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コラム

2018年09月24日

9/24 オンリーの参加者が減っているのではないかというテーマに対するメモ書き

「オンリー即売会の参加者が減っているのでは」という漠然とした問題意識がありまして、いろいろ仮設とか思いつきを書き留めておこう、というエントリです。なのであまり結論出ないです。いろいろ考察深めていただけると嬉しいし、コメントで返してもらえると舞い上がります。コメ乞食というわけではないです。

0.まえがき
 葉鍵時代からイベントに参加しているような私はオッサンなわけで、周りも同じかもう少し即売会経験があるような古参兵ばかりなわけですが、昔、毎週どこかの即売会にいけば揃っていたような連中が最近は即売会にいないことに気づいてました。皆はどこに行ってしまったのか。どんな即売会にも顔を出して同人誌を買い求めるような人は消えてしまったのか。
 9/22の鳩羽つぐオンリーが思いの外参加者が少なかったことも、このテーマに対する補強になっている。

1.参加者が集まるオンリーイベントを捕捉できていないのではないか
 最近、参加者を集めているジャンル、たとえば「にじさんじ」「VOCALOID(ただし巡音ルカよりあと)」、「Webゲーム(アイギス・フラガ等)」「バンドリ」などのジャンルがもはやわからないので参加しないけど、じつはそのへんのジャンルは参加者がとても多く、入れ替え制になっていることも多い。
 つまりは、こちらが高齢化し若い層と趣味が合わなくなって、実は盛り上がっている界隈があるのに気づいていないのではないか、という仮説。
 個人的には、東方もここに入れていいと思う。

2.ジャンルを横断して購入する買い手がいない
 自分のジャンルはオンリー即売会も楽しみだし、頻繁に参加する。でも他のジャンルは興味なし、というパターンが増えた。
 参加者のユニーク数は増えてるんだけど、延べ数は増えていない、というやつ。
 もう一段深掘りすると、1サークル2サークルなら委託や再販で買える(そうするサークルが実際に増えている)、他に娯楽が多いのであまり興味がわかない即売会に参加する気がおきない、即売会が画一化してしまっており即売会そのものに楽しみを見いだせない、などなど。

3.即売会があるのを知らない・即売会ベースでジャンルを知る機会が無い
 1の派生でもありますが、最近の即売会の告知はチラシなどの利用が減り、SNSで当該のクラスタにピンポイントに告知してバズらせる形が増えています。逆に言うと、そのクラスタに所属していないと即売会の存在にすら気づけないし、その作品も知る機会が無い。「へー、今度このオンリーやるんだ。知らないコンテンツだけどそれならちょっと見てみようかな」みたいなのが発生しづらい。

4.オールジャンルがつまらない
 これはCOMIC1やサンクリだけの話ではなく、SHTや、合同祭に代表される地方のイオン型イベント(金太郎飴的に人気ジャンルを並べた合同オンリー)のように、ジャンルごとに明確な企画などがなく、単に並べただけのオンリーも含みます。五年前くらいには大流行した形態ですが、同人誌の入手が容易になるにつれて、本が手に入るだけのイベントの価値が下がり、参加者が減っていく。
 自分たちの世代は五年前くらいの流行をベースに動いてしまうと毎回参加するんで、前はあんなに盛り上がってたのに、となってしまうけど、若いジャンルの参加者はもはやそのようなイベントに価値を見出していない、そこにミスマッチがある。

5.人口構造の問題
 少子化は間違いなく進んでいるので、単純に減る。

6.本を求める人がいなくなった
 以前は即売会に「交流」と「本の入手」という二つの側面があった。そのうち「交流」は現在とても強化されてきていてそれが即売会の目的にすらなりつつある一方、「本の入手」は即売会に依存する必要性が薄くなっている。すると、「交流」にに意味を見いだせない層が離れていく

7.ジャンルを知らない人が読める同人誌がなくなった
 たとえばあとりえ雅のような、ジャンルを知らない人でも読めるキャラ紹介的な同人誌を発行する大手サークルがいなくなった。これは同人誌の紙面の先鋭化、つまりより嗜好の深い部分を刺激して好感触を得るということであり、また八方美人的な同人誌の発行スタイルがファン層に受け入れられづらくなっていることも関係しているだろう。
 また、ソシャゲジャンルを中心に登場するキャラクターの数が爆発しており、数冊読んだだけではキャラクターすらおおよそ理解が困難になったことも、知らないジャンルの同人誌に触れる難易度が上がった要因になっている。初代アイマスの10人が原作に触れずに理解できる人数の限度な気がする。



別論

 世界をちゃんと俯瞰できているかは、二つの軸を持っていないと難しい。すなわち、自分の好きなコンテンツの軸と、媒体単位で観察する軸。例えとしては、単行本で追っている漫画と、その作品が掲載されている雑誌、となる。
 即売会の世界で言うと、「自分の好きなジャンル、馴染みのある即売会」と、「その日に開催されているすべての即売会」となる。
 このジャンルはよくわからないからパス、とやってしまうと、自分の興味があるジャンルの外の世界が見えない。すべてを俯瞰した言論をするのであれば、興味ではなく媒体の軸で網羅しないと、到底すべてを見渡すことは不可能であろう。

 進歩を止めたくは無いが、走り続けるのもたいへん。

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2017年05月11日

5/11 とらのあな基準

エロ同人の修正基準、コミケを筆頭に即売会の運営側は「具体的には答えられない」と言ってるんですが、とらのあなは公表してるんですね。で、即売会側の考え方と大きく違う点が1つあって、「性器が見えない程度の「モザイク」」でいいよと公表しています。

これをもとに、今まで黒線で修正していた作家さんがモザイクに変更し、即売会で頒布停止となってしまう、そんなことが最近頻発しているので、「性器が見えない程度の「モザイク」」を指して「とらのあな基準」なんて揶揄したりしているわけですが。

どういうことかというと、とらのあなのほうが即売会の通例より基準が甘いということです。なぜとらのあながこんなに甘いのか、逆に即売会が厳しいのか、そういう話をします。

頒布した同人誌がわいせつ図画に該当すると判断されたとします。実際にはそこから裁判で該当するかが争われ云々、となるんでしょうが、そこらは端折ります。そうなった場合、どのようなことが起きるでしょうか。

まず、頒布した人はもちろん逮捕されます。頒布に許可を出した即売会運営責任者や同人誌を刷った印刷所もわいせつ図画頒布の幇助(手助けすること)として逮捕されるでしょう。即売会運営はボランティアで本業が他にある場合も多いですから、そちらに影響が出ることも想像できます。さらに、事件が大事になればなるほど、そのような行為の温床になると判断されて同人誌即売会という用途に会場が貸し出されなくなるでしょう。この時、たとえば例大祭で起きたとして、コミケが、あるいはCityやライブが、運営主体が違うから大丈夫、なんていうように見られることはまず無いと思っていいです。同人誌即売会としてひとまとめです。

とまあ、事が起きるとそれによる影響がとても大きいので、過ちは許されない、それが現在の同人誌即売会の置かれている立場です。

一方、とらのあなで販売した同人誌がわいせつ図画だったらどうだろう。作家(委託元)は逮捕、印刷所ととらのあな幹部も幇助で逮捕されるでしょう。しかし、とらのあな視点で見れば、幹部(あるいは社長)は逮捕されるけれども、作家が一人捕まったところで、同じような同人誌を委託するサークルはごまんといる、仮に他に委託しようとしたところでメロンブックスくらいしか選択肢が無く、そこまで委託元サークルが減るとは実際のところは考えにくい。また、わいせつ図画頒布で店自体を畳むような処分が下ることも考えづらい、などなど、思いのほか、事業に深刻な影響は無いのではと想像できます。

それならば、(もちろんノーガードだと即死なので)わりと緩めの基準にして煽ったほうが売上も上がるということで基準が緩くなっているのだと思います。

ただ、注意してほしいのは、とらのあなとしてはそこまで痛くないけど、作家としては即死級ということ。そして、とらのあながサークルを守ってくれるとも限らないということ。下手すれば捨て駒です。「サークルが委託契約を守らず納品してきたから悪いんですー」と言い出しかねない。

結局、とらのあな基準がOKだと確定しているわけではない。とらのあなのほうがより危ない橋を渡ってる、それだけのことなんですね。

最後に自分の身を守るのは自分です。誰かのいいなりになってたらいつのまにか背後から撃たれてた、なんてことにならないよう、こういう騒動を期に知識を蓄えてほしいですね。

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5/11 頒布停止になるということ

先日のエントリはおかげさまでかなりの人に読んでいただけたようで、ありがとうございます。

私がそのような界隈に近いせいか、即売会運営としての立場からの意見や、修正の基準自体の議論が多く目にとまったわけですが、今回の一件の主役はあくまでサークルさんです。ここは忘れてはいけない。

渦中の人も言っていたように、一ヶ月あるいはそれ以上の長い時間をかけて準備した本が、納得のいかぬまま、説明の辻褄が合わないままに、頒布停止となるわけです。そのまま泣き寝入りする人もいるでしょうし、今回のように反発する人も当然出てくるでしょう。

そう、サークルが納得できていないから、スタッフが強権をふるったように見えてしまうんです。今回のケースでいえば、既刊と新刊、同じように修正したのに、何故か新刊だけNGになった。こうなると、スタッフの気まぐれで新刊だけNGにする嫌がらせを受けた、なんて思い込んでしまってもしかたないのでは。「いや、そんなわけないじゃん、わかってよ」というスタッフはじめベテラン勢からの訴えがすぐに飛んできそうですが、伝わらなきゃダメです。「伝えたつもり」「聞いてない」の水掛け論にしかなりません。

というか、みんなが詳しかったらこういうことにならないんですよね。知っててほしいとか言うのは大抵アラフォーアラフィフのベテランたちで、絵がうまくなってきて本も売れるようになってきて、な若い人に同レベルの知識を要求するのは難しい。都条例でゴタついたのも、もう10年前ですよ。なかなか知識がつくような事件も起きてないわけで。そのへん知らなくても入ってこれちゃう脇の甘さは見方を変えれば敷居の低さであり、現在の形をかえずにいくには、ある程度の無知は許容しなきゃいけないんじゃないかな。

さて、ちゃんと説明するべきだとは言っても、頒布停止を伝えられたサークルさんはかなり動揺するでしょうし、その場では言われるがままになってしまうことも多いでしょう。でも、即売会側とサークル側が会話をする機会は開場前の一瞬だけじゃないんですから、後からいくらでもフォローをいれるタイミングはあるはず。ほんとうに長く支持され続けているイベントはそのあたりをしっかりやってる印象があります。あのイベントじゃTwitterで話題になった瞬間、電話で連絡をとるんじゃないか、そう思ってしまうくらい手厚くサークルを見てるイベントもあります。大きなイベントだから個別にケアできないというなら、「今回の処置について疑問があればこちらに」と名刺置いてくぐらいしてもいいと思います。

ずっとウェットな話をしてきてますが、現実的に考えてもこの手のバズは悪評にしかならないので、イベントのブランドを守るためにも重要じゃないかなと思います。むしろチャンスと捉えて頒布物確認およびわいせつ図画についての認識を深めさせることができればいいんじゃないかな。もっとも、「新刊はNGで既刊はOK」をしっかり説明して納得してもらうのは相当困難だと思いますけどね。

あまりまとまってないですが、ここ2、3日の議論を見てて思ったことをつらつらと書いてみました。

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2017年05月08日

5/8 頒布物確認

まずはこちらのTweetを。




頒布停止になった本はとらのあなに委託されてるのでそちらで内容は確認できます。フルカラー本で局部修正はモザイクという、いわゆるとらのあな基準というやつ。エロ漫画雑誌基準を暗に推奨しているコミケでは、昨冬あたりにNG飛びまくったという噂がある方法です。まあ、そこは今回は主題じゃありません。

昨今の即売会では当たり前のように行われている頒布物確認。ほとんどの場合、刑法175条わいせつ物頒布等の罪に該当するものが無いかを確認しています。なぜ確認する必要があるか、動機は何かというと、当該即売会で頒布された図画がわいせつ物に該当すると判断された場合、頒布当事者はもちろん、即売会主催者も場所の提供という形で関わってきます。また、そのようなトラブルを起こした団体は次回以降に会場を貸与してもらうことも困難になるでしょう。そのような事態を避けるために、仮にわいせつ物と疑われたとしても、何らかの理由(「この修正は同時期に発行された○○という雑誌と同等と判断できる」などなど。)で該当しないことを主張できるかどうか、頒布物を見て確認します。

つまり、OK/NGの基準は、その即売会主催団体がその瞬間にどこまで腹を括れるかにかかっています。基準が明確じゃなく、また即売会ごと、開催回ごとに異なるのは、そういう理由によります。なので、今回の事案について、その本がわいせつに該当するものかどうか、あるいは頒布停止に該当するものかどうか、議論するのは若干不毛です。

ただ、今回のスタッフの対応はよろしくない。新刊はNG、しかし同じ修正方法の既刊はOK。ならば新刊のどこがNGで、既刊にはそれが無いからOKだという説明が必要です。頒布停止というのは表現の場を奪う行為であり、それだけの権限を行使するときには十分に真摯な対応がなされるべきです。

その前に、「既刊はOK」について。これは、他の即売会でも同様の確認をしていて、頒布できていたのなら問題ないだろう、という他所の即売会を全面的に信用する形で、頒布物確認の負荷を抑える運用です。ですが、このやり方も上記の動機と照らし合わせると正当性があまりありません。コミックマーケットなどでは前回開催までに確認したものは不要という運用ですが、これも時系列による変容を考えると不足があると言えます。まあ、あまり厳しく言っても辛くなる一方なので、そのへんは腹を括っている領域ということでいいのでしょう。

ですが、今回の事案では確認対象を新刊のみとして既刊は確認不要と切り捨てています。基準は上記のとおりですので、他の即売会で頒布されたといって、自身がわいせつ物でない論理を組み立てられるものであるかはわかりません。もしわいせつ物だと見られた場合、他所の即売会に泣きつくつもりなのでしょうかね。

さらに言えば、新刊はNGであり、しかしサークル側は既刊も同じ方法で修正してあると言っているのです。なのに確認せずOKとしてしまうのは、さすがに脇が甘すぎるのではないでしょうか。頒布物確認の動機を考えれば、確認せずに頒布させるなんて考えられない行為です。

さて、実際の運用としては、ある程度の規模を超えると一人ですべてのサークルの頒布物を確認するのは不可能になります。なので、まず少し厳し目のわかりやすい基準を設定して選別し、責任を持つ最終確認者が決断するような形になります。裏をかえせば最終確認者がコトになった時には対応にあたるわけです。

まあ、コミックマーケットのやり方なわけですが、その他の即売会では表面だけを切り取って、あるいはさらに省力化して、システムの一部だけを採用した結果、目的に対する正当性がなくなっていることが多いです。いや、目的すら保護ではなく単純な検閲にかわっていることも多い印象。そういう状況の中で起きてしまったことなのかなぁと。

末端のスタッフまで認識を浸透させるのは難しいと思いますが(頑張って欲しいですが)、せめて頒布停止を決断する人、そして頒布停止を伝える人くらいは、どれだけの正当性で頒布停止という強権を行使するのか、説明できるようになっていてほしいなぁ、と。表現の共有を無上の楽しみとして集まっているからこそ、表現の場を奪う行為には最大限に配慮してほしいものです。

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2017年04月03日

4/3 スーパーヒロインタイムについてのぼやき

私は名古屋に言っていたので今春のSHTには参加していないのだけれど、けものフレンズオンリーが思いの外賑わっていなかったという話を聞きました。シンフォギアが一番にぎやかだったとか。

そう、シンフォギアオンリー、毎回賑わってるんですよね。私はSHTが強いジャンルが3つあると思っていて、すなわち、シンフォギア、プリティーリズム/プリパラ、咲-saki-、になります。どのジャンルも毎回そこそこの数をあつめて盛況です。

共通するのは、他にオンリーを開催しているイベント団体が無いこと(プリリズ/プリパラは女性向けでYOUがありますが)。けものフレンズの主導権を握るために、4団体がとびついて見苦しい争いをしてますが、そんなとこでがんばるより、上記のようなジャンルを大切にしてあげれば、底堅い鉱脈になるんじゃないかな、と思います。

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4/3 SNSという作品発表の場

■本論

昨日、名古屋で開催された幻想郷フォーラムに足を運び、東方に関する評論のパネル展示やプレゼンテーションに触れてきたのだけど、五花八門の上條氏の興味深い指摘から、思ったことを書いておく。

まず、幻想郷フォーラムに参加していた数名が、昨今の東方ファンジン界隈について共通の指摘をしていたのでそちらに触れる。問題意識は、東方同人サークル数が下げ止まったものの上昇トレンドには移らない中で、例大祭の参加人数などは増加に転じていることにある。多くの論者はそれを音ゲーへの進出にもとめており、もう少し具体的には、増加のためには従来の界隈ではなく他の界隈への進出が必要であったというものである。

しかし、それだけではサークル数が増加に転じない理由としては不十分と考える。東方同人サークルはどちらかといえばファンジン界隈の拡大縮小に直接影響を受けるはずで、音ゲー界隈の人が同人をやらないかというと、そんな理由は無いからだ。

上條氏はそれについて、別の作品発表の場の出現を指摘している。すなわち、twitterのワンドロブームなど、SNS界隈である。これまで、唯一無二の作品発表・共有の場として即売会という場は機能してきたが、スマホやWi-Fiなどの高速通信環境の普及と若年層までのSNSの浸透で、作品の発表とそれに対するリアクションという、これまで即売会が担ってきた役割を代替する環境ができあがっている。したがって、作品発表の界隈は再び広がっているが、その中で即売会が占める範囲は低下し、相対的にサークル数の増加につながっていない、ということだ。

さて、幻想郷フォーラムは即売会であり、そこに集まった人間は即売会という場の活性化を願っている。そのため、停滞する現状をどう打開するかという話になるのは必然なのだが、そこで立ちはだかるのが即売会への参加コストである。大規模イベントへの回帰、また音ゲーなどを含めた総合イベント化が進む東方オンリー即売会では、サークル参加のコストが特に上昇している。即売会が唯一無二の場であった頃はよかったが、SNSという別の選択肢ができた現在では、サークル活動の高コスト構造は参入の阻害要因となってしまう。

