ギリシャオレ達の修行と酒浸り日記

2016版。 酒とうまいもんをこよなく愛する男達のおき楽ギリシャ ブログ。 経済危機で世界を騒がすギリシャで2009年から暮らしています。 旅行、治安、生活情報と大好きな酒情報を気ままに発信中。 シーズン7、スタート!

シロス島ちょっとだけ観光。

シロス島はキニ(KINI)ビーチ。

image


浅瀬が続き、海水浴を楽しむ子供たちもたくさん、こんじまりとした素晴らしいビーチです。

ビーチ沿いには新鮮なシーフードが楽しめるタベルナが軒を連ね、泳いで疲れたら水着のまま美味しい肴をつまみに一杯、なんて贅沢なこともできちゃいます。

image


この日訪れたのはアルウ、ヤルウ(Allou gia lou)。

実はこちら、この夏のビジネスパートナー、ヤニス氏が経営するもう一つのレストランなのです。

トリップアドバイザーなどではずっとトップの評価をキープしているので常に忙しく新鮮な魚さん達が毎日,日替わりでショーケースを彩っています。

シロスではハタ類やタイ類がよくとれるそうで前回お邪魔した時には3kgはあろうかというハタの丸焼きをいただきました。


さてこの日は昼間またシュノーケルをしてビーチでモヒートを飲んで気分が良くなったところで登場。

もちろんスタートはギリシャビール、ミソス。
綺麗な海を見ながらのキンキンビール、最高です。

image





一品目はカニとタブリのサラダ。
タブリのプチプチした食感とカニ、ハーブがマッチして食欲をそそります。


image


次はこれまたギリシャといえば、タコ。


image

壁や地面に叩きつけて繊維を壊すというギリシャ式の調理法で外はカリカリ、中はふっくらでビールが進みました。

お次はイワシのグリル。

image


痛風対策で最近青魚は控えていたので久しぶり。
ほんのりほろ苦くてしっぽまでポリポリ食べられて美味しかったです。

こういう魚料理を食べ始めるとやっぱり飲みたくなるのがチプロ。

ビールではどうしても残ってしまう生臭さをすっきり流してくれて美味さ倍増、やはり地の料理には地の酒ですね。 

ここまで大人飲みしていた僕も酒が回ってくるとどうしても食べたくなってしまう肉。

ということで最後の一品としてこんな豪勢なリブステーキをいただきました。

image


身厚でジューシーで柔らかくて、、、超幸せ。
良い塩とレモンだけで十分。



魚から肉全部美味しくて酒も美味しくて最高でした。

途中こんな子も遊びに来たり。

image



沈む綺麗な夕日と子供達のキャッキャという笑い声に、こうしてシンプルで平和な場所で暮らしていられるのは本当に幸せだなぁ、と思いました。




image


ライフ イズ ビューティフル。





筆 タカキス

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ


 

ギリシャに家族初訪問の巻〜弐

今日も雲ひとつない快晴です。

会社に借りてもらっている50ccPiaggioのスクーターにまたがって出勤です。明らかに体とのバランスが合ってないLサイズのヘルメットを被っている僕はまるでボンバーマン。

道に落ちている馬のでっかいうんちや石の様に硬いボディーを持つカナブン達を巧みなる運転技術で交わす姿はまるで爆弾を避けながらショッカーに突進していく仮面ライダー。(自分視線)毎日の様に吹く台風並みの風のおかげで大してスピードは出てないのにスピード感バッチグー。ミコノスのお得な風のおかげで毎日家から店までの15分間、気分は藤岡弘です。
もしも見かけたら気軽に声かけてみてください。

おっと、この辺でミコノス在住の変なアジア人の下らない日常は置いといて、スミロスとモエスのギリシャ紀行の続きを綴っておきたいと思います。



2日目、ランチを終えた後3人で向かったのはアテネ全体を一望出来るリカビトスの丘。日本語に訳すと狼の丘だそうです。
ここはタカキスと愛するコロナキ地区に住んでいた頃仕事のことでもプライベートなことでもストレスがあると無言で癒してくれた僕らの神的存在、どうしても是非思い出の詰まったこの丘に連れて行きたかったのです。


丘の麓まで行くとロープウェイ的なものもあるのですが頂上までゆっくり歩いておよそ20分。ゴールの教会に近ずくにつれて目下でだんだんと小さくなっていく町並み、大きく広がっていくアテネを見下ろしながら歩いていると不思議と疲れは感じません。
草木、花などそこに在る自然もエネルギーを補給してくれます。

DSCF8677




DSCF8666


DSCF8669








 

森メイトクラブに所属するスミロスは草木や花のマニア。普通に歩くと20分で着くはずが、普段歩いていると見向きもしない雑草や小さな花まで説明が入ってくるのでなかなか先へは進めません。


DSCF8673


DSCF8667



でも普段見慣れているはずの景色は人によってやっぱり全然違って見えるものだなと改めて思い、はしゃぐスミロスとモエスを横目に腕を組んでふむふむと感心していました。なるべくいっぱい色んな物をみて感じて人生を豊かにしよう。うん。



DSCF8681







頂上は言うまでもなくいつ行っても圧巻。壮大です。



DSCF8684

 









満足した僕らは次なる目的地へ。
疲れた体を元気にしてくれるのはやっぱりキンキンに冷えた生ビール。
向かった先はタカキスと通いに通い詰めた、僕らのギリシャ史の中では外せないバー、jazz in jazz。
楽しかった事はもちろん悲しい思い出、ストレス、喜びなど、全てがパンッパンに詰まって溢れてきそうなぐらい、言わば僕らのハードディスク的なバー。飲み過ぎで忘れかけているメモリーもここにはちゃんと残っています。

ここからタカキスと普段からお世話になっているアテネsushiシェフ界のドン田中さんも加わりまた新しいメモリーがjazz in jazzに追加されていきます。


DSCF8695





DSCF8698



 

DSCF8692




そのまま流れに流れて行き着いた先は聖地Bar56。
昔このブログにも度々登場しているショーンコネリー風のいかにもウイスキーが似合うおじいちゃんが経営する場住宅街にひっそりと佇むBar。しっとりしたJazzが耳につかない程度で流れ、ウイスキーの氷が溶ける音だけで酔ってしまいそうになるこの空間。僕らの中では史上最高、超絶癒し空間。プラス、ギリシャ生活における様々な問題の解決へと導いてくれた言わばクリーンソフトウェア、いやウイルスバスターとでも言うべきでしょうか。
行くたびにタカー!ユージー!と120パーセントの笑顔で出迎えてくれます。アテネで本当に本当にお世話になっているBarjazz in jazz と肩を並べて2大柱です。



DSCF8704



DSCF8717





残念ながらこの日はおじいちゃん不在だったのですが、僕らのギリシャの歴史を、家族の前ではあまり喋らない僕に代わっておもしろおかしく話し上手なタカキスと田中さんが話してくれてそれに耳を傾けうるうるスミロス、モエスはうとうと。

こうして長い夜は続いたのでした。 


DSCF8714







DSCF8716
 









Next epispde~   クレタ編

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ

最高の1日にしちゃおう。

今日は店が暇そうだったので久々のお休みをとりました。

image


最近すこーしずつですが忙しくなり始め、朝から晩までの勤務が続いていたので今日は最高に楽しんじゃいます。

まずは家の前の入江で今夏初のシュノーケリングを思う存分楽しみました。

見た事のない、一見フグのような魚くん達と追いかけっこをしましたがやはり海の中では彼らには勝てません。

暇さえあれば魚図鑑を開いている魚狂いの僕にもわからなかった不思議な一団、、いつか正体を暴いてみたいと思います。


ぷかぷか浮かぶ蒼い海。
溜まっていた疲れとストレスが緩やかな波に溶けてみるみる消えていきます。

そして誰もいない岩場で好きな音楽を聴きつつひと眠り。

1度きりの人生、たくさん働くのも大事だけれどそれと同じくらいたまには休んでこうして一人になり、ただぼけ〜っと何もしない時間を費やすのも大切だなぁ、と再実感しました。

image



短時間睡眠をとった僕は元気になってしまい家に戻りビールを飲みながら優しいギリシャの兄貴、磯さんがわざわざアテネから差し入れてくれたラーメンをいただきました。

ここシロスではラーメンは手に入らず貴重品、感謝ですアニキ。

泳いだ後のラーメン最高。


昼からデカ缶ビール3本とラーメンを食べてしまった僕はちょっと自己嫌悪に陥り大掃除をする事にしました。

最近調子に乗り出した猫ちゃん達が家の中にまで入るようになってきたので抜け毛がパラパラ、アレルギー体質の僕を苦しめています。

なので今日は念入りに掃除機とモップ。

まあ今晩もまた皆で遊びに来てしまうでしょうが来る者は拒まず、僕はおとなしく抗ヒスタミン薬を飲んで彼らを迎え入れたいと思います。


洗濯や掃除を一通りこなし、綺麗になった家に気分もスッキリ。


夜は肉を求め、海沿いのタベルナへ向かいました。

疲れが溜まってくるとなぜか無性に食べたくなる肉、今宵は骨つき肉に食らいつきたい気分です。

最初はお決まりのキュウリとトマトのサラダ。
僕はいつも玉ねぎを追加してもらいます。
日本ではなかなかしないまるでカレー用玉ねぎサイズのカットですがこれが辛味が程良く残り同時に野菜の甘みが口中に広がって本当に美味しいのです。

味付けはシンプルにオリーブオイルとレモン、塩胡椒だけ、まさにギリシャ大地の恵みサラダです。

image


一人で行った時の唯一の難点は量がとても多い事。

トマトの量がはんぱない、多分3、4個は入っています。

サラダが食べたいけどこれをハーフサイズで、というのも元々安いから悪いし値段は一緒でいいからサイズを小さくして、というのもなんだか気がひけるので結局いつも頑張って食べてこれだけで腹パンになってしまいます。

やはりギリシャ料理も日本の居酒屋と一緒で人数が多い方が色々シェアできて楽しいですね。

そしてこれもまたいつも頼んでしまうポークチョップ。

シンプルな塩焼きを楽しんだ後はヨーグルトとキュウリ、ニンニクのギリシャ定番ディップ、ジャジキも添えつつ食べました。

image


普段は一応カウンターで働いているのでニンニクは口にしないのですが今日はお休みなので久々のニンニク料理。
擦りたてニンニクが鼻にツーンときて活力がみなぎってきます。

どのお店に行っても同じ料理をオーダーするギリシャ人の習性がいつの間にかうつってしまったのかこの日も全く冒険することなく好きなものだけを食べ、ビール大ジョッキ2杯とチプロでごちそうさま。


image




気づけば昼からだらだら飲んでいるので軽く酔っ払ってしまいましたがまだ時刻は深夜1時、帰るには少しだけ早い時間です。

するとそこに待ってましたとばかりにバーが出現。

陽気なレゲエとエキゾチックな照明に誘われ僕の足は引き込まれていきます。


クラシック、モヒートでさわやかに休日を締めようとオーダーしたところに運ばれてきたのはテキーラのショット。

ギリシャではライムと塩ではなくオレンジとの組み合わせが一般的。

ライムと塩があればこそのテキーラショット飲みだと思いますがパンチのないオレンジでの一気飲みははっきり言って結構キツイです。

ウェイターがウインクする方を見るとこの間仕事後に飲みに行ったカフェバーのお兄さんがサムズアップでどうぞ、とカッコよくご馳走してくれました。

本当にありがたいのですが、このギリシャ式のショットのサービス、なかなかの曲者で今自分が飲んでいるものと一緒のアルコールが出てくることはほぼなく突然濃いものとチャンポンになってしまうので注意が必要なのです。


パーティーやイベントなどに行くとこれがひっきりなしに出てきて躱すのが割と大変。

コレが原因で僕は何度も最悪な朝をむかえています。

テキーラはまだいい方、チプロを飲んでいるのにウイスキーとか、サングリアを飲んでいるのにラム酒とかひどいときは養命酒みたいな味の濃い酒。

僕は真面目に飲んでしまうことが多いのですが器用な若者などは乾杯をして口に運ぶ、、と見せかけて一瞬の動作で中身を後ろに投げ捨ててからグラスを口に運ぶという高等技術も持ち合わせています。


この日も意図しないままにチャンポンになってしまいましたがカバンに忍ばせておいた酒豪伝説を大至急胃に流し込み事なきを得ました。


少々飲み過ぎた感はありますが飲まなきゃやってられないこの商売w


泳いで食べて飲んで大満足。


帰ってやっぱり遊びに来た猫ちゃんたちとたわむれてからばたんきゅー。


良い休日でございました。


image



明日も良い日になりますように。



筆 タカキス。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ






 

また猫ハウスだ!

