ギリシャオレ達の修行と酒浸り日記

2017版。 酒とうまいもんをこよなく愛する男達のおき楽ギリシャ ブログ。 経済危機で世界を騒がすギリシャで2009年から暮らしています。 旅行、治安、生活情報と大好きな酒情報を気ままに発信中。 シーズン7、スタート!

2012年11月

ワンステップ、クローサー。



カレンダーをめくってビックリ、今年もいつのまにか残すところ
一ヶ月と少しになってしまいました。

洗面所に掛けてある富士フィルムの2012カレンダーには
長野県深沢ダムの壮大な雪景色が姿を現し、
寒さがぐんと増したアテネの街は赤と緑に染まり始めています。

休暇を過ごす事約90日。
クローゼットの奥から引っ張りだしたはんてんと湯たんぽを友に
リビングでひたすらごろつくこのミノムシ生活もついに
終焉をむかえようとしています。

IMG_3506





そもそも、もうとっくのとうに冬のシーズンは始まっている筈だったんですが
大方の予想通り、再オープンの期日は伸び伸びになっています。
というのも今回は夏の終わり頃から市内のホテル数軒と新たな店舗出店に
むけた交渉を進めていたのですがこれが見事に難航。

2転3転、、4転、、、、6転くらいまで転がりまくり
気がつけば一周回って元の位置に戻っていた、、とそんな状況。。。

まあ僕ら日本人チームはこのギリシャ式の期限ギリギリ行動にほとほと
あきれ気味ではあるのですが、、郷に入れば郷に従えで
しっかり無理とストレスとは無縁の日常生活を満喫しちゃってます 笑

夏の間あれだけ働いたのでね、バチは当たらないハズ。

ギリシャで大きな物事を動かそうとする場合、
人が最初からしっかり期限をくぎってここまでやる!
と決めてそれが完結するのはかなり稀な事です。。というかほぼ見た事がない。

いつも結局押せ押せになって時間が決断してしまうことの方が圧倒的に多く、
もう時間ないからここまでしか無理って強制終了してしまうんですね。
幾度となく繰り返してるんだからもっと早く始めようよって思うんですが
こればっかしはもうこれから何世紀も変わらないでしょうね、
性格の問題です 笑

そして土壇場で以前と180度違う意見を言い出すのもギリシャ人の特徴。
会議なんかでオーナー陣の発言にはいつもヒヤヒヤ。
突拍子もないことを毎度言い出す彼らに僕らは
おいじじぃっ、またあんたか〜、、とか
あ〜でたでた、始まったよ、じゃもう後はご勝手になどなど、
はっきり言って叫び散らしてやりたいのですが、、、
声に出したらとてもややこしい事になるし、
いきなりクビになって路頭に迷っても困っちゃうのでね、
ぐっとこらえてやり過ごしてるのです。

しかし紆余曲折を経て、やっと決定しました。
といっても前述した通り、結局は元ある本店でひとまず
営業再開することになりました。

う〜ん、正直な気持ちとしてはホッとした様な、
それでも何か大きなチャンスを掴み損ねた様な、
複雑な気持ちです。

自分が経営者だったらこうしたのに、とか
よく何十人も従業員抱えてこんな事出来るなとか
もっと言っちゃえばこんな経営者には絶対なりたくない、とか
色々考えさせられましたが、とどのつまりはまだ自分たちが
ただの雇われの身であり、純粋にやりたい事を実行するのであれば
やはり自分で多くの資金を出さなければ本当の意味での発言力を
持つことはできないという、いわばこの世界の不文律の掟を
再認識させられました。
そしてもちろん、それと同時にそこまでなるべく短い時間で登り詰めたい、
という闘志みたいなものにまた火がつけられたような気がします。
30代に入って、それの導火線が前よりもはっきり見える様になったし
状況や環境によってまたその線を短くも、長くも調節できる余裕も
少しは持てる様になったのかな。 まだかな。

IMG_3545















DSC_0397





















今、目の前にある課題としては、
新しいメニューの考案です。
今回ホテル出店の話はお流れになったものの、違うブランドの
姉妹店舗をプロデュースする事が決まりキッチン設計のお手伝いや
スタッフのトレーニング、メニュー開発にと急に慌ただしくなり、
早起きの日々が続いています。

2店舗ほぼ同時のオープンがわずか10日後に控えているので
なんだかそわそわして上手く眠れず風邪もつかまえてしまった様ですが
何はともあれ2012年、残り数十日完全燃焼を目標に忙しい毎日を
走り続けたいと思います。




