会の劇で、何人かで木こりの役をやることになって、先生から「自前の斧をお父さんに作ってもらってきてください。」と言われた。それを伝えると、うちのオヤジは奮起して、木を削り、銀や金の色紙も貼って、立派な斧を作ってくれた。

 KIMG0495放課後の劇の練習が待ち遠しかった。いざ練習になって、その斧を取り出したときの同級生からの羨望のまなざしに、いたく得意げになったことを覚えている。なかには簡単に段ボールで貼り合わせただけのを持ってきた子もいた中で、オヤジが丹念に作ってくれたその斧は、ボクの気持ちを相当高揚させてくれた。

丁寧なモノ造りは、人の心を動かすことができるのだ。これは工業や、芸術、料理など、どの分野にも言えることだと思う。手間暇かけた人の情熱は、そっくり作品に乗り移るのだ。見て、手に取って、触ってみて、解る人には解るのだ。

 KIMG2573今でもうちの店内には、オヤジが手がけた作品が何点か置いてある。鹿の頭骨の壁掛けや、自在鉤、加えて、店の収納棚や調理台、屋上の階段の水洗トイレまで自分で配管して設置したりもした。地元の年配の人は、ボクが何か作っていると、「あんたのお父さんも器用な人やったけんね。」と、しばしば言われる。

作ったのはボクだけど・・。

 風呂に浮かべるおもちゃも、うちでは買ってきたのじゃなく、オヤジが木の端材を削った船だった。しばしば、新築現場から端材をもらってきたり、山から切り出した木や竹で、むちを当てて回すたたきごまや、杉玉鉄砲、凧、刀やそりなどを作ってくれた。店で売っているプラモデルや、銀玉鉄砲とは違った味わいがあった。

 最低限の材料と道具があれば、楽しい遊びのアイテムが、工夫と加工によって作り出せる。捨てられるはずだった角材や板材の端くれ、竹藪に生えている竹は、加工のマジックでワクワク感を添えた夢のアイテムに生まれ変わる。切り出し小刀一本で削り出された切り口や風合いは、天然素材ならではの独特の存在感があった。

KIMG2589 KIMG2582現代のように、モノがあふれて、高価な出来あいのハイテクおもちゃを買ってもらえる子供たちは、そんな感覚すら知らないのかもしれない。

 イメージが沸いたら、絵を描き、具体的な形を決めていく。そして材料を選び、製作にとりかかる。その工程の中には様々なノウハウが存在する。素人作業でもちょっとした技術の差が出来を左右する。自分が考えた工夫で、上手くいったときのうれしさは、何度味わってもいいものだ。

KIMG2580 KIMG2578ぼくは釣りが大好きだ。魚を釣るだけでなく、釣り道具を自作する楽しみも覚えた。かつては、自作のウキやナイフ、メタルジグも作った。自作のウキやメタルジグで魚が釣れたら、倍楽しい。狙いの魚を獲得して、自作のナイフで血抜きや下処理をする。こうしておくと帰ってからの料理が美味くなる。釣りの腕はさっぱりヘボだが、色や形、現場での機能をイメージしながら、工房にこもり、製作に没頭していると、食事を取ることも忘れて深夜になることもあった。

 KIMG1536とにかく、四六時中、何か作れないか考えている。イメージが沸いたら、すぐに行動しないと気が済まない。手間暇を思案するより、工夫の楽しさの方が勝ってしまう。そしてうまく作品ができたときの喜びは、それを実行した者だけにしか味わえない醍醐味がある。

KIMG1423もちろん、失敗ややり直し、挫折、断念はつきもの。やり始めてから、完成までの長い行程を思うと、「なんでこんなことを始めてしまったのだろう。」と後悔することもしばしば。



そんなとき、そっと背中を押してくれるのは、死んだ親父の言葉だ。



「失敗してもかまんけん、とりあえずやってみいや。何とかなるかもしれんけん。」

・・と。


作業に取りかかって、壁に当たったときは、この声が聞こえてくるような気がする。




                          つづく




 

 


マスターのDIY日記 その


maruisu sepia昨年から新型コロナウィルスの感染拡大が止まらない。


政府やメデイアは、こぞって飲食店が感染源になるから、気をつけろ、行くな、利用するな、と連呼している。都市部や周辺の県では緊急事態宣言が発令され、さらに会食や人とのコンタクトにブレーキがかかっている。