今日も朝起きた瞬間から汗が背中を伝い、水シャワーが最高に気持ちいい1日の始まりです。

昨晩は家に着いたら断水、結局朝まで一滴も蛇口から滴り落ちる事はありませんでした。
本土から離れた島ですから水道代も高く、断水になる事も珍しくないようです。

ギリシャの田舎に来ると必ずぶち当たるこの断水と停電問題、今回は片方のみだったので怒る事もなく、普通に水汲みにいってトイレに備え、その後はプールに飛び込み汗を流しました。

数年前まで速攻ぶちぎれていたのに、人間の慣れとはすごいものです。


さて僕の新居、周りにはカフェが1軒と小さな商店が一軒しかなく、結構な田舎具合です。

家のリビングすぐ脇にはヤギさんの放牧スペースがあり、風向きが変わるたびになかなかの刺激的な匂いを届けてくれています。

うっ、、苦手なフェタチーズがますます食えなくなりそう。。。。


下に住む大家さんが大の犬猫好きでクロ、シロ、キジ、トラ、高級志向のグレーのふさふさと、いろんな子達がかわりがわりに遊びに来ます。

どうやらこの一帯に住むのは耳毛一族のようで皆立派な耳毛がびょ〜ん。


そして生まれたちのチビ達。

image


image


image




なかなか近寄ってきてくれないのですがこんな目で遠くから見つめられたら萌え死にしそうです。

image


image





2年前、孤独な”咳をしても一人”生活からミコとの同居生活が始まったユジロス。

今このタイミングで僕にもこのよちよち歩きの子が寄ってきたら間違いなく同じ運命をたどる事になってしまいそうですが、どうやら4兄弟のようなので1匹だけ引き離してしまうのもかわいそうだなぁ、と思ってグッと我慢しています。

image




毎夜顔を見に来てくれるこの子達のためにおやつも購入。


今話題のスコットランド産ウイスキーをちびちびやりつつ、ここシロスの田舎でヤギと猫、鳥、そして打ち寄せる波音のアンサンブルを聞きながら贅沢な時間を過ごすのもなかなか悪くありません。


今宵も色んな柄、目の色、大きさ、皆それぞれバラバラの子達が時折喧嘩をしながらも友達の輪から”離脱”する事なく仲良くカリカリを分け合っています。





image



僕らは皆、地球市民だ。



筆 タカキス

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ









 

マイハウスinシロス島。


イギリスの国民投票翌日。

僕のfacebook上、イギリス人の友人達のタイムラインではgobsmacked,saddened,cretinなど聞きなれない英単語が並び事の重大さを実感しています。

自分も長くロンドンで生活していたのでこのニュースはずっと注視してきましたが、このような拮抗した結果が出た場合、やはり民主主義というのもなかなか難しいもんだなぁ、と思いました。

どうなってしまうんでしょうかEU...。



さて、ところかわって舞台はギリシャ。

僕の人生初の長期島暮らし、平和なシロス島での生活もちょうど一ヶ月を迎えました。

綺麗なビーチは目の前に広がっているのに、ものすごい暑さに汗をかきながらせっせと働き、1日にシャワーを3回も4回も浴びています。


このギリシャの夏シーズン、若者達は休み無しで働き2〜3人の相部屋で共同生活をするというのがごくごく一般的なのですが、簡易キッチンや洗濯機などは基本的にありません。

皆どうやって何ヶ月もの間をこのような部屋で過ごしているかというと、小さな冷蔵庫にパンやチーズ、ハムなんかを入れておいてお腹が空いたらサンドイッチを作り、洗濯は毎晩手洗いをしています。

皆よくやるなぁ、と素直に感心してしまいますが、やはり文化の違う僕ですから朝から晩までノンストップで喋り続けるギリシャ人との共同生活も手間のかかる手洗い洗濯も3日で限界がきてしまいます。

ギリシャの若者はぶーぶー文句は言いながらも、夏の合宿生活のようにわりと楽しくやっているようですが僕は以前の職場でも、今の場所でも夏のシーズン中はキッチン、洗濯機付きの家を用意してもらうのが絶対条件。

忙しい1日を終えた後はゆっくり一人になる時間と場所が欲しいし、酒を飲んだ後ラーメンや蕎麦を食べたくなる時だって多々あるのです。

連日連夜の手洗い洗濯などはもってのほか、洗濯機にぶち込んだ洗濯物を取り出した後、大嫌いな物干しにかける作業や白衣にアイロンをかけるという事だけで精一杯。

そういう毎日の事にストレスを溜めていったら夏の激務はこなせないので今回も最初にあてがわれた部屋を見た瞬間にだだをこね、不動産屋さんに探してもらいました。

店から車で5分ほどの高台に建つこじんまりとした家、なかなかいい感じです。

RIMG2311

RIMG2299


古くて水回りは弱いですが、まあギリシャで水回りに問題がないという事はありえないのでまたか、という感じであまり深く考えないようにしています。

でも今朝からトイレを流す時に水が止まらなくなりタンクから溢れ出てしまうようになったので流石に水道管工事のおじさんを呼びました。

トイレは素人が下手に手を出すと取り返しのつかない事になるというのをここ数年で学習し、実際に何度も洪水にしてしまった事があるので今回は素直にプロに任せる事にしました。

それ以外は調理のしやすい広いキッチンもあるし海を眺める事のできるテラスもあるし大満足。
そしてなんとプライベートプール付き。

RIMG2305


まだ今年は海デビューもしていませんが暇をみつけてプールでも泳いでみたいです。

住むところがしっかりと落ち着いたのでそれに伴って気持ちも落ち着き、リフレッシュして仕事に向き合えそうです。

RIMG2312



ゆっくり時間が流れ、地元人も親切なシロス島。




この島がとても好きになれそうな気がしています。

RIMG2307



筆 タカキス

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ









 

刺激と危険は隣り合わせ。


僕らのギリシャ生活で最後に起こった危ない出来事。


場所はこれまた悪名高きエクサルヒア(Exarchia)。

image


大使館からは常に近づくな警報が出ているような地区ですが僕らはギリシャに来た当初からここがお気に入り。

アーティスティックなお店やカフェがあったり、レコード屋さんがあったり、若者の生活の匂いを感じられる、いわば学生街のような雰囲気のあるエリアです。

image


本当の意味の臭いとしては隣り合った地区、コロナキを越えた瞬間からこのエリア特有、大麻かもしくは催涙ガスどちらかの臭いがします。

ここはアナーキーや過激派の巣窟となっており、警察とのいざこざも日常茶飯事。
衝突がない時には広場に大麻の煙がもくもくと上がり、警察が乗り込んできた時には彼らの放つ催涙ガスが空を舞うという、通年およそ綺麗な空気は望めないという地区。

車やゴミ箱もしょっちゅう燃えています。

僕らがなぜこのエクサルヒアに足しげく通うかというともちろん大麻を吸ってハイになりたいわけでもなく、催涙ガスを吸い込んで戦場の臨場感を味わいたいわけでもありません。

それはいつもお世話になっている大好きなお店2軒があるから。

厳密に言うと2軒だけではなく他にも良いお店がたくさんあり週末になると観光客を含め大勢の人で賑わいます。 


僕らのお気に入り1軒目はゆじろす前回の記事でも書いていたユジロスファミリーとも行ったタベルナ、ロザリア。
鯖の塩焼きと新鮮なレバーのグリルが最高。


そして2軒目は僕らが勝手に『みゆきの店』と呼んでいる本当の店名はいまだ謎の小さなバー。

5年以上も通い続けているこちらのお店、何の変哲もなく、酒が安い、という以外は特筆すべきことが何もないのですが僕らの目的はもちろん中島みゆきさん似の女主人。


ミユキの作ってくれる酒と温かみのある顔を見つつほっと落ち着いて飲めるのが最大の魅力です。

大抵の日は働いているミユキですが、お休みの日でもご安心を。

お休みの日のピンチヒッターはなんと、みゆきとの黄金コンビ、工藤静香さんに激似の通称シズカが現れます。

ほんとにほんと。

嘘だろと疑う友人全て、連れて行った時には納得しました。

さてこの夜も僕らのゴールデンコース、またの名千鳥足コースの最後に、じゃ、ミユキで締めようか!という流れになりました。


この日2連休前の夜だった僕らはスイッチが入ってしまい皆でベロベロ。

というのも前述のタベルナはとても気前が良く、常連の僕らにいつもワインやチプロをわんさかサービスしてくれるのであります。

その後のミユキなのでここに来る時は必ず僕とゆじろすでゆきぽんを担いで帰る羽目になります。

僕は2人の様にばか飲みはしないのですがゆじろすは正真正銘のTHE,ザル、ゆきぽんはそこまで強くないのに加減を知らずこの日もすでにろれつが回らず、1分周期に同じ話を繰り返し、終いにはゆじろすに絡み出しました。

なんとかこの滑舌の悪すぎる日本語に耳を傾けると『ゆじろすは森を開拓しなきゃだめなんだよぉ〜〜、』と訳分からん事をひたすら言っています。

ゆじろすはこういう面倒臭い時には”鼓膜を厚くする”という妙技を持っているので軽く流していましたが僕はもうこの2人の酔っ払いの滑稽な姿がおかしくておかしくて呼吸困難になりそうになっていました。

image


放っておくと本当に針が飛んだレコードの様に延々と同じところに戻ってくるので優しい僕はレコード盤を少しずらしてあげました。

すると別のスポットに針を置かれたゆきぽん、五輪真弓の”恋人よ”を歌い出しました。

僕は幼少の頃、母、玉枝が好きでFORDフェスティバから良く流れてきたこの難曲を完全マスターしており、枯葉散る夕暮れの哀愁ただよう情景を想像しながら泥酔中のゆきぽんと合唱。

サビ前ダッダーン、ダッダーンから最高潮に達し、恋人よ〜といこうかなと思ったその時、ボンッ!という轟音とともに外で火柱が上がりました。

ちょうど無法地帯広場に面したこのお店、そちらへ目を向けると爆竹の様な音や発煙筒が白い煙をあげ、現場は大混乱。

この時はアナーキーVS国家権力の構図ではなく一般市民同士のいざこざの様に見えました。

そのうちにそこらじゅうで火が上がり、乱闘が始まりこれはやばそう。

ただ唖然とその状況を眺めていた僕ら3人ですがそのうちに暴徒と化した若者たちがこのみゆきの店にも向かってきました。


普段から締まりの悪いこの店の入り口ドア、ドア付近にいたお客さんが機転を利かせすぐに鍵をかけてくれましたが何人かで押しかけられたらひとたまりもありません。

まさに”冗談だよと笑ってほしい”状況。

此の期に及んで全く緊張感のない酔っ払い2人を2度見してから、やはり自分が彼らを守るしかないと決意した僕、すっと立ち上がり入り口へ向かおうとしたその時、目の前に現れた僕を制止する手のひら、、、そう、ミユキです。

自身の小さい身を挺してドアの前に立ちはばかり必死に暴徒たちを鎮めようとしています。

あたしはミユキよ、言うことをお聞きなさい、と。

逆光を浴びたミユキの白いシャツに浮かび上がるはみゆき25thアルバムタイトル、”わたしの子供になりなさい”。

なんてかっこいいんだ。

思わずお、おかあさん、と言いかけた僕ら、これを機に益々ミユキに心酔していくのでありました。

なんとかエクサルヒア歌謡界の重鎮、ミユキパワーで今回もまた事なきを得ましたがもしあそこで暴徒たちに強行突破されていたら病院送りになっていたのは間違いありません。

何故ならば、あの時の騒乱でターゲットになっていたのは何を隠そう僕ら3人だったのです!