今日はミーティング後そんな事を思いながら
パルテノンの見えるカフェで息抜きをしました。
時間の流れとともに色を変えていく神殿をぼおっと見つめながら
感傷に浸ってみたり。

普段は迷わずビールを頼むのですが何故か普段ほとんど飲まない
コーヒーを注文してしまいました。

どちらかというと苦手な飲み物に分類されるコーヒーも
不思議と何十日かに一回くらい、
無性に飲みたくなる日が訪れます。
何なんでしょうかアレは。


濃くて、苦いブラック。



RIMG4508


でもやっぱり苦過ぎて、砂糖とミルクを加えました。

筆 タカキス
ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ



















クレタ最終日の思いでたち

海を越え、山を越え、今回の旅の最終目的地となるハニアにやってきました。
クレタ島で二番目に大きく、ヴェネチア時代の面影を色濃く残す町並みは
息を呑む美しさ。



少し迷いながら、予約しておいた小さな民宿風のホテルに到着。
色とりどりの花で装飾されたこじんまりした鉄の門をくぐり、
石畳を10歩くらい歩くと、狭い空間に2人がけのソファー、30センチ四方のテーブル
と、その上に灰皿が置いてあるだけの小さなロビー
(いや休憩所と言った方がいいかも)がある。



そこでカップル風の日本人二人を見かけたので普段はシャイな僕らなのですが
勇気を出して話しかけてみることに。
その二人は夫婦でアジアからトルコを抜けてヨーロッパを旅しているらしいのですが、
なんでもギリシャは今まで回ってきた中でもお気に入りの国の一つという話を聞いて僕らも何だか嬉しい気持ちになりました。
きっと素敵な旅をされていることでしょう。




でもその旅のコースを聞いて、
中学生の時に母親に半強制的に読まされた、
そして僕が海外に行きたいと思うよう
になったきっかけでもある本、沢木耕太郎の「深夜特急」を思い出し
羨ましさと憧れ、でもそんな旅は僕には勇気がなくて出来ないであろう...
なんて事考えていると少しだけ虚しさがこみ上げて来たのですが、
僕らも負けません。楽しみます。
気を取り直して町散策。




DSCF1690




DSCF1692
  



        DSCF1684                      DSCF1678




  DSCF1682   DSCF0997




お店や家々に飾られた花や緑と旧市街の暖かい壁の色、
そして海の青、いくら歩いても飽きる事なく目的もないまま
ぷらぷら歩き続けていたのですが、さすがに海水浴の後、
疲れてきたし夜も更け始めたので、クレタ最後の夜を飾るディナータイム。


オールドポート沿いの、人で賑わいのある一軒のフィッシュタベルナに入ることに。

   
   
DSCF1637


DSCF1635




 頼んだのは,THEギリシャの海の幸と呼ぶのに相応しいであろう魚介類たち。
地元でとれた新鮮な素材にこれまたクレタ特産のオリーブオイル、
塩、レモンだけのシンプルな味付け。そしてクレタ産のラキをちょびちょび。
これがたまらんのです。



DSCF1644

 


DSCF1643


DSCF1640






大満足の食事を終え今度は夜の街をぷらぷら。


DSCF1630



水面に写る明かりとライトアップされた旧市街は幻想的でした。
ライトアプップされた綺麗なオールドポートのベンチに座る男三人...
少し悲しくなりましたが、横の男二人をなるべく視界に入れずに
ほろ酔いで黄昏れるのは最高のひと時でした(笑)


DSCF1658






DSCF1663





こおして僕らのクレタ最後の夜は平和に過ぎて行き
ホテルのふかふかベッドで泥の様に眠りました。



DSCF1666



次の日朝一でホテルを出て空港へ車を飛ばし、
愛娘とらぼーが待つアテネへと無事飛んで帰ったのであります。





今回のクレタの旅はニコスという大事な友達、そしてニコスの家族や
島の人の暖かさに触れて、綺麗なものを見れて
一生忘れる事ないであろう旅になりました。

それと同時に、人の優しさや綺麗な自然や物に魅せられて、
そこではないところで世界中で話題になっているギリシャを
改めて好きだな、という事を再認識した旅でもありました。