東方同人界隈はとても巨大なので、まだ変化はみられないかもしれない。しかし、東方ジャンルは二次創作者たちの設定を共有することで大きくなってきたことは以前から指摘されていることであり、特に「共有」という点において、即売会という場が果たす役割は大きい。SNSでも作品を発表し反響を得ることはできるだろうが、その作者を知らない者がその作品に触れることは困難である。展示会という形でまだ見ぬ作品へのアクセスを容易にすることが即売会の価値であり、ジャンルの継続のためにはSNS界隈をいかに即売会に引き込むかということは、界隈全体で考えなければいけないだろう。

■補足1
東方ジャンルは規模が大きいのでまだいいが、小さいジャンルではSNSへの移行はさらに深刻にすすむと思われる。具体的にはスーパーヒロインタイムを代表とするジャンル高速大量消費型の即売会で、今回も秋冬の人気アニメをジャンルとして取り入れたが、SNSで人気の出ている作者について、本作って参加してくれないかなぁ、というぼやきは複数人から聞いた。

■補足2
SNSが発表の場になるのって、大昔からたびたび言われている「ネット即売会」の実現型なのかなー、と思いました。

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2015年11月11日

11/11 スタジオYOUはいつまで支持されるのか。あと同人誌即売会のこの先の行方。

スタジオYOUがまたやらかしたようで、話題になってます。
詳細はNAVERまとめのURL貼っとくのでそちらを。

http://matome.naver.jp/odai/2144721916008827301

で、その後、







こんな話があったので、という記事です。

群咲一葉さんのおっしゃっている「あの主催だから参加する/行く」にスタジオYOUが該当することは、あまり無いと思います(そういう人ももちろんいるとは思いますが)。それは、スタジオYOUのイベントは箱を用意するだけのイベントだからです。他にアンソロとかスタンプラリー企画とか頑張ってくれるイベントがあれば、そっちに参加したいわぁ、でもスタジオYOUしかこのジャンルのオンリー開いてくれる主催はいないから、と思っている人が大多数でしょう。

実際、男性向けジャンルでは、スタジオYOUは惨敗続きなんですよ。象徴的なのが金沢で、東方北陸祭というイベントがそこそこの規模で続いていたんですが、東方祭の進出(金沢東方祭)であっという間に規模縮小してしまいました。

そんな例もあるので、自分たちでイベントを開催すればいいじゃない、というのがホギさんの弁ですが、これがなかなか一筋縄ではいかない。このBlogでも何回も書いてますが、スタジオYOUは豊富な資金力で先に会場を抑え、旬のジャンルに真っ先にイベントを開催する、という手法(会場先行確保型とします)でサークルを集めており、ジャンルが流行ってから行動する個人主催では、そのスピード感に到底太刀打ちできないからです。

嵌った作品の同人誌を今すぐに出したい!という欲求はかなり強いもので、多少のことは目をつぶってもスタジオYOUが開催してくれるなら馳せ参じようではないか!というわけで、大抵一番はじめにちゃんとした形でオンリーを開いたスタジオYOUが、そのジャンルの覇権を握ります。

それから半年後、アニメ完結から3ヶ月経ち、次のクールも終わったころ、スタジオYOUのイベントは既に3回開催され、4回目もひと月後に予定されています。そこに割って入って開催されるイベントまあそれほど集客は見込めません。


ほんと、個人主催は受難の時代だと思います。


ですが、ここにきて若干潮目が変わってきたかなぁ、と思っています。といっても、揺り戻しというよりは、さらに先の流れへ、です。

レスポンスの速さを武器にしてきた会場先行確保勢のイベントですが、男性向け界隈では、そのようなイベントがだんだん支持されなくなってきています。具体的な名前を出すのは、まあやめておきましょう。

じゃあ、いなくなった人たちはどこにいったのかというと、私はおそらくSNSなどに発表の場を移してしまったのではないかと思っています。

そう、発表の場として同人誌即売会の必要性が薄れているんですね。会場先行確保型のメリットは、いの一番に発表の場を提供できることが一番の強み(そしてほぼ唯一の強み)でした。しかし、発表の場が必要なくなると、そのメリットは無くなり、あとにはつまらないイベントが残されるだけです。そこに集うサークルさんは、当然減っていきます。サークルが減るとさらに魅力が無くなり、という負のスパイラル。

3/10 東京のオンリーはツマラナイ
この記事は、そんな話を一般参加者視点から書いて、まあよく燃え上がった記事なんですが、サークルからみても同じでしょう、というわけで再掲。

で、同人誌即売会の必要性が薄れている、という話、本当の脅威は5年後に来ると思っています。オリンピックです。

オリンピックとその準備期間で、およそ1年半、東京ビッグサイトが使えなくなります。コミケット、ComicCity、COMITIAがそのあいだどのように凌ぐのかはわかりませんが、効果的な対策が打てずに1年半の空白期間が出来てしまうと、その間に同人誌即売会が一気に廃れていってしまうのではないか、という危機感を私は持っています。


さて、同人誌即売会の必要性が薄れていても、他の魅力を生み出して成功した例もあります。ただの同人誌発表の場から、ジャンルを包括するエンターテイメントへと進化を遂げて復活した、博麗神社例大祭です。春こそ500サークル減少でしたが、秋はサークル数増加に転じました。また、来場者総数は増えてきているという話も聞いています。

例大祭だけでなく、企画や主催周辺に魅力があるイベントの成功が目立ってきています。東方祭、砲雷撃戦、シンステ、京都東方合同、東方想七日、などなど、大きいものから小さいものまで、とりあえずぱっと思い浮かぶものを挙げてみましたが、いずれも選んでもらえるイベントというのが強みです。


まとめに入ります。

スタジオYOUは、現在は女性向けで支持されていますが、オリンピックの空白で同人誌即売会の必要性が見直されてしまった時に、真っ先に見放されるのはスタジオYOUのような開催するだけのイベントです。選ばれる魅力を持ったイベントを開催できるようならないと、オリンピック後も恒久的に同人誌即売会という場を維持できるかはわかりません。今のうちに下地作りが必要だと思います。

あとは主催の方々、頑張ってください。


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2015年03月10日

3/10 東京のオンリーはツマラナイ

最近の東京のオンリーイベントが面白くありません。

一昨年、話題になったのは、大洗のガルパンオンリー、そして呉の艦これオンリーでした。去年はSDFの艦これオンリー地方行脚がどこでも話題になりました。直近では神戸の艦これオンリーが話題になり、先週末のデレマスオンリー@大阪、ボカロ系合同@京都は、それぞれ関東のイベントを凌駕する規模で大いに盛り上がったようです。

一方で、関東の即売会は話題が無い。いや、つまらないんです。

実はもうずっと前から東京のオンリーは面白くない。会場についたら、一般待機列に並び、開会したらチェックしたサークルを買い、新しいサークルを探して全サークルを一応見てまわって、そしたら帰る。その繰り返しです。

これはまだマシなほうで、人によってはチェックしたサークルを買ったところで終了。開会から5分もすれば撤収してしまう一般参加者も少なくありません。そんな状態を「よつばの。」の管理人こっくりさんが「速攻即売会」と表現したのは2005年くらいの話でしょうか(現在、記事を確認することはできませんが)。つまり、もう10年くらい、ずーっと同じフォーマットで開催されるオンリーイベントと付き合ってきたのです。

でも、その頃はまだ趣向を凝らした企画があるイベントも多かったと思うのです。シールラリー、クイズ企画、喫茶、トレーディングカード、etc... 参加者全体で楽しめるイベントがそれなりに見かけられました。その頃から続いているイベントには、今でもその面影が見られますね。まきまきとか、子羊たちの春休みとか。このようなイベントは、定期開催されても年に1回か2回、そのために入念に準備を重ねて開催されるもので、主催のジャンルに対する知識だけでなくこだわりも強く、その思いがうまく形になった時には、とても印象にのこるイベントになりました。

しかし、そのようなイベントは現在ではほとんど壊滅してしまって、数人の主催が頻繁に開催するイベントで男性向け即売会は回っています。当然、ひとつのイベントにかけることができる時間は少なく、けれどもイレギュラー要素を極力少なくして、安定したフォーマットで場を提供することに専念し、安心できる即売会を提供しています。

(余談ですが、女性向けはプチオンリーが猛威を奮った結果、現状赤ブーとYOUの二択のような状況になっていて、それよりはマシかなぁと思ったりもします)

なぜ数人の主催だけが生き残るような状況になってしまったのか。これは10年前からのオタク界隈の変化による必然となるでしょう。では当時と何が変わったのか。

それは、メインストリームがゲームからアニメに変わったことです。

2005年くらいだと東方が急成長してた頃ですが、他に人気があったのはFate、ひぐらしのなく頃に、もう少し遡ると葉鍵(エロゲメーカーのLeafとKeyのこと)全盛期です。ゲームの発売ペースはせいぜい年に1、2本ですから、ジャンルの動きも早くてそのペースになります。逆に言うと、ゲームが人気になってから、その作品の二次創作で遊ぶ時間が、短くても1年くらいはあったということです。

一方、現在のアニメはご存知の通り3ヶ月周期、作品が完結しても、一週間後には別の作品が人気になっている状況で、とにかく消費ペースが早い。アニメ完結から1ヶ月すればオワコンと言われてしまうような状況です。

これが同人誌即売会にどういう影響をおよぼすかというと、オンリーイベントの開催の準備に全く時間がとれなくなります。なにしろアニメの人気が出たら、それが例えば3話で盛り上がったとしても、そこから2ヶ月後にはもう完結とかんがえると、その作品で遊べるのはせいぜい3ヶ月。それまでにはイベントを開催したいところです。

一方で、同人誌即売会に使える会場は慢性的に不足気味です。なので、会場の予約が始まる1年前、あるいは6ヶ月前には、抽選になっているのが現状です。

当然、3ヶ月前には空いてるわけがありません。困りました。

でも、困らない人たちもいるんです。それは会場をキープしている人たち、すなわち頻繁にイベントを開催している数人の主催たちです。やり方は簡単、まずとりあえず会場をキープしておいて、作品に人気が出た時点でキープしている手持ちの会場から選んで、オンリーイベント開催を発表します。人気作が無くても大丈夫、その時は自身が過去に開催したイベントの次回をやればいいんです。それでも困ったら、主催仲間に会場をシェアすればいい。だって、イベント会場は慢性的に不足してるんです。開催したいイベントはたくさんあります。

こうしてイベント回数を重ねた主催の即売会は、効率的な開催に最適化され、面白みの無い、でも不快感の無いものになります。そんな安心安定の即売会を開催できる信頼を得た主催ブランドは、多くの人達に消極的な選択として選ばれます。どういうことかというと、「このイベントに参加しよう」ではなく「このイベントの中ならこれかな」ということです。他のイベントより優れていると思われているのです、いいことです。人間だれだって失敗したくないですから、安心できるブランドを選びます。

一方、大好きな作品に出会って、即売会を開きたい、と思った人がいたとします。でも確保できた会場は6ヶ月も先でした。一方で前述の主催たちは、3ヶ月先にオンリーイベントの企画を発表しています、あろうことか、5ヶ月先には2回目です。サークル側とすれば、「前述の主催たちの5ヶ月先のイベント」と「よくわからない人の6ヶ月先のイベント」のどちらを選ぶか、ということになるでしょう。本を作るにも時間がかかりますから、全部のイベントに出るなんて、なかなかできません。

すると、その時におそらく多くのサークルは「前述の主催たちの5ヶ月先のイベント」を選ぶでしょう。だって、申し込む頃には、「前述の主催達の3ヶ月先のイベント」がつい先日、大きな問題なく開催され、みんな次回への参加をほのめかしているんですもの。こうして、前述の主催達のイベントはサークル数はよく集まり、見た目は盛況が続きます。

いや、実際は別の主催が出てくればたいしたものです。いつもの主催達がイベントを開くので、そこにわざわざ同じジャンルのイベントを開こうなんて人はそうはいません。だって、二番手以下になってそれほどの盛況は見込めないイベントに、そこまで情熱をかけるのは難しいです。一番盛り上がってるイベントに乗っかる方がらくちんでたのしいです。

でも思わぬ方向からライバルがやってきました。それが地方イベントです。不思議なことに、魅力的なイベントが多いです。

なぜか。

なんとか在京サークル・在京オタクに参加してもらえるよう、東京より魅力的なイベントにすることを目標にイベントを工夫するからです。

こういう説を見かけましたが、うーん、ホントかな。

自分はちょっと違うと思ってます。

地方では、東京のように会場の供給不足だったり特定の主催がイベントを頻発させるような状況はありません。しかし、人口規模が小さいので、3ヶ月でたち消えてしまうようなジャンルのイベントではサークル数が集まりません。なので、ハイペースに短期間で準備して開催する必要はありません。地方でオンリーイベントが成立するのは、年単位で人気が持続する大人気ジャンルです。東方、アイマス、艦これ、VOCALOID。そんなジャンルなので準備期間も長くとれます。開催ペースだってせいぜい年2回で十分すぎるくらいです。そう、昔のオンリーイベントの条件とそっくりなんですね。だから魅力的なイベントがたくさん出てくるのだと思います。

そのことに最近気づき始めちゃった在京の参加者も多いのでしょう、これが最近の地方オンリーイベント盛況の正体だと思います。(あと、UPFGというか久樹氏の尽力がありますがこれは省略します)

さて、東京の即売会はどうすれば楽しくなるのか。これの答えを出さないと本エントリーは不完全だと思うのですが、私自身としてはどうしようもないと思っています。

なぜなら、前述のように構造的な問題だからです。現在の東京主催だって盛り上がるイベントやりたいですから、人気ジャンルから手を引くようなことはありえないでしょうし、それでいいと思います。

むしろ大事なのは個性的なイベントをしっかり支えてあげること。すなわち良いところを伸ばすということです。少し不快なことがあっても、慣れないことがあっても、寛容的にならなければいけないでしょう。

悪いところを直すために既存の主催のイベントのやりかたをトレースしたって、主催のブランドが無ければ勝てません。つまらないイベントが少し盛り上がらない形に再生産されて、もっとつまらないイベントが出来上がるだけです。そんなことに労力を費やすよりは、多少の不便は参加者でシェアして、ワクワクを育ててあげたいですね。

あと、東京のイベントが全部ダメなわけではなく、たまーに主催さんの思いがこれでもかと詰まったイベントもありますので、しっかり発掘してあげて下さい。きっとみんな幸せになれます。

お前がやれですか、そうですか。でもなぁ、それでたくさん人が来ちゃうと本買えなくなっちゃうしなぁ。実際、嗅覚が鋭いひとはたくさんいます。きっとみんな頑張れば気づけるはずです。精進しましょう!

(3/11 0:10 誤記修正)
(3/11 0:55 文章がおかしいところ、論理順序がおかしいところを修正)

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2013年10月02日

艦これのコスROM販売中止から同人許諾問題に絡めて。

艦これのコスプレアダルトROMがDMMから著作権侵害で販売中止になったということで、同人の許諾関係の話がtwitterなどで盛り上がっていますね。

この手の話題はことあるごとに繰り返されているインフルエンザみたいなもの。なので「なんでまたそういうことを言い出すのか、結論出てるだろ」といいたくなる気持ちもわかるんですが、仕方ないよね、新しい人がまた流入してきてるんだもの。

あなたはなぜその結論を知っているのでしょう。きっと、誰かに教えてもらったりしたはず。でも、新しく入ってきた人はまだ教えてもらってないんです。なら、今度はあなたが教えてあげる番じゃないでしょうか。

ブログ持ってるんだし、おまえがやれよ?