数日後に再び訪れた時に聞いた話では、僕らが始めにいちゃもんをつけ刃物を突きつけたという完全なるガセネタがきっかけとなったらしく、正気の時にそれを聞かされた僕らは身の毛がよだつ思いがしました。



こんなに争いというものからはかけ離れミユキ、シズカ、マユミと昭和な平和を求めるだけの善良市民3人なのに何がきっかけで悪の枢軸に仕立て上げられてしまうか、、たまったもんじゃありません。

image





ここまでギリシャの治安シリーズとして書いてきたいずれも、ギリギリで危険を回避できたからこそこうして笑い話になっているわけですがやはり海外、無知は罪なり、常に危険と隣り合わせという意識を持って生活しなければと思います。




ちなみに4回連続登場のこの子はエクサルヒアからコロナキまで数キロの道をほぼこの体勢のままついてきて、坂道も階段も二本足のみで登りきったという伝説の超絶倫犬。
僕らを腹筋崩壊寸前まで笑かせてくれたコードネーム『ゴージャス松野君』です。

image

こういう危険な犬もこの界隈にいるので気をつけましょう。






まとめとしては、

コロナキを越えエクサルヒア方面に下って行くのは絶対にやめましょう。


オモニア、ビクトリアなどはもってのほかです。






以上、経験者は語る。


筆 タカキス



にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ

にほんブログ村

人気ブログランキングへ









 

自宅に特殊急襲部隊。

時は遡る事2010年。

ビクトリア駅からは目と鼻の先、フェロン(Ferron)というギリシャでは珍しい名前の通りにあった当時の僕らの家。 


その夜、仕事を終え明け方近くまでテラスでまったり黒霧島を嗜んでいたところ、自宅下に一人の警官が忍び足で近寄ってきました。

重装備の彼になんだなんだと身を乗り出し下を覗き見ていましたがアジアからの2匹の野次馬に気づいたお巡りさん、『静かに、中に入りなさい』というジェスチャーを送ってきました。

こういう事をされると逆に興味が倍増してしまうのが人間のサガ、僕らはお巡りさんからの盲点に影を潜め 一部始終を観察していました。

お巡りさんは何やら無線でコソコソ話している模様。

するとそこへ1台、2台とサイレンとライトを消したパトカーが音を立てないように徐行しながら侵入してきました。

先に入ってきた数台のパトカーが路肩、建物ギリギリまで乗り上げて車を止め狭くもない道なのになんでだろうと思っていたのですがその後新たなるパトカーか続々と列を連ね追尾。

みるみるうちに家の前の道はパトカーでいっぱい。
15台近くはいたんじゃないかと思います。

中から降りてきたのは機動隊のようなゴツいユニフォームの警察官達。

トランクから防弾盾を取り出し武器類も装着、物々しい雰囲気になってきました。

この時点では僕はいつもの様に、デモ隊との衝突に備えているのかなくらいに思っていたのですが次第に何十人もの機動隊員達は物音ひとつ立てずに2列に並びだしました。

ギリシャではまず”整列”という現象を見る事が出来ないのでそれだけで新鮮。

やればできるじゃないか。

image
(ギリシャの一般的な駐車風景)


しばしこう着状態が続いたのでその隙に10番(業界用語でトイレ)に行き、芋焼酎に消えた氷を継ぎ足しに千鳥足でキッチンの電気をつけたところでドンッ!!!という轟音がしました。

ウイスキーグラスをそのまま置き捨て現場に競歩で戻るとなんと先ほどの隊列が我が家のメインエントランスからアリの行列の様に一気に進行中。

まさにSAT突撃の瞬間の様に。

1階(日本でいう2階)に位置していた当時の家、エントランスからホールを抜け10数段の階段を2回越えると僕らの家の玄関でした。

いつもは静かな階段がバタバタバタバタとドラムの様な騒音を出し、揺れています。

ある程度まで入口の状況を見た後僕らは階段に面した玄関に移動、扉を開けると短銃やライフルを持った機動隊が間を開けることなく続々と階上にあがっていきました。

大興奮の僕ら、ドア至近からは覗けない階段上の状況が気になって身体中の穴という穴からアドレナリンを大放出中。

我慢しきれなくなって一歩、二歩、三歩と前に進んでいると突然、途中にいた見るからに鬼教官といった風格の人が『こらっ!!何してるんじゃい!今すぐ中に入れ!死にたいのか!?、、ハウス!』とまるでシャー!中の猫のように目を見開いて叫んできました。

親にも、先生にもこんな風に怒られた事がなく、あまりの声量と迫力にびびりまくりその場で足をバタバタする事しか出来なかった僕。

数秒後やっと正気にかえり、すごすごとハウスしました。

ここからはドアに付く小さい覗き穴だけが頼みの綱です。

死にたくはないけど死にたいくらい見たいのです。


後にも先にもこの時程この覗き穴の性能にこだわった事はありませんでした。

魚眼レンズの様な仕組みになっている様ですがレンズ部分周囲に曇りがかかっていて一番見たいところが見えません。

というかそもそも穴は一つしかないので二人で取り合い。



実は僕もゆじろすも3兄弟構成、しかも兄ー姉ー自分という並びも一緒(長男がどうしようもない元ヤンなのも一緒)なので末っ子根性丸出しで我先にとこのわずか数センチの球体を奪い合いました。

多分この瞬間、ビルに住む人全員同じ事をしていて覗き穴稼働率は間違いなく100%だったでしょう。

ここからは代わりばんこに見たので断片的な記憶の中の映像ですがパンパンっ!という銃声と思われる音や怒号とともにハリウッド映画さながらの突入劇が目の前で繰り広げられ、天井は抜けるんじゃないかというくらい揺れていました。

相当数の人数が揉みくちゃになっている様が容易に想像できました。

しばらくすると機動隊に腕や首を掴まれたいかにも悪そうな人たちが続々と連行されていきます。

10人、20人、ものすごい数です。

僕らは再びテラスに戻り、うなだれながらパトカーに押し込まれるその人たちを呆然と眺めていました。

それこそ海外警察映画の最後の方、お決まりシーンの様に青いサイレンランプをつけた無数のパトカーの前で機動隊員たちはねぎらいの言葉を掛け合っていました。

後から聞いた話では結構危険な過激派のアジトに一斉ガサ入れが入ったという事。

状況が悪化して流れ弾にでも当たっていたらと思うと恐ろしいですね。

空も明るくなってきた頃に起こったリアル、ハリウッド風体験。

こんな危ないところに住んでいたんだと改めて気付かされ、この一件の後すぐに新居を探し出し、ついに脱出しました危険地帯ビクトリア。

さようなら、もう2度と僕の人生でここに来る事はないでしょう。

image


引越し先はコロ、人呼んでギリシャの南青山。

ここで大人しくソフィスティケートされた毎日を送ればいいものをまた懲りずに自ら危ないエリアへと足を運んでしまう僕ら。

なぜだろう、街が呼んでいる。


せっかくこしてきた安全地帯、コロを夜な夜な飛び出し向かう先はアテネもう一つの暗黒街。


知ってはいるけど磁石に引き寄せられる砂鉄のように吸い寄せられる僕らの体。

もーどうにもとまらないー。





、、、、、、書き切りたかったけど今日は朝から晩までノンストップで働いたのでもう限界、というかソファーでおちてしまいました。。 寝ます。

明日はレッドブル2本だな。


おやすみなさい。

image



筆  タカキス

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ




















 

ギリシャに家族初訪問の巻〜壱

前の記事でタカキスに散々言われっぱなし、かといって『ほぼ』本当のことなのでこの怒りどこにもっていくか、、真面目でしっかり者のイメージであろうタカキスの『珍』事件の数々を洗いざらい全部このブログで全国いや、この素晴らしき世界にぶちまけたい気分の今日この頃。。。。
ですが書いてしまうとこのブログ自体の存続が危ぶまれるので(とてもブログで書ける代物では無い)
グッとこらえて今年の4月に母親スミロス、姉モエスがギリシャに来た時の事をさらっと写真と共にこのブログに残しておこうと思います。

職業保育士。涙腺常時開放。山や植物とワインが大好きで時間があればすぐに山に行ってしまう。母親スミロス。(森メイト所属)
職場某ラジオ局。猫と音楽と酒が大好物。感情むき出し。暇がなくとも猫に費やす時間は惜しま無い。猫を追っかけ出したら火星くらいまでは散歩感覚。猫娘こと姉モエス。


そこでおっちょこちょいでそそっかしい僕。蛙の子は蛙。親兄弟もしかり。トルコの乗り換えで問題発生。やはり予想通り予定より遅れてやってきました。珍道中の始まりです。2016年4月1日エイプリルフール。なんとこの2人にふさわしい日でしょう。


12961479_1259292680765516_4664932934060857187_n-1




週末でどうしても仕事が抜けられなくて迎えに行けなかったのでタカキスが代わりに迎えに行ってくれました。後ほど改めて書きますがこの2人の旅は本当にタカキスを筆頭に沢山の友達に支えられて最高のものとなりました。


13012634_1263335997027851_52019754614844642_n


12991058_1263327773695340_3185757061010283332_n





初日。仕事を終え、車をとばし家族が待つ自分不在の自分のギリシャの家。
ちなみに奥さんのイデウスはタイミング悪く日本に帰省中。


家に帰って出迎えてくれたのはスミロス。とりあえず感動の再会ひと泣き。シクシク。モエスはすでにタカキスと共に完全に出来上がっている。。。さすが我が姉。
そしてウクレレ伴奏でタカキスと90sジャパニースpopを熱唱している。。
約2年振りの感動の再会もほどほどに中島みゆき(悪女)を歌わされるはめに。しかもいきなりギター持たされて。その後数曲。最後にタカキスのウクレレ伴奏で翼をくださいwwこ〜〜のおおぞら〜に〜〜つ〜ば〜さ〜を.....zzzzz
リクエストした本人モエス、スミロス、2人共長旅の疲れと酒と安堵もあったのか歌の途中でコテっとスヤスヤソファーで2人寄り添うようにして眠りへ就きました。
タカキスが長旅で疲れているであろうと2人のために仕込んでくれていた梅干しやオカカのおにぎりときんぴらゴボウetc...の残りをつまみつつ僕の家族の寝顔を横目に、なんとも摩訶不思議な状況の中僕のギター、タカキスのウクレレのアンサンブルは夜通し続いたのでした。

12974454_1263328027028648_4064342625716512110_n



もちろんうちのかわいいミコちゃんも、自分のパパの家族と猫の鋭い勘で分かったのか、2人にはすぐに心を許しました。

13012748_1263322703695847_537901333817215953_n



12987178_1259287454099372_7655237658945301339_n


12718023_1263332920361492_1554073644153076228_n




朝起きて下の大家さん、飼い犬のルナも暖かく2人を出迎えてくれました。


1958373_1259287704099347_8526684509410137909_n




空の色、風の匂い。下の犬の鳴き声や鳥のさえずり、そこにある風景、家々。僕にとってはいつもそこにある普通。
それを見てはしゃいでいる2人を見ていると、自分は遠くにいるんだなってふと目の前に居る2人が一瞬スッ遠くに離れて見えたのを覚えています。




13012860_1263334660361318_4372919140701313759_n



13043236_1263326993695418_6944662407858841915_n





両ほっぺをピシャッと叩き、気を取り直してお出かけ。一生に2度あるか分からない一大イベント。1秒でも時間を無駄にするわけにはいきません。期間はわずか一週間。


そしてタカキスゆじろすギリシャ生活には欠かすことの出来ない、そしてこのブログでも毎度馴染みギリシャの心の友ゆきぽんの登場。
忙しい時間の合間を縫って時間を作ってくれて、元地元コロナキの猫ヶ丘団地の青空タベルナへ。
猫に夢中でなかなか席に着こうとしないモエスをみて僕の耳元でブツブツモエスの嫌味をニヤニヤしながら囁いてくるスミロス。モエスっていつもこうだよね〜ニヤニヤ。それを横目でギラリモエス。
ようやく着席。


初めての本格的ギリシャ料理と青空ビールプラスゆきぽんの天才的な話術で一気に打ち解けていく皆。久々の外国で緊張している2人の脳はゆきぽんによってほぐれていきます。
そんな状況をみて僕も鼻高々wどうだ我らのゆきぽんは!ってな感じで。


DSCF8656




12963672_1263326270362157_7802187103837323741_n





気づいた時には我らがゆきぽん遅刻確定の仕事始まるギリギリの時間。
同じ飲食業のゆきぽん、『別に遅刻したってお客さんから頼まれた時に食べ物出せればいいんだから〜〜』と単純明快な結果論を軽々吐き捨て、さっそうとコロナキの坂を黒のマウンテンバイクで下っていくのでありました。


DSCF8660


若いモエスはまだいいが60歳超えのスミロスの体力を気にしつつ次の出会いと酒場に向かうのでした。



DSCF8699




一秒でも時間を無駄に出来ない。


続く。







筆ゆじろす


にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

























 

アテネ、デンジャラスエリアで危機一髪の巻。


完全にオーバーサイズであろう浮かせたキャップを斜め45度に被り、さぞかし重そうな鎖を首にジャラジャラかけ、だぼだぼズボンを腰パンする典型的な出で立ちのバッドボーイズ3人組が僕に近寄ってきたのは月曜深夜。

image


この日落ち着き気味だった店の状況に優しい僕はユジロスを先に帰して、仕事終了後ビクトリア駅で一人降りたタクシーから数分の家までとことこ歩いていました。

駅近物件だったのですがそれでも家に続く最後のコーナーを曲がると薄暗く、少し危険な香りのする道でした。

僕もしばらくイーストロンドンで生活していたので常に身の回りには気をつける癖はついていたのですが、この夜は一人激務をこなしたあとで注意散漫になっていたのか、忍び寄る黒い影に全く気付きませんでした。

人種云々というのはあまりよろしくない事だとは重々承知ですが、ギリシャ人ではありません。
ギリシャ人のほぼすべての人は平和主義で悪い事をするような人たちではない事は断言できます。

黒褐色の肌にビビットな色の洋服を纏い、ここはブリクストンかと錯覚してしまうような風貌に一瞬ためらいましたが焦ってパニクったらいけません。

一人が馴れ馴れしくYO~~~MEN!みたいな感じで肩を組んできました。
しかも酒臭い。。、、、良くない状況です。

最近では30歳を越え徐々に中年体型へと変化を遂げている己の肉体ですが当時27だった僕はただの長身ガリ、まるでライオン3匹に囲まれるつぶらお目目のキリンちゃんでした。

3人なら狩れる、と思われたのかもしれません。

家の玄関までは約300メートル。

ここで一気に走って逃げるか悩みますがこの距離では玄関の鍵を回している所で追いつかれるのが目に見えています。しかも超足早そう。

こういう酔っ払いのティーネージャーですからね、興奮させてはいけません。

なるべくカジュアルな応対を心がけつつ足は止めず、作戦を練りながら玄関までの距離を縮めます。
腕時計はいくらだの、携帯は持っているかだの、色々言いだしました。

どきどき。。

残り3メートル、もう一息と道に面した自宅テラスを見上げるとなんとそこには早上がりでリラックスしているユジロスが!

