ギリシャオレ達の修行と酒浸り日記

2016版。 酒とうまいもんをこよなく愛する男達のおき楽ギリシャ ブログ。 経済危機で世界を騒がすギリシャで2009年から暮らしています。 旅行、治安、生活情報と大好きな酒情報を気ままに発信中。 シーズン7、スタート!

2012年02月

Have Your Say


最近また僕らの身を案ずるメールや連絡をいただく事が
多くなって来ました。

皆さんありがとうございます。

催涙ガスで目とのどが痛くなったり、
道が封鎖されて店が暇になったり、
そういうことはありますが直接身の危険等を感じたりした事は
ただの一度もありません。

心配してくれている皆さんに、
自分なりに思う事、近況報告なんかをさせていただきます。

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~~~

 ギリシャへの2次支援が決まりました。

僕らはまず、はじめにこちらで流れる速報をチェックします。

けれども、難しいギリシャ語は読んだり聞いたりできないので
まず同僚に直訳してもらう
(でもはっきり言ってこれはほとんど信用していない 笑)
ギリシャ人ほど直訳が苦手な人達もそうそういないんじゃないかな。
一行ごとにファッキンガバメントだのアメリカブルシットだの、
勝手に追加して傾きが激しくなってきますからね 笑


まあそれから英語に訳された海外発の記事を見て、
そしてまた数時間後Yahoo!にアップされる
日本語訳されたニュース(なぜかトップにくるのはロイターばかり)を見て、
ようやく全体像が掴める様になります。

やはりそれぞれのニュースソースで、物の言い回しや論調が
だいぶ違うので、なるべく多くのところから情報を得る様にしていますが
僕らが最終的に確認する日本語訳されたニュースはどこまで原文にそって
いるかは正直わかりません。

それにしても、ギリシャ語から日本語訳ってよく訳したなぁっと
いつも感心してしまいます。

全ギリシャ社会主義運動、とか左翼進歩連合とか、正教人民運動とか。

学生の時に英語で習った未来完了進行形や間接疑問文など、
文法を覚える前にこの日本語の意味を理解するのが大変だったのを
思い出します。



さて、この支援決定を受けて一件落着!というわけでは全然なく、
この政府が進もうとしている方向性に異を唱える人々は日に日に
その数を増していき、在ギリシャ日本大使館の素晴らしいサービス、
デモ、スト、集会情報のお知らせはすごい頻度でアップデートされていきます。



この一連の問題が起きてから何度かこのブログにも言いたい事を
書いてきましたが、以前の記事を読み返してみると今とは少し
考え方が違っている部分もあるし、また今後も変化していくんだろうと
思います。



ん~、なぜかというと国や色んな機関の発表も、
メディアも、情報が毎度小出しで情報が出たその時には
全体像が掴みにくいんですね。

で後から、えっ、本当はそうだったの?って事が結構あります。


そんなんで、あくまでも今この時点までで、という事を前提で
書かせてもらうと何だか今回の決定内容は一般の国民の人達には
辛過ぎて、僕個人としてはとても可哀想な気がしています。

EUに残って得をするのはごく一部の人達だけで、
突きつけられたこの厳しい緊縮策は普通一般の国民には
ほぼメリット無し、いやそれどころかデメリットの方が遥かに多い様に
感じます。
近隣の強国?闇の投資家?等にがんじがらめにされてしまったようで
気の毒だし、何かの実験?って思ってしまうくらいですはっきり言って。





確かに勤勉な国民性ではなく、いままで何事もどんぶり勘定でやってきた
ツケが回って来たというのも一理あるかも知れませんが、
どこの国でもそうである様に、
一般国民と国を動かそうとする人達の思想、体質というのは普通全然違います。

今までの政府が散々裏で悪い事をしてきた、
そしてそのツケが不運にも今を生きる国民に回って来て怒り爆発、
仕事無し、あっても賃金カット、年金カット、なのに物価上昇、追徴課税、、、
これじゃ怒り狂うのもしょうがないかな、なんて思います。