ええ、昔は頑張ってた時期もありました(遠い目)。でも、だんだん疲れてきてしまってですね、黙ってても親切な人が教える側にまわってくれるので、最近はもう静観してることにしてます。やる気が出たときだけ書きますよ、と。

ぼっちな同人ライフを送ってきた自分には、そのへんの情報源はほとんどこっくりさんのところでした。今はもうそれらの記事は削除されてしまっていて、それが非常に惜しかったので、自分のブログは生きてるあいだは絶対維持しようと思ってます。そんな価値があるかどうかはともかく。

あと、サンクリカタログの小人Sさんの記事、オリジナル蘭という即売会の同人指南のページ、どちらもよくまとまっていて参考になりました。オリジナル蘭はトラブルメーカーな即売会でしたが、このページだけはほんとよかったんですよ。

いまは太田たこすさんのところがよくまとまっていて良いと思います。きっと誰かが疲れて黙り込むと次が出てくる流れなんじゃないかとw

まあ、そんなWebページがあっても、読むのはほんの一握りだけなんですけどね。でもまあ、ほんの一握りでも読んでくれるといいなぁ、と思っていろいろ書いてたんですよ。

なんか昔語りになってしまいました。

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2013年01月12日

1/12 東方神居祭中止の件 続報

東方神居祭中止の理由について、理由の詳細が発表されました。

東方神居祭ホームページ

黒子のバスケイベントだけではなく、東方神居祭にも脅迫状が届いていたということで、これでは中止も止む無しでしょう。有難いことに、会場の担当者は理解のある方のようで、今後の開催についても協力して模索いただけるよう。即売会が爪弾きになっているわけではないということで、一安心です。

これ以上はまた続報が出てからになるでしょう。


さて。

今回の理由の公表について、様々な憶測を呼び混乱を招くことになってしまったため、ということですが、今回の発表についても、既に一部(Twitter)で「模倣犯の脅迫状によって」という言説が流れています。

もちろん、上記リンクから確認いただければ明白ですが、そのようなことは主催者側からの発表にはどこにも書いてありません。誰かの推測なのか、事情を知る内通者の発言なのかはわかりません(そこまで調べていません)。

私見を述べさせてもらえば、黒子のバスケの犯人に東方イベントを脅迫する理由は見当たらないので、東方神居祭については模倣犯ではないか、と推測しています。

もちろん、推測を述べることは自由ですが、Twitterの文字制限では、推測であることが明記できなかったり、あるいは軽い気持ちで明記せずに発言してしまったり、ということはよくあります。また、RTのシステムは、発言元の信用がわからなくても、RT者(自分がフォローしている人)は信用してしまって、あの人がRTしているから、と発言元まで信用してしまいがちです。

そんなことが絡み合って何が真実かわからない状態になってしまうことが、今回の発表につながったような気もします。隠しておきたいことを隠せない、というのが結果として起こっている状況です。難しい世の中です。

投げっぱなしですがおわる。

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2013年01月11日

1/11 東方神居祭が脅迫状事件の影響で開催中止

東方神居祭より、今後に予定されている即売会の開催中止が発表されました。

東方神居祭ホームページ

今後の開催予定の即売会については、以下のような対応になります。

2/24 東方神居祭7 → 開催中止、代替の交流イベントを開催予定
6/16 東方神居祭SP2 → 開催予定を取り下げ
9/1 東方神居祭8 → 開催予定を取り下げ

経緯については、東方神居祭ホームページにあります。これ以上のことは公開できないことが公式Twitterに書かれています。

なので、これ以上のことは推測するしかないのですが、東方神居祭をとりまく状況として、同会場で2/10にスタジオYOUの黒子のバスケオンリーが予定されていて、中止になっています。こちらとの絡みで、会場側が同人誌即売会に対して貸し出しを拒否している可能性が高いと思います。

さて、脅迫状事件の影響で東方神居祭が中止に追い込まれたことで、黒子のバスケの脅迫状事件を、ともすれば対岸の火事のように考えていた男性向け即売会参加者も、認識を改めるきっかけになると思います。

脅迫状事件と無関係のジャンルや主催であっても、会場側が同人誌即売会への貸し出しを拒絶した時点で、イベントは中止せざるおえなくなってしまいます。

ひとつは、会場側が各種即売会を十把一絡げに「漫画のイベント」と認識しているケースが、まだまだ多く見られることで、「ジャンルが違う」というような同人誌側の事情では逃れられない場合があります。末端の担当者は最近は詳しく認識している場合も多いようですが、上層部まできちんと理解されていることはなかなか無いでしょう。

そして、会場側からイベントの中止を要請された時に、即売会主催側が強く出られないという事情もあります。利用手続きをしていれば強行することはもちろんできますが、会場や警察などとの関係が悪化して今後の開催が難しくなりうるため、なかなか難しいという話を聞きます。コミケの例を見てもよくわかると思います。

また、今回の事件の模倣犯によって、今後どのようなイベントが中止になってもおかしくない状況です。脅迫やトラブルによって特定イベントが中止に追い込まれる事件は、アブノーマルカーニバルやショタ系即売会界隈など、過去から例はありますが、今後しばらくは警戒心が高まることから、会場側が弱腰になってしまい、今まで問題なかったようなケースでも、中止に追い込まれかねません。

このようなことから、脅迫状事件の影響で、どんな即売会が中止になってもおかしくない、という認識を持たなければいけません。

即売会スタッフ関係者は当初から意識が高かったですが、全ての参加者が自分のジャンルには関係のないことと思わず、事件に対して強い拒絶の意思を示し、問題意識を持つ風潮を作り出していく必要があります。事件の一日でも早い解決を願います。

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2010年11月14日

11/14 今回のボーマスがどうしてこうなったのか

ボーマス14について、何故こうなってしまったのかという話をします。ただし、私はボーマス運営側に知人がいるわけでもなく、推測で書いたものですので、そのつもりでお願いします。公式の見解じゃありませんよ、と。

何故こうなってしまったのか。即ち、

・カタログが事前頒布で完売してしまい、そのカタログが無いと入場できなかった
・14時のフリー入場に2000人以上が殺到し、会場内が大混雑(らしい)

ということになりますが、なかなか根の深い問題だと思いますので、細切れにしていきたいと思います。


■カタログが事前頒布だけで完売したこと

まず、大前提として、運営はなるべく多くの人に楽しんでもらうことを第一に考えているとします。カタログのあとがきに書いてあることを全面的に信用します。参加者を絞っても運営側に全く利益がない、というのも補助的な理由です。

 ・なぜ利益が無いか
   カタログは仕様の割に高額なので、刷れば刷るほど金銭的に黒字です。
   また、参加者が多ければサークルの売り上げが良くなるので
   サークルからのイベントに対する信用も獲得できます。
   それらの利点を放棄して今回のように叩かれる理由を作るのは
   百害あって一利なしと言えるでしょう。

それなのに、なぜカタログ部数を絞ったのか。それは、意図した数に近いところで、入場できる人数を制限したかったからではないか、と推測できます。ちなみに、完売が予測されたタイミングはイベントの一週間以上前なので、余裕で増刷できたと思います。それでもしなかった、ということです。


■何故入場できる人数を制限したかったのか

会場の広さ・机の配置から、一般入場できる人数はおおよそ予測できます。消防法の関係もあって、あまり無理をすると大事になってしまいます。なので、それ以上が殺到した場合は、段階入場(出る人を待って出ただけ入れる)、入れ替え制などをとらなければなりません。
しかし、運営はそのどちらも選択できなかったと思われます。
まず、前者は入れなかった人をずっと列にして維持しなければならないので、長時間、周囲に迷惑をかけることになります。また、こうなると入場した人がなかなか出たがらない(入れなくなるので)ので、退出のペースも遅れ、効率が期待できません。
後者については、スタッフのリソース不足と思われます。サンシャインCホールで入れ替え制となると、入れ替え時の混雑制御にたくさんの人手が必要となります。外で列を形成・整理・誘導するスタッフ、ホールに残る人を追い出すスタッフなどが必要です。さらに、ホール自体が広いため、作業にも時間がかかるでしょう。また、サークル数が多いので、1回の入れ替え時間も長くとらなければなりません。そうすると、3回入れ替えにでもなれば、開場時間内に完遂できるかも怪しいものです。


■解決にはリソース確保が必要だが……

これらから考えると、カタログ数を絞っての入場制限は、今回のリソース(会場・人材)においてはベストの手段だったのではないかと思います。これを解決するには、会場か人材をどうにかしなければなりません。

まず人材についてですが、私の感覚では、スタッフは少なかったと思います。コミケの二拡があったりして確保も難しかったでしょう。正直、事故なく無事に終わったのは手放しで褒めれるほどに、人的リソースは不足してたでしょう。てか外警からして少なすぎやねんw もちろん、それを補う手法も取り入れていました。一般参加者の先行入場がそうです。

 ・先行入場の利点
   開場直後の混雑対応が簡単になることです。
   購入列は、頒布が始まって動き出すと、列の切れ目に人を置かなければ
   いけなかったりするので、どうしても人的リソースがかかります。
   しかし、頒布前なら列は動かないので、ある程度形成すれば放置できます。
   その間に、予想外の島中の列を整理するなど、イレギュラー要素を排除し、
   準備を整えた上で開場すれば、対処もやりやすくなります。

あと、非日常レコーズもスペース移動となっていました。広い場所に移動して列誘導の手間を省くのが目的です(肝心の列は短く、ちょっと可哀想でしたが)。

後者の会場について。これは仕方ないとしか言えません。ボーマスは過去にも1回、サンシャインで開催してます(ボーマス10)。この時はホール半面での開催でした。そこを、今回はホール全面使用として、規模拡大を図っていたのです。


■そもそも十分すぎる広さを確保してるわけだが。

混雑だけがクローズアップされますが、サークル数からは普通なら全面借りてやる程でもない規模です。例えば、直近のサンクリでは、Cホールに668スペース配置していますが、今回のボーマスは520スペースにとどめています。落選が出ているようですので、意図して520スペースに抑えたということになります。

これは明らかに混雑対応のためです。ボーマスはある時から他のイベントのキャパシティに対して8割程度のサークルスペースに抑えるようになりました。サンクリだって、Cホールが不人気ジャンルだったわけではありません。むしろコミケ壁サークルが多数配置された結果、ホール単位ではCが一番人気で、しばらく入場制限気味になって最後まで入場待機列が残っていたホールです。そこからさらにサークルスペースを減らし、一般参加者の混雑対応に充てていることになります。

つまり、一般参加者が多すぎ、ということです。

  ・サークルスペースと一般参加者の割合の話
    男性向けだと、開場直前で大体サークルスペース×3ぐらいですかね。
    枯れたジャンルほどこの倍率は低くなるんですが、
    ×5を超えると、それは随分と大成功なイベントと言えると思います。
    今回のボーマス、カタログ+14時入場列で6000人ぐらいらしいので、
    ざっと×10以上ということになります。
    カタログ云々でかなりマイナスの補正がかかってるのに、です。


■一般参加者が多い理由

一般参加者が多すぎるのではなく、サークル参加数が少なすぎるのが理由だと思います。それにはだいたい4つの理由があるのではと思います。

一つ目は、音楽系ジャンルだということ。現在のボーマスの主力は音楽CDをリリースするボカロプロデューサーになります。CDをリリースするには、数曲の作品が必要になるので、そんなにハイペースにCDをリリースできるわけではありません。そのため、活動していても新作が用意できないので参加を見合わせているサークルも多いです。

二つ目は、前項に関連するのですが、音楽系は作品をリリースするのに敷居が高く、受け手から作り手にステップアップしにくいということ。本が主体となる他のジャンルに比べ、どうしてもサークルの数は伸びにくいです。

三つ目は、発表の主体がオンラインであること。ボーカロイドはニコニコ動画での作品発表がメインとなっています。そのため、オンラインで満足している作者も他のジャンルより多く、全体の創作者の数の割に、コストのかかるオフラインでの活動に踏み切る作者は少なくなっているでしょう。

四つ目は、ボーマス自体のキャパシティとコストの高さによるものです。まず、キャパシティの面では、今回も落選を出しているように、本来参加するはずだった数よりも減らされています。コストについてはサークル参加費が高いことと、カタログ購入必須(2人目)ということで、特に発表機会が豊富な漫画・イラストサークルが敬遠しがちだと思います。ボーパラ・ディアマスなどと比較すると、漫画・イラストサークルの割合が低いです。

ただし、サークルが減ったからといって一般参加者も減るかというと、そういうことはありません。なぜなら、一般参加者は参加に必要なリスクがとっても少ないからです。

サークルはサークル参加費や作品を制作する時間などの様々なコストを払わなければなりません。そのため、参加を自重することも多いでしょう。しかし、一般参加者は1000円でカタログを買って、あとは当日行くだけでいいのです。そのため、サークル数が若干減少しようが、お目当てのところがいれば(そしてそういうところは大抵当選するということもあるので)参加します。つまり、サークル数が減ろうが、一般参加者は減らないのです。


■つまりどーいうことだってばよ!

まとめると、ボーマス主催は、「サークル数は少ないのに広い会場を確保しないと混雑対応できない」という、会場を手配する側からはとてつもなく恐ろしい状況に立たされています。会場の選択について、こういう理由が背後にあるので責めるのは難しいと思います。会場を拡大したときに、もし充足できる規模にならなかった場合、リスクを負うのは主催だけだからです。7桁のお金が動くところで、それだけの賭けを強いることができますか?

次回以降、という話になりますが、様子を見ながら徐々に拡大するしかないでしょう。会場確保は大抵6ヶ月以上前になります。そのあいだにジャンル規模が縮小してしまうかもしれません。その不安に怯えながら徐々に拡大されるのを見守るしかないです。


■ついでに、参加者のリスク分担の話

前述の通り、今回の対応については見事だったと思います。限られたリソースの中でイベントを破綻させず完結させたのは、流石ベテランイベンターとしか言いようがありません。

そして、リソースが明らかに不足した分は、スタッフ以外が負担することになってきます。サークル参加者と一般参加者です。サークル参加者は、混雑対応を自分達でまかなうこと、そして一般参加者が減り売り上げが減っているということ。一般参加者は語る必要も無いでしょう。

さらに、一般参加者のリスクに対して、コストを払えば楽しめる側にまわれました。要はカタログ確保の手間ということですが、完売が騒がれた頃にケットコムで通販すれば確保できましたし、そこで傍観した人が入れないのはしょうがないでしょう。そもそもその話を知らなかったということについては、ボーマス・VOCALOIDに対する興味がその程度だったのですね、としか。興味持っている人ほど優位に立てるのは当たり前のことです。

即売会は、行って楽しませてもらうところじゃありません。みんなで楽しむ場を作り上げるところです。運営で賄い切れないならば、みんなで支えるしかないんです。と考えたときに、きちんとボーマスをフォローしていれば問題なく参加できた今回は、その面からも見事だったと言えるでしょう。


■最後に、運営の抱える最も根本的な問題点の推測

本気でどうにかしたいなら、スタッフ志願しましょう。いや、ボーマスの場合、どうやったらスタッフになれるか知らないんですが、おそらく一番致命的に不足してるところはここじゃないかと思うんですよね。運営のケットコムは、蒲田PiOより広い会場でイベント運営をすることが皆無なので、それだけの体制を必要としてこなかったんじゃないかと。

なので、安易に会場拡大と言うけれど、拡大して運営が継続できるか、という不安もあります。これだけは運営が解を見つけていかなければならないのですが、見つかるまでには数回の開催は必要なんじゃないか、とも。

ボーカロイドという若いジャンルで同人に足を踏み出した人にとって、リスク・コストの分担も含め、すべての参加者が意識していかなきゃいけない問題があるということが、成長するきっかけになればいいなぁと思います。

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2010年03月01日

3/1 都条例改正案で即売会開催が困難に!?

 タイトルは煽りです。すいません。

東京都青少年保護条例改正案全文の転載

 はい、そうです。あの話題です。

 「非実在青少年」というネタ的な言葉が独り歩きしているような印象があるので、うまくまとめたいなぁと思ったところなのですが、出遅れたので文章力がある方がうまくまとめてくれているので、大筋はそちらを見ていただいた方がいいかなと思います。

?同人誌の苦情って、一体誰が都議員に持ち込んでるの? それから、その同人誌って実はBLじゃないの?
 後半はともかく、改正内容についての要旨はこちらの前半を。

?東京都青少年育成条例改正案における表現規制の危険性について語る
 文化的な方面の問題などはこちらを。


 で、ここは同人ニュースサイトを目指しているBlogなので、同人について書くことにします。

 文面だけを捉えた話をすると、?の記事にあるとおり、「非実在青少年」のエロ本については、指定図書にしますよ、ということになります。現行の条文でもその意図は含まれているのですが、改めて別記することにより、規制の意志が見て取れます。

 「指定図書」というのは、月に1回、都が「これはマズいだろう」と指定するリストに掲載された本のことです。
 俗に「不健全図書」と呼ばれるので印象が悪いのですが、指定されることによって課せられる義務は、「区分陳列」と「青少年への販売・閲覧禁止」です。決して販売できなくなるわけではありません。
 ところでこれ、どこかで聞いた気がしませんか?
 そう、成年向け表示された本と同じです。成年向け表記された本は「表示図書」と言われ、指定図書と同じ義務が課せられます。
 これらの関係から、表示図書が指定されることはまず皆無というのが実績です。意味が無いからです。
 だから、推定ですが、例えばLOは現在表示図書なので、影響は無く発行され続けると思います。推定ですよ、念のため。

 さて、同人の話になりますと、まず「表示図書」は存在しています。「とりあえず書いとけ」と表紙に入れる成人向け表示かもしれませんが、成年向け表示すれば表示図書です。黄色のマークじゃなくても同じです(あれは業界団体が共有しているマークであって、条例で指定されたマークでは無い)。

 そして、「指定図書」ですが、即売会に限った話をすると、同人誌が指定図書にされる可能性は限りなく低いと考えられます。それは、ある同人誌を購入し中身を確認、後日、その同人誌を指定したところで、その本が再度売られることは少なく、また即売会という限られた場所でしか販売されないので、実効性がほとんど無いからです。
 というのも、実務のレベルでは、書店に出向いて本を購入して調査・指定するという段階を踏みます。その結果を告示・施行してようやく青少年の購入が制限されることになります。
 このように恒常的に売られている本が前提のシステムなので、同人誌とは相性が悪い。

 あれ? と思った人は鋭い。例外が存在して、それは委託書店の同人誌。「特定の店舗でしか買えない」という点で、まだ指定される可能性は低いとも言えますが、恒常的に入手できる状況ではあるので、指定図書にされる危険性は孕んでいます。書店委託している人は、ここはちゃんと認識しておいて欲しい。


 ということで、本自体には多分あまり影響が無い。むしろ問題は会場使用の制限が厳しくなるであろうことの方かと思います。

 【第十八条の六の二】が相当マズい。都は「非実在青少年」のエロ本を無くすように努力せい、というのが要約になると思いますが、これによって、公共の会場が同人誌即売会において成年向け表現を規制する後ろ盾ができたことになります。禁止というところまで措置をとるかは不明瞭ですが、ゾーニングなどについてはおおっぴらに強制できるようになってしまいます。
 条文の裏を読むわけでなく、字面だけでこの状況は相当分が悪いかと思います。


 これについて表現の萎縮だなんだという話はここでは割愛します。


 私からの願いとしては、自分で問題の本質を見る努力をして欲しいということ。別に原文にあたれとまでは言いません。規制にとにかく反対するだけのアンチ規制派や、言葉尻だけとらえて煽り騒ぎ立てるような情報に惑わされないようにしてほしい。
 その上で、その人がこの問題にどう考えるかは、その人が考えることで、こちらから強制することではないと思ってます。材料になる情報を並べる努力をしていきたいです。


最後に、全部は多すぎるので、少し変わった視点からの記事を。同じような内容の記事ばかり読んでも仕方ないでしょう?

東京都議会の条例 改正案と現在の比較ページ
緊急集会!どうなる都条例!? −『東京都青少年健全育成条例』改正問題と『児童ポルノ禁止法の慎重な改正論議を求める院内集会』について−
 これには参加したい。
同人誌苦情受付窓口の必要性
「苦情窓口」を作らない、という路線で徹底するなら、何が必要か
かつてない攻防戦
とある非実在青少年が性行為を行う小説

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2010年02月12日

2/12 同人誌が手に入らない

最近話題ですね!

