リスボン市街を抜けやっとひと安心と思いきや突如深い霧がかかる高速道路A1、時折小雨もぱらつき思わずいつも肌身離さず持ち歩いている塩船観音寺の交通安全お守りをぎゅっと握り締めます。
ギリシャ同様結構無茶な車線変更を頻繁に繰り返す輩が多いので油断はできません。

通常3時間の道なりをビクつきながら安全走行すること4時間、ドン、ルイス橋を渡りついに到着、美しき港町ポルト。

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ここもリスボン同様道が非常に狭く一方通行ばかりなので一本間違えると大変、戻るにはいちいちぐるっと大廻りしなくてはならないので早々にプジョー3008を立体駐車場にぶちこんでから街歩き。

いやぁ本当に来て良かった。まさに絵葉書を切り取った様な素晴らしい街並み、今にも荒井由美のルージュの伝言が流れだしほうきに乗ったキキとジジがその辺から出てきそうです。

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ドウロ川沿の風景がまた息を飲むほどの美しさ、急勾配の丘斜面に色とりどりの家々がひしめき合って立ち並び、そこに干される洗濯物やアンテナなんかが程良い生活感を出していてなんだか不思議とほっとする感覚もあったり。
色も形もバラバラなのにちゃんと一体感があり、きっと明るい気質の人たちが明るい色で街を作り上げたていったんだな、とそんな風に思いました。
道にはビールスタンドがいくつかあり紙コップで地ビールを飲みながら観光できるところもにくいです。


今度は川沿いから結構な角度の丘を登っていくとハリーポッターのモデルになった本屋さんレロイ、イ、イルマオンやポルト大聖堂、そしてアズレージョと呼ばれるポルトガル式の装飾タイルが施されたサン、ベント駅など見どころ満載で僕らをはじめ観光客が至るところで足を止め一生懸命写真を撮っていました。
上から見下ろすポルトの街もまた絶景。しかと目に焼き付けました。
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ワイン好きにはたまらないポルト、ワイナリーもたくさんありました。もちろんポートワインが産まれた場所ですからワインファンではない僕もせっかくなので工場見学と味比べもしました。甘いけど美味い!

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さて長時間の運転と徒歩に備えスポーツ用着圧ソックスを履いてきましたが時よりある未舗装の悪路と不揃いの階段の高さに足もパンパン、お腹も減ってきたのでここで一休み。

マドリード、リスボンに続きここでもまた市場風フードコートへ行きました。行ってみたいレストランもあったのですが迷った末やっぱり限られた時間の中で色々食べる事ができるこういう施設は魅力的、そしてなんと言っても活気溢れる雰囲気が旅中のご飯を何倍も美味しくしてくれます。

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これがまたここで、この旅数々食べた物の中で自分的ナンバーワンの料理に出会えました。
しっかりした厨房設備も調理スペースもないフードコートですから失礼ながらそこまでのものは期待してはいないのですがこちらPiadina Miaという店の出店ブースで頼んだタコとイカ墨パスタがもう、、、、思い出しただけでよだれが出そうです。

まずはこれ。
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真空調理した後に軽く炙ったタコです。柔らかすぎず柔らかく、中がふっくらジューシーで感動の旨さ。
地面や岩などに叩きつけ繊維を叩き切ってから軽く干して炭火で焼き上げるギリシャ式も野趣あふれる味で最高ですがこの繊細な味も対照的ですっごく美味しかったです。
また付け合わせにサラダやじゃがいもが付いているのもこれまた意外で嬉しい、ギリシャでは横にレモンがひとつ載っているだけのシンプルさです。

味付けはソフトタイプのオリーブオイルとガーリックチップ、それに絶妙の塩梅の岩塩、参りました。作り方を教わりに行きたいくらいです。


そしてこのパスタ。
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正直僕はお腹も弱いのであまりイカ墨が得意な方ではないんですがこれはきっと一生忘れる事がないでしょう。
もっちりした平麺に具は海老とプチトマトと生のバジル、多分エビ油であえてあるので旨味たっぷりですがトマトとバジルのおかげで全くくどくなくむしろ爽やか。海外にありがちなぬるいぶよぶよパスタではなく熱々で味もペペロンチーノベースのしっかりした塩味で大袈裟ではなく衝撃の旨さでした。

どちらも期待値を遥かに上回る素晴らしい料理でまさにこの旅のハイライト、すごく勉強になりました。

もし一人でいたら確実に選ばないでろう物をこうして連れが頼み、食べてまたそれが自分の心に残る一品になる、というのは一人旅では味わえない訳ですからそんな事に気付けたのもまたこの旅の収穫のひとつかもしれません。
一人では入りづらい店も入れるし旅先で出会う人たちにももっとオープンでいられます、旅は道連れってね。

最後この感動の気持ちを伝えたかったのでブースへ戻るとシェフは恰幅の良い笑顔が素敵な女性でした。手を止めて出てきてくれて最高に美味しかったですと伝えるととても嬉しそうにありがとう、また来てねと笑っていました。


本当はポルトに宿を一泊とって夜景をみられたら良かったのですが突如決めた日帰り日程、この楽しみはまた次回来た時にでもとっておこうと思います。


慣れない国での夜の運転は怖いので空がオレンジ色に染まり出した頃、早めにリスボンへ向かいまた車を走らせます。


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ついにこの旅も終わりを迎えようとしています。

続く。

筆 タカキス

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