ギリシャオレ達の修行と酒浸り日記

2016版。 酒とうまいもんをこよなく愛する男達のおき楽ギリシャ ブログ。 経済危機で世界を騒がすギリシャで2009年から暮らしています。 旅行、治安、生活情報と大好きな酒情報を気ままに発信中。 シーズン7、スタート!

トラブルトラブル

アテネ、デンジャラスエリアで危機一髪の巻。


完全にオーバーサイズであろう浮かせたキャップを斜め45度に被り、さぞかし重そうな鎖を首にジャラジャラかけ、だぼだぼズボンを腰パンする典型的な出で立ちのバッドボーイズ3人組が僕に近寄ってきたのは月曜深夜。

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この日落ち着き気味だった店の状況に優しい僕はユジロスを先に帰して、仕事終了後ビクトリア駅で一人降りたタクシーから数分の家までとことこ歩いていました。

駅近物件だったのですがそれでも家に続く最後のコーナーを曲がると薄暗く、少し危険な香りのする道でした。

僕もしばらくイーストロンドンで生活していたので常に身の回りには気をつける癖はついていたのですが、この夜は一人激務をこなしたあとで注意散漫になっていたのか、忍び寄る黒い影に全く気付きませんでした。

人種云々というのはあまりよろしくない事だとは重々承知ですが、ギリシャ人ではありません。
ギリシャ人のほぼすべての人は平和主義で悪い事をするような人たちではない事は断言できます。

黒褐色の肌にビビットな色の洋服を纏い、ここはブリクストンかと錯覚してしまうような風貌に一瞬ためらいましたが焦ってパニクったらいけません。

一人が馴れ馴れしくYO~~~MEN!みたいな感じで肩を組んできました。
しかも酒臭い。。、、、良くない状況です。

最近では30歳を越え徐々に中年体型へと変化を遂げている己の肉体ですが当時27だった僕はただの長身ガリ、まるでライオン3匹に囲まれるつぶらお目目のキリンちゃんでした。

3人なら狩れる、と思われたのかもしれません。

家の玄関までは約300メートル。

ここで一気に走って逃げるか悩みますがこの距離では玄関の鍵を回している所で追いつかれるのが目に見えています。しかも超足早そう。

こういう酔っ払いのティーネージャーですからね、興奮させてはいけません。

なるべくカジュアルな応対を心がけつつ足は止めず、作戦を練りながら玄関までの距離を縮めます。
腕時計はいくらだの、携帯は持っているかだの、色々言いだしました。

どきどき。。

残り3メートル、もう一息と道に面した自宅テラスを見上げるとなんとそこには早上がりでリラックスしているユジロスが!

た、助かった。。

ライオンたちに悟られぬよう平静を装いつつ出川ばりに『ヤバいよヤバいよ!』と日本語で助けを求めました。

鉄バットでも片手にすぐに駆けつけてくれる、と思いきやニヤニヤ笑ってこっちを見下ろしているだけで呑気にタバコをふかしたままの広島ボーイ。

再び『本当にヤバいから助けてごらん!』と呼びかけますがニヤニヤでほぼ反応なし。


、、、、か、完全に出来上がっている。。。

こいつの方がやばかっただとぅ。。。。。

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(↑友達の結婚式用にシャネルズを仕込んでいるところ)






テーブルの上に並ぶ何本ものビール缶と当時はまっていた芋焼酎のボトルを見て、早く帰らせてあげた自分の優しさを後悔。


そして家がここであると知ってしまったバッドボーイズ、ここで一気にラストスパート。

僕のボストンバックを強引に開けようと2人がかりで絡んできました。

これはもうこうしてても時間の問題なので勝負にでます、一気に家に逃げ込むしかありません。

バレないように鍵を手の中に握りしめたところで決死の猫騙し大作戦、最近は小学生でもやらないであろう『あ、なにあれ!?』と向こうを指差す古典的戦法で一発勝負、、、そしてこれがまさかの大ヒット、、3人共々絵に描いたような振り向き様で快っ感♡。

その隙に鍵穴めがけてキーを挿入。
常識では考えられないくらい鍵が一瞬ですぽっ!とはまりその後は忍者屋敷の回転ドアの如くひらっと反対側に回り込みドアをバタン。

この間わずか数秒の駆け引きでしたが奇跡が重なり無事生還。

神様ありがとうございます。



向こう側からは開かないオートロックの扉越しに、神様もびっくりな下品さでファッキャ!!と中指をおったてそそくさとその場を後にしました。。。。。
、、、、、ファッキャ!!


自宅のドアを開けるなりユジロスに八つ当たりしまくりますが『友達じゃと思ったんじゃもん』と。
んなわけねーだろ!と火に油を注ぐ発言に平常心を失いかけましたが即ビールを横取りし、怒りを鎮めました。


本当にこの人は呑気なんですねこういうところ。

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(ビクトリア時代の家のリビング&テラス)





さてお次はまたまたこのビクトリア駅で起きました。


その日は店の定休日で僕とユジロス、イデウスと3人で駅前広場のファミレスでご飯を食べてから帰り際にキオスクでビールを買ってさあそろそろ帰ろうかなというところでした。

すると突然『やられた!』というユジロスの声が。

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何事かと思って顔を向けるとものすごいダッシュで一人の兄ちゃんが走り去って行きました。

そうです、財布をすられた模様。

それもそのはず、その時ユジロスはおよそ母国以外では見ることのできない珍景、”長財布を後ろポケットに突っ込む”という海外ではありえない日本国限定行為を、こともあろうにこのギリシャのゲットー、危険地帯ビクトリアで披露してしまったのです。

とってくださいと言わんばかりの体勢に若者は助走をつけて財布とジーンズを繋いでいたチェーンを引きちぎり逃走。

ユジロスは後を追いかけて走り出しました。

僕は酒が入っていたので、うっわぁー、めんどくせーと心から思っていたのですがしょうがない、一人になるイデウスの安全を確認してから先にレースを始めた2人の後を追い犯人を追跡。

前半戦300m程走ったところでユジロスは途中棄権。

ここで喫煙者と、非喫煙者の差がでます。

地面に崩れこむ酸素不足の被害者を横目に無心で追いかけました。
犯人も中々のしぶとさでどんどんゲットーの小道に入っていきます。

ちょうど名作映画City of Godの疾走感のあるシーンを地でいくような感じ。

細かいターンを何度も繰り返しながら、下手したら1km近く走ったのではないでしょうか。
ついに行き止まりに追い詰めました。

刺されかねないので無茶はしたくないんですが予想に反して追いついてしまったのでね。
やべっ、追いついちゃったよ、、、とちょっと後悔。

ジリジリ詰める距離。

犯人もこんな汗だくのアジア人に追い詰められると思っていなかったのでしょう、ビビっています。

心を見透かした僕は小学校6年間、鬼母に通わせられたスイミングスクールで鍛えあげられた腕から繰り出されるアンパーンチで成敗してやりました。

財布を取り返し、映画よろしく、仲間がぞろぞろと出てきそうな雰囲気の路地からまた走って退散しました。

何度も後ろを振り返りながら走り続けた帰り道がとてもきつかったです。
ようやく明るい広場が見えてきて一安心。

乳酸がたまった太ももをマッサージしつつ2人を探しました。


しばらく帰ってこない僕をさぞかし心配し、パニックに陥り、今頃インターポールでも呼んでいるかと思いきや二人で地べたに座り込み、花見中ばりに缶ビールを飲んでいたおしどり夫婦。。。。。。。。。

な、なんて呑気な夫婦なんだ。。。

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こうしてこの時も事無きを得ました。 




これを読んだ二人に後で修正しろと圧力をかけられるのは確実ですが僕の視点で見た物事を嘘偽りなく書きました。

最近は色々なところから言論弾圧を受け僕も大変なんです、ほんとにw



う〜ん、さらっと書くつもりがどうしても長くなってしまいます。

あともう2つだけ、一番危機だった事件があるので次回それで〆たいと思います。


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しつこくてすいません。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。


筆 タカキス

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ギリシャの治安。

前回の記事で、オモニアは危ないという事を書きましたが一連のギリシャ報道が出てからよく皆にギリシャ大丈夫なの?気をつけてね、なんて言われます。


暴動シーンがニュースで繰り返し流される影響からだと思われますが、基本的には夜歩いていても平気だし、特別注意をしながら出歩かなきゃいけないなんて事もありません。

が、しかし!、危険地帯はやっぱりあるし、平穏無事で酒浸っていると思われがちな僕らだって怖い経験をした事が何度もあります。

むか〜し、昔、こんな記事を書いた覚えがありますがそれ以来はあんまりこのブログ上でギリシャのマイナスイメージになるような事は書かないようにしていたのでたまにはいいかな、と思ってギリシャのダークサイド、流行り言葉で言うと僕らの”黒歴史”を振り返ってみようかと思います。

僕とユジロスがこのギリシャという国に住み始めたのは2009年。
国ぐるみの粉飾決済がバレて大混乱に陥るほんの少し前の事でした。

当時の店は超バブリーでずっと先まで予約も取れないような状況。
連日連夜ヘトヘトになるまでオーダーをこなし、ギリシャ感覚では考えられないほど勤勉に働く僕らにマネージャーは日本酒の一升瓶をほいほいとくれ、酒パワーでなんとか乗り切っていた僕らは昼過ぎに起きるので精一杯。