この話、自分が聞き役?になってるid:sonoeのラジオで話した内容なんで、一応自分も反応しておこうかなぁと。決してはてブが羨ましかったわけじゃないんだから!

同人誌は手に入らないものなんです。

元エントリですね。当事者じゃなくて外の目からこれを見ると、なかなか極論で、まぁ話題にはなるわなぁと思います。

同人誌が手に入らなくても!

もう少しオブラートに包んでうまくまとめたのがこっち。

で、そのえさんはブクマに恐れをなしたようなので(違)反論っぽいのに横槍入れようというのがこのエントリの主旨です。なんていやらしい。不潔よっ! と罵られたい。


同人誌は「手に入らない」と諦めるものではない。

大前提として、頒布数はサークルに決定権があって、需要なんて考慮に入れる必要無いと思います。いくら買い手が泣こうが、サークルがそれでもいいやと思えば、そういう部数になっちゃうんですよ。で、買い手は泣かないために頑張るしかない。

すぐ混同されちゃうんですが、サークルが在庫を持たないように、かつ、なるべく多くの人に行き渡らせようと努力するのは、全く別のベクトルの話。その結果出てきた部数に対して、買い手は頑張るしかない。


トゥルーStylish Private Note.「同人誌は手に入らないものなんです。」を読んで思ったこと

まず書店委託のくだりですが、サークルさんにお願いするのはいいと思います。というか、自分も似たようなことはやります。「完売しちゃいましたか?」「次のイベントはいつですか?」「そのときに再版とかの予定ありますか?」「じゃあ書店委託とかは?」。まぁこんな感じに。「見本誌もらえませんか?」は流石にまだ言ったことは無いですが。
ただ、Webで発言するのは、ちょっとなぁと思います。自分がアナログ人間なだけかもしれません。Twitterとか作家さんのHPのBBSならいいかも? 微妙微妙。Mailなら問題無い様に思います。
何故かと言うと、Webって、なかなか作家側からは扱いづらいメディアだから。皆に見られちゃうんで、反応しなければサークルの評判下げかねませんし、迂闊に反応しちゃうとそれがマニフェストみたいになりかねない。フェアじゃない。気付かないところで迷惑かけてる。

もう一つ、引越し云々。
これは、実行した人とできなかった人で立場が違いすぎるので、どこまでも相容れないと思うのですが、自分は実行した側なので主張しますw
地元は田舎だし、長男なので、家付き、土地付き、物価も安い。職を失っても農地がたんまり余ってる(荒廃しつつありますが)ので、未来が明るそうな農業に転ずることもできる。正直、勝ち組ですよ多分。
でも、やっぱり同人誌買いたいので東京に来ました。就職活動でも「地元離れていいの?」みたいなこと聞かれたので「(遠まわしに)同人云々」言って内定もらいました。だって4年間の大学生活で、たとえ大阪ですら全然物足りないことを痛感してたので。
色々捨てて東京来て同人誌を買う自由を手に入れたんだから、そこは努力として認めて欲しいし、優位に立てて当然だと思う。
このへんは、そのえさんも関東人じゃないので、似たような感覚じゃないかなー。


最後にちょっと前向きな話。
自分で必死こいて手に入れた本って、面白いんですよ。当社比120%増量みたいな感じ。たとえ後でみんな買ってたことがわかっても、自分で見つけた本の面白さは色あせない。
委託とか中古の本って、どうしても一段劣るんですよ。多分、間に誰かの選択眼が入っちゃうからだと思う。委託は店員の「これイイよ!」という、中古は調達主の「これはイイ!」という意志が入ってる。だから、基本的に「オススメされている物」になっちゃう。
一方で、自分で見つけた本は自分が初めの発見者だ、ってのは思ってる以上に大きい。この感覚がたまらなくて同人誌を買ってるんじゃないかなぁという気もします。
委託で満足してる人、もったいないことしてますよ!

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2010年01月20日

1/20 ダミーサークル論

「こみっく☆トレジャー」で起こった変わった出来事からの考察

この記事についてコメント書いてたら長くなってしまったので、個別記事にしました。

■ダミーサークル対策
 ダミーサークルに関しては、即売会側が排除する姿勢を見せることが唯一の対策だと思います。はっきりNOをつきつけること。
 啓蒙活動が無駄とは言えませんが、決め手にはなりません。なぜなら、ダミーサークルで参加する連中は、ほぼ例外なく、それが「悪いこと」だと理解した上で実行しているからです。

ただ、以下の点からなかなか実行も難しいのではとおもいます。

 即売会主催側から見た場合、ダミーサークルはイベント全体の空気を悪くする存在なので好ましくないのは、ほとんどのイベント主催さまも理解してると思います。でも、追加募集してるのに早く申し込んだサークルを落とすのはトラブルのもとにもなりますし、サークル参加費という運営費を出してくれる存在でもあるわけです。落選を出すような状況でもなければ、多少目を瞑っても受け入れたくなる気持ちもわからないでもない。


■ダミーサークルは何故悪い

 各個人の感傷は抜きにして検証すると、ダミーサークルがルールを守っていないのは、大抵の場合、2点。「頒布する物が無い」「開場時間にサークルスペースにいない」ということになるかと思います。
 でも、前者については、大抵どーでもいいようなコピー本やらが置いてありますし、後者はそれこそダミーサークルだけの問題では無くなっています。

 落選を出しているイベントなら、「ダミーサークルのために落ちたサークルがいる」ということもありますが、このご時世、落選が出るのなんてごく一部のイベントだけです。トレジャーも不備以外は全当選じゃないでしょうか?(ここ未確認です) そして、これはダミーサークルを見抜けなかった即売会の落ち度だと思います。


■サークル主がスペースにいないということ

 個人的には、本があればスペースが無人だろうが構わないと思ってます。理由は二つ。

 まず、サークルの人は何故本を買いに行ってはいけないのかということ。漫画が好きで、あるいは原作が好きで、手間ばかりたっぷりかけても漫画を描いて売って見てもらいたい、正直よっぽど漫画が好きじゃないとここまで出来ないと思います。なのに、即売会になると本を買いに行けない。あんまりです。スペースにいなければいけないという買い手のエゴで縛り付けるものじゃないと思います。

 もう一つは、スペースを無人にするという行為は、結局サークルの評判につながるだけなので自己責任の範囲内ということ。サークルの人も当然理解していて、それでも本が欲しいからスペースを空けるのです。買い手側にもそのあたりの理解が欲しいところです。


■上記に関して、見落とされがちなこと

 私も知り合いに指摘されて初めて気付いたんですが、マズいケースがあるということです。それは、無料頒布(無人販売所)はとても具合が悪いということ。
 大事なところは、頒布するということについて、頒布者はもっと責任を持って欲しいということです。自分の本がどんな人に渡っているのか、自分の目でしっかり確認しながら頒布するべき。それが全て自分で責任を負う同人誌というもののあるべき姿です。

 というとひどく観念的なんで、具体的なレベルに落とします。青少年条例です。無料頒布(無人販売所)だと、被頒布者の年齢確認ができないという大問題があります。もちろん、本の中身を確認するのもアウトなので、スペースを離れる時はテーブルクロスをかけておくぐらいのことはした方がいいんじゃないかと思います。わりとシャレにならないレベルの話だと思うのですが、イベント側はとっても無防備ですよね。

 エロじゃなければ問題ないじゃん、といわれると、法的にはまぁその通りなんですが、大事なのはエロかどうかじゃなく、「頒布する」という行為にもっと責任を持って欲しいということです。

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2009年12月12日

12/12 コミックマーケット77拡大集会 傾向と対策

■拡大集会とは?
拡大集会という言葉を聴きなれないひとも相当いると思いますので、簡単な説明をしておきます。

拡大集会とは、コミックマーケットのスタッフが集まって、当日に向けて準備や注意事項の伝達などを行う集会です。1、2回目はスタッフのみで行われますが、3回目はサークル・一般向けの時間がとられています。3回目なので、「三拡」ということがよくあります。

その「三拡」で行われることは、.灰潺吋奪判猗会からの伝達 ⊆禅娠答 の2つになります。例年の概要はこんな感じ。

対応:代表(筆谷氏・安田氏・市川氏)、米沢英子氏、必要に応じて里見氏など
会場:ビッグサイト会議棟6階
注意事項:録音・録画不可
スケジュール:
10:00 開場 参加者に質問用紙・設営チラシ・余りがあればサークル向けアピールを配布
【今回、さらに30分早くなっています。注意】
10:00 第1部開始 ―猗会からの伝達事項    
10:45 第1部終了 質問用紙回収
    休憩(この間に質問用紙整理)
    カタログ販売開始(コミケ価格の2000円)
11:10 第2部開始 ⊆禅娠答 質問用紙読み上げ形式 時間はおおよその目安です
12:00 第2部終了 大抵延長されます
    このあと、スタッフ向け拡大集会へ

前々回までの例ですと、質問はほぼ全て回答しているようです。似た質問はまとめられたりしますが。

コミックマーケット代表に直接意見を届けることのできる貴重な場所であり、コミックマーケットがどのような方針・考え方で動いているか、肌で感じる貴重な場でもあります。議論はユーモアも交え、和やかで楽しい雰囲気で進むので、尻込みせず一度参加してみることをお勧めします。


さて、今回はどのような話題が伝達されるでしょうか。思い当たるところを順に挙げていこうと思います。

こちらへ→続きを読む

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12/12 コミケットアピール比較

コミケットアピールを前回のものと比較して、時流の変化を観察しようという恒例の記事です。まとまった時間がとれなくて、結局三拡直前に。

内容に移る前に、アピールについて解説。

コミケットアピールは、コミックマーケットの当落通知に同封されている、コミックマーケットからの連絡事項などをまとめた冊子です。参加マニュアルをメインに連絡事項などが書かれています。
アピールは当落問わず受け取れますが、サークル参加を申し込まないと手に入れるのは困難です。第三回拡大集会に参加して余りがもらえるのを期待するか、何らかのツテで手に入れるかのどちらかです。Web公開とかしてもらえると嬉しいんですけどねぇ。

以上、前回からコピペ。本文はコチラに→続きを読む

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2009年09月05日

9/5 同人誌は儲かるとか儲からないとか

こまけぇことはいいんだよ(AA略

と言いたいぐらい。
気を取り直して。

同人誌1冊作って儲けるのとコンビニバイト、どっちが割がイイか考えてみよー☆

この記事だけじゃなく、同人誌は儲かるという話について。一応、↑の記事を読んで書こうと思ったエントリですが、参考までにずらずら並べてみる

 同人活動を楽しむコツ
 商売ならそれなりに厳しい
 同人活動は採算が取れなくてもよい(採算取れた方が長続きするけど)
 夏コミでたけど3部しか売れなかったんだぜ……。
 「ヲタク記者は見た!」同人誌ってそんなに儲かるの?
 外から見ているだけの人間の想像力の限界:同人誌が儲かるだって?
 コミケではよくある話。だから、尊い

いや、探せばもっといっぱいあります。語りつくされている、というよりは、自分の立場からしか見てないことが多くて議論が平行線という感じ。このへんに追従するようでとっても嫌なんですが、でも書いちゃう。


さて、元エントリではコンビニバイトと比較してるわけですが、そもそも同人誌ってお金を稼ぐために描いてるの? いや、この言い方は語弊があるな。お金を稼ぐ方法として同人誌を選択してるの? と言ったほうがいい。要は、お金を稼ぐために仕方なくできればやりたくない「同人誌を作る」という作業をやってるのかということ。

そりゃ、時間単位での利益を考えると、同人誌の利益なんて雀の涙ですよ。仮に道具が全部揃っていたとしても、コンビニバイトより効率が良くなるかというと、まぁまずありえないでしょう。

でも、大事なのは、同人誌は描きたくて描いてるということ。決してお金が第一の目的じゃない。だから、コンビニバイトと比べるなんてナンセンスなんです。

つまり、比較するべきは仕事じゃなくて趣味なんです。そうすると、急に話が違ってくる。

趣味、なんでもいいです。ゲーム、読書、車、釣り、料理、スポーツ、etc. これらでも、利益を上げられる人はいないわけじゃありません。でも、そのなかで「同人誌を描く」という趣味は、利益を出せている人の割合は多いと思いませんか?

生活する、という意味なら、確かに相当ハードル高いです。でも、大抵の人は他に収入を得る手段を持っていて、同人誌はあくまで趣味のことが多い。趣味としては、同人誌はわりと儲かる方なんです。黒字としてはちっぽけでも、やりたいことやって利益がでるのは凄いことです。



ちなみにこのエントリは、コンビニバイトをこよなく愛し、タダ働きだろうがコンビニで働いていたいような人を差別するものではありません。

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2009年08月25日

8/25 コミケでゾーニング?

コミケ76に見る参加者の低年齢化とその問題点
コミケ76に見る参加者の低年齢化とその問題点
コミケ参加者の低年齢化問題、その解決策
コミケ永続のために〜わたしにできること〜

ちょっと話題になってて、乗り遅れ気味なのですが。

青少年条例に関しては、サークル自身がエロ本を青少年に見せないようにするという形で対応する、というのが、コミケットの方針であり現状です。

条例の話をすると、青少年にエロ本を見せないようにするのは、頒布(提供)する成人の義務になります。つまり、頒布者が管理して青少年の目に触れないようにすれば、問題ないということになります。

ゾーニングがどのようなところから発想したのかはわかりませんが、おそらくエロビ屋とかを想定したものでしょう。一般の店では売り場を完全に管理することが難しいため、ゾーニングするということで対策しています。逆に言うと、管理できるならゾーニングする必要は無いわけです。

コミケットでは、ゾーニングやリストバンドなどの処置が規模故に困難なのは事実です。だからといって何もしないわけにはいきません。そこで、サークル各自に責任を持たせ、青少年条例に関する対策としています。

ここらへんは、「全員が参加者」という理念ともつながるところだと思います。イベントのシステムに任せて楽するんじゃなく、各自がイベント運営に関するコストを負担して、全体で運営する、ということです。


コミケという視点を除いたとしても、サークルによる対策は、サークル参加者が当然持っているべき考え方だと思います。それは、自分の表現に最後まで責任を持つ、ということ。同人では、作品を作ることは自分の意志になります。やらされていることではありません。自分がエロ本を描くことを選択したならば、それに伴う責任もしっかりと負わなければいけません。描きっぱなしはとても無責任です。


現実的な話をするなら、条例における罰則対象は、青少年にエロ本を渡した人、要するに売り子さんです。このことを、サークルはまずきちんと認識すべきです。


なかなかきちんと理解が浸透しない理由の一つは、イベント側が対策を誤魔化しているというのもあるんじゃないかなぁと思います。何故そのような対策が必要なのか説明をせず、「こうしてくれればいいですから」で終わらしてしまうと、なかなか理解は深まらないと思います。


まだまだこの問題は続きそうですね。

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2009年08月19日

8/19 東方ジャンルはマナーが悪いのか

マナーが悪いのとマナーを知らないのとじゃ、全然話が違うと思うんですよ。

ということで、コミケレポEXTRA。

ダイオキシンに並んでるときのこと。隣にギロチン銀座の列が伸びていて、最後尾に三人組の中〜高校生ぐらい?の人たちがついたんです。でも、最後尾札を受け取らずにしばらく右往左往したあと、

「この札、どうすればいいんだろう?」

すぐに後ろに人がついて、最後尾札を持つのを見て、「ああ、受け取ればいいんだ」と。そのあとも、「帰りの交通費いくらだっけ」「俺ん家まで○○円だからもう○○円ぐらいじゃね?」など、ほほえましい会話をしていました。

朝早く並んで、上海アリスで新作買って、次にここに来たのかなーと。タイミング、歩いてきた方向、身軽な格好と膨らんでいない鞄から、そんなことを考えたり。

さて、皆さんは最後尾札の扱い、どこで知りましたか? 多分、即売会来る人のみが知る最大のローカルルールだと思うのですが。

私は生涯最初の最後尾札、薄荷屋がまだタマちゃんの立て看板じゃない頃だったんですが、件の中高校生よろしく、受け取れなかったんですよ。とりあえず列についてたら、後ろのひとが「持ちまーす」とにょきっと手を伸ばして持ってくれたんですね。それをみて、「なるほどー」と。二枚目がどこだったかは忘れましたが、受け取らなきゃ、とちょっと緊張したことは覚えてます。全くもって初々しい。気付けばこんなところまできてしまいました。

まぁ、こんな例を持ち出すまでもなく、初心者が多いってことはマナー(という名のローカルルール)を知らない人が多いってことなんですね。でも、東方でマナーが悪くてトラブルってのはあまり聞いたことがありません。むしろ、10年ぐらい前の西館のアレ、似たようなことは今でも毎回、東2、東5の入場列先頭で起こってますし、残酷な現実を知ってそれでも戦う歴戦の戦士の方が、どっちかというと無茶をしてるような気が。

いや、だからどうということでも無いというか、こう言っちゃうとこのエントリの主旨に自己矛盾しちゃうから、さっきのは取り消し。

ルールを知らない人が最大手ジャンルに押し寄せているのが現状で、ならばそこで知ってもらえば、あるいは教えればいい。知らなきゃコミケに来ちゃダメとか、そんな馬鹿な話はあるわけないし。みんなそうやって育ってきたでしょう? 何も知らないだけなのに、「マナーが悪い」と人格否定するのはいかがなものか。

要するに、適当にレッテル貼って目を曇らせてませんか、と。仮想敵を作って現状に言い訳するとも言えるのかなぁ。何か問題があるなら、それはジャンルが解決することじゃなく、参加者全体で解決するものだと思う。



以下、余談。

そのダイオキシンの列整理をしていた人に、10歳ぐらいの男の子が「最後尾はどこですか?」と聞いてたのが面白かったというか和んだ。その男の子もともかく、そう聞かれてうろたえる列整理の人に萌えましたよ。