た、助かった。。

ライオンたちに悟られぬよう平静を装いつつ出川ばりに『ヤバいよヤバいよ!』と日本語で助けを求めました。

鉄バットでも片手にすぐに駆けつけてくれる、と思いきやニヤニヤ笑ってこっちを見下ろしているだけで呑気にタバコをふかしたままの広島ボーイ。

再び『本当にヤバいから助けてごらん!』と呼びかけますがニヤニヤでほぼ反応なし。


、、、、か、完全に出来上がっている。。。

こいつの方がやばかっただとぅ。。。。。

image
(↑友達の結婚式用にシャネルズを仕込んでいるところ)






テーブルの上に並ぶ何本ものビール缶と当時はまっていた芋焼酎のボトルを見て、早く帰らせてあげた自分の優しさを後悔。


そして家がここであると知ってしまったバッドボーイズ、ここで一気にラストスパート。

僕のボストンバックを強引に開けようと2人がかりで絡んできました。

これはもうこうしてても時間の問題なので勝負にでます、一気に家に逃げ込むしかありません。

バレないように鍵を手の中に握りしめたところで決死の猫騙し大作戦、最近は小学生でもやらないであろう『あ、なにあれ!?』と向こうを指差す古典的戦法で一発勝負、、、そしてこれがまさかの大ヒット、、3人共々絵に描いたような振り向き様で快っ感♡。

その隙に鍵穴めがけてキーを挿入。
常識では考えられないくらい鍵が一瞬ですぽっ!とはまりその後は忍者屋敷の回転ドアの如くひらっと反対側に回り込みドアをバタン。

この間わずか数秒の駆け引きでしたが奇跡が重なり無事生還。

神様ありがとうございます。



向こう側からは開かないオートロックの扉越しに、神様もびっくりな下品さでファッキャ!!と中指をおったてそそくさとその場を後にしました。。。。。
、、、、、ファッキャ!!


自宅のドアを開けるなりユジロスに八つ当たりしまくりますが『友達じゃと思ったんじゃもん』と。
んなわけねーだろ!と火に油を注ぐ発言に平常心を失いかけましたが即ビールを横取りし、怒りを鎮めました。


本当にこの人は呑気なんですねこういうところ。

image
(ビクトリア時代の家のリビング&テラス)





さてお次はまたまたこのビクトリア駅で起きました。


その日は店の定休日で僕とユジロス、イデウスと3人で駅前広場のファミレスでご飯を食べてから帰り際にキオスクでビールを買ってさあそろそろ帰ろうかなというところでした。

すると突然『やられた!』というユジロスの声が。

image


何事かと思って顔を向けるとものすごいダッシュで一人の兄ちゃんが走り去って行きました。

そうです、財布をすられた模様。

それもそのはず、その時ユジロスはおよそ母国以外では見ることのできない珍景、”長財布を後ろポケットに突っ込む”という海外ではありえない日本国限定行為を、こともあろうにこのギリシャのゲットー、危険地帯ビクトリアで披露してしまったのです。

とってくださいと言わんばかりの体勢に若者は助走をつけて財布とジーンズを繋いでいたチェーンを引きちぎり逃走。

ユジロスは後を追いかけて走り出しました。

僕は酒が入っていたので、うっわぁー、めんどくせーと心から思っていたのですがしょうがない、一人になるイデウスの安全を確認してから先にレースを始めた2人の後を追い犯人を追跡。

前半戦300m程走ったところでユジロスは途中棄権。

ここで喫煙者と、非喫煙者の差がでます。

地面に崩れこむ酸素不足の被害者を横目に無心で追いかけました。
犯人も中々のしぶとさでどんどんゲットーの小道に入っていきます。

ちょうど名作映画City of Godの疾走感のあるシーンを地でいくような感じ。

細かいターンを何度も繰り返しながら、下手したら1km近く走ったのではないでしょうか。
ついに行き止まりに追い詰めました。

刺されかねないので無茶はしたくないんですが予想に反して追いついてしまったのでね。
やべっ、追いついちゃったよ、、、とちょっと後悔。

ジリジリ詰める距離。

犯人もこんな汗だくのアジア人に追い詰められると思っていなかったのでしょう、ビビっています。

心を見透かした僕は小学校6年間、鬼母に通わせられたスイミングスクールで鍛えあげられた腕から繰り出されるアンパーンチで成敗してやりました。

財布を取り返し、映画よろしく、仲間がぞろぞろと出てきそうな雰囲気の路地からまた走って退散しました。

何度も後ろを振り返りながら走り続けた帰り道がとてもきつかったです。
ようやく明るい広場が見えてきて一安心。

乳酸がたまった太ももをマッサージしつつ2人を探しました。


しばらく帰ってこない僕をさぞかし心配し、パニックに陥り、今頃インターポールでも呼んでいるかと思いきや二人で地べたに座り込み、花見中ばりに缶ビールを飲んでいたおしどり夫婦。。。。。。。。。

な、なんて呑気な夫婦なんだ。。。

image



こうしてこの時も事無きを得ました。 




これを読んだ二人に後で修正しろと圧力をかけられるのは確実ですが僕の視点で見た物事を嘘偽りなく書きました。

最近は色々なところから言論弾圧を受け僕も大変なんです、ほんとにw



う〜ん、さらっと書くつもりがどうしても長くなってしまいます。

あともう2つだけ、一番危機だった事件があるので次回それで〆たいと思います。


image



しつこくてすいません。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。


筆 タカキス

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ





















ギリシャの治安。

前回の記事で、オモニアは危ないという事を書きましたが一連のギリシャ報道が出てからよく皆にギリシャ大丈夫なの?気をつけてね、なんて言われます。


暴動シーンがニュースで繰り返し流される影響からだと思われますが、基本的には夜歩いていても平気だし、特別注意をしながら出歩かなきゃいけないなんて事もありません。

が、しかし!、危険地帯はやっぱりあるし、平穏無事で酒浸っていると思われがちな僕らだって怖い経験をした事が何度もあります。

むか〜し、昔、こんな記事を書いた覚えがありますがそれ以来はあんまりこのブログ上でギリシャのマイナスイメージになるような事は書かないようにしていたのでたまにはいいかな、と思ってギリシャのダークサイド、流行り言葉で言うと僕らの”黒歴史”を振り返ってみようかと思います。

僕とユジロスがこのギリシャという国に住み始めたのは2009年。
国ぐるみの粉飾決済がバレて大混乱に陥るほんの少し前の事でした。

当時の店は超バブリーでずっと先まで予約も取れないような状況。
連日連夜ヘトヘトになるまでオーダーをこなし、ギリシャ感覚では考えられないほど勤勉に働く僕らにマネージャーは日本酒の一升瓶をほいほいとくれ、酒パワーでなんとか乗り切っていた僕らは昼過ぎに起きるので精一杯。

右も左もわからなかったかわいいひよっ子達で、自分たちの力ではなかなか住処を見つける事が出来ずにいました。

あの頃はまだギリシャ人が適当である事、簡単に嘘をつく事、物忘れが激しすぎる事などは知る由もなく、ひたすら大人しく”探してくれる”という家の発見情報をただピヨピヨと口を広げて待っていたのであります。

数週間後にようやく待っているだけでは何も起こらない、と悟った僕らは英語対応してくれる不動産屋さんや、今は無き英字新聞Athens Newsに載る広告主に連絡を取りついには自分たちの力だけで契約までこぎつけました。

見つけた家があったのはビクトリア(VICTORIA)という場所。
イギリスからギリシャに移住したばかりの僕らはこのUK風なビクトリア、という都会的音の響きに完全に騙されてしまったわけですが、アテネ在住の日本人が聞いたらまあびっくりするでしょうね。

しかも家賃は900ユーロでした(多分相場の3−4倍)。

実際なんであんなところに住んでるかわからない、なんて言われた事もあるしどこ住んでるの?って聞かれてこの地名をいうと皆一瞬顔がひきつっていました。

このビクトリアという駅、オモニア駅の次なんですがこの辺りからパティシア(PATISSIA)という一帯にかけてははっきりいってすごく治安が悪いです。

実際に大方の事件はこの地域で起こり、コロナキに引越しをしてからは何も起こっていません。

バブル真っ只中にいた僕らは通勤には行きも帰りもタクシーを使っていたので今思えばそれが良かったのでしょうがそんな僕らでもここでは数々のトラブルに見舞われました。

一番最初は地下鉄でスリ未遂事件。
前述した通り当時は電車に乗るという事はなく初めて利用した時には完全に片手に地球の歩き方を持つ旅行者モードでした。

たいして満員状態でもないのにやたら図体のでかいおやじが寄ってきて気持ち悪いなぁと思っていたらなんだかポケットに違和感、、、もしやと思い視線をそこに移すとやっぱり!手が伸びているではないか、しかもその手はこの体臭のキツイでかいおやじではなくその陰に隠れつつ隙間をぬってきた、か細いおばあさんの手。

睨みつけようとして見た時のそのしわだらけの顔がめちゃくちゃホラーでちびりそうになる僕。
夢に出そう。。。

しかもその時僕は黄色のジャケットを着ていたのですがなんとそのおばあさんも黄色のジャケットを着ていて目が合った瞬間、あ、かぶっちゃった。。。みたいな空気になったのを記憶しています。

この時は僕が汚い言葉を吐き捨てただけで、なにもとられる事なく済みました。


そして次は決して忘れることのできない事件、通称マック事変です。

マックといってもハンバーガーではなくりんごの方。

その時、当時はまだユジロスの彼女であった奥さんイデウスが初めてギリシャに遊びに来ていました。

image


この日は確か何かの用事で3人で地下鉄で移動することになったのだと思います。
乗降口最前列に並び列車を待っていた僕ら、到着した落書きだらけの車両にいざ足を踏み入れると後ろからすごい勢いで人が流れ込んできました。

あれよあれよという間に波に押され3人はバラバラに。




そう、これこそがまさに彼らの常套手段だったのです。

以前のスリ未遂事件もこれでつじつまが合うのですが彼らはどうやら何人かごとのチームになっていて、まずは地下へと続くエスカレーター前でカモを探す役が常駐、獲物を虎視眈々と狙っています。

image



僕らのような狩りやすそうなひよっこ達を見つけると下で待つ実行犯に連絡をするんですね。

そして下では結構な人数の悪者達が乗車と同時に後ろからタックルしてきて、カモを孤立化させそれぞれの周りを巨人達が囲むのです。

かーごーめーかーごーめー状態にされてしまうとお手上げ、ほぼ抵抗は不可能。

image


この日は小柄なイデウスが籠の中の鳥にされてしまい、次の駅で奴らが降りていった後、パソコンケースからつい先日買ったばかりのmacbook air が姿を消しているのに気がつきました。

異変をすぐに察知しイデウスの元に再び集まる僕ら、まずはイデウス自身が無事であった事がなによりも良かったですが、次第にこみ上げてくる怒り。

意外と本人より、そして旦那さんより僕が一番沸騰直前、湯気を噴き出したまま次の駅で降り警察署へと向かいました。

もちろん警察の人には罪はないし、彼らからしても度重なる外国人による犯罪という事で思うところは多々あるのでしょうがこの担当したハゲおやじが終始ヘラヘラしていてまるで盗まれたこちら側に非があるような対応をとってきたのでさすがの仏の僕も声を荒げてしまいました。

謝って欲しいなどという気持ちは微塵もなかったわけですが、それでも一応国家の治安を守るのが仕事の一人として”お気の毒です”くらいは言ってくれてもいいですよね。

オバマ氏の広島演説のビデオを送りつけてやりたいくらいです。

運良く保険に入っていたイデウス、請求するためには警察署発行の盗難届が必須で長いこと待たされた後、この薄ら笑いハゲ警官にサインをもらって二度と電車には乗らないと固く心に誓ったわけですが、お金の問題よりも写真や音楽、たくさんの未バックアップの思い出達を失ってしまいしばらく落ち込んでいてとてもかわいそうでした。

当時はまだicloudもなかったのです。

ちなみに僕がギリシャに来てからすでに3台もmacbook proを買っているのは内緒の話です。
1台目は普通の買い替えですが、2台目はタクシー内に置き忘れ(しかもユジロスの。ふふふ)、3台目は道に置き忘れるという大失態。

周期的にはそろそろ新たなるトラップがきてもおかしくないので襟を正したいと思いますw


こうして思い出してみるとまだまだ出てくるものですね。

長くなってしまったのでまた次回に続きを書きたいと思います。

今回のは分類的にはいわゆる軽犯罪編。

次回はもう少しだけヘビーな事件達。



自分の身は自分で守りましょう。
image







筆 タカキス。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ





















 