右も左もわからなかったかわいいひよっ子達で、自分たちの力ではなかなか住処を見つける事が出来ずにいました。

あの頃はまだギリシャ人が適当である事、簡単に嘘をつく事、物忘れが激しすぎる事などは知る由もなく、ひたすら大人しく”探してくれる”という家の発見情報をただピヨピヨと口を広げて待っていたのであります。

数週間後にようやく待っているだけでは何も起こらない、と悟った僕らは英語対応してくれる不動産屋さんや、今は無き英字新聞Athens Newsに載る広告主に連絡を取りついには自分たちの力だけで契約までこぎつけました。

見つけた家があったのはビクトリア(VICTORIA)という場所。
イギリスからギリシャに移住したばかりの僕らはこのUK風なビクトリア、という都会的音の響きに完全に騙されてしまったわけですが、アテネ在住の日本人が聞いたらまあびっくりするでしょうね。

しかも家賃は900ユーロでした(多分相場の3−4倍)。

実際なんであんなところに住んでるかわからない、なんて言われた事もあるしどこ住んでるの?って聞かれてこの地名をいうと皆一瞬顔がひきつっていました。

このビクトリアという駅、オモニア駅の次なんですがこの辺りからパティシア(PATISSIA)という一帯にかけてははっきりいってすごく治安が悪いです。

実際に大方の事件はこの地域で起こり、コロナキに引越しをしてからは何も起こっていません。

バブル真っ只中にいた僕らは通勤には行きも帰りもタクシーを使っていたので今思えばそれが良かったのでしょうがそんな僕らでもここでは数々のトラブルに見舞われました。

一番最初は地下鉄でスリ未遂事件。
前述した通り当時は電車に乗るという事はなく初めて利用した時には完全に片手に地球の歩き方を持つ旅行者モードでした。

たいして満員状態でもないのにやたら図体のでかいおやじが寄ってきて気持ち悪いなぁと思っていたらなんだかポケットに違和感、、、もしやと思い視線をそこに移すとやっぱり!手が伸びているではないか、しかもその手はこの体臭のキツイでかいおやじではなくその陰に隠れつつ隙間をぬってきた、か細いおばあさんの手。

睨みつけようとして見た時のそのしわだらけの顔がめちゃくちゃホラーでちびりそうになる僕。
夢に出そう。。。

しかもその時僕は黄色のジャケットを着ていたのですがなんとそのおばあさんも黄色のジャケットを着ていて目が合った瞬間、あ、かぶっちゃった。。。みたいな空気になったのを記憶しています。

この時は僕が汚い言葉を吐き捨てただけで、なにもとられる事なく済みました。


そして次は決して忘れることのできない事件、通称マック事変です。

マックといってもハンバーガーではなくりんごの方。

その時、当時はまだユジロスの彼女であった奥さんイデウスが初めてギリシャに遊びに来ていました。

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この日は確か何かの用事で3人で地下鉄で移動することになったのだと思います。
乗降口最前列に並び列車を待っていた僕ら、到着した落書きだらけの車両にいざ足を踏み入れると後ろからすごい勢いで人が流れ込んできました。

あれよあれよという間に波に押され3人はバラバラに。




そう、これこそがまさに彼らの常套手段だったのです。

以前のスリ未遂事件もこれでつじつまが合うのですが彼らはどうやら何人かごとのチームになっていて、まずは地下へと続くエスカレーター前でカモを探す役が常駐、獲物を虎視眈々と狙っています。

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僕らのような狩りやすそうなひよっこ達を見つけると下で待つ実行犯に連絡をするんですね。

そして下では結構な人数の悪者達が乗車と同時に後ろからタックルしてきて、カモを孤立化させそれぞれの周りを巨人達が囲むのです。

かーごーめーかーごーめー状態にされてしまうとお手上げ、ほぼ抵抗は不可能。

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この日は小柄なイデウスが籠の中の鳥にされてしまい、次の駅で奴らが降りていった後、パソコンケースからつい先日買ったばかりのmacbook air が姿を消しているのに気がつきました。

異変をすぐに察知しイデウスの元に再び集まる僕ら、まずはイデウス自身が無事であった事がなによりも良かったですが、次第にこみ上げてくる怒り。

意外と本人より、そして旦那さんより僕が一番沸騰直前、湯気を噴き出したまま次の駅で降り警察署へと向かいました。

もちろん警察の人には罪はないし、彼らからしても度重なる外国人による犯罪という事で思うところは多々あるのでしょうがこの担当したハゲおやじが終始ヘラヘラしていてまるで盗まれたこちら側に非があるような対応をとってきたのでさすがの仏の僕も声を荒げてしまいました。

謝って欲しいなどという気持ちは微塵もなかったわけですが、それでも一応国家の治安を守るのが仕事の一人として”お気の毒です”くらいは言ってくれてもいいですよね。

オバマ氏の広島演説のビデオを送りつけてやりたいくらいです。

運良く保険に入っていたイデウス、請求するためには警察署発行の盗難届が必須で長いこと待たされた後、この薄ら笑いハゲ警官にサインをもらって二度と電車には乗らないと固く心に誓ったわけですが、お金の問題よりも写真や音楽、たくさんの未バックアップの思い出達を失ってしまいしばらく落ち込んでいてとてもかわいそうでした。

当時はまだicloudもなかったのです。

ちなみに僕がギリシャに来てからすでに3台もmacbook proを買っているのは内緒の話です。
1台目は普通の買い替えですが、2台目はタクシー内に置き忘れ(しかもユジロスの。ふふふ)、3台目は道に置き忘れるという大失態。

周期的にはそろそろ新たなるトラップがきてもおかしくないので襟を正したいと思いますw


こうして思い出してみるとまだまだ出てくるものですね。

長くなってしまったのでまた次回に続きを書きたいと思います。

今回のは分類的にはいわゆる軽犯罪編。

次回はもう少しだけヘビーな事件達。



自分の身は自分で守りましょう。
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筆 タカキス。

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ギリシャの運転免許への切り替え③


こちらからお先にどうぞ。
その1。その2。










予定通りしっかり朝8時に起床。

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前夜いささか飲みすぎたウイスキーが体を重くしていますが、今日は行くところが盛りだくさん。

景気付けにキオスクで買ったレッドブル、大サイズを流し込み、飲んだ次の朝にコレにかなう飲み物はない事を再実感。



まずは眼科と内科で検診を受けて診断書をゲットせねばなりません。

どこの機関に行ってもいい訳ではなく自分の住所に基づき免許センター指定のお医者さんを選定する必要があります。

こういうのが外国人の僕にとっては地味に大変。

そしてネット情報によると検診はまず指定銀行に出向き、専用の口座に料金(各45ユーロ)を振り込んでからそのレシートを持っていかなければならないとあります。



予想通り、いざ銀行に行っても誰一人として分からずお医者さんに聞いてからまた戻ってきてくださいと
言われてしまいました。

一体何往復すればいいんだ。。。

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病院に直接行ってまずお金払ってからきてね、と言われるのが嫌だったので先に銀行に行きましたが結果は一緒でしたw

元々指定医の数が少ない中、フライング気味に既にイースター休暇に入っている所もちらほらあったので探すのに一苦労でしたがなんとか予約を取りまずは眼科へ。

銀行に行ったけど伝わらなくてお金はまだ払っていないと伝えると、なんのこっちゃノープロブレム、ここで払えばいいと。


わけわかりません。まあいいや、どうにでもなっちゃえ。

しかも事前情報では45ユーロだったけど10ユーロのみ。

海外で初の視力検査。
日本の様に右斜め上、とか左斜め下とかなんていうのかなぁとドキドキでしたが、数字だけでした、良かった。

勢いがついたところで内科にも予約なしで突撃、運良く空きがあったのでこちらもすんなりいきました。
こういう機会でもなければ内科検診などはまず受ける事がないので期待していましたが、聴診器をあてる事もないばかりか問診もなく住所と税金ナンバーを聞かれただけで終了。


健康診断を受けずして健康診断書をもらいました。。。

なんなんだこの国は。。。

次は税務署へ行って国庫収入証紙を発行してもらわねばなりません。

これが一番面倒臭そうだなぁと最初から思ってはいましたがやっぱりレアケースで分からないから免許センターに行ってもう一回聞いて戻って来いというアドバイス。。

全体を通してですが、受付窓口、支払い窓口、発給窓口が全部バラバラになっていて且つ各所に慣れている担当が誰もいないのでひとつの事をクリアするのにすごい手間と労力を要します。


免許センターの感じ悪かったオヤジにまた聞くの嫌だなーと思いつつ渋々戻りましたが窓口が綺麗で感じのいいお姉さんに変わっていて超ラッキー。 ついてます。



ここぞとばかりにその他諸々の租税や手数料の支払い方法と手続きの仕方を聞くと、なんとここでまた一番最初に訪れたKEP(支所みたいなとこ)に戻されるんですね。
まじ。めげそう。

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結局のところ、ここでは何をしてくれるかというと諸々の手数料などのバーコード付き支払い用紙を一括して発行してくれる業務、だと思われます。