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2009年08月09日

8/9 最近流行の合同イベント

最近、オンリーイベントを複数個組み合わせて、一つのイベントにしたような形態の即売会がよく見られるようになってきました。

具体例を挙げますと、
 都産祭
 アグリゲート
 SDFxxxx
 スキマフェスティバル
 勧業祭
などなど。これらは複数回の開催実績があるものですが、単発モノや、全体を統合する名前が無いだけで同様の開催形態のものをあわせると、数はさらに増えます。

スキマフェスティバルについては、先日のエントリで触れたように、コンセプトから必然性があったのですが、最近開催されている同様の形態のイベントを見ると、あまり明確な理由なく、ただ集めて規模を大きくした傾向が見られるように思います。

このようなイベントの利点を考えてみると、以下のような点があるのではと思います。
・主催にとって
  複数イベントを組み合わせることで、規模にある程度の保険ができる
   (こっちが減ってもあっちで、と)
  広い会場でもサークル数を集めることができるのでリスクが少ない
・サークルにとって
  単体で開催できない規模のジャンルでもオンリーができる
  来場者数が多くなるので、手にとってもらえる機会が増える
・一般にとって
  カタログが共通なので安上がり
すぐに思いつくをとりあえず並べてみましたが、いいとこだらけですね。

結論から言うと、私はこのようなイベントには否定的です。しかし、そうすると必ずこういう反論が来るんですよね。
「私の活動ジャンルは規模が小さいのでこうでもしないとオンリー開催できない。だからこの形はうれしい」

確かにそうなんですよ。おっしゃるとおりです。なかなか反論しづらい。でも、この質問にはどうでしょう。
「あなたの活動ジャンルは本当に単体オンリーができないほど小さいですか?」

先ほど利点を挙げましたが、逆に欠点をあげてみたいと思います。
・各オンリーごとの企画がやりにくい
・アフターイベントを別々に開催しづらい
・各オンリーごとに一体感が希薄

やはり、各オンリーごとの分化・差別化が困難ということになります。これらが結果的にどうなるかというと、サークルのジャンルに対する執着心が強まりにくくなります。サークルの満足感が小さいので次回への期待が小さくなり、リピーターになりにくくなる。

結果、「面白い!」と思った作品でも、1冊2冊作ることで満足した気になってしまい、すぐ次のジャンルへ移ってしまいます。こうしてジャンルは瞬く間に縮小します。

実際に現在人気のあるジャンルは、初めから、あるいは極初期に単体イベントとして独立しているものばかりです。VOCALOIDやハヤテのごとく!は合同イベントからスタートしましたが、VOCALOIDは直ぐに単体として独立、ハヤテのごとく!も別の主催が単体イベントを企画し現在まで続いています。
一方で、狼と香辛料は合同での開催を3回続け、ようやく単体イベントとなった時に残ってるサークルは僅かでした。

現状で合同イベントが主流で進んでいるジャンルは、ストライクウィッチーズとけいおん!でしょうか。今後、真価が問われるところかなぁと思います。

作品からジャンルの短命化が語れることは多いですが、イベント形態にも一つ原因があるのではないかなぁ、と。そんなことを思いました。

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2009年08月05日

8/5 サークル側からのイベント演出

前回のエントリで、サークル側から何かできないか、ということを書きましたが、既に行動に移している事例があります。

よくあるところでは、ポスタープレゼントや色紙オークション、複数サークルによるアンソロジー企画や、スタンプラリーなどがありますよね。珍しいところでは、Comic1のマリみてジャンルであったサークルカットのデザイン統一とか。19princess(BabyPrincessオンリー)のサークルによるお面頒布は、サークル・一般とも会場内でお面を被って不思議な連帯感がありました。

あと、オンリーに頻繁に参加している人はどこかで見かけたはず、「ゆかい絵本」というサークル。このサークルの特徴は、なんといっても「イベント実況」。太マジックであっという間に描かれるイラストで、イベントの様子を逐次レポートし、サークルスペースに展示しています。

昔の話になると、スペース内に麻雀卓を持ち込んで、上がった役数分(?)だけ本を頒布したとかいうのもありました。

多分、私が気付いてなかったり忘れて思い出せないだけで、もっといろいろなものがサークル側のアクションで行われているはずです。

大事なのは、即売会というのは、思いのほか何でもできるということ。サークルスペースは本を売るためだけのスペースではないのです。企画は主催者から与えられるだけでなく、参加者全体で作っていける。周りに迷惑をかけない常識的な範囲で、ということはありますが、もっといろいろできることはあるはずです。


主催やサークルはわかった。じゃあ一般の買い手は? と言われると、なかなか発想もでてこないんですよね。うーん。

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2009年08月04日

8/4 スキマフェスティバルはもっと各イベントの独自性を出して欲しい

今年は例年にましてニッチなイベントが多く、リストを眺めてるだけでニヤニヤしてしまうスキマフェスティバル。昨今乱立している合同イベントの中では、独特のコンセプトが光り、またコンセプトによってイベント形態に説得力があるという点でも、ズバ抜けているのではないかなぁと思います。

しかし一方で、思いつきでただ並べただけ、という印象もぬぐえません。過去の例から見ても、当日現場では、イベントごとに固まるように配置しただけで、個々のイベントとしての姿がなかなか見えてこないのです。オンリー合同というよりは、ジャンル限定オールジャンルのよう。

一つの理由としては、個々のイベント主催を、全体主催の知り合いに限定していることにあるのでは、と思います。無難な運営のためにはよい手段だと思いますが、必然的に個々のイベントの主催は限られてしまいます。一方で、コンセプト上、なるべく沢山イベントを立案しないと、サークル数が不十分で全体として成り立たなくなってしまいます。そのため、どうしても一人の主催がいくつかイベントを掛け持ちしなければいけなくなってしまう。その結果、個々のイベントに注力することは難しくなってきます。

なんとかできないものか。個々のイベントの主催を広く応募する、というのも一つの手段です。しかし、実際にやってみて20人も集まるかというと、正直なところ集まらないのではないかな、と思います。以前、一回だけ広く募集したことがありましたが、実情はあまり変わらないものでした。

そこで、サークル側から何かできないでしょうか。Webなどで連絡手段を確保できるサークルさんは多いですし、あるいは事前に主催と連携して、サークル参加案内に別途企画案内を同封してもらうことぐらいは出来そうです。

イメージとしてはシティのプチオンリーに近いかもしれません。どこかのサークルが音頭とって主催が手をまわしきれない企画面をサポートできたら……。そう考えると、プチオンリーに相当する部分を主催が提供してしまっているのが悪いのかもしれませんねぇ。


そんな妄想話。

この話はもう少し細分化して続きます。コミケ前、チェックの息抜きにでも。

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2009年07月19日

7/19 コミックマーケット76拡大集会 傾向と対策

■拡大集会とは?
拡大集会という言葉を聴きなれないひとも相当いると思いますので、簡単な説明をしておきます。

拡大集会とは、コミックマーケットのスタッフが集まって、当日に向けて準備や注意事項の伝達などを行う集会です。1、2回目はスタッフのみで行われますが、3回目はサークル・一般向けの時間がとられています。3回目なので、「三拡」ということがよくあります。

その「三拡」で行われることは、.灰潺吋奪判猗会からの伝達 ⊆禅娠答 の2つになります。例年の概要はこんな感じ。

対応:代表(筆谷氏・安田氏・市川氏)、米沢英子氏、必要に応じて里見氏など
会場:ビッグサイト会議棟6階
注意事項:録音・録画不可
スケジュール:
10:00 開場 参加者に質問用紙・設営チラシ・余りがあればサークル向けアピールを配布
【今回、30分早くなっています。注意】
10:30 第1部開始 ―猗会からの伝達事項    
11:15 第1部終了 質問用紙回収
    休憩(この間に質問用紙整理)
    カタログ販売開始(コミケ価格の2000円)
11:40 第2部開始 ⊆禅娠答 質問用紙読み上げ形式 時間はおおよその目安です
12:30 第2部終了 大抵延長されます
    このあと、スタッフ向け拡大集会へ

前回までの例ですと、質問はほぼ全て回答しているようです。似た質問はまとめられたりしますが。

コミックマーケット代表に直接意見を届けることのできる貴重な場所であり、コミックマーケットがどのような方針・考え方で動いているか、肌で感じる貴重な場でもあります。議論はユーモアも交え、和やかで楽しい雰囲気で進むので、尻込みせず一度参加してみることをお勧めします。


さて、今回はどのような話題が伝達されるでしょうか。思い当たるところを順に挙げていこうと思います。

こちらへ→続きを読む

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2009年07月18日

7/18 コミケットアピール比較

コミケットアピールを前回のものと比較して、時流の変化を観察しようという恒例の記事です。まとまった時間がとれなくて、結局三拡直前に。

内容に移る前に、アピールについて解説。

コミケットアピールは、コミックマーケットの当落通知に同封されている、コミックマーケットからの連絡事項などをまとめた冊子です。参加マニュアルをメインに連絡事項などが書かれています。
アピールは当落問わず受け取れますが、サークル参加を申し込まないと手に入れるのは困難です。第三回拡大集会に参加して余りがもらえるのを期待するか、何らかのツテで手に入れるかのどちらかです。Web公開とかしてもらえると嬉しいんですけどねぇ。

以上、前回からコピペ。本文はコチラに→続きを読む

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2009年05月13日

5/13 イベント収支と東方バブル崩壊のこと

ミニ情報に書いてたら長くなったので単独記事に。
ずっと書きたかった内容なので、いい機会になりました。

まずはこちらの記事を。
現実を見ようぜ

論点は2つあると思うので分けて書きます。

■イベント収支について
イベント運営が赤字なんて、褒められるところ全然無いです。
賛美する人は勝手に自己陶酔に浸っててください。

イベントは黒字であるべきです。理由はいくつかあって、最終的にはイベント継続のために集約されます。単発オンリーだとしても、次にハマった別のジャンルの即売会が期待できるので同様です。主催をできる人材は意外と少ないものです。

もう少し具体的に言うと、
?主催のやる気
  赤字なのにまたやるとか、よっぽどじゃないと無理です。
  TATみたいなことになっても困りますし。
?イベント拡大資金
  即売会の会計は、基本的に初期投資を回収する作業になります。
  会場費がもっとも高額かつ、最初に払うことになるからです。
  イベントが拡大すると、当然会場費などのイニシャルコストは増加します。
  そのためにも、黒字運営して資金の足しにしたいところです。
主にこの二つでしょうか。
そして、即売会に使われている大抵の会場は、容積を使い切れば黒字になるぐらいの値段で使用できます。

ただ、それも加減の問題だと考えます。一般・サークル・イベントのどこかが利益を独占しようとすれば、絶対どこかに皺寄せがいってしまう。以前、ケットコムについて書いたのもそういうことで、即売会側が利益を不釣合いに多く得ようとすると、一般参加者が離れてしまう可能性があります。それはつまり、サークルの販売機会を奪っているわけで、バランスがよくありません。私の心配を他所にVOCALOIDジャンルは盛況で、今のところそのような兆候は見られませんが、別のところ、同一会場併設イベントの一部などに見られる気がします。

■東方バブル崩壊?
例大祭に前後してチラホラ聞こえてくる話です。私は、これについては、供給がようやく需要に追いついて、買い手側の選別が進んでいる状況じゃないかと思います。

多分、全体の規模はまだまだ右肩上がりでしょう。ただ、買い手の増加より売り手の増加のほうが勢いがあったので、1サークルあたりの利益は平均するとどうしても減ってしまった。参加者が増加している状況で供給の方が増えることは珍しいのですが、東方ジャンルに限れば、例大祭とコミケが落選を多数出しており、発表したくても発表できない、いわば供給はあったけど見えない・制限された状況になってたんだと考えられます。

それが、今回の例大祭では、ほぼ落選を出しておらず(締め切り後に申し込んでも当選したという話を聞いたのでおそらくほぼ全当選でしょう)、ようやく供給量をイベントの受け皿が充足できた。

実際はそうでも、見た目には供給増加です。すると、買い手側の選別が進むことになります。サークル数の割合の伸びの方が、書い手の割合の伸びよりいいのです。単純に、1サークルあたりの売り上げ平均は下がることになります。

別の視点だと、即売会という場所は、供給は満たせなくても需要は満たせる。落選が出ようが、一般参加者は皆入場できるのです(第5回例大祭はそれすら不可能になりましたが割合的には一般参加者の方が参加できてました)。それが、供給が満たせるようになったということは、一般参加者の数は変わらずにサークル参加者が増えるのです。結局は、1サークルあたりの売り上げ平均が下がることになります。

どの時点で東方ジャンルが失速したと見るかの問題で、プレイヤーの数、つまりサークル・一般参加者は、まだ増加が続くのではないかなぁと感じています。量的なピークはまだ先、それが夏なのか冬なのか、来年の例大祭なのか、さらに先なのかはわかりません。しかし、1サークルの売り上げのピークはもう過ぎたでしょう。そういう意味で、バブルが崩壊、というのは言いえているような気もします。

もうひとつ、サークル人気は上がるのは早いですが、落ちるのは遅いです。これがどういうことになるかというと、ジャンルが長く続くほど、大手になりにくくなるのではと思います。多少の人気では壁スペースに余裕がないので島中のままになってしまう。壁という宣伝力はそれなりにあるので、そこに入れなくて伸び悩むことになるサークルは多いです。でも、外から見てると、新しい才能が出てこない停滞状態に見えてしまう。これで失速を感じることもあるでしょう。

ちなみに、埋もれてしまった才能は、他の新しいジャンルで花開くことがままあります。東方ジャンルも、初期の大手サークルは、別ジャンルでまったく目立たない存在だった、なんていうパターンがとても多いです。いつか、東方で埋もれながらも力をつけたサークルさんが花開く時も来るはずです。このへんは買い手の醍醐味であったりもしますよね。

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2009年04月11日

4/11 今、流行りの予定イベント

4/11 ケットコム主催・「予定」イベント更新情報
ソースが見つからなくてスルーしてたんですが、同人総研でしたか。

そう、9/6のボーマスについてです。

以前、ケットコムの鷲見氏は「バッテイングを避けるため」(予定)イベントを掲載していると言い、実際に5/17に予定されていた東方崇敬祭は5/6に紅月の宴が発表されたことで日程変更をしました。「ジャンルにとってよくない」と、あたかも同人誌シーン全体を考慮したかのような発言までしています。

今回についても、先に決定したのは8/31にスタジオYOUが主催する東方オンリーとVOCALOIDオンリーです。しかし、今回はそのまま9/6にボーマスを強行しました。その理由について、
>1.ユウメディアとバッティングしても「勝てる」と見込んでの事
>2.ユウメディアとバッティングしても「棲み分け可能」と判断しての事
>3.適切に振替可能の日が無い
>4.(当ブログなどによる)「日程変更が多い」との批判に応えた
と推測を述べられています。

と、ここまでがリンク先のエントリの要約。しかし、もう一つの可能性が考えられると思います。

5.PiO1Fを全部使える即売会のバリエーションが東方崇敬祭とボーマスしか無かった

そのため止む終えず、というのが私の推測です。



ときれいに終わらせたいんですが、さらに可能性は考えられると思うんですよね。

6.スタジオYOUなんて知ったこっちゃない

スタジオYOUは、男性向け界隈から見ると部外者という印象が強いです。なので、日程の近接によるイベント規模の分散(というか縮小)が起こっても構わない。言葉を変えれば、潰してもいい、ということです。バッティングを防ぐのは本当のところ身内のスケジュール調整という。

ジャンルに良い影響を与えることを考えるならば、スタジオYOUのイベントは成功させるべきだと思います。失敗はそもそも印象を悪くしジャンルの勢いを落とします。傍流のイベントを育て、本流になるボーマスだけでは物足りないサークルの受け皿を用意し、各サークルのペースに合わせたサークル活動を可能にするのが理想です。

ところで、両主催のイベント計画ですが、(予定)としてのケットコム登録はボーマスの方が早かったような気もします。が、あくまで(予定)です。あんなにコロコロ日程を変える(予定)イベントなんて、未定と同じですから。狼少年の話を思い出します。

それでも、スタジオYOUは軽率だったかなぁという気もします。実際に日程伺いがあったのかどうか、私は知らないので、このへんはなんとも言いがたい内容でもあるのですが。


最後に、この件のさらに前段階、(予定)登録について。

私は、ボーマスについては、変に遠慮せず日程を早期に決定してしまえばいいと思います。ボーマスはVOCALOIDジャンルにおいて本流のイベントです。東方で言えば例大祭の立場です。ボーマスが来れば、他のVOCALOIDイベントは逆立ちしても勝てません。だからこそ、極力早期に日程を決定し、他のイベントが計画を立てやすい状況にすべきです。

日程を発表せずに混乱を引き起こす例として、今年の例大祭がとても良いサンプルです。本流イベントが決まらないと、他の主催は推測で動くしかなく、不都合がたくさん発生します。名古屋の東方オンリーが中止されたり、他の東方イベントも例大祭が5月なら盛り上がりは違っていたでしょう。

ケットコムは規模が大きいのですから、変に都合を伺って優柔不断な態度をとるより、積極的にイベント計画を決定・発表し、中小即売会を引っ張る立場になってもらいたいものです。

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2009年02月20日

2/20 「こみフェス」が酷すぎる

驚きを通り越して呆れてしまいました。

こみフェス金沢vol14

どのタイミングで告知されたかわからないのですが、更新チェッカーにひっかかったのは2/19のこと。開催日まで二週間を切った状況で告知とか、遅いなんてもんじゃありません。論外。

開催までの間にどれだけ周知できるのか、オフラインの告知なんて全くできないんじゃないか。一番致命的なのは、このタイミングで告知されても、サークルは本作れないよ、ということ。間に合わせのコピー本ぐらいなら可能でしょうけど。


そして、交流会も開かれるようです。名前こそ交流会ですが、現在のイベントが盛り上がりに欠けるため、なんとか盛り上げるための知恵を借りたい、という議論の場。前回はサークルスペースの前に机並べて、サークルそっちのけでやったという話を聞いてます。詳しくはコチラのBlogを↓
「こみフェス」を真に盛り上げる方法とは
続・「こみフェス」を真に盛り上げる方法とは