デモばっかしてないで働けよ、なんて言われたりもしてますが
いやはや、しようにも仕事が何も無いのが今のギリシャの現状。
公務員は別として。。。


僕らの周りの人達も、
もういいよ、EUじゃなくて。多少貧しくなってもさ。
ドイツや、EU,IMFの人間が入って来て動かされる政治なんてちゃんちゃらおかしいよ、
って言う人が増えて来た様に思います。

僕も基本的にはそう思います。

経済破綻させてあげて、また1から始めればいいじゃん、と。
EUに留まる限り、1どころかマイナスに落ちていく一方では
ないでしょうか。

自国通貨を使って観光業を立て直した方がよっぽど復活への近道
なんじゃないかと思います。

経済の事なんかよく分からないし、
もしギリシャがEU離脱したらユーロの信用が
一時的には暴落して、宗教問題も勃発するのかも知れないけど、
それはそれでEUの構想に元々無理が合ったという証明であって、
ギリシャの一人横暴劇の様に片付けられるのはなんだかなぁと。

3年近くギリシャ人と付き合ってきて言えるのは、
この人達にヨーロッパ的ルールを押し付けるのはまず無理。

濃い~~~、独自の文化がありますからね。

僕らも彼らを理解し、分かり合える様になったのは一年以上過ぎてからです。

そして今はギリシャ、ギリシャ人が大好きです。
むかつく事もめっちゃあるけど、
こんなフレンドリーで優しい人達が悲しい顔をしているのをみるのは
もうたくさん。


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ジャズ イン ジャズ のイヤニスにこないだ言われた一言は
結構悲しかった。

”ギリシャがダメになってもさ、ユージとタカは帰るところがあるから
心配すんなよ、、 オレ達はどこも行くとこがないけどね、、、
へへへ、、、でも大丈夫、ノープロブレム、なんとかなるさ。。。”






僕らも給料をユーロでもらっているので、
ユーロ安になったり、今後もし通貨がドラクマに戻ったりしたら
正直面倒くさいけど、
そうなった時は帰国も含めて考えようと思っています。

これからっていうギリシャの若者には気の毒だけど、
夢がある人達は外に出て行くでしょう。
ドイツに、イギリスに、ベルギーに。
たった数時間で行けるんですから。

残った人達は少ない所得でも適当に働いて適当に遊んで、
質素な生活でも今よりは心の面でずっと豊かな暮らしになるんでしょう。
まさにゴーイング、マイウェイ。

でもこれって,
ギリシャのシンプルでスローな暮らしの本質的な部分だと思います。





長い夢を見ていたけど、元の場所に戻ろうって。


結局はギリシャのユーロ離脱、
今はありえないっていう状況がずるずる続いて
頃合いを見計らってスパンっ!ってことにされそう。



で今一番思うのは変なタイミングでのユーロ離脱は一番してほしくない
って事です。
民衆VS政府が争って例えば民衆側の主張が通りそれが神格化みたくされて
いつまでもしつこく暴動や過激な活動、
反政府運動が正当化されるのってここではありがちです。


税金払えよ、もっと働けよ、キセルすんな、
ドア閉めろ、嘘つくなって
ことはもちろん言いたいけれど、、、
いくらなんでも今回の取り決めは残酷すぎると思っています。
主権侵害もいいとこです。

いずれにしても出口はギリシャ国民が貧しくなるって事だけです。


ここ数日間で、店のスタッフに投げかけた質問。
ユーロ離脱?残留?どっちが幸せだと思う?