きっと一番最初に当たった人がこの事を知っていればこんなにも右往左往しなくても良かったのでしょう。

ちなみに実際の支払いはまた銀行へ行かされます。

元々各所の業務時間が昼の1時か2時までと短いので、こんな事を繰り返しているうちにあっという間に何日もたってしまいます。

支払いを全て済ませ、やっと申請窓口へ戻り最後の難関、申請用紙の記入です。

う〜ん、見事に全てギリシャ語。

頼みの綱、iphone君に次々に翻訳を頼みますがギリシャ語→英語→日本語へと順をおっていかないと変な訳になってしまうので時間がかかってしょうがない。

迫り来る締め切り時間。
受付終了まであとわずか15分です。

期末試験の様に焦り、変な汗もでてきました。

記入も全てギリシャ語でしなければならず、ボールペンなので一度間違えると大変な事になります。

何年か前にギリシャ語の家庭教師さんに教えて貰っていたあの怠け者だった日々をここで後悔。

字を覚えたての幼稚園児の様な文字に思わず自ら吹いてしまいましたがなんとか3分前に書き終え急いで窓口に戻りました。

このギリギリの時間になると我先にと横から割り込もうとする不届き者が多く、僕も両サイドに付け入れられる隙をつくるまいとサッカー部でキーパーをしていた時以来の小刻みなステップでゴールポストならぬ、窓口を死守していましたが、、、、やられてしまいました。。。


たった一瞬横を向いていたその隙になんと金髪のおばさんが既に会話を始めている僕の真隣に歩を進め、気づけば僕のパスポートや書類たちがおばさんの肘の下に下敷きに。。。な、なんというツワモノ。。


どんな奴だと思っておばさんの免許を覗きこむとその写真は普通のおじさん。。


えっ?と思わずおばさんと写真のおじさん、3度見くらいしてしまいました。

世の中いろんな人がいますね。

ちょっと怖くなって後ずさり。。。

ギリシャの免許は有効期限がすごく長いそうなので昔にとった写真がずーっと残るというのも問題ありそうですね。

人生何が起きるかわかりませんw

色々ありましたが、無事に申請書も通りついに終了!と思いきや、最後写真を渡すとサイズが違うと言われもう1日余分にかかってしまいました。

写真屋さんが絶対このサイズで大丈夫って言ったのに。

かかった費用は
大使館での翻訳証明等47ユーロ、
外務省での認証手数料30ユーロ、
国庫収入証紙18ユーロ、
新免許作成手数料(プリント代)30ユーロ、
申請手数料50ユーロ、
内科検診10ユーロ、
眼科検診10ユーロ、
証明写真13ユーロ、
計208(2万6千円位)ユーロでした。

日本大使館のページ、注意点の最後にはこんな一文が。

ギリシャの運転免許証の交付時に我が国免許証は申請者の手元には返却されず、免許証発行事務所に一旦保管され、その後、当館に宛てて返送されることになるが、いつ免許証が返送されるかは先方次第である。

なかなかしびれます。

返ってくるのでしょうか。

最後に仕上がったらどうやって通知されるのか聞いたところ、そういうシステムはないと、だいたい20日くらいでできるからまたその頃ここに来て聞いてみてという事でした。

いやぁ本当に疲れました。

出向く場所多すぎるし、全然電子化が進んでいないし、会う人会う人、適当な事ばっかり言うので忍耐力が必要です。

でもなんとか目標通り全て一人でできたので合格点です。

まだ発給されてないのでわかりませんが。



頼むから失くさないでね。

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筆 タカキス




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ギリシャの運転免許への切り替え②

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(記事に関係ある写真が全くないのであしからず)


こちらからお先にどうぞ。
その1。




南アテネ免許センター。
一歩足を踏み入れると一階は窓口が20箇所くらいずらっと並んでいます。
イースターの連休前という事もあり、ものすごい人です。

頼みの綱、チケットマシーンはここにもありません。


英語表記もゼロ、インフォメーホンデスクも無し、しかもこんな時に限って整列レーンがあり、長蛇の列と全然並んでいない列色々、すごい差です。

どこの窓口で受付をすればいいのか全くわかりません。

呆然と空を見上げる僕(建物内)。

ギリシャ式ではインフォメーションデスクがない場合、既に会話中の窓口に横からぐいぐい無理やり話しかけ妨害するのが正しいやり方ですが、まだ甘ちゃんの僕にはそんなスキルはなくキョロちゃんばりに目玉をフル活用して周りの情報を探します。

ここで強引に行かないと長いこと並んだ挙句の果てに、ここじゃないから、とつっけんどんに瞬殺を喰らう可能性もおおいにあるのですが、意外とこういった場面では気の弱い僕。
もじもじもじ。
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目的によって幾つかに分けられている窓口の上に適当に貼られているA4紙に書かれたギリシャ語。

だいぶ読めるようにはなりましたが意味がわからないものばかり。

多分結構難しいギリシャ語なんだろうし、日本の役所でもどこの窓口に行けばいいのかってわかりづらい時ありますよね。

そんなんでここは自分の直感だけを信じ、一つの窓口に絞ります。

こういう時は文字や雰囲気に惑わされる事なく、一番重要なのは担当の人の顔を見て判断する事w

いやぁ本当にあからさまに横柄な態度を取ってくる人もいるし、今日のように激混みの日は係りの人もピリピリしてるはず。

僕の超個人的統計からいくとおじさんは大体怖い。


下手な聞き方をすると即、ティ イーネ アフトーレ!?(what the fuc⚪︎in' hell is this!?)とすごい勢いで言われます(注↑直訳ではありません)

このギリシャ人必殺、”ティ イーネ アフト返し”と呼ばれる技は至る場面で多用され、what is this? をwhat is this!?でそのまま返してくるという荒技。
(これの最後尾に『レ』つけると、ぁん?ぅおっ?みたいなニュアンス)
ちょっとだけ大げさですが。

あとおじさんは質問をすると、早口でだだだーっと一方的にマシンガントークをして以後質問受け付けません、みたいな人も多い。

ふしぎ発見の草野仁のようにどんな的外れな質問にもヒントを小出しにする優しい人はごく少数。

おばさんは一か八かの大勝負、当たり外れはデカイですね。
当たりバージョンは本当に親切で助かるのですが外れバージョンは小学生からもう一度やり直してごん?ってくらい相手を敬う気持ちがなく、とりあえず怖いw


全般に若い人は丁寧で外国人にも慣れてるのですんなり事が運ぶ場合が多いような気がしますが、やはり年齢のせいか今回の様なレアなケースでは知らないと言われちゃうので考えものです。

という事で、僕が独断と偏見で決定した選ぶべき窓口の人2016第1位は、、、中年のオカマさん!!

怒らせなければ、という前提条件つきですが皆99%優しくて親切。

振り返れば今回遭遇した数々の難局でも手を差し伸べてくれたのは彼ら(?)でした。




いずれにしても、どんな局面でもギリシャ人は本当は皆優しいんだと、今日はたまたま機嫌が悪いだけなんだと自分に言い聞かせ、そしてボクサーのようにこんなパンチが飛んできたらこう返す、と先に準備をしておく事が大切。

先に怒ったら負けです。心はオールウェイズ仏。

近づく順番、むむむ、直前で担当がおばさんに交代。

恐る恐る書類を見せ、レベルが低すぎる僕のギリシャ語で軽くジャブ。

、、、全く通じませんw

こうなったらボディランゲージと英単語でたたみ掛けるしかありません。

うわ〜、ものすごいしかめっ面。。
まあ結局間違ったところに並んでギリシャ語も喋れない僕が一番悪いです。
低姿勢を決め込み聞いてみると2回に受付があるそうです。


二階に進むと窓口の人が、オリジナルの書類はあるのか?と。
というのも日本大使館で作ってもらった書類、僕はコピーの方を受け取ったのですが、オリジナル(原本)は大使館から直接この免許センターに送られるというややこしい取り決めになっているらしいのです。

大使館からの注意点にも不慣れな窓口担当者が多い事が予想される、と書いてあったまさにその通り、窓口が変わるその度に本当は説明を受けたい僕が逆にこれこれこうで、という説明をまずせねばならずさっきまでの仏モードがものの5分で切れかかっています。

僕が聞きたいのにむこうから大使館からの書類はもうここに届いているのか?と。

そしてそれを確認するためだけにまず3階へ行って来るように言われ、またそこでさらに並びます。

高校時代授業で使った時以来に見た馬鹿でかいパソコン達がここではまだ現役ばりばり。
そしてそのパソコンに負けず劣らず態度の馬鹿でかいおばさんが検索をかけ、ちゃんと日本大使館が書類を送ってくれていたのを確認。

5桁の番号を紙に書き出し、それを持ってまた元の場所に戻り並ぶ。。。。

ものの10秒のこの仕事を何故わざわざ建物内たらい回しにせねばならないのか謎は深まるばかりですが、まあしょうがない、郷に入っては郷に従えです。

その後今回の一連の手続きの中でもワースト賞をあげたいとても不親切なオヤジに雑な説明を受けました。

一番聞きたかった大事なところはここに説明があるからとサイトのアドレスを渡され、何とも本末転倒な結末です。

何とも後味の悪い初戦でしたが、まあ必要な情報は手にする事ができました。

これから集めなければいけない書類。
眼科、内科の健康診断書。
国庫収入証紙、免許証作成申請証などなど。




めげそうですがこのまま勢いでいかないとまた途中で匙を投げてしまいます。


この日は金曜日だったのでまた来週から動こうと思います。

昼の2時で受付終了なので月曜日は朝一で起き、ちゃっちゃとテンポよくいきたいと思います。



行かなきゃいけない場所多すぎ。。

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頑張るぜ!