わが町松野町では、まだ感染例はないが、必然的な風評のあおりを受けて、当店の来店客は、昨年から激減している。そんなとき、何ができるか・・。


 嘆いても、心配しても現実は変わらない。今、この日にできることをするしかない。












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昨年から、仕事の合間を縫って、DIYにいそしんでいる。請け負った仕事ではないが、普段お世話になっている地元菩提寺の修復をはじめ、店の倉庫や収納庫、住居部分の天井の張替えや収納棚の設置など、十数か所の修繕をやった。

 昔は、ちょっとした仕事を頼める、一人親方の大工さんがいたのだが、今はなかなかそういった小さな仕事を頼める大工さんがいない。よって自分で何とかするしかない。素人細工では、プロのようにきれいに収まりのよいきっちりした仕事はできないが、何とか機能するようにはできる。


KIMG1315そもそもDIYとは、KIMG1944

DO  IT  YOURSELF

の略で、自分でなんとかする。の意味なのだ。

実はそのことを知ったのは、ごく最近のこと。
KIMG2401


そして、イスやキャビネットなどの簡単な小家具も作り始めた。店の仕事の合間を見計らって、ちょこちょこと少しづつ取り掛かっている。

正木キャビネット KIMG1889
KIMG1879
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作れば作るほど課題が見えてきて、改善箇所が見つかる。失敗も多い。道具や材料の知識も大事だ。試行錯誤の繰り返しだが、こんなんあってもいいな、という自分のイメージが、形になるとわくわくする。日が短い冬の作業時間が限られているので、必然的に早起きにもなる。よって製作モードのスイッチが入ると、一日があっという間に終わる。日々が充実してくる。

 忘年会、新年会、成人式、駅伝打ち上げ、消防出初式、月例会のお講などなど・・これまで例年の年末年始の予約は、ことごとく中止の雨嵐。昼間のランチタイムの来店客も減少している。

仕方ない、嘆くより、今しか、自分にしかできないことをやろう。普段の忙しいときにはできない作業をひたすら続よう。大雨も厳寒の冬も、いつかは過ぎ去っていく。世界中の人々がそれを待ち望んで耐え凌いでいる。




         つづく

母逝く。


自分という生命体をこの世に産み落とした母が、天国に旅立った。
KIMG0872


当たり前の話であるが、どの人にも親があるから、自分という人間がこの世に存在するのだ。

人は身近な肉親や友人の死に接したとき、自分の生を問う。

特に、親を送るとき、その心情は一番感慨深いものになる。

KIMG0857この人がいたから、自分は今生きていて、仕事ができて、ご飯が食べられて、家族と幸せに過ごせるのだ。

生前、自分は親孝行など十分にできただろうか。ほんの少しでも、この子が居てくれてよかった、と思わせることをしただろうか。

遺影を前に思うことはそんなことばかりだ。


KIMG0880母は、昭和9年生まれ。小学生の頃、一家は満州開拓団で、極寒の満州に移住していた。そして終戦を迎えた。私が小さい頃、「母さん、今まで一番つらかったことは何?。」と聞くと、母は、「満州から引き上げるとき、迫り来るソ連兵に怯えながら、三日三晩、雨に打たれながら馬車に揺られたことやね。あの辛さと恐ろしさえを思うと、今の苦労なんかへっちゃらよ。」と話していた。

KIMG0866そして、理容師と美容師になり、店を開業して、55年にわたって今のトミーの礎を築いた。


KIMG0885般若心経の経文の中に、

色即是空 空即是色

という、この経典を代表する一節がある。

自分なりの勝手な解釈だが、この一説の意味は、

物体や色形あるものは、即ち実態が無いことに他ならない。
実態の無いものは、即ち形あるものに他ならない。

KIMG0851故人は灰になり、土に還って、人体としての物体は消滅したが、その生き様や心情、また志や優しさは、それぞれの人の心の中に確かに存在してる。

そういうことなのだ、と解釈している。

母の生き様が感じられるのも、これから時間が経つごとにポツリ、ポツリと出てくることだろう。

生前、お世話になった多くの方々にお礼を申し上げたい。

(メッセージ絵手紙は、故人次男、松浦明郎作)








セルフリフォーム日記



DSC_0673 今年1月に、南予地方を襲った暴風雨。台風よりも強烈で、宇和島市などでもかなりの被害が出た。うちの親の古い実家も、屋根に被害があって、ひどい雨漏り がしだしたので修理が必要になった。プロの左官さんに頼める人はなく、聞くところによると、宇和島市の屋根修理業者は、依頼が数十件待ちだというので、思い切って自分で修理することにした。

