ギリシャオレ達の修行と酒浸り日記

2017版。 酒とうまいもんをこよなく愛する男達のおき楽ギリシャ ブログ。 経済危機で世界を騒がすギリシャで2009年から暮らしています。 旅行、治安、生活情報と大好きな酒情報を気ままに発信中。 シーズン7、スタート!

ギリシャ危機

ギリシャ 最終局面。


 
12日のEU会合。
この日はいつもより店の予約が少なかったので休みをとりました。

決戦のこの日が近づくまで日に日に僕らの心臓は鼓動を増し、
連日連夜の裏EU会合inギリシャのど田舎。

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僕らはギリシャの銘酒チプロ、ユジロスのお嫁さんは
スペインが誇るサングリア、そして食卓には和洋中の
料理が並び見事に調和。
でも本当は大好きなソーセージは最近ちょっと敬遠、、w


当日いつもの様にずっとBBC NEWSを流してはいたものの、
ブリュッセルからの生中継にはずっと進展がなく
ひたすら現地リポーターは同じ事を繰り返すのが
つらそうでした。

そうこうしているうちに僕も一週間溜まった疲れに睡魔が襲い、
煮え切らないまま就寝。

途中何回も気になってニュースをチェックするものの、
未だ進展なし、、
そんなのを何回も何回も繰り返し不完全睡眠で迎えた朝ですらまだ
会合は続行中の模様。

そして何と会合が終わったのは開始から17時間が過ぎた頃でした。

思わずテレビに向かって皆さんお疲れ様でした。と一言。

やはりメルケルさんの存在感はすごいですね。
僕はあの人を見るとなぜかフランダースの犬を思い出してしまいますが。

会議終了後にチプラス首相がインタビューを受ける後ろを
真っ白なスーツで颯爽と歩くメルケルさんの姿が印象的でした。

誰かが言った、猫の許す範囲でしかネズミは遊べないという言葉を思い出しました。


僕は映像を見ていてあの会場の中がどうなっているのか、
すごく気になりました。

何回も休憩を挟んだそうですが、休憩室はどうなっているのかなぁとか、
食事は何をとったのか、盗聴対策などはどうなっているのか、
非常に気になります。

休憩中はやはり自国の財務省なり外務省なりと話し合いをして、
その後会場に戻り、自国の利益のためにギリギリの交渉をするんでしょうか。
かっこいいです。憧れます。

最後はやはりドイツがギリシャを力でねじ伏せた感は否めないですが
大筋合意までこぎつけた様です。

緊縮策反対を掲げここまで上り詰めたチプラスさんも
最後は政治判断でかなり譲歩したのでしょうか。

最終的にはほぼ丸呑みの緊縮策受け入れ、、
あの国民投票は一体何だったのか大きな疑問符が残ります。

間違いなく問題の根源はギリシャの放漫財政にあったとは
思いますがそれにしても合意結果、そしてチプラスさんに課せられた
宿題があまりにも懲罰的に見えるのは僕だけではないはず。

もちろん僕らはほっと胸を撫で下ろしたわけですが、
これまでの経緯や、債権団側が土壇場でさらに厳しい条件を
突きつけてきた事などを考えると、両手放しでは喜べないです。

内容を見てみると結構こんな事までいわれちゃうの?って事が
多々あり政治は難しいなぁ、と痛感。

例えば薬局の業界団体はEU側からスーパーなんかでの医薬品対面販売など
規制緩和を求められたり。
早速団体は抗議で薬局のストをするなんていっていますが、、
困ります。
ただでさえデモとストが大好きなのにこれ以上増えないでほしいです。


あと一番リアルな問題は銀行が未だに閉まっている事。
もう2週間以上経過、さすがにいい加減にして欲しいですね。

会社側も銀行が開かない限り給料が払えないので
オーナーはじめ、スタッフ皆ひーこらひーこら言っています。

僕らの店でも輸入品は決済が通らず入らなくなってきているし、
魚や野菜も現金払い以外は持ってきてくれない業者さんが
増えたので結構しんどいです。

ここCosta Navarinoはありがたい事に毎日とても忙しいのですが
お客さんはギリシャ人以外の人が大多数で支払いは海外発行のカード、
もしくはサインだけして部屋に飛ばす人が99%。