DSCF1517




思い出しながらブログ書いていたら、な...な...涙がこぼれてきそうなので...
上を向いて晩ご飯の支度でもします。今日はハンバーグだ。






筆ゆじろす









ハニア盛りだくさん。




どうやら僕の記憶違いで初日に少し飲み過ぎてしまっていた様ですが
2日目の夜はしっかりと教訓を踏まえ、始める前に酒豪伝説を飲み
準備万端。 かなり酔いにくくなるのが玉にきずではありますが
恐るべし酒豪伝説、悪酔い、二日酔い知らず。。


そんな訳でとてもさわやかな3日目の目覚めです。
今日の目的地はクレタ第2の都市、ハニア。

こっちにいる日本人の方々やギリシャ人の友人達からも
見所満載とずっと前からオススメされていた場所なので ああ楽しみ。


でもその前に僕らにはもうひとつ目指す場所があるのです。

10月の海水浴。

ニコス一押しのビーチがあるらしい。

いくつもの大きな山を越え深い谷を下り先へ。
大自然が長い年月をかけて作り出した壮大な奇跡に感動しながら。

DSC_0495



IMG_3429

 
 ちょこちょこ寄り道をしながら約4時間。
最後の緩やかなカーブを抜け、海岸へとむかいます。

小高い丘からふっと眼下に目をやると、
今まで見た事も無い様な光景が広がっていました。

DSC_0496

海の中、それもビーチから離れた真ん中を人が歩いているのです。
いやはや何とも摩訶不思議な景色にテンションマックス!


早速汗ばんだパンツを脱ぎ捨て海パン、
それから途中の1ユーロショップで買っておいたビーサンに履き替え
飢えていた熱い砂を踏みしめます。

ビーチへ着くとまさに息を呑む風景。

ギリシャでたくさんのビーチを見てきたけど、
ここはどこにも似ていない。全く新しい場所、空間。

まるで何かの拍子に突然違う惑星に来てしまった様な、、、、
例えば水上界なんていう世界の。

DSC_0504-001





DSC_0505-001


水位は大体ひざ位までで、足の指先まではっきり見えてしまう透明度。
浅瀬が対岸まで続き老若男女みんな水中遊歩のごとく悠々と歩を進める。
本当に水の世界に暮らす人々みたいに。

そしてこのビーチ、澄んだ水が打ち寄せる波際には名物ピンクの砂が
薄く積もり、恋人達にはロマンチズムを、子供達にはファンタジーを、
勉強家には自然の不思議を、
そしてむさ苦しく男3人で訪れた僕らにはオマケに、
なかなかの恥ずかしめを与えていたのでした。


IMG_3400



海と空と地面と、どこが境かよくわからない場所で歩き、
魚と泳いで潜った時間は僕の想像を遥かに超えて奇麗で、
また新たに僕にギリシャのいい面を見せてくれました。
それからこの地球上に幾千とあるであろう絶景ポイントへの旅へと、
僕の好奇心をまた駆り立てるものでもありました。

IMG_3422


IMG_3415


IMG_3500






こちらのビーチ、エラフォニシ海岸(elafonisi)という名称で
かなり有名らしく、ツアーなんかも出ているそうです。

疲れた体に静養、そして端の方のサンベッドでおっぱいを出して
焼いている女の子達にチラッと、、、目の保養にもオススメです。


さてあっという間にホテルのチェックインの時間は近づき、
ハニアの旧市街を目指す事になりました。
今宵の宿までは一時間半、途中でこの辺りのトレッキングスポット、
サマリア峡谷をさらっと見学。

DSC_0521IMG_3428



 
IMG_3499


色んな緑、茶色、灰色。
いや~クレタのこれでもかっていう自然の美しさに、もう大満足。
今回は本当に下調べゼロでやって来たので
目に入る全てに驚いて感動しっぱなしだった気がします。


そして一日の〆はやっぱりビール。
向かうはハニアのオールド、ハーバー。


もくもくと立ち上がる魚の香ばしい香りに、
僕らが小走りになったのは言うまでもありません。



DSC_0423

つづく。
筆 タカキス
ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ

 
 
livedoor プロフィール
ギャラリー
  • 自分備忘録2013
  • 自分備忘録2013
  • 自分備忘録2013
  • 再、、URL変更。。すいません!
  • 初球。
  • 初球。
  • 灼熱3日間。
  • メシニア ささやかな僕らの日常
  • メシニア。田舎の変化と洗礼。
トリップアドバイザーおすすめブロガーに選ばれました
地球の歩き方アテネ特派員ブログでご紹介いただきました
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
最新コメント
記事検索