2007年07月21日

最終形のホワイトモデルと完成図書

2007年7月21日(土)。昨年10月の完成後、本人曰く「絶望的に忙しい」状態に突入し、一度も我が家を訪れることのできなかった建築家 田井さんに、竣工後初めて我が家を訪れていただいた。納戸の二層構造への改造、風呂の窓の目隠し、テラス窓にシェードをつけるための金具取り付けなど、近々お願いする追加工事の打ち合わせを行う。

ホワイトモデル(北西から)ホワイトモデル(南西から)

本来、もっと早いタイミングでいただくことになっていた、いわゆる「完成図書」一式と、最終形の建物のホワイトモデルもいただく。ホワイトモデルは、今までに見せていただいたどの案のものよりも精巧で、土地の傾きや植栽までもが忠実に表現されている。

完成図書の写真集しかしそれよりもうれしかったのが、完成図書といっしょにいただいた写真集の2冊。1冊は完成後にプロのカメラマンが撮影したもので、以前掲載したものと同じだが、もう1冊(写真手前側)は、地鎮祭から竣工までの建築の工程を、主に助手のIさんが撮影したもの。上棟式で職人さん達とお酒を飲む自分の写真もある。私も工程の多くを撮影してこのBlogに掲載してきたが、よりプロの視点で追った写真を眺めると、昨年の建築の工程が思い出される。でもこれも、設計事務所は何も施主へのサービスや演出でプレゼントしているわけではなく、「設計事務所としてきちんと建築工程を監理してましたよ」という証拠だとのこと。冊子の名称も「写真集」ではなく「監理報告書」となっている。これがきちんと整っていると、後に不具合が発生したときにも、どの工程が問題なったのがわかるのだという。でも、私にとっては宝物のようにうれしい贈り物だ。


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indigo51 at 21:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!設計 | その他

2007年02月18日

ついにソファを購入

リビングのソファ HUKLAの「ラコンテ」かねてより探していたソファをようやく購入。昨日土曜日に納品・設置された。購入したのは、日本HUKLA社の「ラコンテ」という製品。1月ほど前に世田谷にあるショールームを訪ねて購入を決心し、オーダー。これでようやく、新居のたたずまいが一段落したという感じがする。


新居に関連してインテリアショップ巡りを始めたのが06年6月3日なので、8ヶ月かかってようやくの購入。なぜこんなに時間がかかったかというと、ひとつにはわれわれのソファに求める要件が多かったことと、そのくせちっとも具体像を持っていなかったから。

HUKLAは、ソファ好きにはきっと楽しいところだと思う。世田谷のショールームは、自由が丘から歩くとかなり遠くて、クルマでしか行けないが(その代わり駐車場は無料)、ソファはかなりのバラエティがあり、さらにファブリックも豊富なラインアップから選択ができる。お値段は、私の購入したセットで35万円なので、決して安くはないが、すごく高いというわけでもない、ちょうどいいあたり。



2007年01月04日

プロカメラマン撮影の写真を掲載

筆不精ゆえに大変お待たせしました。プロのカメラマン撮影の画像をいただいたので、許可を得て掲載します。撮影は、これまでにもアーキテクト・カフェの多くの竣工物件を撮影されている木田勝久氏。今回掲載した以下の写真はすべて木田氏によるもの(ただし掲載の都合上、トリミング等、少しだけ加工しています)。

解説は特につけませんが、簡単な説明はALTのテキストを見てください。

坂の上から坂の下から全体像


全体像 その2ファサード(正面)ガレージドアを開けたところ


建物右側の玄関バルコニーリビングからキッチンを見る


リビング奥からキッチンを見るキッチンからリビングを見るバルコニーからリビングの書棚を見る


玄関ホールから見えるガレージ階段前からガレージへの通用口キッチンからバルコニーを見る


キッチン正面玄関ホールから2つの寝室を見る階段


階段途中からリビング越しにバルコニーを見る階段を見上げる洗面室


バスルームガレージ内のクルマリビングから見る夕方のキッチン


キッチンから見る夕方のリビングバルコニーから見る夕方のリビングキッチンから見る夜のリビング



indigo51 at 23:11|PermalinkComments(1)TrackBack(0)clip!建築 | その他

2006年12月29日

家庭内LAN配線 その7:宅内LAN配線 完了!