いざさらばアテネよ、ツァイチェン、ニラ入り餃子。

ポシドニアを終え、僕の家に荷物を置きっぱにしていたゆきぽんと共に帰ってきましたグリファダ、通称グリ。

僕ら仲間内ではグリファダはグリ、コロナキはコロ、シンタグマはシン、モナスティラキはモナ、コスタ、ナバリノはコスと、大して長くもない地名を最初の2文字だけで呼ぶのが流行中。

今モナで買い物してるから終わり次第シンで待ち合わせしようよ!、みたいな。

グリに帰ってきたのは多分20時過ぎとかそれ位だったと思いますが正直言って今思い出そうとしてもこの辺から次の日あたりまでの記憶がありません。

決して酔っ払っていたわけではなく多分極度の疲労にビールが強力な睡眠薬の役目を果たし、久々の自宅布団にくるまれ、泥の様に眠ったからでしょう。

起きた時には良く気づかなかったなと自分でも驚く位、顔から足首からあんなところまで蚊に刺されまくっておりこの家ごと燃やしてやろうかと思うほど蚊に殺意を覚えてチャッカマンを点火しましたがなんとか自制。

やつらのあのくるぶし下を好む習性、まじで遺伝子組換えして最終的には絶滅させたいですね。



さて今日はアテネ3日目。

予定では明日の夜7時発のフェリーでシロスに戻る事になっています。

昼まで寝溜めしたいところですが今日もしなきゃいけない事がたっぷり。

第一目標はギリシャの運転免許の受け取りです。

シロスに発つ前の最終日に行った時には『マダデキテナイ』と簡潔すぎるギリシャ語で門前払いをくらいましたが今日で申請から40日。

およそ20日かかると言われていた発行までの期間の丁度倍です、さすがに出来ているでしょう。

このタイミングを逃すと多分夏のシーズン終了まではアテネに帰れないのでどうしてもゲットせねばなりません。

ゆきポンを途中の駅で降ろし、もう2度と訪れたくない免許センターに到着。

半信半疑でしたが、奇跡、できていましたギリシャ版運転免許。

有効期間が13年間ととても微妙なところが素敵です。


image


これが切れる頃には確実にギリシャには居ないでしょうがイギリス免許に続き良い記念品になりそう。

そしてるんるんで免許センターを後にした僕が次にしなければならないのはギリシャで本当に手間がかかる税金とか保険とかのいわゆるペーパーワーク。

今回シロスでは今までの様に一従業員として雇われているのではないので契約内容がすごくややこしいのです。
契約書なんかはもちろんすべてギリシャ語で書かれているし、ギリシャではこういう時騙されない様に細心の注意をはらわなければなりません。

僕の話にもならないギリシャ語レベルでは法律用語ばかりか書類のタイトルさえ理解するのが困難なので基本的には悪徳税理士、悪徳会計士、悪徳弁護士さん達に丸投げするわけですがこういう場合ではお互いが悪徳集団を抱えており当人達を飛び超えて彼らが熾烈な戦いを繰り広げるわけであります。

正直どんな形で話が落ち着いたのか良くわかっていないダメな僕ですが、ひとまずは話がついた模様。

まあなんかあったらそん時考えればいいや、とギリシャ化したマインドで第2目標もクリア。

なんだかうまくいきすぎ。


そして迎えた最終日。

あ〜、もう孤独なシロスに戻るのかあ、と僕の心は朝からどんより曇り空でしたが気持ちを切り替え楽しみます。

この数日の滞在で仕事も遊びもすべて詰め込まねばならないのです。
オール巨人の”パンっパンやで!”が出るまで。



昼はシロスでは期待できない服や雑貨、アジア食材等のショッピングを楽しみ夕方はゆきポンと再会して中華。

そしてゆきぽんに連れて行ったもらった中華料理屋でギリシャで初、ニラ入り餃子に出会い感動。
ニラ自体は中華食材店で見かけたことはあるんですがこうしてお店で出てきたのは初めてでした。
そして久々、山椒がよく効いていた麻婆豆腐。

image



image





美味かった〜。

途中、スタッフの皆さん全員大集合で僕らの隣の席で賄いを食べ始め、中国のテレビを流しつつ大宴会、、、中国人ってやっぱたくましいよな〜と羨ましくなりました。

こちらのレストラン、早い安い美味いの3拍子が揃った良店ですが、なんせ場所が悪すぎる。。

ギリシャの”ザ、ゲットー”と呼ぶにふさわしいアテネの危険地域オモニアの中でも特にここはそこらじゅうにジャンキーや廃人がうろついている様なディープな道なので観光客や知り合いには全くオススメできませんw

一番最初にここに来た時には何を間違ったか夜に到着してしまい、いかがわしいピンク色の光を放つ店のライトや小虫が飛び回る今にも切れそうな点滅する街灯の中、異民族率100%の薄暗い道にヤク中や売人がたむろしており僕とユジロスは急な襲撃に備え、指の間に鍵を挟んでびびりまくるユジロスのお嫁さんを真ん中に囲んで歩いたものです。

あれ以来絶対に夜は近づかない様にしています。

というか本当にオモニア自体、旅行ガイドから取り払った方がいいというのが僕らの意見。

〜〜〜
チンタオと餃子でご機嫌な僕ですがゆきぽんはこれからお仕事。

元のプランではこの日夜7時のシロス行きフェリーに一人寂しく乗る予定だったのですが向こうに夜11時についてもどうせ何もやることがないので明日の朝一便に勝手に変更、最後の夜を飲み締めすることにしました。

やはりこのシチュエーションではお刺身と日本酒できゅっ。

向かうはシンの中心にあり、誰もが知る日本食店、風林火山。




20年以上ギリシャの日本食シーンをリードし続けている超有名店。

ここではまずアサヒ、スーパドライで乾いた喉を濡らします。

ほろ酔いになったところで僕がリスペクトしている努力家で素晴らしい技術を持つブルガリア人寿司シェフ、コスタさんにお刺身盛り合わせを作ってもらいました。

image


そしてポシドニアに合わせ日本人のお客さんに用意していたとう純米大吟醸の封を開けていただき、最高のひととき。

中華をでてから一時間くらいしか経っていなかったので食べきれるか心配でしたが美味しいお刺身に箸がすすみました。

さっき、こんな事もあろうかとご飯に手をつけなくて大正解。

ちなみに僕らが所属する”アテネ裏日本人会”には”ごはん部”というのがあって今のところ部員は磯さんとゆきぽんのみ。

この二大巨頭は無類の白米好きで中華屋さんなんかに行くと『白米、洗面器』とめちゃくちゃな中国語でなぐり書きした紙をウェイターの目の前に突きつけ、超大盛りのごはんを注文してすっかり平らげるんですね。

僕は普段からあんまりごはんを食べる方ではない(それに腹が出たら別れると常日頃から脅されている)のでアテネ在住ごはん狂の方、絶賛新規部員募集中です。


〜〜〜
気づけばひとり酒をすることあっという間に3時間、お刺身の後もギリシャではレアなシンプルな細巻きを巻いてくれたり、オススメの一品を出してくれたりで腹が破裂寸前。


image



























おかげさまで最後の晩餐を心ゆくまで楽しませてもらいました。



そしてついに、タイム、イズ、オーバー。

大好きな風林火山を渋々後にし、、家路につきます。

街の活気が遠く、小さくなっていくのにつれて寂しさが酔っ払いのハートに突き刺さりますが、この超タイトスケジュールだったアテネ滞在も満点をあげていいんじゃないでしょうか。

金ちゃんの待つ家に帰り、アイリッシュウイスキー、ジェムソンを一杯だけ飲んで眠りにつきました。

翌朝、6時に家を出て最近空港の次に嫌いなピレウス港から再出発。


楽しい時間はあっという間に過ぎますね。



さらばアテネよ!また本業に気持ちを切り替えて頑張るぜ!

image





光陰矢の如し。






筆 タカキス。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ





















 

ポシドニア本番、後半戦。

ゆきポンが途中棄権してからさらに人の波の勢いは増し、完全に無言でただひたすら仕事をこなす僕ら2人。

あらかじめ決まっているメニューにも関わらず炙りサーモンを握れだの海老天巻きは無いのかだの刺身にうなぎのツメをかけろだの、オリーブオイルをくれだの、、あ〜外人っちゅーもんはほんまわがままじゃのう!、たいがいにしんさいよ〜!と思わずユジロスの広島弁が乗り移りそうになりましたが頑張ってひきつり笑顔で全部断りました。

そーいうのやってねーから!ってね。

明けない夜はない、止まない雨はない、春の来ない冬はない、出口のないトンネルはない、、、

いくつかの無責任な前向き言葉を思い出しながら自己を啓発し、結局最終的には無心状態でロボット化しかかっていた僕。

アイザック、アシモフのロボット3原則、興味深く読みましたがもし僕が知能の高いロボットだったらこんな本性丸出しの人間たちに自制コントロールが効かないかも。


さすがに頭に血が上りヤケ酒ならぬヤケコーラをがぶ飲みしていたところについに帰ってきました我らがゆきぽん。
ついに、といっても離れていたのはものの10分くらいでしょうか。

10分前には完全に死んだ魚の目になっていたゆきポンの目にも血が通っています。よかった。ほっ。

おかえりなさい。

もっといいよ休んでて。ここは2人で乗り切るから涼しいとこ言ってなよと紳士的な態度で優しい言葉をかける僕でしたが何故か一向にこの場から離れようとしません。

落ち着いてから聞いたらあの後、涼しいところを探して一人会場内を歩き回ったそうです。

しかし一周回った後、この会場内で一番涼しいのは実は自分たちが働いている寿司コーナーだと気付いた様なんです。

それもそのはず、バックヤードにはガス台や炭火コンロがもくもくと煙を立て、さっきまでは全く余裕がなく見れなかった僕らのすぐ脇、中華コーナーでは朝方優しかったあの女の子が汗だくでどデカイ中華鍋をふってチャーハンを炒めていました。

朝から僕とゆきぽんがあの二人絶対できてるよね、と勘ぐっていた、おそらく彼氏と思われるガタイの良いもう一人のコックさんがドボドボドボ〜と完全に多すぎる量のごま油を反対側から加えていて、いやいや、逆だろ、とツッコミを入れたくなりましたが女の子はか細い腕で懸命的超熱烈広東風炒飯調理。

急な雨や直射日光防止に備え、張ったテントだった様ですが逆にこの調理の際に出る熱気が逃げずに全て溜めこんでしまって、もんもんとしていた様です。

一時は倒れかけていたゆきぽんですが日本人に生まれて本当によかったと、もし少しずれてこの世に誕生していたら今日この炎天下の下、中華鍋をふっていたかもしれないと親やご先祖様に感謝をし、完全復活を成し遂げました。


image



その後は寝ていない次の日特有の”ナチュラル、ハイ”モードになってきて、はい、漬けマグロあがってるぅっ!らっしゃいらっしゃいらっしゃい!!はい最後一貫持ってけドロボー!と日本語が通じないのをいい事に無駄に声を張り上げ場を楽しみました。

エンジンがかかったゆきぽんは刺身や握りの切りつけの時にどうしても出てしまう魚の切れ端を自らかき集めだし、フルスロットルで18番の細巻きを披露。

さすが数をこなしているだけあってふんわりとても美味しそう。

するとカズさんも感化されてネギトロを巻き出し、何故か身内細巻きバトル。

朝から何も口にしていない僕は大人しくテーブルクロスに隠れ、二人が作ってくれたお寿司を交互にありがたくいただきました。

さっきまではメニュー外の注文にイラっていた僕らですがここからは食材を全て使い切ることをメインの目標に掲げクーラーボックスに残る材料を眺めつつ直感クッキング。

海の神、山の神、大地の神に感謝です。

ちなみに『大地讃頌』は名曲。

日本の人にはうけないだろうなぁ、でも外国の人は大好きだろうなぁ、なんて一品にもチャレンジでき、またそれが予想通りの反応だったりして最後の方はとても楽しみながら料理をする事が出来て幸せでした。


見事に食材を無駄にする事なく使い切り、”僕らの2日間戦争”もついに終わりを告げました。

image


片付けの時にやっぱりラップが足りなくなり、下っ端の人がスーパーに買いに行かされるというオチ付きでしたが。

ラップは多めに準備しましょう。

もしかしたらこのブログを読んでくれている皆さんの中に海外のラップを見た事がない方もいらっしゃると思いますが、本当に日本のサランラップ、クレラップなんかとは雲泥の差なんです。

日本に帰るたびに大量に買ってくる人がいるくらい日本のラップは優秀ですが海外製ラップはひどすぎる。

日本の物のようにプラスティック製のギザギザで気持ち良くスパッと切れるなどという事は200%ありえないし切り方はびびびーと伸ばした後自分の腕をラップの上に被せるように置いてちぎり取るというのがごくごく一般的なのです。

一番ムカつくのが端っこの部分が全部くっついていて伸ばすたびにどんどん幅が狭くなり一反木綿の様な形にしかならないやつ。

多分カットする時に熱でくっついてしまうんじゃないかと予想していますが約2割はこれなんですね。

今まで何本ゴミ箱にぶん投げた事か。。
もったいないけどほんとあれだけはどうにもなんない。


、、、またラップごときに熱弁してしまいました。。


ラップを待つなんていう事に無駄な時間を費やしたくない僕らは自分たちで使った場所だけを片付け、皆に挨拶をし、先にお暇する事にしました。


その足で丁度ビル横にあった南アフリカ人夫妻が経営するアイリッシュパブでお疲れビール。

働いた後のビール最強。

ここでは料理を作ってもらう側の幸せを噛みしめつつ、クリスピーチキンスティックとソーセージの盛り合わせをツマミに反省やねぎらいはそこそこに、時事ネタ、お家騒動、ゴシップ話で大いに盛り上がりました。

さっきまで隣のビルの最上階でいわゆる成功者と呼ばれる人たちに料理を出していたのにやはり自分たちは地上階のカジュアルな雰囲気の中ジャンクフードを食べる方が落ち着きます。
きっとこれからもずっと、こんな感じでしょう。


また新しい経験ができて、自分が生きるそれとはまったく違う世界を垣間見る事ができて勉強になりました。

世界は広いなあ。


次回のポシドニアが開催される2018年、その時僕はどこで何をしているんでしょうか。




image



ギリシャ神話の海神、ポセイドンのみが知っているのかもしれません。



ポシドニア2016終了!









