ポシドニアを終え、僕の家に荷物を置きっぱにしていたゆきぽんと共に帰ってきましたグリファダ、通称グリ。

僕ら仲間内ではグリファダはグリ、コロナキはコロ、シンタグマはシン、モナスティラキはモナ、コスタ、ナバリノはコスと、大して長くもない地名を最初の2文字だけで呼ぶのが流行中。

今モナで買い物してるから終わり次第シンで待ち合わせしようよ!、みたいな。

グリに帰ってきたのは多分20時過ぎとかそれ位だったと思いますが正直言って今思い出そうとしてもこの辺から次の日あたりまでの記憶がありません。

決して酔っ払っていたわけではなく多分極度の疲労にビールが強力な睡眠薬の役目を果たし、久々の自宅布団にくるまれ、泥の様に眠ったからでしょう。

起きた時には良く気づかなかったなと自分でも驚く位、顔から足首からあんなところまで蚊に刺されまくっておりこの家ごと燃やしてやろうかと思うほど蚊に殺意を覚えてチャッカマンを点火しましたがなんとか自制。

やつらのあのくるぶし下を好む習性、まじで遺伝子組換えして最終的には絶滅させたいですね。



さて今日はアテネ3日目。

予定では明日の夜7時発のフェリーでシロスに戻る事になっています。

昼まで寝溜めしたいところですが今日もしなきゃいけない事がたっぷり。

第一目標はギリシャの運転免許の受け取りです。

シロスに発つ前の最終日に行った時には『マダデキテナイ』と簡潔すぎるギリシャ語で門前払いをくらいましたが今日で申請から40日。

およそ20日かかると言われていた発行までの期間の丁度倍です、さすがに出来ているでしょう。

このタイミングを逃すと多分夏のシーズン終了まではアテネに帰れないのでどうしてもゲットせねばなりません。

ゆきポンを途中の駅で降ろし、もう2度と訪れたくない免許センターに到着。

半信半疑でしたが、奇跡、できていましたギリシャ版運転免許。

有効期間が13年間ととても微妙なところが素敵です。


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これが切れる頃には確実にギリシャには居ないでしょうがイギリス免許に続き良い記念品になりそう。

そしてるんるんで免許センターを後にした僕が次にしなければならないのはギリシャで本当に手間がかかる税金とか保険とかのいわゆるペーパーワーク。

今回シロスでは今までの様に一従業員として雇われているのではないので契約内容がすごくややこしいのです。
契約書なんかはもちろんすべてギリシャ語で書かれているし、ギリシャではこういう時騙されない様に細心の注意をはらわなければなりません。

僕の話にもならないギリシャ語レベルでは法律用語ばかりか書類のタイトルさえ理解するのが困難なので基本的には悪徳税理士、悪徳会計士、悪徳弁護士さん達に丸投げするわけですがこういう場合ではお互いが悪徳集団を抱えており当人達を飛び超えて彼らが熾烈な戦いを繰り広げるわけであります。

正直どんな形で話が落ち着いたのか良くわかっていないダメな僕ですが、ひとまずは話がついた模様。

まあなんかあったらそん時考えればいいや、とギリシャ化したマインドで第2目標もクリア。

なんだかうまくいきすぎ。


そして迎えた最終日。

あ〜、もう孤独なシロスに戻るのかあ、と僕の心は朝からどんより曇り空でしたが気持ちを切り替え楽しみます。

この数日の滞在で仕事も遊びもすべて詰め込まねばならないのです。
オール巨人の”パンっパンやで!”が出るまで。



昼はシロスでは期待できない服や雑貨、アジア食材等のショッピングを楽しみ夕方はゆきポンと再会して中華。

そしてゆきぽんに連れて行ったもらった中華料理屋でギリシャで初、ニラ入り餃子に出会い感動。
ニラ自体は中華食材店で見かけたことはあるんですがこうしてお店で出てきたのは初めてでした。
そして久々、山椒がよく効いていた麻婆豆腐。

