今時なかなか乗る機会のない小型機ATR72-600, 3列配置の狭小シートでスリル満点ですが、慣れてくると6枚のプロペラが刻む心地良いビートにいつの間にかうとうと。あっという間の空の旅、スペインともここでお別れです。

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降り立ったはお久しぶりのポルトガル、リスボン国際空港、ここからの僕らの旅のお供はプジョー3008。 
市街地に泊まるところをとったので本当は小さい方が小回りがきいて良いのですが後々高速道路に乗ることも考えて少し大きめの車をチョイス。

実はポルトガルは僕の大好きな国の一つで住みたいと思うくらいなんです。ロンドンの貧乏時代ユーラシア大陸最西端のロカ岬を目指し一人旅に出た事を思い出します。あの時、岬行きのバスでたまたま一緒になり色んな事を語り合った日本人の女の子2人組。 彼女達もまた貧乏旅でご飯はポテトチップでお腹を膨らませてるって言ってたなぁ。 今頃どこでどんな風に暮らしているんでしょうか。あの頃はSNSはもちろんインターネットもやっと普及し始めたような頃でしたからもちろんお互いの連絡先を交換することもなくきっともう二度と会うこともないんでしょう。どうかどこかで幸せでいますように。

そんな青春の淡い思い出に浸りつつあれから十数年、ちょっとは美味しいものにお金を使えるようになりました。ふふふ。あの時に奮発して食べたモンゴウイカのグリルの衝撃的な旨さがずうっと忘れられずにいたので今回はとても楽しみにしていたのです。

ビルバオでは残念ながら酷いホテルに当たってしまいましたがリスボンでは旧市街の中に素敵なアパートメントを見つけました。

キッチン、洗濯機付き綺麗でしかもすごく広い。ここでは快適な夜が過ごせそうです。


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部屋を見てテンションが上がったところで早速街へ繰り出してみようと思います。

細くて曲がりくねった凸凹の石畳が続く旧市街、黄色と茶色2色ツートンカラーのトラムも道の真ん中に敷かれたレールの上をゆっくり走りなんとも哀愁漂うこの街。

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コメルシオ広場までのんびりと40分をかけて歩いてきました。
ジョゼ1世の騎馬像が悠々と聳え立ち、それを取り囲む均整の取れた建物も歴史を感じさせる堂々とした作りです。
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でもぼーっと見上げてると結構危険。スリ集団やドラッグの売人がひっきりなしに近寄ってくるので注意が必要です。

そしてさらにここから30分ほどかけ夕日が落ちる綺麗なテージョ川沿いを歩き市場風フードコートTimeOut Market Lisboaへ。
途中こんな石アートもあり、ほっこりさせてくれました。

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物凄い人で溢れかえるコート内、活気があって最高です。たくさん歩いたので待ちに待ったポルトガルビールが汗をかいた全身に染み渡り至福のひと時。
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乾いた喉を濡らした後、本当はフードコートに隣接する市場で色々物色する予定だったのですが生憎閉まっていたので代わりに地元スーパーで買い物。

せっかくキッチン付きのアパートメントを借りたのでポルトガル滞在中は地元の食材と調味料をたくさん買い込んで家飲みしてみようと思います。

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でもその前に少しだけ寄り道、てんで飾り気のないまさに昔ながら下町のお店といった風貌のPenalva da Gracaというお店へ。
道に面したショーケースには絶対食べようと決めていた亀の手、そしてマテ貝も。とても新鮮そうです。
この亀の手、日本の一部でも食べるところはあるそうですが関東地方ではまずお目にかかれません。亀の手といっても甲殻類の一種だそう。見た目は結構なグロさですが味は繊細でコリコリした食感がくせになります。

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亀の手もマテ貝も結構磯の香りが強いのでたっぷりのガーリックとハーブ、そして辛味が強めのオリーブオイルを浸かるほどたっぷりかけて調理されていました。
この2品も然る事乍ら美味しかったのがお通しに出してくれたルパン豆の水煮。席につくや否やマスターが大きなタッパーに入った豆を豪快に素手でガバッと皿に持ってくれる訳ですがこれが絶妙な塩加減でごはんがススムくんならぬビールがススムくん。この豆だけで生2杯はいけます。

言葉も通じないしメニュー表も何もないのでその都度マスターをショーケースまで連れて行き欲しいものを指差し量もこれぐらい、もうちょっと減らしてー、などとカウンター中央に置かれた秤で計量しつつお話をしながら頼むので多少手間はかかりますがその分コミュニケーションも取れてカウンターの店ならではの醍醐味も味わうことができました。

こちら以外にも辺りにちらほら目に付くこの手の店。ロブスターや蟹など豪勢なシーフードも所狭しと並び食欲をそそります。
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さてご機嫌で店を後にしアパートメントへ帰りますが完全にスイッチが入った僕ら、すかさず買ってきたアイリッシュウイスキー、ジェムソンを氷たっぷり入れたトールグラスに注ぎ、静かに炭酸を加えシュワー。強炭酸が喉にしみ、キリッとした後味で口の中もさっぱりです。爽やかすぎてグビグビ、みるみる無くなっていきます。なんて危険な飲み物なんだハイボール、旨すぎるぜ。

酔っ払って何もかも面倒臭くなる前にカメラやパワーバンクなどありとあらゆる電子機器に充電コードを繋げ、明日出発直前にパニックにならない様にします。最悪これだけやっておけばなんとでもなる。

キリの良いところで風呂に入り気分もまたスッキリ、買い物袋を漁り買ってきたお魚さん、鯛の仲間と思われる綺麗なピンク色達とそしてこちらもギリシャでは簡単には見つけられない大好きなクレソンに狙いを定めました。

魚はふっくら仕上がる様に水分多めのちりめんキャベツ、西洋南瓜と一緒にオーブンへ。クレソンは椎茸っぽいキノコとガーリックオイルで軽く合えてサラダに。
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近頃じゃぁクレソンもすっかりお洒落野菜の仲間入り。僕が小学生の頃には担任の先生が住んでいた隣町までクラスの生徒を連れて行って入間川の浅瀬でみんなで積んだり、何年か前にユジロスの実家、広島の湯木に遊びに行った時には彼の家のすぐ脇を流れる綺麗な小川の端に静々と群生していたのを思い出します。
今じゃ仕事で付け合わせに使うにもコスト面が心配になっちゃう様なすっかり脱庶民派。でもここポルトガルではまだ束でごっそり買える様な手軽さで苦味と辛味、ワサビにも似た様なシャープな味が唯一無二の美味しさでやはりシンプルイズベストですね。
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やはり世界中どこへ行っても醤油はマスト、酒が回ってくると最終的には何にでもかけちゃいます。海外のスーパーでも普通に買える様になりました、便利な時代です。

初日から調子に乗って食べすぎてしまいましたがまあ良いや、胃薬と酒豪伝説を飲んで明日に備えます。
予定にはなかったけれどやっぱりせっかくポルトガルまできたので急遽明日の予定を変更。

早起きをして、ポルトまで車を走らせたいと思います。

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続く

筆 タカキス。

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