仕組み上、一旦は売り上げがホテル側に行き、
後日うちの会社に戻ってくるシステム。

なのでカード売り上げがひたすら溜まっていき、
銀行再開まではホテル側からこちらへの送金はないわけです。

売り上げはあっても現金は一切残らず、
現金で野菜や魚が買えないという負のスパイラルから
全く抜け出せずにいます。

ちなみに今日タラバガニが入らないと色々なものが品切れに
なってしまうので朝からドキドキ中。

16日以降ついに業務再開するのではないかというニュースも流れているので
期待しています。



まだ議会承認というハードルが残っているので完全に安心している
訳ではないですが一刻も早く通常通りの仕事、生活ができるように
なって欲しいです。


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ずっと先のギリシャの事を考えたらこのチプラスさんの政治判断が
正しいのか、もしくはそうでないのか、色々な意見があると思いますが
ここで今を生きる若者達はEU残留という道を多く望んだのでは
ないでしょうか。

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EUといういびつなパズルのピースが、
ポロポロと崩れ落ちていく日もそう遠くない気がしています。


筆 タカキス



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いつものように

国民投票の結果が出て丸1日が経ちました。
結果はご存知の通り緊縮反対派が勝利。
勝利、といえどそもそも何に対しての勝利なのかは疑問を覚える点もありますが。


自分たちが今アテネから離れた場所に居るせいなのかもしれませんが、特に変わったことはありません。

いつもの様に起き、いつもの様に仕事をして、いつもの様に晩酌、いつもの様にほろ酔いで寝る。

周りのギリシャ人はというと、これまたいつもの様にたわいのない話で盛り上がり、じゃれあい、うまそうにビールを飲んでいます。



しかしやはりいつもと違うのはひとたび携帯でニュースを開いてみると、どこもかしこもギリシャ一色。

どの記事を読んでもギリシャにとって良くないものばかり。

誰が、どういう意図があって書いているのか、かなり膨張されている記事。どこの誰から取って来たか分からないくだらない統計や一方的な角度からの情報が溢れているのは事実です。

それに乗っかって好き勝手書き放題、顔の見えないコメント欄でギリシャやギリシャ国民に対して誹謗中傷するお偉い方々。
皆さんよくギリシャの事をご存知で。 
ブラボー。


ギリシャ政府を批難するのはまだいいですが、ギリシャ国民の事を言われるとさすがに腹が立ちますね。


確かにその国の方針、気候、教育なんかによっては、ある程度性格は区別出来るかもしれません。

例えば一般のギリシャ人をタイプで言うと無欲平凡な人種ではないかと思います。
一部の傲慢な政治家や富裕層を除いて。


本当に必要なものだけあればいいという感じ。新しいものも贅沢も望まない。

ただいつもの様にビーチに行けて冷たいコーヒーが飲めてスブラキ(豚、鶏の串)が食べれれば。つまりただ平凡な、いつもの様な生活を望んでいるだけではないでしょうか。
当たり前のことです。


誰もが望む事だと思います。それをどうして批難される必要が?
顔も見えない誰かに。


どんな苦境に立たされても前向きに笑っていられる、素晴らしい国民性だと僕は思います。
誰がなんと言おうとギリシャとギリシャ人好きです。

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そーいえば変わったことがもう一つ。
今日いつものように仕事を終え家に帰ると変わった来客が。
弱ったコウモリがリビングの端でうずくまっていました。




ちなみに昨日はでっかいムカデ....。


明日は一体何が来るんだ。。。期待と不安が胸を締め付けます。

ギリシャではコウモリが家に入って来るっていうのはなんだか縁起の良くないことだそう。
でも顔は可愛かったので決して悪魔ではないと思います。


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この世のあらゆる生き物は皆深い絆で結ばれているのだと、皆兄弟で繋がっているのだと..
ブッダ(手塚治虫大先生)がそう言っていました。
困っている人がいたら助けましょう。
間違いないです。ふむふむ。


このコウモリが何かを示唆しているのか...。は分かりませんが明日も皆がいつもの様に笑って1日が過ごせればいいなと切に願う今日この頃。
ギリシャより。

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追記;