そこでも触れられてますが、そもそもこの開催姿勢が衰退の要因なのは間違いありません。

その詳細に触れるのはこの場では避けますが、ある疑問がわいてきます。


「前回の交流会でも、こみフェスを盛り上げる方法を議論したはずだけど、何か実行に移したの?」

私は前回参加してないので推測になってしまうのですが、Webを見る限り前回と何も変わってません。告知などが遅くなっただけです。じゃあ、前回の議論は一体何だったのか。果たして本当に盛り上げる意思はあるのだろうか。単なるポーズじゃないか。

まず改善すべきは、企画などではなく、基本的な運営です。直接主催側と話すのでなかなか触れにくいのかもしれません。花羅さんに期待したいところですが、当日は北海道の即売会に参加ということで、個人的には残念な限り。

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2009年02月18日

2/18 サンクリ情報漏えい特集

2/18 1:32 最終更新

■イベント公式
クリエイション事務局/詳細ページ
株式会社シーピーエス
博麗神社例大祭

■反省会
New!クリエイション公式
2/8 サンシャインクリエイション42 反省会レポート
サンシャインクリエイション42全体反省会レポート
2/8 サンシャインクリエイション42
サンクリ42反省会
サンクリ反省会の話
個人情報の問題って、簡単で難しい。
サンシャインクリエイション(クリエイション事務局)への質問
例大祭パンフ発売開始へ
サンクリ42の反省会に関して
サンクリ情報漏洩の件で、反省会にだけ行った

■即売会サイト
珠津島ほりでぃ
Brand New Leaf
BNL準備会における個人情報の取り扱いについて
ひぐらしのつどい・オヤシロさまがみてる
Butterfly Kiss
関西COMITIA
貢いで☆ドル箱!
全国同人誌即売会連絡会

■ニュースサイト系
サンクリ緊急更新(淡々と更新し続けるぞ雑記 やっつけblog版)
同人誌即売会「サンクリ」過去の名簿2万人分がWinny流出か(にゅーあきば)
個人情報流出でサンクリが謝罪。4月12日開催SC43は中止に(にゅーあきば)
サンシャインクリエイション申込者の個人情報が流出?(スラッシュドット・ジャパン)
サンクリ事務局が流出を確認、サンクリ43は開催中止(スラッシュドット・ジャパン)
同人誌イベント「サンクリ」参加サークルの個人情報が流出(ITmedia)
「サンクリ」サークル個人情報流出で経緯説明 4月は中止に (ITmedia)
同人誌イベント「サンクリ」参加サークルの個人情報が流出(Yahoo!/ITmedia)
同人誌イベント「サンクリ」参加サークルの個人情報が流出(mixi/ITmedia)
同人誌即売会の参加申し込みサークルの個人情報がWinny流出(INTERNET WATCH)
同人誌イベント参加者の個人情報が大量流出!(探偵ファイル)

■まとめ・団体
サンクリ申込者(漫画・原画・歌手)名簿・スタッフ名簿が流出 まとめwiki
クリエイション個人情報流出事件 被害者の会

■個人ブログ
まー、そら無理もないか。
サンクリ中止に思う
サンクリつこうた騒動に関する個人的雑感
クリエイションの情報流出って…
ネットの連絡は、まだ万能ではない−サンクリ個人情報流出を受けて
即売会情報流出事件
Winny被害は結局関係ない人が被るから怖い
サンクリ問題
サンクリ名簿流出! 漫画家や原画家の個人情報が多数!
「サンシャインクリエイション(サンクリ)」 サークル参加者及びスタッフらの個人情報(申込者名簿等)が流出!? 【仁義なきキンタマ】
サンシャインクリエイションでの個人情報流出
忙しい忙しい
もういっそ同人イベントも串を導入するしかなくね?
サンクリ情報流出問題
サンクリ事務局のこと。
1/21 サンクリ漏洩の雑感
個人運営に頼っているイベントセキュリティーの限界;博麗神社例大祭もデータ流出
サンクリで個人情報流出
サンシャインクリエイション情報漏洩事件〜絶対に復活せよクリエイション〜
サンシャインクリエイション情報漏洩事件〜論点整理〜
サンクリ情報漏洩の対策
サンシャインクリエイション情報漏洩事件〜書簡到着〜
サンクリ謝罪の手紙到着
サンクリ個人情報流出事件の後、大規模即売会は如何にして信頼を取り戻すか。
掲示板への書き込みに少し後悔してます(サンクリ個人情報漏洩事件に関するコメントについて)
クリエーション事務局、該当サークルに書面送付 他
いまさらサンクリの情報流出話
1/21 サンクリ漏洩の雑感
他人を巻き込む抗議活動は百害あって一利なし
サンクリ43の参加費が返金されました
New!他のイベントの個人情報の扱いはどうなってるの?
New!すっかり忘れてたけど。

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2009年02月08日

2/8 サンシャインクリエイション42 反省会レポート

録音・撮影が禁止と開会前に注意がありました。そのため、メモからの書き起こしになり、内容に誤認がある場合があります。決して公式見解ではなく、個人的なメモ程度の扱いでお願いします。

まあ、レコーダーなんて持ってないわけですが。

長いので畳みます→続きを読む

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2009年01月21日

1/21 サンクリ漏洩の雑感

細かい事実関係は、クリエイション公式Webが一番詳しく信用できるので、そちらを読んでいただきたい。

ここで書こうと思ったのは、事件の内容自体ではない。てか、ウチもネットにある情報以上のことは知らないし、知ったとしても書けない。



次々回のサンクリ43が中止になった。中止になった理由は「ご迷惑をおかけした方々への対応、および事務局内における再発防止策を徹底するため」とあり、おそらく事実であろう。裏の理由はあまり無いと考えている。

まず、次回サンクリ42については、中止せず開催するのが当然であろうし、変に気を遣い前が見えなくなって中止したりせず、良かったと思う。既にサンクリあわせで原稿を入稿してしまった人も多いだろうし、中止することになれば、さらなる混乱および事務作業の発生を伴うため、どう考えても悪い選択だ。サークル側に残ったわずかな信頼さえ失われてしまいかねない。

そして、サンクリ43の中止についても、やむおえない選択であろう。もともと、2月から4月は間隔が狭く、事務作業に無理が生じているところだ。そこにさらに謝罪対応および漏洩対策が加われば、サークル数が減ろうとも、事務作業が破綻するのは想像に難くない。開催しようと思ってもできないであろう。もともと4月は競合イベントも多く狭間の回で、規模が小さかったことは幸いしているかもしれない。

その後の開催については、今後の謝罪対応と漏洩対策の進捗次第であろう。もっとも、6月開催のサンクリ44については、もう開催可否を決断しなければいけない時期であり、おそらく目処が立たず中止になる可能性が高いのではと予想している。その後の10月開催からは、なんとか開催していただきたいと思う。

永久中止を求める声が一定の勢力をもっているが、イベントが中止になることで何が得られようか。自分の不幸を相手の不幸で代替する行為は、とても不毛だと思うのだが。信用できないというのは十分にわかるのだが、ならば他は信用できるという根拠は何だろうか。一度漏洩させてしまったことで、クリエイションの情報漏えいに対する意識は格段に高くなるであろうし、結局のところ、新たに提供する個人情報については、他と同様かそれ以上に保護されると思う。ついでに言うと、過去の情報で既に漏洩の危険があるものについては、クリエイションが消滅しても、おそらく漏洩の危険は消えないであろう。

逆に、永久中止された場合のデメリットは挙げられる。

年4回、2000SPのオールジャンルという規模は、容易に代替が利くものではない。コミケ・COMIC1・サンクリといった、大規模オールジャンルのみで活動しているサークルは多い。中小オンリーは大規模オールジャンルの受け皿になるかというと、それは絶対になれないと思う。中小オンリーになると、どうしてもジャンルが偏ることが大きい。どのオンリーにも該当しないジャンルで活動している人は意外に多いものであるし、またオンリーの制約が息苦しいと感じるサークルも多いであろう。

ならば中小オールジャンルイベントがあればと思うかもしれないが、おそらく中小オールジャンルイベントは成り立たない。オールジャンルのイベントで一般参加者を集めるには、どうしても規模が必要であり、生き残るためには必然的に大規模化が必要になるからだ。これは「ポストレヴォ」戦争の成れの果てで証明されていると思う(具体的にはこ〜みっくとかコミックキャラクターズなど)。中小オールジャンルでは、唯一、文化祭型で内輪に特化したコミクリのみが残っている状況だ(サンクリが無くなればコミクリも無くなるだろうけど)。

となると結果として大規模オールジャンルの後釜が求められるが、おそらく運営スキルを持った団体が存在しないであろう。数の多さもさることながら、会場手配などでも規模が大きくなるとより困難がともなう。クリエイションも、規模が大きすぎてやむなく専業社員を1人設けているはずだ(反省会で言及あり)。それだけの体制を整えられる新規団体はいないであろう。COMIC1は主催がコミケ代表であるため夏→冬の間は多忙で開催できないと言っていたし、こみっくトレジャーもシティが忙しいので東京進出するつもりは無いと聞いている。

このような観点から、サンクリは是非残していただきたい。必要としているサークルも多数いるはずである。


もちろん、情報漏えいが許されないことであるのは当然であるし、それについての謝罪や、今後の対策についてはきちんと行った上での話である。


閑話休題。


情報漏えいについて、自身が対策を行っていることを公表するイベントが増えているが、これはやめたほうがいいのではと思う。このタイミングで表明することは、自分からイエローカードを貰いに行くようなものではなかろうか。万が一、自身が漏洩してしまった場合に、対策の万全を公表してしまった以上、それは即退場を意味するであろう。もちろん、今後の同人誌即売会において、個人情報に関する目は厳しくなるではあろうが、万が一のときに、糾弾の材料となる素材を自分から提供しなくても良いと思うのだ。問合せについては、表からは見えない部分、要は1対1で応えるだけで十分だと思う。


もいっちょ閑話休題。
こっからは本音の雑感とかを軽く。


まぁどこかがそのうちやらかすとは思ってました。まさか大規模イベントでやらかすとは確率的にも思ってなかったけど。ちょっとアレな話ですが、どこか小さいイベントがやらかして、それで全体の危機管理意識が高まるのが良かったかなぁとか。

ちなみに私もリストに含まれています。探さないでねw 特に悪いこと書いちゃったイベントの主催の方々、凸はさすがに勘弁願います。

サンクリが再開されれば、申し込むと思います。代替イベントが無ければ、選択肢はもともと無いんじゃないかなぁと。Comic1は嫌いだし、他に選択肢が無いという現実の問題が。ラノベフェスティバルが復活すればいいのか? でも大手イベンターのオンリーって、大抵は他にいっぱいイベントが同日開催されるので、そっちに興味を持っていかれてしまい、参加しづらいんですよね。マリみては何故かいつも孤高の存在なので助かってます。

謝罪とかも余り興味ないなぁ。謝られてどうするわけでもなし、むしろ今後絶対に再発させない体制作りとか、そっちに注力して安心できるイベントを作ってほしい。

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2008年12月26日

12/26 設営のススメ

明日、12/27は、コミックマーケット75の設営日です。コミケ前日祭に行ってる場合じゃありません(三拡で配られたチラシが前日祭のパロディでした)。

まずは公式HPを。
http://www.tsp.ne.jp/~setuei/

さて、設営日は、つまり設営をやります。大まかな流れとしてはこんな感じ。

9:00 測量説明開始
11:30 設営説明開始
13:30 だいたい終了
14:00 前日販売開始
14:30 反省会的な感じ

順に簡単な説明を。

‖量
だだっ広いビッグサイトで、まずゴミなどを拾ってから、バミ(机を置く目安となるテープ)を地面に貼っていく作業です。熟練者向けということになってます。

∪澑
会場内に机と椅子を並べます。稀に設営担当スタッフさんから声がかかって、島の端の机に貼るスペース番号の紙を貼ったりすることもあります。

A案販売
紙袋(大・小)、サークル申込書、カタログなどが販売されます。もちろん準備会価格(カタログ2000円)です。カタロムは売ってない気がします。あれは共信印刷のだから準備会では売らないとかそんな話を聞いた気が。

と疹焚
設営棟梁のトークショーです。前座の人がメインのような気がしないでもないです。まぁ打ち上げみたいなものです。


さて、測量は熟練者向けと書きましたが、一応まずは設営から参加してもらうことをお勧めしますし、お勧めされています。丸一日は大変でしょうし、設営は毎回あるのでいきなり全速力じゃなくてもいいと思います。設営が楽しかったら、次回は測量も行ってみるといいんじゃないかなぁ。

で、設営は11:30に、三角形の下の入り口から入ったところのampmの前あたりに集合です。11:00ぐらいからたむろしてる人がいるのでわかると思います。その場で説明されたあと、好きなホールに移動して設営開始です。

持ち物は特にありませんが、軍手は持っていったほうがいいです。配布分もあるので、忘れたからといって調達しなければいけないほどではありません。あと、サークルの人はもって行った方がいいものがあるので、当選(落選)通知に同梱されているアピールの記載を読んで、ちゃんと持って行きましょう。

設営、というと、アルバイトのようなものを想像する人も少なくないでしょう。でも、コミケの設営は強制とかは一切無し、やれる人が進んで行動するものです。運ぶのに疲れたら休憩しても構いませんし、机の支えがきちんと伸びているか確認にまわるのも良いでしょう。

てか、今回は日程がいいので、参加者が多く机の受け取り待ちの時間が長くなるんじゃないかな。一人当たりの作業量は減るので、とりあえず参加してみるチャンスですよw


そして何より大事だと思うのは、イベントが作られる過程を体験できることだと思います。このようにして運営されているんだなぁと触れることができる貴重な場です。スタッフになるのは負担も多いですしね。自分が運んだ机と椅子を使う大手作家様を当日見て悦に入るのも、これまたオツなものですw

そんなわけで、土曜日という絶好の日程の今回、是非設営に参加してみてください。私も設営から参加予定です。

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2008年12月06日

12/6 コミックマーケット75拡大集会 傾向と対策

毎回このタイトルで拡大集会のエントリ書いてるんですが、傾向にも対策にもなってない気がします。まあ、気にしないが吉。


■拡大集会とは?
拡大集会という言葉を聴きなれないひとも相当いると思いますので、簡単な説明をしておきます。

拡大集会とは、コミックマーケットのスタッフが集まって、当日に向けて準備や注意事項の伝達などを行う集会です。1、2回目はスタッフのみで行われますが、3回目はサークル・一般向けの時間がとられています。3回目なので、「三拡」ということがよくあります。

その「三拡」で行われることは、.灰潺吋奪判猗会からの伝達 ⊆禅娠答 の2つになります。例年の概要はこんな感じ。

対応:代表(筆谷氏・安田氏・市川氏)、米沢英子氏、必要に応じて里見氏など
会場:ビッグサイト会議棟6階
注意事項:録音・録画不可
スケジュール:
10:30 開場 参加者に質問用紙・設営チラシ・余りがあればサークル向けアピールを配布
11:00 第1部開始 ―猗会からの伝達事項    
11:45 第1部終了 質問用紙回収
    休憩(この間に質問用紙整理)
    カタログ販売開始(コミケ価格の2000円)
12:10 第2部開始 ⊆禅娠答 質問用紙読み上げ形式 時間はおおよその目安です
13:30 第2部終了 13時までなんですが、大抵延長されます
    このあと、スタッフ向け拡大集会へ

前回までの例ですと、質問はほぼ全て回答しているようです。似た質問はまとめられたりしますが。

コミックマーケット代表に直接意見を届けることのできる貴重な場所であり、コミックマーケットがどのような方針・考え方で動いているか、肌で感じる貴重な場でもあります。議論はユーモアも交え、和やかで楽しい雰囲気で進むので、尻込みせず一度参加してみることをお勧めします。


さて、今回はどのような話題が伝達されるでしょうか。思い当たるところを順に挙げていこうと思います。

.┘好レーター事故と今回の対応について
夏コミの東西通路をはじめとする大混雑の原因にもなりました。
ビッグサイト側から、1段おきにエスカレーターに乗ることは暫定対応ではなく施設のルールとして指導されているので、夏コミと状況は変わってません。混雑緩和のための策を検討することは反省会で言われてますが、具体的にどのような状況なのか、説明があることを期待できます。
また、会議棟へのエスカレーターは使用可能になったようなので、男子更衣室および休憩所へのエレベーター渋滞はなくなりそうです。

⊆蟆拱確認・犯罪予告関連
夏は急遽行われた手荷物確認ですが、その経緯についての説明、カタログにも書いてある犯罪予告とその対応について、そして今回の対応状況について、説明が期待できます。

J涜嘉博記念図書館について
明治大学に開設が決まっている米沢嘉博記念図書館について、現在の進捗状況についての説明が期待できます。岩田氏の同人誌も収容が決まったり、計画に具体性が出てきているので、詳しい話も聞けるかもしれません。

て運融鐃渊餞朷弉茲砲弔い
カタログでも米沢嘉博記念図書館とは別だと書かれていました。アンケートを行ったものの、計画は具体化しておらず、計画・構想段階ではないかと私は推測しています。アンケートの結果については、カタログでも詳細に分析されており、アンケートの結果に対する準備会側の意見や、今後の展望などの説明が期待できます。

ゥ灰潺奪マーケットスペシャル5
開催地候補は決定しています。受け入れ自治体の調整次第ですが、開催地などの詳細が発表されるかもしれません。

児童ポルノ法改定など、法令関連
夏は署名ブースが設けられました。結果・経過報告などがあるかもしれません。また、去年の冬コミで販売された「マンガ論争勃発」ですが、今回も特設ブースが設置されるようです。こちらについても。

Д灰好廛譽好據璽拘慙
夏は大混雑しました。混雑緩和に向けて今回は、エリア拡大、第2・第3コスプレスペースの設置などの対応があります。これらについても説明があるでしょう。

┘ンライン申込関連
ジャンルコード変更など、事件関連を除けば夏〜冬で一番動きがあった部分だと思います。アピールのごあいさつで、〆切が遅い故の事務作業負担増加など、早急に検討しなければいけないこともありそうです。冬〜夏は期間が長いのでいいのですが、その次に向けて対応など考慮していると思われます。

木内印刷
印刷所の直接搬入について、木内印刷は禁止となりました。説明はあると思いますが、あまり多くは語られないかな?

