ここ数日こちらギリシャは雨が続いています。
時に雷がなったり、昼は暑いのに夜は結構冷えたりで
また体調を崩さないかどきどきの毎日です。

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夏のシーズンはもう目の前、
島流しになる前にアテネで絶対に済まさなければならないことがあります。
それは日本の運転免許からギリシャの免許への切り替え。

これまではイギリスの免許があったのでそれで運転していたのですが
10年間の期限がついに切れてしまい、
イギリスに住所がない僕はもう更新できません。

多分切れる前にイギリス→ギリシャへ切り替えていれば
簡単だったような気がしますが後回しにしまくっていたら
間に合わなくなってしまいました。


世界の免許事情は詳しくはないですが、
日本の免許って、、割と不便な部類に入るんじゃないでしょうか。

英語表記が一切なく、西暦の生年月日表記もないので身分証にすらならず
もちろんレンタカーもできません。
さらに有効期限が5年で更新が日本以外で出来ず代理申請もできないので
一度きらせてしまったことがあります。

期間前の更新手続き制度もあるし、
2、3年くらい過ぎても正当な理由があれば普通に更新してもらえる
場合もあるそうですが国際的に通用するような物に変えてもらえればな、
なんて思います。

というのも国際免許、これがまた1年間の有効期限しかないんですね。
1年に一回帰国して更新、、なかなかハードルが高い様に思いますが
みなさんどうされているんでしょうか。気になります。

せめて日本大使館で国際免許の更新あるいは申請ができる様に
ならないかな〜と思いつつ、9月にきれる僕の免許、
今やらないとまた大変な事になることうけあい。
ついに重い腰をあげ行ってきました。


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ネットで情報を探すも大使館以外の日本語の情報(2012年時点での)
は全くなく、英語サイトも古い情報がちらほらのみ。

これから日本の免許からギリシャの免許へ切り替える方のために、
(まずいないとは思いますがw)、僕の戦いの記録です。


調べていくと何やら日本、アメリカ、カナダ、オーストラリア
など幾つかの国には特別枠的なものがあり、
手続きが簡潔化されているとの事。ふむふむ。

そして近くのケップ(KEP)と呼ばれる公共サービスセンターで
手続きができるそう。
悪名高きギリシャの公共サービスの中でもこのケップは
僕の中では丁度日本の支所のようで規模も小さく
嫌な思いをした事がないので、ほっと一息。

なんせ今回の目標は全部一人でやる事なのです!
大使館のページには、書類等全てギリシャ語での記入が必要になる事、
出向かねばならないたくさんの場所でギリシャ語でのやり取りが必要になる事
そして代理人をたてる場合の手順までも書いてあります。

前回はこれを読んだ瞬間2秒で諦めたのを覚えています。

今回気合いは十分、日頃の鬱憤を全てぶつけますw
本当に喧嘩上等くらいの心意気が必要なのです。


まずはKEPに行かなければ始まらないのでね、一番近所の支所へ。
ん〜めちゃくちゃ混んでいます。

ギリシャで公共機関や銀行、スーパー、病院など行く場合、
まず一番目の難関は自分の順番を確保する事。

順番待ちのチケットマシーンがあるところもありますが、
まだまだ無いところも多いし、あっても何故か紙が出るところに
小汚いテープが貼ってあって使っていなかったり。

そして日本の銀行のように入店と同時にご案内係の人が
来てくれるわけでもなく整列用のレーンもありません。
本当に皆に見せてあげたいです、
えっ?っていうくらい無秩序な有様で来た当初は度肝を抜かれました。

また窓口のつくり方も独特と言えば聞こえはいいですが、
もともと狭いのに四角い部屋の両サイドに各サービスの受付、
奥に会計窓口、
そしてその真ん中にソファーや椅子とかを置いてしまうので
並ぶ場所もよくわからなくなり、
ライブハウス並みの混沌ぶりを見せる事もしばしば。

まだ来た当初若かった僕はこんな異常な光景を見るたび
怒り指数が一気に87(100中)にまで昇り、
ギリシャの全てがここに出ているなと苦笑する一方
よくこんなノールールで喧嘩にならないなと感心していました、
いや、怒鳴り合いも多々目の当たりにしてきましたが。
ところがどっこい、
これがまた慣れるとそこに恐らくオスマン帝国時代から
引き継がれているであろうギリシャ式ルールが
存在している事に気づきます。

四角い部屋、残り一辺の出入り口から現れる新参者は
それらしき人を見つけ出し、
『あなたが最後尾?そう?じゃわたしはあなたの後ね』、と
自ら仮想番号札を発券しているのであります!