筆 タカキス



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ギリシャの運転免許への切り替え①



ここ数日こちらギリシャは雨が続いています。
時に雷がなったり、昼は暑いのに夜は結構冷えたりで
また体調を崩さないかどきどきの毎日です。

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夏のシーズンはもう目の前、
島流しになる前にアテネで絶対に済まさなければならないことがあります。
それは日本の運転免許からギリシャの免許への切り替え。

これまではイギリスの免許があったのでそれで運転していたのですが
10年間の期限がついに切れてしまい、
イギリスに住所がない僕はもう更新できません。

多分切れる前にイギリス→ギリシャへ切り替えていれば
簡単だったような気がしますが後回しにしまくっていたら
間に合わなくなってしまいました。


世界の免許事情は詳しくはないですが、
日本の免許って、、割と不便な部類に入るんじゃないでしょうか。

英語表記が一切なく、西暦の生年月日表記もないので身分証にすらならず
もちろんレンタカーもできません。
さらに有効期限が5年で更新が日本以外で出来ず代理申請もできないので
一度きらせてしまったことがあります。

期間前の更新手続き制度もあるし、
2、3年くらい過ぎても正当な理由があれば普通に更新してもらえる
場合もあるそうですが国際的に通用するような物に変えてもらえればな、
なんて思います。

というのも国際免許、これがまた1年間の有効期限しかないんですね。
1年に一回帰国して更新、、なかなかハードルが高い様に思いますが
みなさんどうされているんでしょうか。気になります。

せめて日本大使館で国際免許の更新あるいは申請ができる様に
ならないかな〜と思いつつ、9月にきれる僕の免許、
今やらないとまた大変な事になることうけあい。
ついに重い腰をあげ行ってきました。


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ネットで情報を探すも大使館以外の日本語の情報(2012年時点での)
は全くなく、英語サイトも古い情報がちらほらのみ。

これから日本の免許からギリシャの免許へ切り替える方のために、
(まずいないとは思いますがw)、僕の戦いの記録です。


調べていくと何やら日本、アメリカ、カナダ、オーストラリア
など幾つかの国には特別枠的なものがあり、
手続きが簡潔化されているとの事。ふむふむ。

そして近くのケップ(KEP)と呼ばれる公共サービスセンターで
手続きができるそう。
悪名高きギリシャの公共サービスの中でもこのケップは
僕の中では丁度日本の支所のようで規模も小さく
嫌な思いをした事がないので、ほっと一息。

なんせ今回の目標は全部一人でやる事なのです!
大使館のページには、書類等全てギリシャ語での記入が必要になる事、
出向かねばならないたくさんの場所でギリシャ語でのやり取りが必要になる事
そして代理人をたてる場合の手順までも書いてあります。

前回はこれを読んだ瞬間2秒で諦めたのを覚えています。

今回気合いは十分、日頃の鬱憤を全てぶつけますw
本当に喧嘩上等くらいの心意気が必要なのです。


まずはKEPに行かなければ始まらないのでね、一番近所の支所へ。
ん〜めちゃくちゃ混んでいます。

ギリシャで公共機関や銀行、スーパー、病院など行く場合、
まず一番目の難関は自分の順番を確保する事。

順番待ちのチケットマシーンがあるところもありますが、
まだまだ無いところも多いし、あっても何故か紙が出るところに
小汚いテープが貼ってあって使っていなかったり。

そして日本の銀行のように入店と同時にご案内係の人が
来てくれるわけでもなく整列用のレーンもありません。
本当に皆に見せてあげたいです、
えっ?っていうくらい無秩序な有様で来た当初は度肝を抜かれました。

また窓口のつくり方も独特と言えば聞こえはいいですが、
もともと狭いのに四角い部屋の両サイドに各サービスの受付、
奥に会計窓口、
そしてその真ん中にソファーや椅子とかを置いてしまうので
並ぶ場所もよくわからなくなり、
ライブハウス並みの混沌ぶりを見せる事もしばしば。

まだ来た当初若かった僕はこんな異常な光景を見るたび
怒り指数が一気に87(100中)にまで昇り、
ギリシャの全てがここに出ているなと苦笑する一方
よくこんなノールールで喧嘩にならないなと感心していました、
いや、怒鳴り合いも多々目の当たりにしてきましたが。
ところがどっこい、
これがまた慣れるとそこに恐らくオスマン帝国時代から
引き継がれているであろうギリシャ式ルールが
存在している事に気づきます。

四角い部屋、残り一辺の出入り口から現れる新参者は
それらしき人を見つけ出し、
『あなたが最後尾?そう?じゃわたしはあなたの後ね』、と
自ら仮想番号札を発券しているのであります!

そしてどんなとこにも必ず仕切り屋のじじいみたいなのがいて
『彼が先でその次はあそこの椅子に座ってるおばちゃんで次オレ』、
的な事を言っています。
そして彼が去ると同時に次の仕切り屋さんが自然に現れるという
なんとも摩訶不思議なシステム。

こういうおじさんを見つけたらすぐにコバンザメのごとく
すすす〜っと寄っていって存在をアピール。

アジア人で目立つという事もあり、
次の順番表発表時にはしっかり仕切り屋リストに名を連ね、
心の中でガッツポーズ。

もちろん大人しくコバンザメ化する僕の様な善良市民ばかりでもなく
いびつなりにも保つギリシャ式秩序を食い荒らすシャチの様な無法者も
ちらほら。うん、割合的にはおばさまが多いですね。。。。。


さて、熾烈なトーナメントを生き残りやっときた順番。
まずは菊紋パスポートを水戸黄門ばりに見せつけ、
野蛮な人種ではない事、そして特別枠である事を示しますw

かくかくしかじか説明をし、
出来るだけ丁寧にお願いをしました。

がしかし、相手の第一声は『ここでは出来ません。』
You must go there ok?ととても綺麗な命令語で
陸運局?の住所を手渡され終了。

まさかの、と言いたいところですがはっきり言って
こんなものは予想の範疇です。

初めからうまくいくはずがありません、
ここは日本でもイギリスでもなく、そう、ギリシャですから。

次の日まずは日本大使館に出向いて、
手順を伺う事にしました。


厳重なセキュリチェックを受け、大使館の中へ。

だいぶ久しぶりに行きました。

日本の新聞、雑誌、マンガ、カレンダー、溢れる母国語。
そして対応してくださった方々とお話をして、
なんだかすごくほっとしました。
ちなみにトイレもホットな日本式です。(和式という意味ではなく)

丁寧に説明をしていただいた後、
日本の免許からギリシャ語への翻訳証明をだしてもらいます。

数日後に仕上がったそれを持ち、今度は市内中心地で外務省の認証を受けます。
中心地といってもモナスティラキという、
エリアによってはちょっとdodgyな場所。

またこれがすごく微妙な位置、
アンティーク横丁の裏手にあって建物も薄暗い。
恐る恐る珍しくスーツを着ている係りの人に
大使館に出してもらった書類を提示して認証を受けたい旨を伝えます。

うまく伝わりました。
手続き料は30ユーロだそう。
スタンプ何個か押すだけで結構かかるのね〜っと
思いながら財布からお金を出そうとすると
ここでは払えないと、、シンタグマにあるKEPに行って
払えとの事。 でたでた。
これから喰らいまくるであろうギリシャ18番の
たらい回しの洗礼をまずここでうけます。

歩けば遠い、タクシーに乗れば近すぎるという絶妙の距離、
iphone君に尋ねると歩くと19分。。
タクシーに手を挙げかける、
しかし、4ヶ月安定した収入がない身、節約節約。
ぶつぶつふてくされながら人混みをぬい歩きました。
偉いぞ自分。


汗を拭いつつ受付の若い女の子にまた始めから説明すると
案の定まずここじゃできないと言うんですね。
でました。
しかしここで引き下がるわけにはいきません。
絶対にここで出来るからと何度も説得し、
その子も面倒臭そうに隣の窓口の人に叫びながら聞いています。

やっとこさどうやら出来るらしいぞという事で落ち着いたようで
支払いを済ませパッと行きたいところですが、
ここでは支払い用のバーコード付き用紙を発行してくれるだけで
また次は銀行へ行かされます。

な、なんという要領の悪さ。。。。

開いた口を強引にふさぎ、また銀行で待って払って、
外務省認証課へ戻り3つの判子を押してもらいました。。
。。。ひとりスタンプラリーかよ。

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次は陸運局というかなんというか、
ここでは免許センターという事にしておきますが、
そこへ足を運びました。

一回目の目的は取得の手順説明を受ける事。
ネットの情報は古いし、ただでさえ毎年のように変わる
ギリシャの法律関係。。
手間はかかるけど最新情報を得るには直接出向くしかありません。