筆 タカキス。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ























 

ポシドニア本番、前半戦。

キッチンに入ると昨夜とうってかわってすごい人口密度です。


image


実はこのG-TOUCH,カズさんと僕で立ち上げた会社で初めて公式に仕事を回してくれた、僕らにとっては特別な存在なのです。

今回も正直交通費や労働時間を考慮するとまあ割りに合わない案件なんですが、鶴の恩返し、破格でコラボが実現。

G-TOUCH的にもギリシャではレアな日本人シェフを3人も用意できて鼻高々なのです。

ルー大柴にちょい似のシェフ、ディミトリス(ルー大柴風のギリシャ人は結構多い)と久々の再会を果たし、それ以外は全て名前を忘れていたキッチンスタッフとも一通り握手を交わしていざ作業にとりかかります。

カズさんとゆきポンと僕3人で担当すると思っていた寿司部門もベトナム人とフィリピン人の助っ人が既にウォームアップを終えてスタンバイしており、キッチン内に5人でリトル、アジア街を形成しました。

先に来ていたこの2人はしっかり自分たちの作業スペースを確保し、まな板までセットしていたのですがいかんせんこのキッチンのキャパに対して多すぎる人員に、僕とゆきポンは作業スペースをゲットするところからのスタートです。

厨房内につきものの陣地戦争、ラップ戦争、キッチンペーパー戦争が勃発するのも時間の問題という張り詰めた空気に僕も元々でかい鼻の穴をさらに上下左右に広げ、鼻息を荒くして臨戦態勢に入りました。

僕の隣で働いていた女の子がどこかに行った隙に境界線になっていたでかいゴミ箱をあちら側に少しづつ押すという陰湿な領土戦争を仕掛けましたが帰って来た女の子、所狭しと働く僕とゆきポンを見てエラ!エラエラ、エッラー!(もっとこっちにおいでよ、もっと平気だよ♡、大丈夫だって!)と実に爽やかな笑顔で自らの陣地を譲り、自分を恥じた僕は一時は大人しくなったものの、喉元過ぎればでゆきポンとラップに名前を書きそうな人を勝手にリストアップしてみたり、飲食業あるあるで大爆笑をしたり、業界ネタで大いに盛り上がりました。

最近仕事中に日本語を話すことが全くないのですごく楽しかったです。

ラップはやはりここでも10人以上スタッフがいるのに2本くらいしかなく皆使ったら置きっぱにするので探し回るのが大変w

本職用でない魚がつるつる滑ってしまうまな板や道具類に大苦戦しながらも巻き寿司を何百本も巻き、魚の切りつけを何千切れ分と終えたところで9:30、出発の時間です。

会場は最近やたら足を運ぶことが多いピレウス。

またまたここから車で1時間の移動、、しかもこの日はポシドニアの影響からか道が大渋滞でなかなか前に進まず昨夜1時間睡眠で体力が回復していない僕の足はひらすら半クラを繰り返すうちプルプルしてきました。

結局2時間近くかかったかな、ゆきポンはちょっとだけ仮眠。

ついにピレウス港すぐ傍にそびえ立つビル、今日の会場に到着。

ピレウス港を眼下に一望できる一等地、さすがです。

image



なんでも今回のイベントはギリシャ人女性CEOが舵をとるとても巨大な船舶、物流会社のパーティーなんだそうです。

少し調べたらこのお方、この業界の影響力のある人物TOP100の11位に選ばれたり、"The most powerful businesswomanにノミネートされたりと、すごい大物の様です。

至る場所に設置してあったこの会社をPRするテレビにも途切れることなくこの方がフィーチャーされており目力の強いインパクトのある顔が目に焼き付いてしまいました。、、、超怖そう。

パーティーの途中でVIP席に挨拶回りをする生社長を見かけましたがテレビからは伝わってこないとてつもないオーラが数メートル離れた僕らの簡易寿司バーまで波動を放ち、揺れるネタケースを必死に抑えました。


さて渋滞の影響で遅延しまくり会場になかなか着かないG-TOUCHの冷蔵トラック数台。
下で今か今かと搬入待ちをしている先に到着したスタッフにもさすがに焦りの色が出てきました。

1時のパーティースタートまでにもんのすごい量の道具や食器、食材なんかをビルの最上階テラスまで持って上がりセットアップしなければならないのですが使っていいという許しが出たのは狭いエレベーター2基のみ。 ふふふ。 間に合うんでしょうか。

このクラスの大きいイベントになると食洗機やガス調理台、バーベキューコンロ、フライヤーなどの大型機器類も全て持ち込みになるので設置だけで結構な時間を要します。


先に運んどけよってね。

この要領の悪さがギリシャw


そして設置後、油が飛んだり汚れて後々トラブルにならない様に厚紙を床や壁一面に貼り付けてようやく作業が始められます。

僕ら寿司チームは簡易式のネタケース用の電源が入らず(というか配線自体がなかった)、僕ら以上にあたふたしているマネージャーが電気のおじさんをビル内から捕まえてきてずうっと頑張っていましたが結局電源が入ったのはお客さんが来だしてから。


メインである寿司コーナーは会場一番目立つところに設置されました。

image


大人の事情で素性を明かせないゆきポンは隠れる場所を探してうろうろしていましたがw

何がきついって、とりあえず暑すぎ。
中途半端に張り巡らされたテントから日差しが入りまくりビル最上階の負の部分が僕らを襲います。

到着した時には作業テーブルの3分の1くらいが直射日光に照らされ、これはマジで危ないから移動しよう!と相談したのですが今から陽があっちに落ちるから大丈夫!とまるめこまれ、ぶつくさ言いながら続けていましたがところがどっこい、陽はまさかの逆の方向に進みさらに僕らの作業場に熱射の範囲を広げてきました。

本来は冷蔵庫には入れない巻き寿司や握りもこの日は冷やしていましたがそれでも怖い、もともとあったフロアプランを無視して時間とともにテーブルを動かしながらの作業となりました。

そしてこういうパーティーなのでクーラーボックスやゴミ箱、その他全ては垂れ下がった黒いテーブルクロスに隠れる様に置いておかねばならずいちいちしゃがんでテーブル下に潜り込んで物を取らなくてはなりません。

このテーブルももちろん調理用ではなくただの勉強机みたいなやつなので低くて本当に腰にきます。


開始時間を過ぎやっとそれらしいセットアップができましたが、リハをする間もなくこっから一気に怒涛の勢いで招待客が押し寄せてきて僕ら3人もプチ、パニック。

お皿にお寿司を並べてお客さんの前に置いたと同時になくなっていきます。

やはりこういう場でのギリシャ人には度肝を抜かれますね。

英語のgreedyっていう形容詞がぴったりのなんともまあ、、、すごいですね。

僕やカズさんはわりかしもうこういうシチュエーションに場慣れしているんですが経験値の少ないゆきポンは代わる代わるコレくれアレよこせと押し寄せてくるハングリーな人々に苦笑いで対応していて僕的にはそれが結構面白かったです。

皿に盛ってから置くからちょっと待っててね、と丁寧な対応、さすがゆきポン、物腰が柔らかいですね。

ここからさらに何十人という単位で人が増えていき、待ちきれなくなった人の一部はまだ盛り付けを終えていない物ばかりか、まな板にのっている物までつまみ食いしだしました(こういうのは100%ギリシャ人)。

僕は真ん中で握りと刺身担当だったので無事でしたが両サイドのカズさんゆきポンはつまみ食い防止に必死w

醤油皿も取り皿も割り箸さえも足りなくなる状況でお客さんたちも少々怒っていましたが、ウェイターを呼ぼうにも人が多すぎて彼らも近づけないんですね。

僕らチームジャパンも溢れ出る汗を拭いつつ、寿司ロボット並みの仕事量で対抗しましたが、3対数百なので押されています。

ここから最低でも一時間はこの悪夢の時間帯が続くであろうと踏んだ僕はビートルズのLET IT BE を心の中で歌い出し、得意の現実逃避。

適当にお客さんやカズさんゆきポンと会話をしつつ、手は高速で動かしながら心は平静に。
ジョンレノンとポール、マッカトニーの名曲の歌詞をかみしめます。


苦難のときには
聖母マリアが僕のもとに現われ
知恵ある言葉をかけてくださる
゛あるがままに”

何事もあるがままに
無理に変えようとしてはいけない
知恵ある言葉をつぶやいてごらん
あるがままに

今はただじっと堪え忍ぼう
このままそっとしておこう
いつか必ず答えが見つかる
今は堪え忍ぼう

www


ギリシャに来てから覚えたこの技でなんとか苦境を乗り越え僕の担当部門は少し落ち着きを取り戻しました。

カズさんももうすぐ落ち着きそう、うん、良かった。



ゆきポンは、、、、、、むむっ、えっ、、や、やばい!

ふらついているではないか!
僕らが必死にこなしている間、ゆきポンに注意がいかず、いつの間にか直射日光が彼女の黒髪にしばらく直撃していたのであります!

新鮮な魚料理を振る舞うどころか自らが死んだ魚の目をしていて今にもダウンしそうなゆきポン。。

なんてこった。 話が違うじゃないかレノンよ。

僕は急いで、始まる前にバーからくすねておいたソーダに氷をたっぷり加えて命の水で介抱。

直ぐに手を休ませ、どこか涼しい場所に避難させようと思いましたが人の壁が目の前を塞いでいたのでひとまずはその場でしゃがんで水分補給です。

自分も人生でたった一度、高校生の時に日射病になった事があるので辛さはわかります。

数分後奇跡的に開いた一筋の道へゆきポンを送り出しました。

一緒に行ってあげたい気持ちは山々ですが、ここで無情の第2波がやってきて抜けるわけにはいかない状況です。

カズさんとやるっきゃねえな!とアイコンタクト。
カズさん汗だらだらw

目を細め遠く消えていくゆきポンの姿を確認してから目線を手元に戻しました。




頑張れゆきポン、、、帰ってきてね♡

image



続く。


筆 タカキス

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ































 

鬼の仕込み 〜ポシドニア2016~

車を走らせる事一時間、見えてきましたケータリング会社G-TOUCH。

このいささか下品な会社名もいかがなものかと思いますがギリシャではまだマシな方です。

ギリシャのネーミングセンスのダサさ、これは間違いなく世界でも5本の指には入るはず。

ジムなら"LET'S GO GYM",寝具屋なら"BED&BATH",小さいカフェなら"COFEE&SNACK",ボーリング場は"RED&BLUE",ショッピングモールならSHOPPING&MORE、スブラキ屋なら"スブラキング”てな具合によくそのアイデアが社内で通ったなと逆に感心してしまうくらいひねりもなければ遊び心のかけらもないものばかりw

絶対かかってきた電話とか取りたくないな、とぐふっと笑ってしまいますが。
はいもしもし、LET'S GO GYMです!とか死んでも言いたくないよなぁ〜〜。。。

若い頃地元のイタリアンレストランでバイトをした時、オーダーが入るたびに皆に聞こえるようなでかい声で”パスタ、ペルファボーレ〜🎶、と強制的に言わされるのがどうしても耐えられなくて数日で辞めたのを思い出しました、しかもキャスケットとカラフルなくるくるネクタイみたいなやつを身につけて、、、今となっては良い思い出です。