 CA3I2328高いところはあまり好きじゃないし、素人が無理すると怪我してもいけない懸念もあったが、注意して始めた。なんせ、築およそ80年以上。長年の風雨で瓦はズレまくり、隙間だらけ。これじゃ漏るわな。

ホームセンターでセメントを買ってきて、セメントパレットも板で自作して、足元は地下足袋のにわか左官職人。4面ある寄棟の瓦屋根を毎日2〜3時間ずつ、こつこつと目地を塗っていった。安全ロープを縛るところがないので、てっぺんの向こう側にコンクリートブロックを置いて、それを重りにして、磯釣り用のロープとカラビナで体を固定した。

CA3I2322CA3I2324約一月半ほどかかって、やっと修理完了。ハシゴをかけるベランダ横の屋根を貸してくれた、お隣さんに感謝。



CA3I2337修理や掃除は一ヶ所やりだすと、作業中、他にも修繕箇所がありこち見つかって、追加工事。外階段のフェンスやドアもグラグラのバラバラだったのを復旧。




CA3I2399屋内では、キッチンの床が2カ所ほど、表板が踏んだらベコベコ。グラインダーで周りを切り取り、胴縁の下地を入れ込む。さすがに同じ柄の床板は手に入らないので、ラワン合板を埋め込む。CA3I2404継ぎ接ぎだが、フロアマットで覆えばOK。
CA3I2405これを2カ所クリアー。




CA3I2415そして、最後の難関は玄関ポーチの天井と壁の貼り替え。最初は剥がれていた1枚分だけ貼り替えるつもりだったが、結局全部剥がした。シーリングライトが3カ所あって、電気屋さんに頼まなければ・・・と心配したが、コードの引き込み口さえ逃げれば、貼り替え可能と判断。CA3I2421しかし、天井は脚立に上り、上向きに作業しなくてならないし、寸法が3X6尺の板の横幅では歩留まりが悪い。繋ぎ目もピッタリ収まるようにカットして貼らなくては、かっこ悪い。採寸とカット、打ち込みに神経が要る。仮押さえ用の角材も作った。

CA3I2450CA3I2434ツバメの巣で泥だらけになっていたランプシェードも外して磨き、新しいLEDランプに取り替え、無事点灯。

何とか天井が貼り上がった。














そういった諸々の作業で胴縁や、垂木や、ラワン合板がちょっぴり余った。
CA3I2428せっかく玄関ポーチの天井がきれいになったので、土間もちょこっとグレードアップしたい。・・と思って、余り材をぶっつけ作業で、プランタースタンドを作ってみた。水やりをしょちゅうするので、棚板ではなくスノコ状に。
防腐塗装して、お花を置いて出来上がり。


全ての工程が、未熟な素人の発想と作業。あるのは実行するやる気だけ。道具や材料も最小限で、とてもプロの職人作業と比べると、不細工でかっこ悪いが、機能だけは回復したとは実感している。ありあわせや最小限の材料と道具で、何とか修繕するのが我が家の流儀。草葉の陰から、継続するパワーを送ってくれて応援してくれた、亡き親父に感謝である。

コロナ感染症対策で店の営業はままならず、経営は大変だが、こういったタイミングで時間を与えられたのだ、と思えば、やりがいも感じた次第。普段の仕事が止っているが、自分の日役を何とか稼げたかな? 幸い今年は体調がいいので、体も動いたことにも感謝。
何とか奥方様に貢献度を認めてもらいたいのが一番の願いでもあるのだが、さてどうでしょうか?
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永昌寺東屋改修


CA3I2322 松丸の永昌寺境内にある東屋。 松丸地区、延野々地区を一望に見下ろす絶景が楽しめる、メディアなども多く取材に来るスポット。

この東屋は築約40年といったところか。毎年ぼけ封じ観音や、三世観音のご縁日、そして大晦日の除夜の鐘のイベントなどでの休憩や飲食スペースとして重宝な建物。ここのベンチで早朝に座禅をさせてもらったりしている。


IMG_20190925_094109数年前から気になっていたのだが、この東屋のベンチや手すり、柱などが長年の風雨にさらされて、腐りかけていた。その修理をいつかやろうやろうとは思っていたが、ここ数年の体調不良で先送りになっていた。でも、今やっとけば、今後10年20年と持ちが違うのだ。