定常議題
・ケータリングなど会場施設関連
・開催時期
・サークル向け駐車場
・クローク/休憩室
などなど、毎回話題になる事柄。


こんなもんでしょうか。実際挙げてみるとかなり多いですね。いくつかは端折られるでしょう。

私はもちろん参加します。議事の具体的内容は、できれば当日中にUPしますが、可能ならば是非現場の空気を感じるためにも、来場することをお勧めします。

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2008年12月05日

12/5 コミケカタログ速報

カタログを買ってきたので、夏の日程他、いろいろと細かい発表などを。

多くの書店では発売前なのでたたみます→続きを読む

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2008年11月27日

11/27 発行責任を放棄してませんか?

最近にわかに脚光を浴びている「発行責任」という言葉があります。

今回のコミケットアピールのあいさつ文で、同人誌の発行責任を問う文章が提示されたためです。この「発行責任」ということについては、アピール以前から、色々な人と話すこともあり、自分としては注目していたことだったりします。

あいさつ文自体はあまり良くないと思うのですが、「発行責任」は重要な事項です。最近、発行責任の意識が低いことを思い知らされることがありました。


先日開催されたA3では、修正基準をWebに掲載していました。

修正基準の掲載は、主催側の大きなリスクになると思います。まず、修正、つまり刑法175条に関する事柄は明確な基準がありません。「商業誌レベル」と言われているのは、「摘発されていない商業誌と同じぐらいまでは大丈夫だろう」という判断に基づくもので、たとえ商業誌よりも大きく修正しても、当局のさじ加減で検挙されかねないものです。万が一、検挙された場合に、それがイベントの提示した修正基準に基づくものであれば、主催側の責任も問われかねません。

また、掲載された基準には、そもそも刑法175条とは関係ない事柄も書いてあってりします。

イベント側の対応としては、コミケもやっている個別対応が思いつく限りはベストではないかなぁと思います。


さて、A3の主催側は、当初コミケと同様の基準にし、具体的な内容をWebに掲載することは考えていなかったようです。変更の経緯を知らないのですが、「グレーな部分を明確にして欲しい」という要望に応える形で、具体例が掲載されたようです。


しかし、ちょっと待ってください。そもそも、どれだけ修正するか、ということは、サークル側が責任を持って決めることじゃありませんか? もちろん意識のズレがあって当日修正になることが無いとは言えませんが、そこはサークル側が推測して、当日修正を避けたいならば、安全圏をとって修正を入れるべきです。修正の少なさを競うものではないはずで、修正を少なくするなら、それだけサークルもリスクを負うのが妥当だと思います。


主催側が具体的な基準を提示するに至ったのは、サークル参加者への親切心からだったと推察します。今のオンリーイベントは主催がとっても親切で、少しでも対応が悪いと、他のイベントにサークルが逃げてしまうことは日常茶飯事です。サークルが逃げるのを恐れて、イベントはますます親切になっていきます。

しかし、親切すぎるのは考え物です。至れり尽くせりのイベントで、サークルは次第に歓迎されることに慣れ、結果として思考停止してしまいます。何でも教えてしまえば、サークルが学ぶ/成長する機会は無くなります。

同人誌は作らされているものではありません。自らすすんで作成する本には、自らが責任を持ってもらいたいものです。「自分はこの本をこのように考えて発行しています」という心構えが欲しいです。もちろん、修正だけでなく、何故成人マークをつけるか、ということも同様です。


これはおそらく、「お客様化」という、ちょっと前にBlog界隈を賑わせた言葉にもつながると思います。イベントが親切すぎるので、サークルが参加者からお客様になっちゃうんですね。イベントが親切になるのは、サークル側がイベントを選択できる供給過多な状況に原因があるでしょう。そう考えていくと、なかなか根が深い問題だと思います。理想は全ての参加者が高い意識を持って互いに成長していくことだと思うのですが。

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11/27 見本誌図書館に関して

一応今日の別エントリでも触れたので。

個人的な心象としては、あいさつ文には「はぁ?」と納得いきませんでした。同人誌図書館の問題と発行責任の間に繋がりが明確じゃないと思います。話題をすり替えて丸め込もうとするような印象を受けます。また、こちらに意見を聞いておいて、反対意見を封殺するような言い回しも心象良くありません。もっと上手くサークルと協調関係を築けばいいのに、わざと茨の道を歩んでるような気がします。

同人誌図書館自体は前から言われてることですし、このタイミングで「同人誌図書館を作ること」が話題になるのは、告知がほぼ意味を為していなかった(伝わっていなかった)んだなぁと思いました。「発信しているのに知ろうとしない方が悪い」という姿勢は、サークルに深く入り込むことをする時にはふさわしくないと思います。

まぁこんな感じで。

あ、あと「米沢記念館/米沢図書館」と「見本誌図書館」は別モノだと思いますよ。一部混同している人もいるような感じ。一応そう考えた根拠を書いておくと、前回の三拡で「米沢記念館に見本誌の一部を貸し出す形になるのでは」と言われてますし、そもそも米沢記念館はそんなに大きくないので、満足な量を扱うことが出来ないのでは、というあたりです。

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2008年11月19日

11/19 コミケットアピール比較

コミケットアピールを前回のものと比較して、時流の変化を観察しようという恒例の記事です。

アピールの到着が3日遅れて(木曜日到着)、さらに週末2連続で土日ともイベントがあったりと、タイミングを掴めないうちにすっかり旬を過ぎてしまいました。

内容に移る前に、アピールについて解説。

コミケットアピールは、コミックマーケットの当落通知に同封されている、コミックマーケットからの連絡事項などをまとめた冊子です。参加マニュアルをメインに連絡事項などが書かれています。
アピールは当落問わず受け取れますが、サークル参加を申し込まないと手に入れるのは困難です。第三回拡大集会に参加して余りがもらえるのを期待するか、何らかのツテで手に入れるかのどちらかです。Web公開とかしてもらえると嬉しいんですけどねぇ。

ということで、本文はコチラに→続きを読む

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2008年11月05日

11/5 読書会持込リスト

読書会の持ち込みリストです。
http://blog.livedoor.jp/increment/read4.htm

一応、選別方針とかをつらつらと→続きを読む

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2008年10月24日

10/24 大規模催事と即売会の重複に注意が入ったとのこと

取り上げるのが少し遅れてしまいましたが、先日、あるイベントに関係する方から聞いた話です。周知依頼ということだったので、記事として掲載します。


どうやら、イベントの開催に際して、関係町内会や警察側から注意が入ったとのこと。しかし、イベント開催中のトラブルではなく、イベント企画の面で指導があったようです。具体的な内容は以下のとおりです。

祭礼や花火大会など、大規模に警備ならびに交通整理の必要なイベントと並行して、同人イベントを行うことは絶対に謹むべき。イベント会場側が把握しているだろう、ではなく、主催者側が地方自治体のホームページなどでイベントを確認して、それと重複しないようにスケジュールすることが必須である。

そのとき開催されていたイベントは、ごく小規模なものでした。それこそ、外警スタッフ2、3人程度で問題なく開催できるくらいの小さなイベントです。また、同日に開催されていた大規模なイベント(祭?)と即売会会場は、近接してるものの支障が出るような位置関係ではありませんでした。それでも、このような注意を受けたということです。

もちろん、所轄の警察署によって方針は違うと思うので、全ての即売会がこうだ、とは言えません。しかし、警備面でそれなりに警戒されていることは、今後頭に入れておく必要があるようです。

一般社会との折り合いというものも、難しいですが考えていかなければいけない時代です。情報を提供していただいた方も、「同様のことでイベントの存在そのものが問題視されるようなことのないよう」とのことでした。

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2008年10月22日

10/22 即売会支援システムってどうよ

同人業界にIT革命を!

こんなのを見つけました。主催というか、イベンター向け?

個人主催で頑張ってる人たちには、心情的に使ってほしくないなぁと思います。

あなたのイベントを選んでサークル参加してくれた人達の個人情報を赤の他人に委ねていいの? てのが一番気になるところ。保護されると言っても、システム側の人間は見れるんですよね。この規模だと個人情報保護の法令にも抵触しない(はずな)ので。

告知ページとかだって、自動生成されるようなシステマチックなものじゃなくて、独自性のあるものを作ってほしいなぁ。Webページって一番の広告媒体なんですよ。そのTOPページを見たときに、「ああ、またシステム使ってるのか」と思うか、「おお、凝ったHPだ」と思うか、これはかなり大きな差です。毎日山のように即売会のWebページを見てる私が言うのだから間違いありません。

凝ったページでなくても、見慣れないレイアウトだと、「また新しくイベントを開く人が出てきた。楽しみだなぁ」と思います。と一応フォロー。いや、実際、定型Webよりはよほど期待できます。定型Webは新鮮味がなく、つまり期待が薄くなるのが一番問題なんですよ。

まぁ、そんなのカケラも考えてなさそうな、大量にイベント開催する主催もいるから、そういう人にはちょうどいいかもしれませんね。

でもそういう所は既に自前でシステム持ってるんだよねぇ……。


一応期待できるところもあるといえばあります。POINT2のノウハウ共有は、程度次第では有用だと思います。成年向け・わいせつ関連のことや、開催に必要な行政手続など、傍から見てると難解な部分などは、共有化できればイベント開催のハードルが下がるので、活性化につながるのではないでしょうか。

ただ、これも「程度次第」と書いたとおりで、即売会開催ノウハウをまるごと貰って、チーム都産貿の面子が増えるだけとなってしまうようだと、残念に思います。

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2008年09月30日

9/30 コミケ受付番号の仕様が変わったようです

今週月曜ぐらいから、コミケの受付確認はがきが届いているようで、私のところにも届いてました。

この受付確認はがきには、受付番号が記載されるのですが、この番号で書類不備は判断できる、ということになっています。本当かどうかは推測の域なのですが、2ちゃんねる他の有志の調査でほぼ確実だろうと言われています。

そのフォーマットなんですが、通常はこのようになります。

AABBB-CDDD
 AA:開催回数
 BBB:ジャンルコード
 C:申し込み形式(郵送・オンライン・もにょもにょ、……)
 DDD:通し番号

たとえば、C75に小説(800)で郵送申し込みだと

75800-1001

とかなるわけです。

で、このジャンルコードが書類不備だとあるコードになるのですが、今回からジャンルコードの仕様が変わっています。今回から行われたジャンルコードの大幅改定と関係していると思うのですが、オンライン申し込みの場合、ジャンルコードに50を加えたものになります。例で言うと、

75850-1001

となります。よく見ると、ジャンルコードの下二桁は、すべて50未満ですね。


というわけで、自分の受付番号のジャンルコードがおかしかったら、まずコレを疑いましょう。

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2008年09月20日

9/20 イベント企画の難しさ

あくまで推測なんですが、9/23のイベントについて、会場確保との兼ね合いでちょっとしたことになっているので、それについて。


1.ケットコムの場合

この日は、1Fでボーマス、2Fが有料休憩所となっています。この2Fがもったいない。

おそらく、ケットコムが1F/2Fを押さえたものの、開催するイベントが無いという事態に陥ったのではないでしょうか。

現在、イベント会場は供給不足気味です。蒲田PiOの小展示場は70〜100サークル程度のイベントに適しています。この規模の需要はかなり高く、小展示場がはじめから空きの状態であれば、他の主催が何かイベントを企画したことも大いに考えられます。

それを有料休憩所に使ってしまうのはもったいない。休憩所で小銭を稼ぐのは反対ではないんですけどね。


2.まこさいの場合

今回、川崎の1F/4Fを確保しました。アイマスキャラオンリー単発では埋まらないと考えたのでしょう。キャラオンリーを併設することになりました。よくある合同イベントです。

しかし、今回は応募数が多く、1Fと4Fで上手く分けれなくなってしましました。ほぼ同数なら1F/4Fに分けて、極端に数が違えば少ないほうを会場の隅に配置できたでしょう。

しかし、今回は97-51と微妙な応募数になってしまいました。そのため、まこさいの一部が4Fに配置されています。そして、その4Fには小鳥オンリーが51サークル。……はっきり言って、隔離です。

配置はできるので、落選させるよりは、と隔離配置にしたのだと思いますが、これはいくらなんでもあんまりです。小鳥側に配置された真サークルは20。正直寂しいです。だって、1Fには77の真サークルがいるのですから。

最近、区切りを置かずに同じフロアでイベントを複数開催する形式が増えてます。この形式は、数が少ない方が寂しいので良くないと以前から書いているのですが、今回は最悪のケースかなぁと思います。

合同イベントは、大抵の場合、無駄に大きい会場を借りたり、応募数の読みを間違ったりと、主催側のミスが多いです。リカバリーのためにイベントを併設するのはひとつの手段だと思うのですが、サークルの立場で見て、このイベントに参加して楽しいだろうか、ということを、要所要所で顧みて欲しいものです。


ところで、この、衝立などのない、同一フロア合同イベントは、いつから増えたのでしょう。私の記憶の限りでは、Fateの何かのオンリーにキャスターオンリーが居候したのが最初ではないでしょうか。このときはキャスターサークルがオンリーが成立しないほど少ないこともあり、本当におまけ程度で、またまわりもFateサークルということで、どちらかというとプチオンリーに近いものがあったと思います。大に小が含まれるパターンです。

しかし、そのうちに二つが全く関連性のないものや、今回のように共通点はあるけど別モノというパターンが出てきました。こちらの場合は、かなり気を遣って開催する必要があると思います。

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2008年09月11日

9/11 18禁の小説?

重箱の隅をつつくような、ちっこい話です。

はてなブックマーク - 堺市図書館BL本についてのブコメが酷すぎる

18禁の小説は無い、というコメントがいくつかあるんですが、なかなか難しい線引きだと思います。

18禁というのは各地方自治体の青少年保護条例(またはそれに相当する条例)に即したものです。堺市、つまり大阪府の例でいけば、18禁の小説はおそらく無いはずです。確認できる範囲で指定された小説本は無いですし、包括指定の条件にも該当しないでしょう。(参考:大阪府青少年健全育成条例

しかし、東京都の場合だと、成人向け表示された図書は18禁になります。例えば、キルタイムコミュニケーションが発行する本の一部には、18禁のマークが入ってますね。

もっとも、それらの本も大阪府ではおそらく18禁になりません。そんな微妙な基準のものです。

小説の文章で18禁になった例は、私は知りません。18禁表示のノベルも、おそらくは挿絵が18禁の自主規制をした理由でしょう。ただ、図書館をベースに話をする場合は、挿絵や自主規制マークなども全て含めた本単位で話をしなきゃダメなんじゃないかな、と思います。



ここからは余談というか防衛線。

BLノベルについて、私は正直よく知りません。また、成年向けマークが入ったBL本を商業で見たことはありません。

本の内容で是非を考えるのはおかしな話です。ただ、無難に事を収めるために、せめて閉架にしておくべきかなぁとは思います。

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2008年09月10日

9/10 すべてはやおいと百合に収束する

こみっくトレジャーに見る、鍵ジャンルの衰退ぶり
ギャルゲージャンルは、もはや男性向け主要ジャンルでは無い現実

ギャルゲージャンルの衰退が叫ばれて久しいです。上にあげた記事が書かれたのは最近ですが、大筋において従来から言われていること同じで、私も同意です。

ただ、それ以上にもう一つ、特徴づけることがあるとすれば、ギャルゲー型の作品構造が飽きられている、ということがあると思います。

ギャルゲー型の作品構造とは、プレイヤー、またはプレイヤー格の登場人物と、ヒロインとの関係性を描いたものです。一般的なギャルゲー・エロゲーはもちろん、ハルヒもこれに含まれると思います。他にも乃木坂春香など、一定の支持層があります。

それに比類するものとして、俯瞰型の世界があります。受け手はあくまで傍観者で、世界の中で行動する女の子の様子を見守ります。しかし、受け手に相当する立場のキャラクターは作品中に登場することはありません。東方、なのは、らき☆すたなどが該当するといえるでしょう。

エロゲーという制約のなかで、ギャルゲー型の作品構造は必須でした。その流れは、ときメモという爆発的に売れたギャルゲーの追い風を受け、男性向けのスタンダードに上り詰めます。折しも、そのとき評価されていたエヴァも、ギャルゲー型に近いと言えるでしょう。その流れがピークに達した2000年頃は、ギャルゲー型の作品の独壇場でした。

ただ、同人としては、エロゲーの構造が後に致命的な弱点として現れます。たとえば、一人称が前提になることや、主人公側の顔が書けないことや、キャラクターを二人以上出すことの困難さなどです。これらにより、多くの作者は表現と物語の幅に行き詰ることになります。

そして、その流れを変える作品が現れます。TYPE-MOONのFateです。Fateはエロゲーでありながら、マスターとサーヴァントというペアを利用した構造は、主人公を俯瞰する視点を与えます。Fateの同人には、士郎のいる世界を観察する視点で書かれたものが本当に多いです。

さらに、マリみて、東方、なのはと、キャラクター同士の関係性の描写をメインに据えた作品が人気を得るようになり、ギャルゲーの同人における地位は低下しました。Fateに続く作品は、結局出ていません。


さて、この関係性を重視した、俯瞰型の作品が人気を博す流れですが、何も最近始まったわけではありません。もっと昔、セーラームーンなどの時代から支持されています。

ギャルゲー型を好む男性とやおいを好む女性は、よく対比されるのですが、それは一時的なもので、根底にはやおい好きな女性、百合好きな男性というものがあると思います。

というと否定されるんですが、つまりは関係性に魅力を見出すことが根源にあると思います。やおいと百合じゃなくても、例えば「ツンデレ」とかいうのだって、関係性に着目した表現方法じゃないですか。


ところで、べびプリオンリーのサークルリストが公開されました。派手なメディアミックスもなく、雑誌連載とWeb展開だけにもかかわらず、75サークルを集めています。

このべびプリという作品、とても作品構造が上手だと思います。Web日記は基本的に閲覧者とキャラクターの1対1形式で、まさにギャルゲーの文法です。しかし、日記の本文には、キャラクター同士の関係性を過分に意識させるほどに書かれています。つまり、ギャルゲーのやりとりをしながら、キャラクター同士の生活を覗かせるという、巧妙なつくりになっているのです。企画の良さもありますが、このような作品構造も、人気を後押ししてるんじゃないかなぁと考えています。

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2008年09月06日

9/6 イベントレポート書く理由とお客様感覚は関係ない

正しくは「腐女子は“サイトやブログで”イベントレポートをしないのか?」だと思う - お客様感覚だからこその買い専イベントレポート
男ヲタと腐では非ヲタに対するネット防衛線が違うんじゃない? - 続・なぜ腐女子は“サイトやブログで”即売会レポートをしないのか?