で、でかい。。。すごく嫌な予感がします。

なかなかの強敵であろう事が外観から容易に予想できます。

相手にとって不足なし。




続く。


FullSizeRender 5





筆 タカキス



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幾千ものマラキアを越えて。




皆様お久しぶりです。

日刊から週刊。。月刊。。隔月。。季刊。。。そしてついに終了か、、
と思いきや毎度何とか息を吹き返し、細々続いている稚拙ブログですが
たまにのぞいていただけると嬉しいです。

書きたい気持ちはいつもあるのですが、
あんまりハッピーじゃない時や、身の回りの出来事がめまぐるしく
動いている時なんかはなかなか落ち着いて思うことを記すという
作業が億劫になってしまいます。

まあたいていはユジロスの番の時に止まってるので
僕はいつも早くアップしろよ〜、
と奴のケツをひっぱたいている方なのですが 笑


さて、幾千ものマラキア。。。
このマラキアというのは虫の感染症でもなければ42.195キロを
走るスポーツでもなく英語でいうとこの"Bull Shit"ってやつです。
。。。。。。fuckin' bull shit!!!! ,,,のブルシット。
,外人のキレた人たちがよく叫んでるけど日本語にはあんまりない
なかなかお下劣な言葉ですね 笑


そう、短いホリデーを過ごした日本から出たその時から
数々のマラキアが僕を襲い大殺界じゃないかってくらいの
連続災難。。


いつも日本へ帰る時はギリのギリまで日本を楽しみ、
こっちへ戻った同日とか、翌朝から仕事を始めるのが常。
そうすると時差ぼけも軽いし、何よりも数時間でも長く
日本にいられるのが嬉しいんですね。


RIMG1137





そんなんで今回もトルコで乗り継ぎ1.5時間の便をとり
極力、移動に時間を費やさないようにしたんです。
がしかし成田についてチェックインカウンターへ行くと
成田発イスタンブール行きが大分遅れており、
その影響でトルコからの乗り継ぎ便に乗れないという事。

まあこの数年間空港で何事もなくすべてうまくいった試しが
ないので、、うん、、やっぱりまたね。。
くらいの感じだったんです この時は。
でもその後航空券の取り直しになり次の便を探そうにも
夜の便も、翌朝の便も満席でないとの事。
前述の通り、少し遅れただけでも仕事に支障が出る航空券の
取り方なので低姿勢で粘り強くお願いしたんですが
こればっかりはしょうがないですね。

危なく空港でキレているイタい人になりかけましたが
いつも心は仏様で。。。。

結局振り替えが翌日夕方の便になってしまったので
嫌々イスタンブールで一泊する事にしました。


数時間遅れでトルコの地を踏んだB777-300ER、
機体が止まると同時に、、いやまだ止まる前からざわめく機内。

微妙な遅れなのでまだ急げば乗り継ぎ便に間に合うかも、
っていう人たちがたくさんいて機内はプチパニック状態。

狭い通路に皆所狭しと並んでるにも関わらず
遅れるから通して〜って叫びながら列をかき分ける強者もちらほら。

そんなんで僕も横に座っていたお姉さんに結構な勢いで急かされる始末。
靴もちゃんと履き終わってないのにずずずいっと空気砲をうたれ
早々と陸上へと向かいました。

そこで目の当たりにしたのは超、長蛇の列。
イミグレがまさかの大盛況で見たところ2時間はかかりそうです。
あのイミグレっていうのは本当もっとどうにかならないものですかね。
僕らの家のすぐ下のスーパーマーケット、バザールのレジのおばちゃんを
採用してほしいくらい。
いつもピッピッ、と袋入れのスピード勝負になりますからね 笑


爆音イヤフォンで現実逃避すること約一時間、そろそろ中盤に差し掛かって
きたのでパスポートを鞄から準備しようとすると、、むむむっ、、、
な、ない。。。
落ち着いて深呼吸。。ここでドギマギしたら空港でパニックに陥っている
かわいそうな人になってしまう、と自分に言い聞かせ平然を装って
今ここに立っている自分を頭の中で過去へ逆戻ししていく。
臭くて口呼吸のみで5合目までたどり着いたイミグレの列を歩み、
遅すぎる歩く通路を小走りし、
ボーディングブリッジをつたい機内を降りた、、そして気づく。
過去の自分君、シート前ポケットに置き忘れてますよ。

背中を伝う汗。万事休す。トルコ永住か。

これ以上言った事無いくらいのExcuse me を数秒ごとに連発しながら
イミグレの列を逆走し、今更急いでもしょうがないと分かりつつも
急いでようやくカウンターに到着。

かくかくしかじか説明し、呆れ返った”地上職員”に
これまた低姿勢一辺倒で助けを求めました。





中東や南国なんかに行かれた方にはわかってもらえると思いますが、
この辺の人たちってびっくりするくらい緊張感がないといいますか
普通にナッツとか齧りながらカウンター対応してたりするんですね。

僕は割とそういう空気の方が好きなんですが今回の様に
自分がパニック中だとすこ〜しだけいらっとしてしまいました 笑

何でも乗ってきた飛行機はとうの昔にターミナルから出ており
すぐには取りに戻れないとの事。
でもまだどこかへ飛び立ってなくて良かった。。ほっ。。

wait there until we call you ok?と
ギリシャ人もびっくりなめちゃくちゃ奇麗な命令形で
対応して頂き待つ事一時間。

帰ってきました愛しの菊の御紋パスポート。

不意に増した愛国心を胸に、今度は堂々と入国審査を抜けました。
寝るだけ寝て明日出て行くよっ、てね。


もうここまででへっとへとな僕。
ホテルまでどれくらいあるのか、ぼったくり対策は必要なのか、
いつもはわりかし気をつけているそんな事も考えず
重いスーツケースをトランクに投げ込み
レトロなBMWタクシーに乗り込みました。

正直乗った瞬間直感で分かったんですが、
英語が全く通じないんですねこれがまた。

多分、地球の歩き方とかの旅の言葉、タクシー編を
見ようともしなかった僕にも多少非はあるでしょう、、
でもメインの国際空港に乗り入れてるタクシーが英語ゼロって
ちょっとひどくありませんか。。
せめて喋れるおっちゃんのタクシーにはユニオンジャックの
ステッカー貼ってあげるとか、、そういうのどうでしょう。

ということで、iphoneを駆使してもどうにもこうにも
らちがあかず。宿に電話しても何と宿の人もターキッシュ、オンリー。

なのでドライバーと受付の両おやじが喋っていても
僕にはまるでちんぷんかんぷんなのです。

終いには何故か道に迷ったらしいドライバーがご機嫌ななめになり
寂れた住宅街の一角に降ろされてしまいました、泣きそうです。


ちょうどこの頃連日連夜、トルコの暴動ニュースが流れていたので
悪いターキッシュ、ティーネージャーにおやじ狩りされたらどうしよう、
NIKE air max は履いてないから大丈夫かな、
なんて不安がよぎり、ガラガラ大きな音をたてるスーツケースが
とても重く感じました。

知らぬ暗闇の街をiphoneたよりにさまよう事数十分、
ようやくまるで目立たないホテルの看板を発見しチェックイン。

ジェスチャーと筆談で、チェック、イン。。。。
会計も電卓の見せ合いだ!


もう既に大分前からやけ食いやけ酒で夜を明かしたい気分。
荷物をすべてぶん投げ、いまいち合わせの悪い鍵を無理矢理まわし、
暗い街へ一人繰り出しました。

団地が立ち並ぶ薄暗い街。公園のベンチも落書きだらけ。
エミネムばりの調子ののり様で肩を揺らし目指すは
すっぱいしぃっ〜〜なトルコケバブとビール。

そしてバーなんかにさらっと入ってマスターに色々愚痴を聞いてもらおう。


例えば、
世界(日本以外すべて)の時間のルーズさについて、
自分の都合で横に座る善良な市民を一刻も早く押し出そうとする
傲慢な人について、
例えば、
シリアスな場面でナッツを齧っていられる無神経さについて、
道に迷ったら即乗客を降ろす過度フレックスについて。

笑 笑 笑

そんなマニアックな想像をしながら
見つけた小さなケバブ屋さん。

『チキンのケバブ(エクストラ、スパイシー)とサラダ、それからビールください。』

『当店アルコールは置いていません。(イスラムだから)』

『そうですか、じゃコーラください。』


ビールからコーラに降格はかなりのショック、、
先に聞けば良かった〜なんて思いつつも
数年ぶりの本格トルコケバブが
猛烈な辛さの汗とともに全てを洗い流してくれるでしょう。

ついにテーブルに置かれたケバブ。。

ロンドンではケバブと注文すると
香ばしいピタに包まれたジューシーな肉と野菜に
スパイスの利いたソースがかかっているのが定番だったので
意外でしたが、シンプルに焼かれたチキンが並んでいました。

お味の方はというと、、すごくマイルド笑
めちゃくちゃ美味しかったんですけどね。

この日は全て求めていた物とは正反対の物、
出来事が実際には目の前に現れ、
刺激的な一日でした。

長い人生そんな時も多々あるはず。


車で例えて言うならば
今日は日本から出たばかり、なかなかうまくギアーチェンジができず、
なんとかガクっガクっと一速を半クラでつなぎました。
エンストは防ぎました、次はパワフルな二速、
しなやかな三速へのつなぎ役です。