永昌寺には、檀家有志数人で作った座禅サークル、「遊禅倶楽部」というグループがある。毎月一回、本堂で座禅を組み、和尚さんの説法を聞いて、一時の精神修養をする。先日あった今年最初の座禅会の説法で、和尚さんから、「寒暖自知」という言葉の意味を教わった。

えてして、人間というものは、やる前からやらなくていい理由を探しがちで、なかなか行動に移さないものだ。器の中の水が冷たいか、暑いかは、自分の手を突っ込んでみて解ればいい。やれるかやれないかは実行してみてから判断すればいい。何もしないうちにあーだこーだと予断するのは馬鹿げている。

そういう意味のお話だった。

仕事も、家庭も、地域活動も、先入観や、忙しさの言い訳で、実行しなかったり、しなくていい言い訳を先に用意していることの何と多いことか。結果や人目を気にして、行動できないでいることの何と多いことか。

CA3I2378頭の中でゴチャゴチャ考えて、いい答えが出るわけでも無い。だったらいっそのこと、とりあえずやってみてから判断しよう。とりあえず今日、この日この時にできることを精一杯してみよう。そんな気が起こってきた。

このふるさとで34年間も店を維持させてもらって、家庭も持てて、子供を育てて、多くのお客様や、すばらしい仲間に恵まれて、自分は本当に幸せ者だ。ありがたいなあ。「ミスタースポークスマンオブ松野」の矢間大蔵風に言えば、「ありがてえなあ。」笑。それもご先祖様のお導きや仏縁をいただいているおかげかもしれない。そう思えるときが多くなった。

7年前に大病で死にかけてはいたが、こうやってまた元気に復帰させてもらった。だったら自分のできることは精一杯やろう。やる前から諦めずに、とりあえずベストを尽くそう。問題や困難に遭う度に、そう思えるときがあるようになった。ゴチャゴチャ頭で考えるだけでななくて、行動しよう。


誰かが言ってたな。


知恵のある者は知恵を出せ

金のある者は金を出せ

どちらもない者は汗を出せ


・・・・うん、オレは汗を出すしかないな・・・。そうだそうしよう。



ということで、一週間前から、毎朝東屋の改修に一人で着手。若干早起きをして、仕事までの早朝1時間半くらいで少しづつ作業を始めた。

CA3I2315雨に打たれて腐りかけていたベンチの座板や手すり、柱をディスクグラインダーのサンダーで研磨していく。広い面だけだったら平形サンダーでいけるけど、丸い円柱や角材の裏側なども研磨するんで、手持ちのディスクサンダーで少しづつ磨いていく。カビやコケ、木の粉まみれになるので、防塵マスクとゴーグルは必着。

CA3I2400電気カンナでやったら、早いんだろうが、削り過ぎてもいけないし、座板には釘が打ってあるので、釘の頭をはねてもいけない。円柱にもかけられないので、手持ちのディスクグラインダーでこまめに削っていくしかない。自前のある道具でなんとかするのだ。

CA3I2387気を抜くとディスクサンダーが別のところに傷をつけてしまう。手に当たると手袋のゴムごと皮膚がこそげ取られて怪我をする。均等にむらなく、ひたすら塗り絵のように磨き進んでいく。黙々と修行にも似た、集中力を維持した単調作業が続く。モーター音と研削音と木の匂いだけの空間に包まれる。

CA3I2403もともと木材や金属を削ったり、磨いたりするのは嫌いじゃないので、作業前と作業後の違いにときに自己満足する。ビフォア、アフターの差が楽しい。


CA3I2407一見、作り替えた方が早いかな?とも思っていたが、磨いてみると、なんのなんの、きれいな木の下地が出てきたじゃないですか。古いものでも磨けば若返るんですよ。人間もそうありたいものだねえ・・。なんて一人でご満悦。

ああ、このベンチで座禅したり、ストレッチ体操するのが楽しみになってきたなあ。



後は、マスキングして防腐塗料塗れば完成だ。参拝者や寺の護持会役員さんも気持ちよく休めるなあ。

CA3I2321初めは途方も無い思いつきをしたもんだ。と若干後悔したが、何とか出来上がってきたな。千里の道も一歩からだよな。

昨年からお寺の副総代を拝命したけど、手術や入院続きで、何も貢献できてなかったんで、少しは役に立てたかな。

塗装と掃除が終わったら、一度訪れてみてください。眺め最高の場所ですよ。






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