自分は書いている側なので、ちょっとばかり反応してみようかなと。

その前に、イベントレポートとは何ぞや、ということを決めておきましょう。

私はイベントレポートについて、四種類あると思ってます。

‘記 「コミケに行ってきました。○○さんに会って云々」
行動記 「まず壁の○○様へ。無事2冊確保したら以下略」
お買い物自慢 「これだけ買いました。○○様の○○本、以下続く」
ぅぅ戰鵐犯禀勝 峅謄灰澆賄貔渉模が大混雑。外の横断歩道を含めて検討云々」

そして、今回話題になっているのはの部分です。なので、この記事ではを扱うものとします。


買ったものリストですが、実際何も気にしてないわけじゃないです。サークル名で検索したときに自分のサイトが本家より上に来ちゃったとか、(サイト持ってないサークルさんで)検索したら全部イベントレポートサイトで当然自分もいるとか、そんな場面に出くわすと申し訳ない気持ちになることもあります。

ただ、明白な女性向けは書かないことにしてます。検索避けしてるんじゃないか、とか、オフラインだけの活動なんじゃないか、とか、色々気を遣った結果、全部書かないようにしようと。

結局、そのジャンルごとの空気の問題じゃないかなぁと思います。全体的にクローズなジャンルについては、書かないほうがいいと考えてます。女性向けだから、という理由でもない。たとえば、J-Gardenとかは男性向けイベントと同じように書いちゃうだろうし、逆にJ禁オンリーなんて絶対書けない。

他に、男性向けと女性向けで差が出ているように感じる理由としては、書店委託の有無があると思います。新刊の書店委託、書店通販は、男性向けの方が先に発展した分野です。これは既に顔のわからない不特定多数に見られること前提のシステムで、男性向け同人文化に深く入り込んでいるぶん、ネットでの公開に抵抗が少ないことが言えると思います。


取り上げたエントリについては、どちらも納得できる内容が多いです。ただ、上の方の「お客様感覚」とつなげたものは、まったくもって「違うよ!」と言いたいですね。距離感が近くても書いていい雰囲気、っていうか。気分的には女性向けオンリー行ったときのほうがお客様感覚になっちゃうし。


余談だけど、「お客様感覚」ってのも認識のズレがあるのかな。私は即売会という「場」に対しての距離感・理解度だと考えてます。サークルと一般の間だけを指した言葉じゃないと思うんだけど、分かりやすいからか、そちらに特化して語られているうちに意味が変わってきているような。


あと購入物・購入サークルをリストアップしている皆様の意見も聞きたいです(はぁと

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2008年08月27日

8/27 なんで値切りがダメだという話になるのか

同人誌の値切り問題。あほな話だなーと思ってとるにたらないと傍観してたんですが、

状況を作り出したものは何なのか

紹介されているコメントに、なるほどと思ったりしたこともあって、ちょっと書いてみようかと。

まず、値切りについては外野がとやかく言うことでもなく、サークルと買い手の間で解決すればいいと思います。「値切り禁止」にしてサークルを保護するんですか? そりゃ甘すぎでしょ。サークルなめんな。

一応理屈をこねるなら、コミックマーケットは場の存続を脅かさない限り全てを受け入れる理念で動いていますから、値切り行為も受け入れられるべきです。値切りがイベント存続を脅かすとは思えないので。

むしろ、何故、値切り行為は嫌われるのか、の方が興味あります。そのへんを少し考えてみようかと。

何故値切り行為は嫌われるのか、既に議論に出ているように、その人が空気読めてないからです。空気読めてない、すなわち、値切りが成功する見込みがとても低いのに、自分の利益のために値切ろうとするからです。コンビニや本屋で値切っていると「何やってんのあの人」ですが、車のディーラーだったり、家電量販店だったりすると、日常の光景でなんとも思われない。

すると、今度は、なぜ値切りが成功する見込みが低いのか、ということになります。いくつか挙げてみます。

)椶楼貳姪に定価販売だから
 再販制度のため、新品の本は定価販売です。
 このイメージが強いために値下げに応じない考えがあるのではないでしょうか。
 再販制度のない諸外国だとどう受け入れられるかは気になるところですが。
同一商品の多数販売だから
 フリマなどに代表される、一品ものの販売じゃないから。
 買い手の間に価格差による不平等感を与えることを、売り手が危惧します。
L戮韻陵ダ菘戮低いから
 値切りは「儲けがゼロよりはあったほうがいいだろ?」という前提があります。
 確かに1個の利益は低くなるけど、買わないよりは儲けが出るほうがいいという考え方が、
 売り手側にある場合に値切りは成功しやすくなります。
 サークル側に「次のイベントで売れるから今売らなくてもいいや」という考えがあると
 値切りは全く意味をもたなくなります。
ち澗凌瑤決まっているから
 に関連しますが、同人誌は初めに全数が決まってしまいます。
 売上によって追加発注がフレキシブルにできる家電などの商材とは根本的に違うところです。

多分、△一番強いんじゃないかなぁと思います。以上。


余談1

「値切りはサークルさんが考えている自分の本の価値を否定する」。ああ、なんて眩しいんだろう。でも、自分の本の価値を考えて値段をつける人ってそんなにいるんでしょうかね。

同人誌の値付けって、大抵、このページ数と装丁なら幾らぐらい、と相場から計算したあと、多少の色をつけるぐらいじゃないですか?

自分の本がどのくらいの価値があるかなんて、正直わからないし、そもそもその人によって本の価値って変わりますよね。相場価格でどれだけ買ってくれるだろうか、というのがサークルにとってはドキドキものですし、もっとたくさんの人に読んでもらいたければ値段を下げます。

感覚としては、幾らの、というより、何人の人が、という価値の方が優先されてると思うんですよね。「何部売れた」という話はしますが、「幾らで売れた」という話は、まずしない。

みんな考えがピュアだなぁという話。


余談2

はじめに引用した記事、「ちゃうねん」でどうしても大阪さんが思い浮かんでしまいます。

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2008年08月22日

8/22 ハイライフプラザいたばしの成人向け扱いが気になる

ハイライフプラザいたばしですが、成人向けの扱いに風当たりが強くなっているようです。

INSIDE IM@S - サークル参加案内

こちらでは、「会場側の制限により、成人向け同人誌の頒布はできません」となっています。さらにわかりやすく記載があるのはこちら。

3ねん3くみ - 参加要綱/重要なお知らせ

参加要綱では「当会場の管理側から「販売等の自粛を呼び掛けて頂く様よろしくお願いいたします。」と申入れを頂きました」との記載と、調整の結果として頒布可能となった旨がありましたが、先日、重要なお知らせにて、「18歳未満購読禁止の本、グッズなどの配布を禁止に致します」と変更されました。

以前から、イベントによって対応が変わることがあり、「主催の交渉次第で決まる」とも言われてたのですが、現状では禁止の方向に向かっているように思えます。

気になっていることは、「主催次第」ということで、禁止になったケースで「あそこの主催はよくわかってないから」と、ある意味他人事で済ませていたとしても、禁止になった前例があれば、施設側はそれを武器に「あのイベントは禁止しましたから」と言えることなんですね。

ハイライフプラザいたばしは公共の施設です。公共の施設では、このような形で禁止することができない旨を、山口弁護士が勉強会の場で言っていました。ただ、それを主催の全員が説明できるわけもありません。十分な知識をもっている人がいる即売会連絡会も、積極的に動く組織ではありません。そのため、結果として今回のような状況に追い込まれてしまいます。

ハイライフプラザいたばしはとても安価なため、基盤の弱い主催も手軽に利用できます。また会場予約のタイミングもそれほど早くないため、流行のジャンルのオンリーなどに適しています(※1)。その意味でかなり使い勝手のいい会場なので、このまま不便な状況が続くのはあまり良くないことになりそうです。早めに良いニュースが聞けるといいのですが。


※1
対極にあるのが都産貿です。予約はわかる限り最大で18ヶ月前、会場の単位が広いので料金はどうしても高くなってしまいます。コスカなど、定常的に行われるイベントに適していると思います。あとはイベンターがとりあえず押さえて、あとから何をやるか考えるとか。

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2008年08月13日

8/13 即売会では「傘は使用禁止」ではない

【C74】雨天時対策の自衛をお願いします
この記事にもありますが、傘が禁止というわけじゃないんですよね。

そもそも、公式見解でも、代表発言としてC73反省会で「傘は30cmを超える長物にあたるが、持ち込んでよいのか?」という質問に「本来の用途で使えば危険物じゃないから大丈夫。バットのように振り回す人がいたら注意するが、あまりに酷いと禁止することはある」といった内容で返答しています。

実際の運用としても、傘が禁止されることは稀です。ですが、前例はあります。私は遭遇したこと無いんですが、友人が遭遇しました。どこかの壁サークルのトラックヤード列だったはず。もちろん開場後なので、本の死守に全身全霊を傾けたとか。

そんなこともあるので、カッパ持っていった方がいいよ、程度の話です。

ひとつ気をつけることとしては、密集地帯では傘の先が周りの人の目に入ることがあるので、周囲に十分注意して使用することでしょうか。MRの「ひんしゅく」でも度々取り上げられたりしています。

ところが、この危険な側面が強く言われること、それと実際に禁止される場面があること、これらの伝言ゲームの結果「傘は禁止」というルールが言われだしたのではないでしょうか。実際禁止されてはいませんし、あまりしつこく言うような人たちは、ルール化しないと何もできないのか、と思ってしまったり。モンスター・マナリストとでも名づけようか。

推奨アイテムといわれているカッパにも、欠点はありますし、守るべきマナー的なものもあります。例えば、室内に入ったら脱ぐべきです。あるいは、表面の水をしっかりと拭き取りましょう。濡れた体は周りの人にとって迷惑です。本をぬらすようなことになれば一悶着起こっても不思議ではありません。また、ゴミとしてかさばるのもあまり好ましくありません。できれば持ち帰りたいものです。例えば、来場者の1/4でも、カッパを会場に捨てていけば、容積はとんでもないものになります。


傘が禁止というわけではありません。傘とカッパ、どちらにも利点・欠点があります。自分の行動にはどちらが適しているか、よく考えて選択しましょう。

個人的な雑感としては、ひどい大雨の場合、それとある程度の時間までトラックヤードで過ごす場合は、カッパが便利ですが、弱い雨だったり、たまに外に出るだけなら、折り畳み傘が便利だと思います。またカッパ使用時でも傘を併用すると過ごしやすくなります。

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2008年08月02日

8/2 文学フリマが騒がしい

文学フリマのBlogにて、最近活発な意見交換がされています。

「第七回文学フリマ」出店参加申し込み開始!
文学フリマ×講談社BOX「東浩紀のゼロアカ道場 第四関門&道場破り」

(参考)
「第七回文学フリマ」において特別企画が開催されます!
講談社BOX:東浩紀のゼロアカ道場

上の二つのブログ記事と、そのコメント欄でのやりとりになります。

まず現状として、サークル当選率がかなり低いことがあります。落選も多数出る状況です。

その中で、今回の企画に5スペースを提供することで、サークル参加者からは強い抵抗が出ています。あまり触れられていませんが、道場破り企画により、普段参加しない人たちの参加も考えられ、サークル当選率はより厳しくなるでしょう。

文学フリマは次々回からの会場拡大が決まっており、事務局側は当選率の悪化について、十分な問題意識があると思われます。そこにきてこの提案は、なかなか受け入れられにくい面は多いと思います。

文学フリマ自体がオンリーワンのイベントであること。ぶんぶんが休止状態なので、文字書きにとっては、文学フリマしか活動の場がありません。オールジャンルイベントでは、文字書きは常にオマケの存在です。文字を求めて参加者が集まるイベントとして、文学フリマは文字書きサークルにとって重要な位置を占めています。

この現状において、サークルにとって当選率の低下はかなり大きい問題です。いくら将来的に必要なのかもしれなくても、今回参加できないことがまず致命傷です。

今後の事務局側の対応に注目したいです。



ここからちょっと蛇足。

道場破りは(おそらく)抽選を潜り抜けなきゃいけないと思うんですが(それ自体はハンデとしていいんじゃないかと思いますが)、落ちた場合に委託で道場破りするのはいいんでしょうかね?

あと、個人的な感情では、メジャーを向きすぎな文学フリマの姿勢はあんまり好きじゃなかったりします。自分自身も文字書きなんですが、文字書きは即売会ではミソッカスでいいんですよ。文章本はあまり即売会という場には向いていないと考えています。

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2008年07月26日

7/26 印象で記事を書いてはいけない

概略を先に書いておくと、

 極端なものでもいいから具体例を挙げて読者の同意を得られる記述をすると
 読者は提示例の裏づけなんてとらないで信じてしまう傾向が強い。


読者は疑う目を持ったほうが良いし、筆者はちゃんと調査をするべき。自戒の意味も込めて。


この記事を見たときに感じたんですが、説明しやすいネタが出たので書いてみました。
ということで、このエントリです。

ニコニコ動画は終了するのか
ブクマとか見ると、まだ同意と懐疑が半々といったところでしょうか。裏がとってもとりやすかったので調査してみました。ニコニコチャートは素晴らしい。

>個人的に、マイリスト数が一日で10000を超えるのを
>傑作動画かどうかの判定基準と考えてましたが、
>そういった動画は6月始めにいさじ氏の歌った
>ニコニコ動画流星群を最後に見た記憶がありません。

 ↓ 実際

080607 21,499 ニコニコ動画流星群を漢らしく歌いました [いさじ]
080611 22,696 らき☆すた+涼宮ハルヒの憂鬱(完成版)
080611 11,895 【M.C.ドナルドール・スカーレットはダンスに夢中なのか?】(2位)
080616 10,623 プログラミングをしてみない? 第一回
080622 10,455 削除 【MAD】コードギアス 「スーパーニッポンデラックス!\(●)/」
080630 12,472 【手書き】みおんちゃん【ひぐらし+あずきちゃん】(本当の完成)
080708 21,451 ちょっと自転車で日本一周してくる(準備編)
080710 10,566 削除 【らっぷびと】俗・人として軸がぶれているらっぷ【絶望先生】
080716 10,954 削除 ごっちゃに!
080722 16,473 星のカービィ組曲「THE MEDLEY OF KIRBY SSDX」

ブクマコメにいさじ流星群以降8本とありましたが、実際は9本ですね。
マイリストは午後10時ぐらいじゃまだ半分ぐらいなので(感覚ですすいません)、ニコニコ動画を普段見ている時間によっては、最終的に2万超えしないとマイリス1万は見れないことも多い。
(歴代の1日マイリスト2万越えは、たったの8作品だ。)
とはいえ、らきすた+涼宮ハルヒを見逃してるのは致命的すぎる。マイリス通算でも現在22位ですよ。


>今日のマイリストランキング1位は、24時現在約3000です。
>基準の1/3すら満たしません。

 ↓ 実際

080722 16,473 星のカービィ組曲「THE MEDLEY OF KIRBY SSDX」
080723 9,951 ごっちゃに!を元の曲で再現してみた(調整版)
080724 3,768 [手書き]東方マンガをかいてみた2
080725 8,977 削除 銀魂「すべらない話」
080726 5,207 海馬瀬人のマーチ【遊戯王MAD】

080724がエントリの書かれた日です。
(080724 05:00時点での集計なので7/23のエントリはココを見てるはず)
いかに少ない日を狙って書かれているか。


紹介したエントリはあまりにも酷すぎるので、
自分みたいなニコ厨が見たら「なんだこれwwwwwwwwwwww」なんですが、
それほど見ていない人は、まぁ信じちゃうわけですよ。

データを紹介するのは記事の信憑性を上げるのに効果的なんですが、
逆にこのような印象操作もできるので注意したい。



余談ですが。
>個人的に、マイリスト数が一日で10000を超えるのを
>傑作動画かどうかの判定基準と考えてましたが、
も正直どうかと思う。
反例をあげれば、例えば通算3位のメルトは1日マイリスト最高で7,145だからだ。

080705 8,656 【完成版】FF6 ハガレンOPEDパロ【手書き】
080706 8,767 【完成版】FF6 ハガレンOPEDパロ【手書き】

こんなふうに2日以上に渡ってマイリストが伸びる動画もある。
いさじ組曲以降で、総合TOP100(通算23,819以上)にランクインしている動画の1日マイリスト最高を見ると、

080611 22,696 らき☆すた+涼宮ハルヒの憂鬱(完成版)
080615 9,326 初音ミクがオリジナルを歌ってくれたよ「ブラック★ロックシューター」
080706 8,767 【完成版】FF6 ハガレンOPEDパロ【手書き】
080708 21,451 ちょっと自転車で日本一周してくる(準備編)
080711 6,642 こなた達でアッーウッウッイネイネ【らき☆すたMIX】
080716 10,954 削除 ごっちゃに! (85位25,064で削除)
080722 16,473 星のカービィ組曲「THE MEDLEY OF KIRBY SSDX」
 註:ごっちゃに!が削除されてなければカービィは101位ですが。

となり、4/7だ。前提条件自体が、そもそもどうなのかという話にすらなってしまう。

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