長くなってしまったので今日はトルコ編としまして、ここまで。

次回この続きギリシャ編いって見たいと思います。

それでは、
”幾千のマラキアを越えて”、、改め

”トルコ、ギリシャ、ドタバタ珍道中” パート1、 でした。


筆 タカキス。

































 

風邪ひきブルース

時が経つのは早いです。
ついこないだ年越しを迎えたと思ったらもう2月に突入。

僕の地元、広島の方言で帰る、去る、と言うときに。よく、いぬる。と言います。

標準語『よし、それじゃあ俺はもう帰るから、お前も早く帰れよ〜』
広島弁『よし、ほいじゃあわしゃ、はーいぬるけえのお。こんなあもはよいねよ〜』
という具合に。結構なディープ広島弁ではありますが。

1月は いぬる 2月は 逃げる 3月は 去る様に早いなどと よく言ったもんです。

2月も3月もきっと、するりと夜空を駆け抜ける流れ星の様に
あっっあ〜っ、という間に過ぎて行くのでしょう。

4月頃にはこれから進むべき道を見極めようと思っているので
早足で過ぎて行く時間にただぼけ〜っと身を任せず、色んな角度から状況をみて、しっかり考えて行こうと思います。

DSCF2585




僕らの1月はどうだったかと言うと、延び延びになっていた本店の方のオープン準備、新しいメニュー作り。もう一店舗の方のクラブレストラン の営業も、もちろんあるのでばったばたと過ぎて行きましたが、遂に本店再オープンも無事出来てホッと一息です。

DSCF2074   DSCF2633



DSCF2638






生活リズムもやっと取り戻せて、やっと落ち着いてきた...と思った矢先に、
風邪を引いてしまいました。



しっかし今回の風邪はなかなかしつこくて、一気に熱が39度近くまで上がって、下がって来たかなと思えばまた上がって、の繰り返し。
特にこれと言った症状はないのですが、やっぱりだるさや関節の痛みなどは
しんどかった。。。風邪で寝込んでいた間ひたすら添い寝をしてくれた
優しいとらぼーの献身的な看病のおかげで、5日目にしてようやく回復の一途を辿っているところであります。

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一方タカキスは僕から、見事に風邪菌をキャッチしてしまって、
初日38、5度の熱。がしかし、数時間で36度台まで下げたことが相当嬉しかったようで『俺は熱の下げ方知ってるからね、解熱のタカとでも呼んでよ』
なんて息巻いてましたが、菌をキャッチから既に3日目突入。
解熱のタカ、熱を下げられずに38.5度の熱と未だに戦っています。

僕が一番しんどい時『ずいぶんしんどそうなふり長いじゃん』なんて
嫌味言われていたので、あと3日は苦しんでほしいですね。
というのは嘘ですけど 

DSCF1964



僕も気を抜くとまた菌に体を浸食されそうなので、しばらくは大人しくしとこうと
思います。


皆さんも体調管理にはくれぐれもお気をつけて!!

それではタカキスお大事に!!申し訳ないけど、好きな音楽でも聴きながら
風邪治りかけ記念に少しだけのんじゃいます。少しだけ...少しだけ...
ヤマース!!


DSCF2609








筆ゆじろす
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市場とホットドックのいざこざ

市場の日。
最近少々怠けていたので、自分たちに喝を入れるのと
ラストスパート頑張るぞ!ってことで魚達とにらめっこしに行ってきました。 
土曜の朝の市場は人で賑わって、飛び交うイキのいいかけ声(エラエラエラ)
に僕らも感化されて腹に力を入れて気合いのかけ声(「エラエラエラ!!」)
と声を出しながら市場を練り歩く。

変わり種も多く出てました。

IMG_3354

ギリシャでは始めてみました生のホタテ。
うちではイギリスからの生のホタテを使っているので、、

IMG_2024

これまたギリシャで始めて見たシャコを10匹ほど購入。
これはおうちのおつまみ用に。ボイルしてシンプルにたべました。
活けではなかったので身崩れは少々あったのですが十分美味しかった。
10匹で300円という価格破壊のこの値段。



アジの一種、多分ニシマアジと言われる日本では見た事の無い種類のアジ。
これがまた美味で、、あぶらもしつこすぎず身がぷりっぷり。鮮度が良かったので
おおぶりなタタキで。


IMG_3357  



魚達とおじさんたちの「買ってくれ」という熱い眼差しと、
あれも欲しい、これも欲しいという買いたい衝動に狩られたのですが
唇を噛み締め、こぼれ落ちる涙をぬぐい、そして拳を固く握ることで
魚欲をなんとか抑えシメにサバを買って魚市場を後に。
サバだけにシメ。

必要な物以外は買えませんからね。
また次の機会にと。
IMG_3355   IMG_3356  


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その後野菜市場へ。色とりどりの野菜を見ながらプラプラしていると
モクモクと立ちこめる煙が、薫製屋さんの前に見えるではありませんか。

煙の向こうにあるのはホットドックと判明。
ソーセージとタマネギとグリーンペッパーの焼かれた香ばしい匂いに吸い寄せられる様に歩が屋台へと進んでいく。

IMG_3353


出店の前でホットドック待つ事10分。。
そんなに人が並んでるわけじゃなかったのですが、
隙をみてちょいちょい
子供からおじいちゃんおばあちゃんまで老若男女様々な人が割り込んでくる。
このクソじOい~~~クソガO共が~~~と僕も抜かされまいと隙を見て2つちょうだい!!
って頑張って声を張り上げるもその頑張り虚しく、、



比較的辛抱強い僕は、まあギリシャだしこんな事もあるだろうと
待っていると、タカキスは空腹と抜かされまくってイライラマックスの模様。
僕に八つ当たり。
「もっと声出さないから抜かされんだよ~!声張れよ~!.....グッダグダグダグダ」と。
出た。始まったよ、あ~いつものこれね。めんどくさいわ~なんて思いながら
適当にかわしてたら「も~~いらない!」
と何故か僕に啖呵を切ってスタスタ屋台を後に。。

その後5分待ってなんとか熱々ホットドックゲット。
辛抱強い僕は無秩序ギリシャ抜かされ地獄に耐える事見事成功。

ゆっくり歩きながら短気タカキス捜索開始。
大通りの歩道でボケーっと空を見つめる彼を発見。
無言でホットドックを渡すと、「ありがとう」とぼそっと一言。
そして「俺が狙ってたソーセージが無くなったんだよ!そりゃ怒るよ!」
と30歳の大の大人のなんとも虚しい弁明が始まる。
大の大人がソーセージが無くなったくらいで怒るんじゃない!とさすがに一言言いました。。

まあ怒りは冷めホットドックは冷めないうちになんとか一件落着。

散々待たされたけど美味いホットドック食えたしいい魚も買えてよかった~~って...いやいや

くっだらん!!!なんともくだらないこの朝っぱら市場劇場。


疲れて家の前に着くとトラボーに遭遇して10分程仲良くひなたぼっこ。
やっとめでたしめでたし。

IMG_3352




その晩は仕入れたネタと、少しだけ店から拝借して来たネタで豪華
おつまみ。菊のシェフ仲良し田中さんも家に来てくれ男三人盛り上がりました。
日本酒が進む進む。最高の夜でした。


IMG_2030



そしてコロナキ店ラストスパート!あと3週間。
うまいもん食ってがんばるぞ~~~い




筆ゆじろす
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余波。




街はすっかり暗い空気に覆われています。

街中に黒煙が立ちこめ、催涙ガスで目も鼻もやられた2日間が
ひとまず終わり、道路には散乱したゴミと凶器として使われた
瓶や石ころが誰からも片付けられる事無く散乱しています。

あ、ちなみにこの投げてた石の武器、どっから持ってきたかというと、
その辺の階段やら彫刻やらをガツガツ壊しながら製造していたようで
削られた階段や彫刻は見るも無惨な姿に。。。。


かくいう僕らもこの先の見えない暗黒の国、ギリシャで暮らす身。

しっかりとエコノミークライシスの余波を受けているのであります。

ユジロスの煙草はいつの間にかソフトケースのラッキーストライクから
経済的な巻き煙草へとギリシャの国債共々”格下げ”をくらい、
毎晩のように通っていたジャズバーも店が暇だった日にはおあずけ。
去年は今頃からずっとつけっぱなしにしていた電気ヒーターと
お湯のスイッチもユジロスに怒られるのでつけてません。

さすがに去年光熱費の上昇等で、後から払えばいいや〜っと
余裕こいてほったらかしにしておいた5ヶ月分の電気代が
10万くらいになってたのにはたまげましたけどね。

そんなんで今年ははんてんと湯たんぽで、節電モード。

とらぼーもヒーターのない寒い家の中の隅の隅にみつけた、
ルーターの上にちょこんと乗っかり一人暖をとっています。
なんていじらしいヤツ。


〜〜R0013240

このまま一般の人達の所得が下がり、物価や税金は上昇、
連日のデモ等が続けば本当にこの国、どうなってしまうんでしょう。
全世界に流れた、あの凶暴で無秩序なイメージを払拭するのに
どれくらいの時間がいるんでしょう。


