[東京 21日 ロイター] 米スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドにTOB(株式公開買い付け)提案されているサッポロホールディングス(2501.T: 株価, ニュース , レポート)のホワイトナイト(白馬の騎士=友好的買収者)として、異業種の不動産業が有力候補の1つとして浮上してきた。

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 サッポロHDの2006年12月期の連結決算によると、不動産事業の営業利益は64億円(前年同期58億円)で、ビールなど酒類事業の41億円(同65億円)を上回った。営業利益率では本業の不振がさらに際立ち、不動産事業が28%なのに対して、酒類事業はわずか1.2%。グループ連結では、営業利益86億円(同103億円)。飲料事業は4億円の赤字なので、不動産がほとんどの収益を稼ぎ出している構図だ。市場ではサッポロを「純粋な酒類・飲料メーカーとしてみるのが適切か疑問」との声も出る。

サッポロのホワイトナイト、異業種の「不動産」が浮上?|?トップニュース?|?Reuters.co.jp
「えー、保有している不動産狙いとは言え本業の不動産会社が名乗りをあげるなんてー」とニュースを見た時思ったんだけど、読み続けるとサッポロって不動産業でかなり利益上げてることを知る。どのくらいなんだろう、と思って公式サイトの決算短信をちょっと見てみる。

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手っ取り早く事業別の売上高と営業利益をグラフにしてみる。面倒なので億単位で過去4年ぐらいにしておく。すると、酒類は売上高は高いけど、やや減少傾向で営業利益は平成18年で不動産に抜かれている。というか、平成15年の時にすでに不動産事業の方が営業利益が高かったりする。ちなみに、平成16年は戦後2番目に年間平均気温が高かった年でビールの売上が好調だったようで、営業利益もいい数字が出ている。まぁ、それだけが要因じゃないだろうけど。

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後、ついでということで事業別の売上高営業利益率も出してみた。もちろん単位は%で期間は4年で。いやー、不動産事業の利益率と他事業の利益率には大きく差がありますね。こうもクッキリと見えると、不動産会社がホワイトナイトに名乗りをあげるなんていうのも納得がいくかも。B/Sによれば、有形固定資産が平成18年度で約3400億で建物だけで2200億ぐらいあった。まぁ、4500億という負債があるけどね。


追記:タイトルがずっとTBOになってた。Take Bid Overって意味わかんね。