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2009年08月09日

8/9 最近流行の合同イベント

最近、オンリーイベントを複数個組み合わせて、一つのイベントにしたような形態の即売会がよく見られるようになってきました。

具体例を挙げますと、
 都産祭
 アグリゲート
 SDFxxxx
 スキマフェスティバル
 勧業祭
などなど。これらは複数回の開催実績があるものですが、単発モノや、全体を統合する名前が無いだけで同様の開催形態のものをあわせると、数はさらに増えます。

スキマフェスティバルについては、先日のエントリで触れたように、コンセプトから必然性があったのですが、最近開催されている同様の形態のイベントを見ると、あまり明確な理由なく、ただ集めて規模を大きくした傾向が見られるように思います。

このようなイベントの利点を考えてみると、以下のような点があるのではと思います。
・主催にとって
  複数イベントを組み合わせることで、規模にある程度の保険ができる
   (こっちが減ってもあっちで、と)
  広い会場でもサークル数を集めることができるのでリスクが少ない
・サークルにとって
  単体で開催できない規模のジャンルでもオンリーができる
  来場者数が多くなるので、手にとってもらえる機会が増える
・一般にとって
  カタログが共通なので安上がり
すぐに思いつくをとりあえず並べてみましたが、いいとこだらけですね。

結論から言うと、私はこのようなイベントには否定的です。しかし、そうすると必ずこういう反論が来るんですよね。
「私の活動ジャンルは規模が小さいのでこうでもしないとオンリー開催できない。だからこの形はうれしい」

確かにそうなんですよ。おっしゃるとおりです。なかなか反論しづらい。でも、この質問にはどうでしょう。
「あなたの活動ジャンルは本当に単体オンリーができないほど小さいですか?」

先ほど利点を挙げましたが、逆に欠点をあげてみたいと思います。
・各オンリーごとの企画がやりにくい
・アフターイベントを別々に開催しづらい
・各オンリーごとに一体感が希薄

やはり、各オンリーごとの分化・差別化が困難ということになります。これらが結果的にどうなるかというと、サークルのジャンルに対する執着心が強まりにくくなります。サークルの満足感が小さいので次回への期待が小さくなり、リピーターになりにくくなる。

結果、「面白い!」と思った作品でも、1冊2冊作ることで満足した気になってしまい、すぐ次のジャンルへ移ってしまいます。こうしてジャンルは瞬く間に縮小します。

実際に現在人気のあるジャンルは、初めから、あるいは極初期に単体イベントとして独立しているものばかりです。VOCALOIDやハヤテのごとく!は合同イベントからスタートしましたが、VOCALOIDは直ぐに単体として独立、ハヤテのごとく!も別の主催が単体イベントを企画し現在まで続いています。
一方で、狼と香辛料は合同での開催を3回続け、ようやく単体イベントとなった時に残ってるサークルは僅かでした。

現状で合同イベントが主流で進んでいるジャンルは、ストライクウィッチーズとけいおん!でしょうか。今後、真価が問われるところかなぁと思います。

作品からジャンルの短命化が語れることは多いですが、イベント形態にも一つ原因があるのではないかなぁ、と。そんなことを思いました。

increment at 23:59│Comments(3)TrackBack(1)コラム | 複合イベント

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1. BLACK OR WHITE?  [ DOUBLE SLASH! ]   2009年08月10日 17:24
8/9 最近流行の合同イベント http://blog.livedoor.jp/...

この記事へのコメント

1. Posted by LTS   2009年08月10日 06:00
逆に、小さい箱(=会場)の競争率が高くなったのと、実際に開催できる箱が少なくなったのが原因かなと思ってます。
使い勝手がよくて、ジャンル規模に合っていて、価格もそこそこで、同人即売会が出来る、しかも18禁OKなとこってなかなか無いんですよ。
あと、自分のジャンルを過小評価してる人がいるのと、主催業というものがめんどくさいと思ってる人が意外と多いのも、原因かな。確かにめんどくさいんですけどね。いろいろと。

会場は昔のように開拓していくべきなんでしょうが、中途半端に同人誌というものが広がったせいか、もしくは食い荒らされた過去があるせいか、なかなか会場開拓が出来ないってのもありますね。
2. Posted by ポポ   2009年08月10日 15:59
あまり細々としたイベントはサークル側のモチベーションも上がりませんし、ある程度牽引力のあるところなら尚更、頒布数の見込めないイベントはどうしても後回しにせざるを得ません。結果間に合わせなコピー本やペーパーばかりが増えてゆき…という悪循環。

挙げられたようなポテンシャルのあるジャンルには相応に攻めの姿勢で取り組んで頂きたいものですね。
3. Posted by @++   2009年08月12日 01:29
主催側の会場の都合は間違いなくあると思います。会場確保してからイベントを決めるっていう流れは、すでにその時点でイベントに対する熱意が一段低いようで、この点でも私はあまり好きじゃないんですが。

あまりに小規模なジャンルになると、そもそもオンリーをやる必要あるの? という話にもなりそうです。オールジャンルの配置分けで十分じゃないですか。
マイナーであることを受け入れるか、マイナーでも大手ジャンルと同様に扱われようとするか、となると結論は出なさそうですが。
小規模なのに開催に踏み切った熱意、それでも応募した熱意を、イベント当日や新刊で見せて欲しい、というのは常々思うことです。

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