レストランで働いている自分たちにとっても、まさに大打撃。
外食なんてしてる場合じゃないわ、、って皆言ってるしね。
といっても暴動翌日の今日金曜日、店は忙しかったけれど。

持ち前の明るさで前向きに、
そして平和的に何とかいいアイディアを見つけてほしい。


あと最近日本の報道やニュースを見ていて気になるのが
なんかやたらにつけて最近の問題について、
ギリシャ人の国民性が原因だって、
とてもひどいかのようにいわれていますね。

楽観的で嘘つきでいい加減。。。しまいには自業自得なんて
言葉もちらほら見かけます。

ギリシャ人と365日喜怒哀楽を共にし、
同じ釜の飯を食ってる僕らからしたらこれは本当に悲しい事です。
何が悲しいって、それが概ねあたっているであろうと言う事 笑

でもでも、正直どんだけギリシャ人の事分かってんのって、
言いたくなります。
最近の悪いイメージだけが先行した情報を鵜呑みにして、
彼らを嫌いになったり野蛮な人種だと思わないで欲しいです。

彼らはとてもシンプルな考え方の持ち主で、
難しい事をいつも考えているような人達ではないんです。
本能のままに生きる、子供みたいな大人の集まりなんです。
って、全然フォローになってないかな。

彼らに優しく受け入れてもらい、色んな事を助けてもらっている
僕らには彼らがそんなどうしようもない人達には見えないし、
結構繊細な部分もあるんです。
困った人を助けようとする優しさと、何かに熱中したときの
瞬発力はとても大きいものです。

だからそんなパワーを非建設的な暴力型デモにではなく、
方向転換して違う場面で使ってもらいたいな、と思うのです。


世界の外から見たギリシャと、世界をうまく見れないギリシャの
国民が見続けている現実の温度差がすごくあるような気がします。


ユジロスの言葉を借りれば、愛すべきギリシャよ。

エシ、プーパス? どこへ向かうんだい?


自暴自棄にならず、未来の事を考えて。


何日か前に行ったジャズインジャズのバーテン、アンドレアス。

「ここコロナキにあるお店も軒並みつぶれて大変だよ。」

”でもこのバーだけはいつも人でいっぱいだね。今日だって満席じゃない。”

「ははは。ここはコロナキじゃないんだ、
     ジャズの流れるニュー、オリンズの街さ」


カウンターに溢れる空のウイスキーグラスと
煙草の煙のむこうにいた彼はうまいジョークを言って、
笑う僕らを見て、満足そうにしわくちゃの笑顔を浮かべていたけれど。


よう、アンドレア、やっぱりここはニューオリンズなんかじゃない。

ギリシャの、アテネの、コロナキ。
すぐ下では、毎日のように暴動が起きている。


皆が無理をして、背伸びして生きてきた時代は壊れようとしている。

壊れそうな自分の母国とこれから一体、
どうやってつきあっていくんだい?

 
フィレ、、エシ、プーパス?
R0012128



筆 タカキス



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日常茶飯事。



またまたまた、 水問題。

今度はトイレが噴水に大変身。


深夜56帰りほろ酔いで帰宅、
ほっとする為に入った洗面所の床が びしょびしょ。。。


あ~何でこんなにもギリシャのトイレって壊れやすいんですかね。
タンクのふたを開けたら水が凄まじい勢いで一気に噴射、
風呂場中どころか、顔にもびっしょり、、うぅ気持ちわるっ。。。

でもまあ流石に3、4回目(今の家では初めて)、
そして酒も入っているので
パニックに陥る事も無く冷静に対応できました。


タンク内の水を抜き、水の元栓を締める。
空になった内部を点検、この便器をタイプ分け。
それから手を突っ込み故障箇所を確認。

こんな事に慣れたくもないけれど、
手際よく応急処置を完了した自分たちに酔う。チアーズ。

今回はタンク内底部に静かに水を送るチューブが
破損している模様。


トイレって凄いテクノロジーを集結して作ってありそうですけど
実際にはすごいシンプルな構造になってるんですよね。

秀でたアイディアと、無駄をそぎ落とした設計。

そしてバケツ一個さえあれば大抵の問題はクリアできる柔軟さ。
、、、ひとまずはね。


ってことで、昨日の晩からバケツでおなじみのセルフ水洗。

排水機能も、水を流す時のレバーと一緒に開閉式になってると
思いきや常時開いているもんで、つまらないかぎりは
バケツ等で水を大量投入しても溢れる事はないんです。

、、、ちょっとマニアックになってきてしまったのでこの辺で。



そういえばこないだギリシャ人の友人、通称アニキの家に
遊び行ったとき、トイレに入ったユジロスがず~っと戻ってこない。

これはこれは苦戦中ですな、と半笑いで待っていた僕ですが
案の定、トイレの水が全然流れなかったらしい。

しゅぽっ。。。で終わり。
もいっかいタンクが溜まるまで待って希望の再レバー。。。。しゅぽっ。

しゅぽっ、、、以上はありえない強者。
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アレは結構冷や汗もんですね。

結局彼は人ん家で、閉まっていたシャワーカーテンを開け、
ひきちぎれる寸前までシャワーを便器まで伸ばし流したらしい。 

あ、ちなみにシャワーヘッドにはかわいいアヒルちゃんが ついていたそうです。。。。



自分ちの家でコレは困っちゃうけど、
人ん家でユジロスが慌ててんのを見るぶんには結構おもろい。
あ~想像するとウケる。 笑

R0012310
くっくっく。。



経済再生にむけ頑張ってるここギリシャですが、
この際にトイレ事情の改善、向上も是非一緒にお願いしたいもんです。


R0012583




R0012584






筆 タカキス。



















駐車マナーからみるギリシャ的モラル。


今日の午後八時半。

開店とともに、店のバーテンがCDのスイッチをonにし、
いつもと変らない音楽が店内に流れる。

数分後、その音楽越しに聞こえてきたのは外からの怒号。。

ぞくぞくと店内各セクションに配されていたスタッフが
一同に集まってきて窓から外を眺めてるんです。

わいのわいの野次馬しているその先には、
一台の巨大ジープと、我らがマドンナスタッフ、アナの所有する
スマート。

*日本ではもう殆ど目にしないですが、ドイツ、スマート社が
製造、販売する超小型車smart。ここパーキング地獄アテネでは凄い人気で町中至る所に溢れている車種です。*


なにやら、店の前に止めてあったアナの車、その先にゴミ捨て場。
その間に微妙に空いたスペースに後から来た巨大ジープが果敢に
駐車に挑み、、、結局大失敗。。アナのスマートにバックしながら
勢いよく突っ込んだのです。。


一部始終を目の当たりにしたアナはカンカンで中年男ドライバー
のもとへ走って怒鳴りこむ。。

いやあ、あれはキレて当然!っと遠目から応援する僕らでしたが、
何やら途中から雲行きが怪しい。。。

そのうちに何と、、逆にアナが怒鳴られてるう〜。


すぐにでも加勢に生きたかった皆ですが、
営業も始まっちゃってるし、一番血の気の多い一人を送り込み、
ぐっと我慢。

お互い人目もはばからず怒鳴りきった後で両者ケンカ別れ。

凹んだ様子で帰って来たアナに皆で訳を問いただすと、
男が急にこう怒鳴りだしたんだそうです。

何でここに車止めてるんだ!っと。。。。
店のスタッフだからってこんないい場所に駐車して、、しかも
ここは居住者専用の駐車スペースだぞっって。。。

っていうその男も居住者でも何でもなくただ車止めたかっただけ。
後からみたらそこは結局居住者専用でもなく、
駐車も停車も禁止の場所だったしね。

もう、唖然。。
道徳の授業を義務教育でしっかり受け、
世界一礼儀正しいといわれてきた僕らにはまさに、目が点。

アナにも落ち度はあったにせよ、
話の焦点をすり替えて逆に女の子に汚い言葉で怒鳴り返せる
そのメンタリティーが全く理解出来ない。

とどのつまりは警察を呼ぶと言うアナに、
すぐ戻って来るから待っとけB***H!
って言い放ってそのままとんずら。

やれやれ、、周りの車を見渡せば、
縦列駐車のスペースなのに垂直に頭から車を突っ込み、
後ろ半分車道にはみ出している車、
駐車防止のコーンをそこら辺にほっぽり堂々と駐車する車、
一方通行を平気で逆走する車。。

その中でも僕が今までで一番驚いたのが、、
男5人くらいで彼らにとって邪魔だったスマートを持ち上げ、
歩道にどかして自分たちの車を駐車していたのを見た時。

この国の人たち、本能の赴くままに行動し、
ルールなんて、法律なんて、、くそくらえ!なんです、ほんとに。


もちろん、全ての人がそうじゃないにせよ、ね。

ギリシャも再建に向けてこれまでになかった新しい政策を
次々と打ち出していますが。。。。

仲いい友人達に聞いても必ずと言っていいほど、
こう答えるんです。

”今のこの最低なギリシャの現状は自分たちの前の世代が作った、
そのしわ寄せが自分たちのところへ今こうして来ている。
なぜ僕らがその責任を負わなければならないのか。
そして今僕らがそれに従ったとしても今の自分たちの世代には
結局見返りが無い。。 だからやる意味が無い。。 
自分には関係ない。。”