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美味かった〜。

途中、スタッフの皆さん全員大集合で僕らの隣の席で賄いを食べ始め、中国のテレビを流しつつ大宴会、、、中国人ってやっぱたくましいよな〜と羨ましくなりました。

こちらのレストラン、早い安い美味いの3拍子が揃った良店ですが、なんせ場所が悪すぎる。。

ギリシャの”ザ、ゲットー”と呼ぶにふさわしいアテネの危険地域オモニアの中でも特にここはそこらじゅうにジャンキーや廃人がうろついている様なディープな道なので観光客や知り合いには全くオススメできませんw

一番最初にここに来た時には何を間違ったか夜に到着してしまい、いかがわしいピンク色の光を放つ店のライトや小虫が飛び回る今にも切れそうな点滅する街灯の中、異民族率100%の薄暗い道にヤク中や売人がたむろしており僕とユジロスは急な襲撃に備え、指の間に鍵を挟んでびびりまくるユジロスのお嫁さんを真ん中に囲んで歩いたものです。

あれ以来絶対に夜は近づかない様にしています。

というか本当にオモニア自体、旅行ガイドから取り払った方がいいというのが僕らの意見。

〜〜〜
チンタオと餃子でご機嫌な僕ですがゆきぽんはこれからお仕事。

元のプランではこの日夜7時のシロス行きフェリーに一人寂しく乗る予定だったのですが向こうに夜11時についてもどうせ何もやることがないので明日の朝一便に勝手に変更、最後の夜を飲み締めすることにしました。

やはりこのシチュエーションではお刺身と日本酒できゅっ。

向かうはシンの中心にあり、誰もが知る日本食店、風林火山。




20年以上ギリシャの日本食シーンをリードし続けている超有名店。

ここではまずアサヒ、スーパドライで乾いた喉を濡らします。

ほろ酔いになったところで僕がリスペクトしている努力家で素晴らしい技術を持つブルガリア人寿司シェフ、コスタさんにお刺身盛り合わせを作ってもらいました。

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そしてポシドニアに合わせ日本人のお客さんに用意していたとう純米大吟醸の封を開けていただき、最高のひととき。

中華をでてから一時間くらいしか経っていなかったので食べきれるか心配でしたが美味しいお刺身に箸がすすみました。

さっき、こんな事もあろうかとご飯に手をつけなくて大正解。

ちなみに僕らが所属する”アテネ裏日本人会”には”ごはん部”というのがあって今のところ部員は磯さんとゆきぽんのみ。

この二大巨頭は無類の白米好きで中華屋さんなんかに行くと『白米、洗面器』とめちゃくちゃな中国語でなぐり書きした紙をウェイターの目の前に突きつけ、超大盛りのごはんを注文してすっかり平らげるんですね。

僕は普段からあんまりごはんを食べる方ではない(それに腹が出たら別れると常日頃から脅されている)のでアテネ在住ごはん狂の方、絶賛新規部員募集中です。


〜〜〜
気づけばひとり酒をすることあっという間に3時間、お刺身の後もギリシャではレアなシンプルな細巻きを巻いてくれたり、オススメの一品を出してくれたりで腹が破裂寸前。


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おかげさまで最後の晩餐を心ゆくまで楽しませてもらいました。



そしてついに、タイム、イズ、オーバー。

大好きな風林火山を渋々後にし、、家路につきます。

街の活気が遠く、小さくなっていくのにつれて寂しさが酔っ払いのハートに突き刺さりますが、この超タイトスケジュールだったアテネ滞在も満点をあげていいんじゃないでしょうか。

金ちゃんの待つ家に帰り、アイリッシュウイスキー、ジェムソンを一杯だけ飲んで眠りにつきました。

翌朝、6時に家を出て最近空港の次に嫌いなピレウス港から再出発。


楽しい時間はあっという間に過ぎますね。



さらばアテネよ!また本業に気持ちを切り替えて頑張るぜ!

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光陰矢の如し。






筆 タカキス。

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