さてさてそんなどうでもいい話はさておき、港から爆音で一人カラオケをする事一時間、丁度”マイベスト”の自己編集CDが一周したところでG-TOUCHに到着。


大きなトラック数台でテーブルや道具類など搬入中で明日のイベントが巨大である事がひしひしと伝わってきます。

キッチンメンバーも遅くまで残ってるのかな〜と思いきや、広いキッチンにはカズさん一人だけでした。

ウォークイン冷蔵庫にはパンパンに明日用に下準備を終えた食材が整然と並び、昼間戦場だった事をうかがわせます。

すると多分オフィスの人らしきおじさんがトコトコとやってきて勝手にタッパーを開けビーフステーキをおもむろに取り出しナイフとフォークで優雅につまみ食い。。

明日足りるのかな。。
自分が肉担当だったらブチ切れますが、、まあいいや。


カズさんの方はというといつもは基本元気いっぱいなのですがこの日ばかりは連日の激務で疲れがピークに来ていたのか、見た事ないくらいのローテンションで大量のサーモンと戦っていました。

時折話しかけてくれるのですが遠くにあるラジオよりもか細い声でうまく聞き取れず、僕は気付かれないようにそうっとラジオのボリュームを下げました。

なんでも猫の手も借りたいくらいの仕事量で、カズさんの長男アキラにも助っ人にきてもらったそう。
家族って素晴らしいなー、じ〜ん。


何から始めればいいですか〜?となるたけテンション高めに聞くと、冷蔵庫にマグロ君がいるそうです。。。。


ま、まじかよカズさん。。。。

5時間の移動後にマグロ君はねーだろーよ、と悪タカキスがぼやき出しますがしゃーない。
文句を垂れる前にやっつけるしかありません。

このマグロをおろすという作業、次の日筋肉痛になるくらい体力を要する仕事でしかも集中して一つ一つをこなさないと結構危ないんですね。

マグロをおろす日はレッドブル3本コースっていうしきたりがあるくらい。

なので精神統一をし、あとは気合で自分と時計との戦い。。。眠いぜ。。。


image

全てサクにしたところで刺身と握りの切りつけは明日します。

マグロ君は色変わりが早いのでできるだけギリで準備しなくてはならないのです。

その代わりに今からスズキさんとサーモンちゃんの切りつけ。

切っても切っても減らない魚たち。。
一日中酷使した包丁もさすがに切れなくなってきました。


image

結局この日の仕込みを終えたのは0時過ぎ。
明日は朝6時入りです。

ついに寝れる、と思いきやノンノン!そんなに甘くはないのです。

今からこの足で今回友情出演してくれる事になったマブダチゆきポンのお迎え。
40分をかけ電車の最終駅、エリニコまで行きました。

久々の再会にすっかり僕の疲れも吹き飛び、のオーナーシェフ磯さんと合流し家の下に出来たばかりのピザバーに連れて行ってもらいました。

あーでもないこーでもないと近況を報告しあい、ピザのウンチクを語り、皆元気になってしまってそのまま焼き鳥屋に流れ込みました。

image




う〜ん、良くない流れです。

僕はチプロを飲みたい欲求をなんとか我慢しましたが磯さんとゆきポンはワインを美味しそうに飲んでいました。

時刻はAM 3:30。

さすがにやばいので会計をもらい家に戻り歯を磨いてベットに潜り込む@4AM。

6時には作業開始なので最低でも5時起きです。

目覚ましを最大音量でセットし5時起き5時起き5時起きとひたすら唱えながら電気を消しました。

やっと手に入れた睡眠もアラームのけたたましい音と共に一瞬で終わりを迎え、この先5分間の、もうこのまま寝続けて何もかも投げ出してしまおう、という弱い自分との格闘です。

なんとか打ち勝って速攻シャワーで寝汗を流し、まだ気持ちよさそうにグースカ寝ているゆきポンをたたき起こしました。

すでに押しているのにコーヒーを買いに行きたいとだだをこねるゆきポンを後でいこうね〜となだめつつ早朝のグリファダからマルコプロウに車を走らせる事30分、ほぼ時間通りに到着。

奥のキッチンからはすでに厨房独特の殺気立つ声や音、匂いなんかが溢れ出ています。

いやがおうにも高まる緊張感。

バッキボキの体に鞭を打って、母から送られてきた立ち仕事用着圧ソックスとサポーターを腰に巻きいざ出陣です。


ね、眠い。。





筆  タカキス



にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ















 

ポシドニア2016と僕の睡眠問題。

シロスに来てからちょうど10日目。

少しづつ環境にも一緒に働いている仲間にも慣れ始め、仕事に集中できるようになってきました。
お店の方はまだ暇ですが、ギリシャの夏休みが始まる6月中旬以降は忙しくなりそうな気がしています。

image


さて今日はまたまたフェリーでアテネに向かいます。
というのもギリシャ2年に一度の一大イベント、国際的な海自展ポシドニア2016のお手伝いに急遽お呼ばれされたのです。

夕方4時発の船に乗るため、今日はいつもよりさらに早起きをして仕込みをスタート。

飛行機やフェリーでの移動ではほぼ100%の確率で何かしらのトラブルに見舞われる僕は朝からドキドキでしたが怖いくらいスムーズに事が運んであっという間に出発の時間。

そろそろ皆に挨拶をして出ようかなと思ったその時、悲しきかな僕らのこの商売、こういう時に限ってお客さんがギリギリでカウンターに入りました。。。やばい。。

しかもこの夏の僕の相棒、フィリピン人のジョンは超フリースタイラーで目を離すとすぐどっかに行っちゃうんですね。

この時もいつの間にか姿を消し、ウェイターに探してもらうもこれという目撃情報は得られず僕の額には焦りと6月にしては強すぎる熱気とでつたう汗。

一通りオーダーをこなした後、怒りの呼び出しをしようと米粒のついた手のまま携帯に手を伸ばした瞬間、帰ってきました超自由人。

なんでも実家の犬がゲロしちゃったからスカイプで話していたそう。。。。

怒鳴りつけてやろうと思っていたのに拍子抜けしてしまいました。。

いやいや拍子抜けしている場合じゃない、、すでに予定の出発時間から15分経過。

シャワーを浴びる計画をキャンセルし脇シューとラベンダーの香りレノアで洗ったTシャツで強引におっさん臭をかき消し乗り込む車。

4駆モードに切り替え、道無き道を攻め、通常は20分以上かかる港までへの道を15分で完走しました。

image


出航までは45分。自分一人で乗るなら余裕なのですが車ごと乗り込まなければいけないので最低でも30分はみないといけません。
最寄りの代理店で片道102ユーロのチケットを購入しすこぶるうまくいきました。

ほっとした瞬間喉の異常な渇きに気づき時計を見つめます。
定刻での出航までは40分。
フェリーはまだ来ていない、、、丁度横にはカフェレストラン。光り輝くビールのロゴ。。。ごくり。

2秒で誘惑に負けて生ビールを注文。やっぱこれだねぇ、と心で叫びながらついでにつまみも注文しました。

作り置きがしてあってすぐに出てきそう、且つビールに合うもの、、ということで僕が目をつけたのがミートパイ。

たくさんのお客さんがいる中一人で接客をしているおばちゃんをなんとか捕まえ注文しました。

もうこの時点で出航までは30分を切っていたのですがこれがまたこのミートパイがなかなか出てこない。

ま、まさかこの大不況でキッチンまでおばちゃん一人でまわしているのかも、、という不安が脳裏をよぎりましたが焦る気持ちを抑えるため2杯目のビールを自ら取りに行きましたw

そしてついに前方にフェリーが見えてきたその時やってきましたミートパイ。

朝から何も食べる時間がなかったので思わずがっついてしまいましたが見た目からは想像できない程中が激アツで一口目でベロを火傷してしまいました。

見た目は小さ〜い春巻きみたいなんですがこれがどうやら揚げたてだったらしく口に丸々入れた瞬間おそらく沸騰直前くらいの温度であっただろう肉汁が口中に溢れ僕の商売道具、ベロはヒリヒリ。
丁度冷凍一口春巻きの皮部分を10倍くらい厚く、硬くしたような感じ、しかも8個。。

フェリーはもう着岸体制に入っている中この激アツのツワモノをフーフーしながらビールで流し込むという作業をひたすら繰り返し、本来涼む目的で入った店を汗だくのまま後にしました。

先頭の車は既に入庫を始めており前の方に陣取っていた僕も想定外の200メートル走で今話題のMITSUBISHI車に乗り込みなんとか事なきを得ました。

うぅ〜、ビール1.7杯とミートパイかき込んだ後のダッシュ、、気持ち悪っ。


前日の晩は色々考え事をしていて寝れなかったのでほろ酔いでフェリーに乗り込み睡眠を取りたかったのですがこの日は満員御礼で席がなくカフェ脇の通路に面したプラスティック製の固い椅子で4時間を費やす羽目になってしまいました。。
可哀想。。

眠ろうと努力はしましたがアテネが近づくに連れテンションが上がってきます。

最近シロスで完全にホームシックに陥っている僕はアテネの皆と再会できるだけで嬉しいのです。

image


たわいもないくだらない話をしてジャンクフードとビールを楽しみ、無制限ネットで動画を漁る。
それだけで十分。
島暮らしではネット環境が悪いのが本当に致命的なんですよね。




さて結局また一睡もできずアテネはピレウス港にあと数分で着くというアナウンスが流れました。

夜8時着、このままどっかでビールでもひっかけて明日に備えたいところですがそうもいきません。

500人前の仕込みが残っているのです。

先に皆が始めてくれているという事以外詳しい事は聞いていなかったのでかなり不安ですが、基本行き当たりばっかりの僕のギリシャライフ、とりあえず行ってみるしかありません。

ナビをセットして目指すはアテネ国際空港近くのケータリング会社。

約一時間の道のりです。

さすがに朝からぶっ通し後の移動5時間はこたえますがやるっきゃない。

頑張れ自分。


image


続く。

筆 タカキス


にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
















 

ブランニューチャレンジ、シロス島。

5月25日、ピレウスでの仕事をひとまず終え、夜7時発SUPERFAST号に車ごと乗り込みました。


image


これまでアテネーシロス島間を何度か行き来してきましたがようやく話がまとまりました。

ついに夏の激務をこなすための生活用具一式を詰め込み一人で島に再上陸。

予想通り、”SUPER FAST"とは名ばかりでいつもと全く同じ4時間をフェリーの上で費やしました。

ドキドキしっぱなしで船酔いの心配すら忘れていましたが、いざこうしてプロジェクトが動き出すとまた新たな、もっと大きいプレッシャーがのしかかってきてしばらくまた上手く寝れない夜が続きそうです。


エーゲ海の十字路ともいわれるここシロス島はキクラデス諸島のキャピタル。

どこに行っても同じような雰囲気の多いギリシャの島の中では、他とは少しとは違った印象を受けました。

建物の色のせいでしょうか。

港周辺シロスで一番栄えている街、エルムポリは既に観光客で賑わっています。

細い路地が張り巡らされおりこじんまりとした商店やカフェが並ぶ、都会的な色のある街です。

image


image




僕とビジネスパートナー、かずさんが立ち上げた新会社とこの夏に共同でプロジェクトを立ち上げることになったのがシロス島でビジネスを手がけているシルベスター、スターローンに激似のヤニスさん。

image





街から車で20分ほど離れたビーチ、アガソペス(Agathopes)でこの島初となるジャパニーズレストラン(正確には寿司も置いているレストラン)を開業します。

初めてここに訪れた時から何ヶ月も経過していますがやっと全ての家具なども揃い、なかなかいい仕上がりになりそうです。

マッサージや小さなショップも併設する大きな施設で、さらにビーチとも直結しているので忙しくなりそうな予感がしています。

コケてしまったら本当にヤバイのですが、いきなり忙しくなりすぎてもこれまた色々と問題が出てくる飲食業、いや、それでも嬉しい悲鳴をあげられるよう頑張ります。

image


image





image


image

image





まだ道具や食器類は足りてないし、工事も完全に済んでいないのにとりあえず店を開けてしまうという恒例のギリシャ式オープニングに一週間で相当疲労してしまいましたが、ここまで来たからにはストレート全力投球あるのみ、第一目標はコミュニケーションを皆とたくさんとって、キャッチャーとなってくれるチームワークを作れればと思っています。


落ち着くまでは朝から晩まで働いているので、なかなかブログの時間も取れないかもしれませんができるだけアップしていければと思っています。


いつもありがとうございます。


image



筆 タカキス


にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

ミコノスから広島のこと

ここミコノス島、陽射しが少しずつ強くなってきて観光客や地元ミコニアンの人たちの肌の露出も激しくなってきています。皆各々好きな方法で日焼けを楽しんでいます。ビーチでトロピカルカクテルを嗜みながらのんびり日焼けを楽しんでいる普通の人もいれば、街中を水着で歩いてみたり、裸でバイクに乗ってみたり、これまた裸でどでかいスピーカーを積んだオープンカーでブインブイン街中を疾走しながら日焼けしちゃう、みたいなハードコアな観光客も徐々に増えてきています。

そんな観光客は地元に帰った暁には友達や家族に『Hey myfriend ミコノスは陽射しが強くて参っちゃったよ〜HAHA!!』なんてこんがり小麦色に焼けた肌を見せつけ自慢するのでしょう。