ギリギリ崖っぷちのギリシャでは自分一人生きるのにも必死なのにも関わらず、街にはいたるところに野良猫や野良犬のご飯や水がおいてあります。
どこからお金が出るわけでもなく誰に頼まれる訳でもなく、自分の意思で野良ちゃんのケアをしてあげている人が沢山います。
ギリシャのいいところの一つです。 
 自分が苦しくても弱いものに手を差し伸べてあげられる、そんな人達です。 














筆ゆじろす


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Nobody knows

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日本の家族や友人から大丈夫かー、、なんて心配の連絡をもらう事が
多くなった最近ですが、僕らの生活に劇的な変化はなく、いたって
普通に暮らしています。
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とはいうものの、今回ばかりはこの先どうなるのか不安で
ニュースを起きてから寝るまで、、いや寝ている時でもパッと目覚めて
チェックしています。

こんなに長く生活しているのにも関わらずギリシャ語ニュースが
何を言っているのか全くもって分からない僕らはずっとBBC NEWSを
流しているのですが、そんな大した内容じゃないんじゃないかなって
いうものが突然"Breaking news"として流れたりして毎日寿命が縮まる思いで
テレビに食いついています。

実際に僕らの店でもお客さんのクレジットカードが通らなかったり、
ホテル側から僕らの店への決済が遅れていたりと影響は出ています。

1日60ユーロしかおろせないし、お金に対しての人間の嫌な面を
見てしまう場面が増えてしまった事は本当に悲しい事です。

ネットなんかではまたまたギリシャ人はどうしようもないだの
嘘つきだの、しまいには餓死しろだの、、、
よくもまあそこまで言えたもんだなぁっと思う事もしばしば。

毎日ギリシャ人のスタッフと一緒に汗を流し、同じ釜の飯を食い、
仕事後には飲みに行ってなけなしの数ユーロでビールをおごりあっている
僕らは、こんな素敵な若者達の未来が少しでも早く良い方向に
向かうよう心から願っています。
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僕らは毎日の様に、安いお店で皆で酔っ払って大笑いをし、
皆でバスケをしています。
本当は頭が痛くなるし疲れてしまうから参加したくないけど、
いつも皆で仲良くワイワイするのがギリシャ流。

そんな彼らが今度の国民投票に向け、
真っ二つに割れて連日デモを繰り返しています。
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国民投票をすることが良い事なのか、そうではないのかは別として、
実際に行われれば投票の内容も、それから出されるであろういずれの結果も、
将来がある若者や年金で生活している人、
いろいろな問題を抱える人たちに問うには酷な気さえします。

嫌な時代にギリシャに生まれたなあ、と。

EUに残りたいと思うのは当然だし、
さらに続く厳しい緊縮策には皆心底疲れている。

EUに残りたくて緊縮策には反対、これが多分大多数で
その人達はどちらに自分の票を入れればいいか頭を抱えている様です。

まあこういう考え方は僕らや他のヨーロッパ諸国の人たちにはきっと
通じないのだろうけど、これが僕が思うギリシャ人のメンタリティー。


皆、答えは分からないって。

実際僕もわかりません。

逆にギリシャ人に聞かれても、
この国が大好きだけど永住は考えてないし、
彼らが今真面目に自分たちの未来について考えているので
反対の意見を持っていても反論せず、我慢して良く聞く様にしています。


もちろんひとつの国家としてのギリシャや、そこに暮らす人々が
ちゃんと納税の意識を持ったり、世界のルールを守ったり、
素直に謝るべきところは謝ったり、心を改めなければいけない部分は
たくさんあると思います。


でもその他にもギリシャの地理的意味や、
人々が信仰するもの、他の国々との政治的なパワーバランスなどで、
この小国がいわば宿命的な問題を常に抱えているのもこれまた
事実なのかもしれません。

複雑な事柄がごっちゃごちゃに混ざり合って、
何が正しいか、誰が正しいか、答えを見つけるのは僕には
できそうもありません。


明日の投票結果を待って、僕らも自分たちの将来を真面目に
考えようと思っています。


何故こんな瞬間に自分がここギリシャで暮らしているのか、、、、
、、人生は本当に不思議でわからないものですね。


そわそわしてしまうので帰宅後、走りだしました。


周りにはいつもと変わらない景色。
綺麗な海と打ち寄せる波音、そして蝉が騒々しく鳴いています。

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筆 タカキス


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