答えは、

離脱ー10%、残留ー20%、
アイドンノー、ウィーウィルシー(選択肢外)70%。
およそ、そんなとこです。
とてもギリシャらしい結果が出ました。


すでに国外の勢力によって国が動き始めたのかもしれません。
悲しい事です。


僕はもしギリシャが貧乏になっても、将来
日本へ帰る事になったとしても、ギリシャにずっと遊びに来たいと思います。


良い国ですギリシャは。


何が起きようと大切な家族や友達にはギリシャに来てもらいたいって
思います。 

空と海は蒼く、ご飯は安くて美味しく、人は人にも動物にも優しいですから。


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筆 タカキス。
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デモと僕らのおつまみ特集

いや〜〜今週末のギリシャはひどかったです。
日本でもニュースになっているらしいので皆さんご存知だと思いますが、
大規模なデモ、ストライキに続きまたデモ。
ギリシャ国民は自分たちの不満と未来の生活の不安をデモで熱く訴え
熱くなりすぎたのか。
一部の過激派が投石、火炎瓶を投げつけ警官隊と衝突するのは
当たり前。そしてなんと銀行、映画館、商店などに放火するなどあまりにも非情な行動の連発。
なんとも哀切を極めたこのギリシャの週末。。

この全く集結を迎えようとしないギリシャ問題、真実はアテネに立ちこめる
黒い煙に巻かれたまま。。

そんな昨今のギリシャ全体の経済不安が僕らの私生活にも
少しずつ影響を与えてきています。

小さな事ですが、毎晩の様に通っていた数ある行きつけのバーに顔を
出すペースを少し減らしてみたり、ビールはなるべく
キオスクで買わず比較的安値で買えるスーパーで買うようにしたり、
平日はなるべく外食せずに家のキッチンで料理したりと。

飲み過ぎず食べ過ぎずお金を使いすぎず。
僕らの三原則、略してNTOを守りながら世界の片隅でせっせと働いているのであります。

特に直接的な打撃が僕らにあるわけではないんですが、
あらゆる事態に備えて節約をはじめてみました。
備えあれば憂い無し。


というわけで節約の一貫でもある僕らの自宅でのおつまみを一挙公開します。
キッチンに立つ時間が前より長くなったのに比例して増えて来た
僕らのおつまみ特集です。



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これはオーブントレイにゴロゴロ野菜を並べた上に、スズキの腹の中に
ニンニク、ネギ、沢山の生のハーブとスパイスを詰めてオーブンで
焼いた贅沢な一品。ハーブとスパイスの香りが内側からスズキを包み込む。
「THEスズキハーブ」


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しめさばにマヨネーズを塗ってオーブンで焼いたもの。
あえてしめさばを焼く、しかもマヨネーズを塗って。
どこぞの高級料亭なんかでも出しているらしい.
しめたサバの酸味とマヨネーズの程よい油と酸味が見事にマッチ。
「しめさば焙烙焼き」通称「サバマヨ」


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へ鯛の煮付け。しょうゆと少々のみりん、水は使わず贅沢に酒だけで仕上げると
旨味が凝縮。やっぱ日本の伝統的な味付けは最高ですね。
「へだい煮付け]



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鳥のもも肉のステーキに粒マスタードと刻んだイタリアンパセリのソースがけ。
マスタードのほのかな酸味とイタパセのほろ苦さがバッチグー。
「THE鶏マスタードパセリ」...



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大根の煮物。薄味で整えてやさし〜〜〜味。
やっぱ冬はほくほくしたくなりますね。
「大根の煮物」



まだまだい〜〜〜っぱいあるんですけど、きりがないので今日は
この辺で止めときます。


あ、最後に今日の新作、ブログを書いている間にタカキスが作ってきてくれました。

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なんとホタテがスズキに巻かれているこの一品。
そして、ソースは甘エビを刻んでたっぷりのオリーブオイル
とニンニクとトマトで炒めたもの。
贅の極みとも言えるようなこの一品。
旨味の融合。



音楽と酒と猫と美味いもの。これが僕らのパワーの源です。
情勢不安でも美味いもん食って頑張るぞ〜
明日は年に一度のバレンタインデー。





チョコくれとらぼ〜!




