今年も夏のシーズンがやってきました。
再びやってきましたメシニアへ。

がしかし、今シーズンはこれまでとは少し様子が違います。


コロナキからグリファダ(グリファダは海沿い)への移転のメインの理由はといえば通年オープン。(8月以外)

5月6月ギリシャにポカポカとした陽気が出てくる頃、ギリシャ人のエネルギー源は海と太陽と肌を露出した異性...とても人間らしく爽やかですwktk

まるで雨季から広大なサバンナをヌーが餌を求め大移動する様に、彼らの南への移動が始まるのです。 
極端な話ですが、ギリシャ人のそういう性質を利用した戦略なわけです。

ということはやっぱりグリファダ、costanavarino店2店舗オープン。
そういうわけでこれまで6年間苦楽を共にしてきた同居人兼 師匠兼、6年間ほぼ休みなしで乾杯してきた最悪最高な酒仲間であるタカキスと離れて働く事になりました。
本店グリファダにはタカキス。シーズン限定のcostanavarino店は僕という流れです。

8月はcostanavarinoが忙しすぎるのでグリファダ店を閉めて愉快なinbiキッチンチーム全員costanavarinoに集結するのですが5,6,7,9月は2番手の僕がアシスタントと、2人ないしは3人で全席300を超えるレストランのスシバーを切り盛りしていく事になるのです。
しかしまだアシスタントまだ見つかっておらず急募中です..(スシの経験が有りギリシャに興味のある方ドシドシご応募下さい!)


といってもまだ5月、こっちに来たのはいいのですが本格的な夏シーズンはまだ始まっておらずリゾート自体にも人はまばら、現在週4日勤務という、高校生のバイト並みの労働日数、それに加え会社が用意してくれた家はハイパーでかい+ionian sea view+なんとプライベートビーチ付きの僕とお嫁さんと飼い猫ミコちゃんで住むにはいささか大きすぎる家。

ミコちゃんは慣れないピカピカツルツルの大理石張りの床の広い家をダッシュするのでつるっつるコケまくりです。
かわいい。。。

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調子にのるミコ


しかし朝目が覚めて綺麗な海が目の前に見えるっていうのはいいですね。
自然な綺麗なものとか音とかってスッと体に入ってきて体にもいい気がします。
この環境は体にも精神的にもグーです。


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 コンクリートジャングルで汗水流して働いて疲れを癒すだけの週1休み。タカキスには本当申し訳ないと思います。ふふ。


そんな感じで今非常に『キツイ』生活を今の所送っているのですが、週3日休みを利用してまたもやNEDAの滝に行って来ました。3度目の訪問。何度行っても自分の罪を全て洗い流してくれるような気分になります。
何か失敗した時にNEDAの滝に行くのはオススメです。あの滝は全てを許してくれますw

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その帰り道、面白い出会いがありました。
山道を抜けて海沿いに車を走らせていると地図を片手に親指を立てている青年が。

浅黒く日焼けして健康的な肌。味の出たデニムのシャツにデニムの短パン、ハンチング帽を斜め被り。
ちっちゃい皮のリュックにウクレレをぶら下げて小洒落た風貌。

バックパッカーにしては荷物が小さすぎる、それにこの辺り旅行者はごまんといるが中々清楚な旅行者ばかり。1年かけて世界を旅して廻るような旅人でも大体アテネ、ミコノスやサントリーに行ってサッとギリシャを出て行ってしまう。

気になって止まってみると目がキラッキラしたその青年がドコドコまで行きたいのだけれど、もし良ければ一緒に連れてってくれないかと。
方向も同じだし元々放浪に憧れがあった僕はその青年の持つ独特な雰囲気と輝かしい目に惹かれ二つ返事でno problemeと言葉が出ていました。


話を聞いてみると25歳スペイン人の放浪者。
日本人が思う、いわゆるラテンスペインの陽気な男子という感じではないのですが車中では、たまたまかけていたToots and maytalsの陽気なoldskaのリズムに体を揺らし終始ニコニコしていました。言葉遣いも丁寧で気遣いの出来るいい人。

祖父母に育てられたとういう彼。
祖父母が他界し身内と呼べる身内が誰一人いなくなった18になる歳に、地元スペインを飛び出し7年間地元に帰らずにウクレレと各国の楽器で路上演奏して生計を立てているらしい。

出会って間も無い僕は、彼の身の上の事情、感情などは到底理解は出来っこないけど、
それでも10代の頃,いや今でも夢見る世界放浪を実際にしている彼の姿に心が躍りました。

結局自分の豪華な家を横目に通り過ぎ彼の今夜の寝床となる街まで送ってあげることに。


もちろんいつかは自分で建てた大っきい庭付きの家にこれまたでっかい犬を放し飼いにして、夕刻になれば沈む夕日を飼い猫ミコと眺めてウイスキーチョビチョビはじめっちゃったり,BGMはもちろんさざ波とウイスキーの氷が溶ける音、カラン、コロン。
夜になれば屋根の上で寝転んで流れ星期待しながらひたすら夜空見上げて輝く星たちに自分の昔話でも聞かせてやったり....
そしてレースの付いたキングベッドで愛猫を抱きながらロウソクをフッ、と消してゆっくり就寝。

.....

かなり適当でひどい妄想ですがそんなのにも憧れはあります。

でも彼のように世界中を旅してその土地の空気や人との出会いに毎日刺激を受けながら夜は自分で探し出した寝床で寝袋にくるまって虫の音でも聴きながら寝るのもいいなって思います。


彼は今、本当に必要なもの以外なにも要らないんだと言っていて、生きる上での本質を突き詰めた生き方でかっこいいなと思いました。


無事目的地に着きキラキラした笑顔で、また世界のどこかで会おうね、なんて言って連絡先も交換せずに胸を張ってまた歩き出して行きました。




そして新しい地で彼の新たな冒険が始まっていくのでしょう。



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がんばれ〜〜!!!って心の中で叫んでミコの待つ大きな家に家路を急ぐのでした。


色んなものを見極めながら自分も彼のようなかっこいー生き方したいっす。
連絡先交換しとけばよかった〜〜〜、、、かなり後悔。。。



余談ですがここメシニアでは海亀の産卵も見れるそう。
少ない休みをうまく利用して今度は生命の神秘にでも触れてこようと思います。


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筆ゆじろす



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