太陽アレルギーの僕は陽射しが強くなって行くのに比例して日焼け止めの量が増えます。
8月のピークを迎えると、もはや芸者並みの白さに。。一度でいいのでマイク真木の様な健康的な小麦色になってみたい。。
毎年ビーチに行くと出現する謎のぷつぷつ君よ、もう今年は勘弁してくれ〜。


IMG_8675





そんなミコノスどうでもいい情報は置いといてやっぱり気になるのがアメリカ大統領戦後初の広島訪問。
行われた演説の中で
特に印象に残ったのはこの2つです。



どの人もそれぞれの価値があり、誰の命も貴重なものです。私たちが伝えなければならないストーリーは、私たちはみな、人類という1つの家族の一員だということです。』

『もしかすると、何よりも必要なのは、私たちがいかに世界の人々と互いにつながっていて、人類の一員であるのか、改めて思いをいたすことなのかもしれません。』


とてもシンプルで分かりやすく、未来に希望を持たせてくれるようないい演説だと感じました。
それとやっぱり人類単位での話を世界に発信出来るこの人は単純に凄いなと思った反面、この人俺と同じ考えじゃんって思ってしまったのは内緒の話です。



これまで軍事力による平和を象徴してきた世界のリーダーアメリカ、一方戦争がない平和を願う日本。
被爆者の方とオバマ大統領の交わされた握手の背景には、まだまだ解決しなければいけない問題が山積みだとは思いますが広島に来て今までにない『何か』をオバマ大統領は感じてくれたと思うので、戦後70年経ってからのやっとの訪問でしたがやはり凄く意味のある訪問だったと思います。



DSC_1600





なにより自分の生まれ育った広島の街にアメリカ大統領が来るなんて、、演説のあった平和公園の近くで育ったミーハーの姉はOO町にオバマ大統領の車通ったよ!!なんて浮かれメール送ってくるし、さぞかし広島大パニックだったことでしょう。広島がこんなに盛り上がるのはカープまさかの優勝かオバマ大統領訪問かぐらいですね。



最近はミコの散歩にはまっていてハーネスをつけたミコに引っ張られる事に幸せを感じています。
今日もミコノス平和です。




明日も平和でありますように。







DSCF7402





筆ゆじろす


にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ




































 

猫天国ギリシャ。

昨今の世界的な猫ブーム、目を見張るものがあります。

image


YOUTUBEなんかにもたくさん猫動画がアップされていて何気に見始めて気付いたら1時間、なんてこともしばしば。

今僕の家の中には二代目金魚のキンちゃんしかいないのであったかい毛に埋もれてモフモフしたい願望がどんどん膨らんでいきます。

家のすぐ近所のペットショップをたまに訪れては網の隙間から指を突っ込んで温もりを感じ、ペットを飼いたい欲求を抑えていますがそろそろ限界かも。

やっぱり犬か猫と暮らしたい。。。ごめんねキンちゃん。

ギリシャのペットショップでは猫は殆どいなくて、いてもペルシャ猫みたいなスペシャルな猫ちゃん達ばかり。

猫は本当にそこらじゅうで自由に生きているのでわざわざペットショップで、という感覚はないのでしょう。

ちなみに愛しのとらぼーもアテネの元野良、ユジロス家のミコもミコノス生まれの元野良でした。

IMG_0473


IMG_5742




ペットショップの出入り口横では野良の犬や猫を保護して世話をしているコーナーがあり、希望すれば無料で引き取ることができます。

image


道にも至る所に野良達用の水とご飯が用意してあって、動物にとってきっとこの国はとても暮らしやすいはずです。 そう、ギリシャは動物と公務員には天国なのであります。


image


ギリシャのこういうところ(生き物に優しいところ)大好きです。



ギリシャといえばぬこ、ぬこといえばギリシャ。

街を歩けばぬこだらけ。




IMG_1519

image


image







前回シロス島行きのフェリーで本当に偶然にユジロス家御一行様と同じフェリーでした。

ミコのために奮発し数時間の船旅に個室をとるという過保護っぷりを恥ずかしげもなく発揮していましたが(しかも間違えて無駄に隣同士の部屋2部屋分とってるし。くっすぅ〜)、
ミコは大満足、久々海の旅を満喫しているようでした。
かわいすぎ、ミコ。





image



今頃生まれた島へ里帰りしてのほほんとしている事でしょう。




自分で作らなくていいご飯を食べて遊んで昼寝してたまに喧嘩して恋をして。
明日の事は気にしない。
嫌なもんは全て拒否。

な、なんて素晴らしい一生。


IMG_1531


神様、次は是非この僕にぬこライフをお与えください。



筆 タカキス


にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ









 

海の玄関でスパルタ教育。

こちらグリファダ、昨日今日としとしと雨が降りました。

ここ数日バタバタしていて水をやれていなかったテラスの植木達がしびれを切らしてお天道様にお願いしたのでしょうか。

image




最近は毎日早起きをしていますが、変なリズムが出来てしまって明け方までうまく寝付けずに睡眠3時間ほどの日々が続いています。

そして夜帰ってくると疲れて1時間位横になってしまいまた寝れなくなるという典型的な悪循環からなかなか抜け出せない。。。

なぜ夜行性の僕が早起きをしているかというとアテネ海の玄関口、ピレウス港すぐ近くにあるバーから依頼をもらいメニュー開発とスタッフのトレーニングをしているのです。

もともとパン職人だったという手先の器用なギリシャ青年にせっせと巻き寿司を教えています。

こちらのイケイケなバー、以前るるぶで紹介させてもらったGAZI COLLEGEというお店と同じオーナーさんが経営するこの辺りでは有名なお店で週末はすし詰め状態。



image


僕としては2012年に少しの間働いていたinbi姉妹店での悪夢のような連夜を思い出し、絶対に働きたくないな、と心の中で思っているのですが多分若者にとってはワイワイ楽しいのでしょう。

スタッフもものすごい人数いて名前を覚えるのだけでも大変。

パノスかディミトリスかヤニスかコスタスかイリアスかニコスかヨルゴスかバシリスかマノリスかレフテリス、90%以上のギリシャ男はこの中のどれかに当てはまるのですが最近の若い兄ちゃん、皆同じような髪型をしてるので組み合わせがなかなかできず苦戦中。

人が集まってる場所なんかで上の名前の中でも特に多いディミトリス、パノス、ニコスあたりの名前を大声で叫ぶと結構な数の人が一気に振り返るので結構おもろい。

さてこのピレウスというエリア、僕らが来た当初は薄暗くて雑然としていてあまり好きではなかったのですが(今でも別に好きではない)、ここ最近では若者向けのバーがこぞって出店したり中国資本も加わって少しづつ雰囲気が変わってきたように思います。

グリファダからピレウスまでは車で30分。

海沿いの道が続くので気持ちは良いのですがいかんせん運転マナー最悪のギリシャ、ウインカー出さないのは朝飯前、マリオカート並みの車線変更と信号無視、右折左折する時に外側車線からもガンガン曲がってくるので運転の度に寿命が縮まります。

あとギリシャ向けに生産、輸出する車からは全てクラクションをとるという法律を作って欲しいですね。
まじ鳴らし過ぎ。

信号が青に変わった瞬間に進めよと、早押しクイズ並みに皆で鳴らしまくるのであれは本っ当にイライラします。

かくいう僕も負けじとマリカーのロケットスタートのタイミングを練習中。

image



そんな久々の車通勤の毎日でしたが予定のトレーニング期間をほぼ終え、新メニューのラウンチパーティまでもう残すところ数日。

ラストスパート、弟子トーマス君が慣れない柳包丁で指を切らない事を祈るばかりです。
初めは恐ろしくて見ていられなかったけど流石若いですね、覚えがよろしいw


今日は少しだけ早く切り上げたのでIrish Ciderで一杯。

image


イギリスでは安いので、あの頃よく公園で皆で飲み散らかしたな〜

っと、懐かしい思ひでに浸りつつ、英気を養うのでした。

明日もがんばろ。



筆 タカキス


にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

ミコノス便り 

皆様ご無沙汰しております。広島のエセロックンローラーことゆじろすです。
酔っ払って滑ってこけて..鎖骨の骨折という実に痛い経験を経て精神的、骨も強くなって帰って参りました。後悔先に立たず。しかし今日も酔って候。ほどほどにします。


もし更新を待ってくれていた人がいたとしたら、申し訳ありませんでした。
最近のタカキスの記事更新ラッシュ(略してKKR)に尻を叩かれてようやくパソコンの重たい蓋を開けブログ管理画面の『記事を書く』をクリックする事ができました。
約1年ぶりのこの1クリックたかが1クリック、されど1クリック。天井からピエロの姿をした悪魔の化身が糸で僕の人差し指を引っ張ってるんじゃないかと思うくらいヘビーな1クリック。




というのは少し言いすぎましたが、ほんとに何かを続けるということは難しいことですね。
でも続ける事に意味がある。このブログで出会えた人も数知れず。日本にいる家族や友達への近況報告、ギリシャに興味がある人達に何か少しでもギリシャのいいところを知ってもらえたらなという情報発信や何より自分たちのギリシャで生きた軌跡にもなるので。出来るだけ更新頑張ります。





S__17620995





自分の近況報告をさらっとさせてもらいます。
タカキスの前の記事でさらっと説明があってご存知の方もいらっしゃると思いますが自分は今ミコノスに居ます。

2013年以来のミコノス。そう、知る人ぞ知る世界のモーホーゲイパラダイス。
前のミコノスの記事に書いた通りここはやはりまだ、スキンヘッドでマッチョな男子が愛を語り合う特殊な島。しかも女子にはモテないが男子には何故かモテてしまう僕も特殊体質。
前回来た時は新しいスタートだ!何て言って気合い入れる為に 3ミリの丸坊主にしたはずが、ここの土地柄上何か他の新しい扉でも開ける為に頭丸めたみたいで後悔に更けたのはまだ記憶に新しい思い出。
今回はしっかり髪はあるし、そっちの新しい扉は一生分南京錠をかけてあるので大丈夫です。




仕事のことはというとinbiからは離れ、師匠兼友達タカキスからの一人立ちを決意。
自分の中で様々な葛藤もあったのですが、悩み抜いた末自分の思う道を進もうと決めました。
この決断も自分にとって大きなチャレンジなのでタカキスに負けないくらい頑張ろうと思います。

世の中の右も左も分からなかった19の時に勢いだけで日本を飛び出してから早10年。
日本を離れ、もがいて苦しんで、そしてなにより楽しんで文字通り、あっ と言う間でした。
遊ぶ事しか頭になかった当時からそれなりに歳もとって結婚もしてようやく何か形になるものが見えてきたような気がします。

今は新しいポジションや新しい環境、ギリシャならではの問題を抱えてなかなか大変な事もありますがきっとこの経験もきっといつか自分の糧になるはずと思って日々精進です。




日々の生活のベースとなる住居環境は、キクラデス諸島を一望できる丘の上、そして数あるビーチの中でも人気なその名もスーパーパラダイスビーチを目下に臨む事ができます。
近くの家々にはinbi時代からの仲間も住んでおり毎晩どんちゃん騒ぎ。ほぼ毎晩むさくるしい男どもが突然やって来るので奥さん夜は常に半ギレですが自分の作った料理を褒められるとすぐ機嫌は治ります。ふふふ。



S__17620994



S__17621000




猫のミコも自分の生まれた島に肌が合うのか家の周りをちょろちょろしたり日向ぼっこをしたり。
当時は手のひらサイズだったミコが今ではなかなかはまる首輪が見つからないくらいの巨猫になっているのは置いといて。。。
助かるのは環境適応能力は非常に高くてどこに行っても新しい家に着くや否やばくばくご飯をたべてくれるのでどこに連れてくのも安心です。


S__17620996


S__17620999



僕もとにかく今はミコを見習って新しい環境、課せられた課題としっかり向き合って真面目にやっていこうと思います。そしてまだ知られざるミコノスの裏の顔、普通の観光情報などのせていこうと思うのでたまに覗いてみてください
 


夜が明けてきたので今日はグラスに少しだけ残ったチプロを飲み干して寝ます




DSCF3714

 
追記;前回タカキスが書いていた僕の食物連鎖の話は本当ですが浦島太郎ばりに小魚達に人気だったのはどこの誰とは言いませんが僕だけではなかったはずです。ふふふ

これからもしっかり大いなる自然に還元していくべし。
ミコノスより




筆ゆじろす

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ




















 










 







livedoor プロフィール
ギャラリー
  • 自分備忘録2013
  • 自分備忘録2013
  • 自分備忘録2013
  • 再、、URL変更。。すいません!
  • 初球。
  • 初球。
  • 灼熱3日間。
  • メシニア ささやかな僕らの日常
  • メシニア。田舎の変化と洗礼。
トリップアドバイザーおすすめブロガーに選ばれました
地球の歩き方アテネ特派員ブログでご紹介いただきました
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
最新コメント
記事検索