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筆ゆじろす
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ヒトリアルキ。



先日幸運にも連休をとり、
店のスタッフの一人が皆を代表して行って来たフード業界の祭典、
マドリッド、フュージョン2012


そのお土産に持って帰って来てくれたのがコレ。

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中に何が入っているのかというと、
こんな風に筒状にクルクルと丸められた紙状のもの。


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カラフルな赤とオレンジのシートです。

実はコレ、海苔代わりに使える野菜で出来た新商品だそう。
正確にはまだちゃんとした形で販売、
というところまではいってないそうですが。


海外では海苔の食感や磯の香りが苦手な人、
体質的に食べられない人、見た目から挑戦しない人が結構います。

店でも海苔無しで、なんてオーダーがくるのは稀ではないし、
慣れない人が生臭いと感じてしまうのも分からなくもない。


そんなんで海苔と言えば山本山、からも
大豆シート、ソイラッパーなんてのも出てます。


さてさて、このスペイン発の新商品。

もちろん海苔が苦手な人達のためだけに開発された訳ではなく、
料理のファッション性にとてもこだわった品なんです。


そして料理のファッション性と言えばやはりこの十数年スペイン料理界が
次々に斬新で前衛的な料理を世界に発信してきました。
ありとあらゆる料理のジャンルを越えこれまで誰もみた事の無かった
実験的な料理の数々が世界の料理人達の度肝を抜いていました。

スペインもとより世界を代表する料理人フェラン アドリア氏を筆頭に
ものすごい勢いで新星が現れ続け、僕が料理をし始めた十数年前頃、
毎月発売日、本屋にゲットしにいくのを楽しみにしていた月刊専門料理には
度々スペイン特集が組まれ、増刊号や別冊まで出ている様な状況でした。

ヨーロッパへ渡ってからこれまでずっと料理の仕事をしてきたけれど、
日本へ本帰国する前には絶対スペインはフェラン アドリアのレストラン、
エルブリで食事をしてから帰るっていうのをひとつの夢にしてきました。

でも残念ながら僕のささやかな夢は叶わず。

エルブリが突如レストランとしては完全閉店してしまいました。
決してうまく行かなくなって止めた、というのではなくまた全く新しい形で
レストラン業務以外の面白い事をするそうで、それもまた楽しみです。


話はそれてしまいましたが、
このシート、スペイン発らしくとてもオシャレな風貌です。

なんと味はトマト味、そしてパプリカ味。

こんな風にペラッとめくれる様になっていてあとは想像と感性の
赴くまま自由自在ってわけです。

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とてもおもしろい商品だと思いました。

やはりヨーロッパでスシ、といえばパーティーフード、
フィンガーフードというとらわれ方が強いので、
こういう視覚的にきれいでオシャレなものは作り手側としても
ああ喜んでもらえるだろうなぁって作っていても楽しいです。


もちろん個人的には相性、味、香り、渋い見た目、
それから日本食文化の誇り、
全ての観点から海苔に勝る物は無いと思っていますが、
全く別物としてはアリかな、と思います。


僕なんかいつも悩むのがどこまでが日本食か、
どこからが行き過ぎたフュージョン、ジャパニーズかって事なんですが、
こうして僕が暗く考えているうちにも、
日本人でないどっかの誰かが新しいスシの形を提案し、
さらにみんなの支持を受けているのは、なんか変な気持ちです。

寿司はもうとっくに一人歩きして、色んな形に変化してるんですよね。


基本は、何でもありでしょっ!って思って仕事してますが、
握りをフォークとナイフで切って食べている人を見て
いらっとしてしまうのもこれまた事実。


やはりいいところで線引きをして、バランスをとるのが一番難しいですね。


この商品はまた色んな事を考えさせてくれました。
まず創作意欲が沸々と湧いて来て驚いたし、逆に日本の海苔のレベルも
再確認。

味に関しては色んな意見があると思うのでここには書きませんが、
日本の寿司職人の方にもシャリにトマト水を混ぜる方もおられる位なので、
てんで的違いっていうことは全然ありません。




皆でわいわい遊びながら作ったものの出来は、こんな感じです。

IMG_1749




きっと店で出したら、評判いいでしょう。
僕らの店の雰囲気にも合ってるかもしれません。



でもやっぱり僕らのスシバーからこれが出る事はなさそうです。
いやしかしアイディアはあっぱれ。





ん〜、、自分たちも何か新しい事がしたい。。。


刺激を求め、またウズウズしてきました。


筆 タカキス
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