そしてどんなとこにも必ず仕切り屋のじじいみたいなのがいて
『彼が先でその次はあそこの椅子に座ってるおばちゃんで次オレ』、
的な事を言っています。
そして彼が去ると同時に次の仕切り屋さんが自然に現れるという
なんとも摩訶不思議なシステム。

こういうおじさんを見つけたらすぐにコバンザメのごとく
すすす〜っと寄っていって存在をアピール。

アジア人で目立つという事もあり、
次の順番表発表時にはしっかり仕切り屋リストに名を連ね、
心の中でガッツポーズ。

もちろん大人しくコバンザメ化する僕の様な善良市民ばかりでもなく
いびつなりにも保つギリシャ式秩序を食い荒らすシャチの様な無法者も
ちらほら。うん、割合的にはおばさまが多いですね。。。。。


さて、熾烈なトーナメントを生き残りやっときた順番。
まずは菊紋パスポートを水戸黄門ばりに見せつけ、
野蛮な人種ではない事、そして特別枠である事を示しますw

かくかくしかじか説明をし、
出来るだけ丁寧にお願いをしました。

がしかし、相手の第一声は『ここでは出来ません。』
You must go there ok?ととても綺麗な命令語で
陸運局?の住所を手渡され終了。

まさかの、と言いたいところですがはっきり言って
こんなものは予想の範疇です。

初めからうまくいくはずがありません、
ここは日本でもイギリスでもなく、そう、ギリシャですから。

次の日まずは日本大使館に出向いて、
手順を伺う事にしました。


厳重なセキュリチェックを受け、大使館の中へ。

だいぶ久しぶりに行きました。

日本の新聞、雑誌、マンガ、カレンダー、溢れる母国語。
そして対応してくださった方々とお話をして、
なんだかすごくほっとしました。
ちなみにトイレもホットな日本式です。(和式という意味ではなく)

丁寧に説明をしていただいた後、
日本の免許からギリシャ語への翻訳証明をだしてもらいます。

数日後に仕上がったそれを持ち、今度は市内中心地で外務省の認証を受けます。
中心地といってもモナスティラキという、
エリアによってはちょっとdodgyな場所。

またこれがすごく微妙な位置、
アンティーク横丁の裏手にあって建物も薄暗い。
恐る恐る珍しくスーツを着ている係りの人に
大使館に出してもらった書類を提示して認証を受けたい旨を伝えます。

うまく伝わりました。
手続き料は30ユーロだそう。
スタンプ何個か押すだけで結構かかるのね〜っと
思いながら財布からお金を出そうとすると
ここでは払えないと、、シンタグマにあるKEPに行って
払えとの事。 でたでた。
これから喰らいまくるであろうギリシャ18番の
たらい回しの洗礼をまずここでうけます。

歩けば遠い、タクシーに乗れば近すぎるという絶妙の距離、
iphone君に尋ねると歩くと19分。。
タクシーに手を挙げかける、
しかし、4ヶ月安定した収入がない身、節約節約。
ぶつぶつふてくされながら人混みをぬい歩きました。
偉いぞ自分。


汗を拭いつつ受付の若い女の子にまた始めから説明すると
案の定まずここじゃできないと言うんですね。
でました。
しかしここで引き下がるわけにはいきません。
絶対にここで出来るからと何度も説得し、
その子も面倒臭そうに隣の窓口の人に叫びながら聞いています。

やっとこさどうやら出来るらしいぞという事で落ち着いたようで
支払いを済ませパッと行きたいところですが、
ここでは支払い用のバーコード付き用紙を発行してくれるだけで
また次は銀行へ行かされます。

な、なんという要領の悪さ。。。。

開いた口を強引にふさぎ、また銀行で待って払って、
外務省認証課へ戻り3つの判子を押してもらいました。。
。。。ひとりスタンプラリーかよ。

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次は陸運局というかなんというか、
ここでは免許センターという事にしておきますが、
そこへ足を運びました。

一回目の目的は取得の手順説明を受ける事。
ネットの情報は古いし、ただでさえ毎年のように変わる
ギリシャの法律関係。。
手間はかかるけど最新情報を得るには直接出向くしかありません。




で、でかい。。。すごく嫌な予感がします。

なかなかの強敵であろう事が外観から容易に予想できます。

相手にとって不足なし。




続く。


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筆 タカキス



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