これを言われた後、僕らいつも、返す言葉がないんです。

根本の考え方が、全く違うから。

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ギリシャの経済が破綻した時、
日本も安心していられない、同じ様な悲惨な状態になりうる、、
って特に根拠もなく一部で報じられたりしてましたが、
僕は今ここギリシャみたいな悲しい状況には絶対ならないって
信じてます。

日本人程、他人を思いやる事が出来て、前の世代、後の世代の
幸せを願える人はいないと思うから。


いいとこも沢山あって、僕らに無い部分もいっぱい教えてくれる
ここギリシャの暮らしですが、、、

まあ、、今日は一言だけ言わせて、
そりゃ〜言いたい事はあるだろうけどさ、



法律は守ろうよ 笑


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筆 タカキス。



 

風邪っぴきホーム、アローン。


久々にちゃんとした風邪をひいてしまいました。

夜家ついてから、ああ、これは明日くるな。。
という感じはあったんですが、予想通り、、明け方から
身震いぶるぶる、頭がんがんでギリシャ初ダウン。。

とはいっても仕事は休めないので、
パブロン&栄養ドリンク大量飲みで今日も何とか乗り切りました、、、ほっ。。。


海外で暮らしていて一番といっていい程つらいのが、
風邪をひくことですね。

この孤独感っていったらもう。。

誰かがおかゆ作ってくれる事も無く、、
冷えたポカリがいつも枕元にある訳でもなく、、

薬を飲む為にかろうじて残っていたパンを嫌々かじり、
寒いキッチンの蛇口をひねり流れ出る硬水で薬を流し込む。。。

そしてまた布団にもぐり込んでなかなかやってこない睡魔を待つだけ。

。。。何故かユジロスが鍋になみなみ張った水を置いていって
くれたけど、、な~~~ぜ~~。。

このブログを読んでくれている人の中には結構、海外暮らしの経験がある人が多いので同じ様な思いをした方もいるでしょうね。


ああいう時ってホント、家族の有り難みを再確認するし、
実家の布団や犬がやけに恋しくなるんですよね。

その反動かどうか、、こないだ帰国した時には
大した風邪でもないのにやたら病院に通ってしまいました 笑


でも熱にうなされていた昨日は、日本の大事な友達が送ってくれた
湯たんぽと、年末に送られて来た母からのはんてんが、
間に合わなかった”早めのパブロン”の分まで体を癒し、
心まで温めてくれました。



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それからとらぼーも一緒に寝てくれたしね。

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もうだいぶ治ったから安心だけど、やっぱり
実家近くの金子病院で診察を受け、途中のセブンイレブンで
ポカリと栄養ドリンクを買い込み、
汗かいたらスイッチポンであつあつシャワー、、、
そんな何でも無い日常が愛おしく思える、
遠いギリシャの夜なんです。。。。

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筆 タカキス。










 

オレ達の通勤路。〜ギリシャの縮図〜

カップラーメンが出来上がるのと同じ、たった3分の
僕らの短い通勤道。

溢れかえる集積箱にゴミを捨てて、野良猫を眺めて、キオスクで
なじみのおばあちゃんと談笑して元気をもらう。

そして途中に生えるみかんをもぎ取って疲れた体に
ビタミン補給。  レッドブルとのダブル作用。


そんないつもの風景にカメラを向けてみました。

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奥手にはうっすらパルテノン神殿が。






一応、一方通行なんですが
逆走行も当たり前のギリシャ、
ひっきりなしに無法者達が
縦横無尽に狭い道を暴走。





〜昔イギリスで、消防車や
パトカー等の、
いわゆる緊急車両が緊急時に一般道を逆走行しているのを
初めて見た時は衝撃だったけど、こちらギリシャ、
さすがその上をいく一般人が一般道を逆走行も当たり前。 

つっぱってる若者や不良でもない、ふつ〜のおじさんや
おばさんが 平気な顔で善良な僕らの安全を脅かす日々。


決して大げさに言っているのではなく毎日必ず、
逆走行に進む人、見るんです。
そしてそれは大概良いスーツ来て教育受けてそうな人
だったりする。。。。。

とことん不思議な国ですね、ギリシャって。

ちょっと前から公共の場での喫煙が禁止になって、
殆どの店、レストラン、タクシー等には禁煙マークがあるけど、
こないだ行った役所では禁煙マークがでかでかと貼ってある
その窓口の役人がウマそうにぷかぷかタバコ吸ってたし、
ノー、スモーキング!といいながらしぶしぶ僕らを乗せた
タクシードライバーの左手にはしっかり巻きたばこ。。。


どんな思考回路になっているのか、僕らの想像の範疇を
遥かに越えています。


アナーキー国家、ギリシャ???、、、そういえば

このアナーキーって言葉もギリシャ語からの派生語らしいですね。

じゃしょうがないか、こうなるのも。

まあまあ、そんな事を考えている一瞬で職場に到着。

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週前半には特に、重く感じる扉。


 たった3分でみっちり濃縮されたギリシャを体感。


もぎとったみかんだけは濃縮還元されず、自然そのままの
酸味と甘みで何とか僕らを100%フレッシュ!に保って
くれます。 


3分間劇場。。。


ん〜、、腹減ってきた。
お湯沸かして、一曲聞きながら、貴重なラーメンを待つ、
そんな贅沢な3分を今宵も過ごしましょうかね。。。




筆 タカキス   
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ギリシャ、もう一つの課題、庶民編〜。

日本人の、決して少数ではない男子諸君がそうであるように、
僕ら二人も胃腸、特に腹には問題を抱えているわけでありまして。。


ここギリシャの水洗事情、もっといえばトイレの
全く時代に即さない有様にはいつも頭を抱えているのであります。


日本では、水に溶ける紙やら超柔軟仕上げやらと、紙自体すら
時に高級志向、時に経済的、はたまたファンキーな絵柄付きなど
気分次第で思うがままにチョイス。

、、一方こちらギリシャ(2010)、まず紙が流せない。。。

ほぼすべてのトイレには紙を流さないで!っていうシールが
貼ってあって備え付けのゴミ箱がついているんです。


理由は分からないし、調べたくもないんですが(笑)、
まあ、見たところ、水流が極力弱いのです。

シャッ。。。 で終わり。。。。 シャッ。。。


ポンプのごとくレバーをギコギコしてもタンクが小さいのか
追加の水量もしっぽりだし、そのくせ小さいくせに
水がたまるまでにかなりの時間がかかる。。。


来た当初は、こんなん貼ってあるけど、
どうせ普通に流れるんでしょ!っと気楽に
紙を流していたのです。。

しかしそれで何度、水道屋さんを呼んだことか。。。。

今では学習して、我が家のトイレの横にはミニゴミ箱。

日々容量が増えて行くそれに、あと何日袋を替えずにいけるのか、
とか、今回はどっちが替えるのかとか、片目で
見ながらの、無言の駆け引きが繰り広げられているのです。


でもやっぱり一番辛いのは街でトイレを探すのが大変っ!
て事なんですが。

有料でも何でもイイから観光でもってるギリシャさん、
トイレを皆のために増やしてください!



すみません。。
汚い話をしてしまいました、ね。


ギリシャの宝、綺麗な海の写真でも
お楽しみください ☆

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 筆 タカキス。

風邪 in ギリシャ


やっば~風邪引いてしまった~。。
海外で引く風邪って結構つらいんです・・・。

19、20の時イギリスの田舎町の介護施設で働いていた時
大風邪引いてしまって、多分インフルエンザだった。
そのときは、パワフルな看護婦さ達が常に気を使ってくれたのをお覚えています。
みんな優しかった~。

でもロンドンで一人で暮らしていたときは、しんどくて、孤独で、、、
実家の暖かさを思いだしたもんです。


今はと言うと恐らくタカキスから移って来たと思われる菌が今、僕の体を
支配しようとしています。

というのは、ここ2、3日タカキスは風邪気味でして
ゴホゴホ咳き込んでました。そして彼は何を思ったか、
おやすみ、とおはようの変わりに、必ず僕の部屋のドアを10センチ程度開けて
咳を部屋に吹き込んでくるんです。

三日目になって、いい加減しつこいタカキスの行動を無視しようと決めて
部屋の換気のを怠ったせいでこのざまです。今は多分まだ微熱。

今はなんとかお酒の力で治まってはいますが、明日起きた時が怖い。。
今日早めのパブロン飲んだのにな。
せっかくの日曜、無理してでも貴重な日曜を楽しむか
来週のために、ゆっくり休んで月曜からの仕事に備えるか・・・。
悩む・・・

そんなことを悩んでいたら

ちょっと前に、日本にいる僕の相棒が、一ヶ月に3万貯金しようか
一ヶ月3万円分宝くじを買おうか、悩んでいたことを、ふと思い出しました。


今彼は貯金をしているのか、はたまた、宝くじを買っているのかは不明です。



明日遊園地にでも行こうかなって思っとったけど、

男二人風邪引きジェットコースター。

男二人風邪菌充満観覧車。。やっぱりさみしい・・

明日はゆっくりしよう。仕事も遊びも元気があってこそじゃしね。


というわけで明日はその名の通り休日にしよう。

あ、明日でっかいマラソン大会があるんだった。






筆ゆじろす


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ぽっぽ~~





















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