2ヶ月以上も更新をサボってしまった。年末なので、これまで貯めてた分をまとめて書き上げたい。まずはLANの話。

情報コンセントいきなり完成図で身もフタもないが、イーサネットの宅内配線はこんな感じできれいに仕上げることができた。写真の右列中段がEthernet端子(エンハンストカテゴリー5)。端子の結線は、正直に言うと最初は不慣れなために失敗し、2つほどパーツを無駄にしたが、慣れてしまえば非常に簡単。これから宅内LAN配線をしてみたいと思う方は、ぜひ自分で取り組むことをおすすめします。私の知り合いの方なら、かしめ工具はお貸しします。


ネットワーク系の配電盤?こちらの画像は、リビングのシェルフ(こちらを参照)の右下を開けたところ。このスペースはもともと、このようにLANやら電話系やらCATV系などのもろもろの設備を収めるつもりだった。建築設計事務所からは、スチール製の配電ボックスのようなものをつけることも提案されたが、この手のデバイスは数も大きさも今度どうなるかわからないので、こういうかたちでスペースを設けたのは正解だったと思う。




indigo51 at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!住宅設備 

2006年10月30日

入居1週間目の住み心地報告

早いもので、10月23日の引越しから今日で1週間が経過した。新しいクルマを買ったときに、車両感覚や操作系がわからずしばらくまごついたりするように、この新しい家もまだまだ慣れない部分が多く、心からリラックスはできていないが、今はとにかく毎日の生活が喜びにあふれている。

リビングの書棚転居後の片付けとして、私が真っ先に取り組んだのが、リビング書棚へのCDの配列とオーディオコンポの設置。こんな非実用的な部分から取り組んだ私に家内はあきれていたに違いない。でもこのCDとオーディオは、05年5月に古家に転居して以来、1年半にわたりダンボール箱に封印していたもので、喜びもひとしおなのである。リビングの棚は、もともとCD収納を主目的にしていたので、当然CD向けにサイズを計算してはいたのだが、こんなにたっぷりときれいに収まるとは思っていなかった。この上3列だけで800枚以上のCDがあるが、すっきりしているのでそんなに多くには見えないのではないだろうか。

あと、うれしい誤算だったのが、オーディオの音がいいこと。コンポもスピーカーも以前から使っているものだが、あきらかに音がいい。考えてみれば、床も天井も、壁も天然の木。さらには窓すらも、夜になるとウッドブラインドを下ろすので、まさに四方八方が木で構成された箱になっている。ギターの中で音源を鳴らしているようなもので、音がいいのも当然かもしれない。スピーカーはもうかれこれ20年使っているものだが、ここで鳴らす音が今まで聴いた中で一番いい音に感じられる。


インナーガレージとクルマインナーガレージは、最初のころのプラン(たとえばH案)では幅を4スパン(約90cm×4=360cm)とっていたが、途中から3スパン(約270cm)に変更した。ちょっと狭いかなと思いつつも、今の車の車幅が171cmなので、まあ大丈夫かと思っていたが、やっぱり狭い。しかも我家の場合、前面道路の車幅が4.5mでこれまた狭く、その上、急坂となっていて、三重苦といえる。ちなみになぜ急坂がつらいかというと、下から入れるときはハンドブレーキ併用の坂道発進が必要で、しかも雨にぬれたモルタルの上などは、タイヤがキュルキュルと滑る。非常におっかない。家内などは怖がって、私が見ているときでないと出し入れできない有様。まあ、これは時間をかけて慣れるしかないか。また、家の前に作ったサブガレージもこれまたクルマを入れるのが難しい上に、きちんと奥まで入れると、家の壁とフェンスにはさまれて、ドアが開かなくなってしまう。こちらはいずれ、フェンスを改善する必要がありそうだ。


高断熱・高気密などの住宅性能が注目される中、「この家ははたして暖かいのか」も気になるポイントだが、今のところはまだよくわからないというのが正直なところ。転居後の2日間はとても寒くて、床暖房を入れたりしたが、この2日間は本当に外気温も低かったし、「人の住んだことのない新居は寒い」というのは定説らしい。その後は暖かい日が続いたこともあり、寒さを感じたことはない。この週末も、昼間は長袖Tシャツ1枚で、窓を開け放っていたくらい。ただ、一ついえるのは、「暖かいといってもマンションほどではない」ということ。特に風呂などは、窓がある上、タイル貼りで、マンションの浴室などに比べると格段に温度は低い。

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2006年10月26日

新居への引越し終了

仮住まいからいよいよ新居へ10月23日(月)、いよいよ引越し当日。連休明けから5ヶ月あまりすんだ仮住まいの荷物を引き払い、新居に移る。これまでに何度も書いたが、家を建てるにあたって、3度目の引越しとなる。18歳で大学に入ったとき以来、8度目。そして何事もなければこれがおそらく最後の引越しになると思われる。


階段の養生しかし新築への引越しは、業者さんも気合いが違う。階段など、養生されてこの有様。これでもまだ途中で、この後、各踏み板をダンボールで覆った上でさらにカーペットを敷き、まさに完全防備状態で積み込みが始まる。


光ファイバーの配線作業中一方こちらは、同じ日に頼んだ、DION×TEPCO「光one」の、光ファイバー配線工事。しかしこちらは難航。夜の7時になっても終了せず、この日は断念。どうも、この一帯にまだ光が来てないらしい。後日工事の入ったCATVはすんなりつながった。どうやらこのあたりは、お年寄りが多いので、テレビを見る人はいっぱいいるが、光接続でインターネットを楽しむ人はまだいないということらしい。


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2006年10月21日

完成写真(施主によるもの)をアップ

プロの写真家の手による写真の入手まで時間がかかりそうなので、拙いですが私の写真で新しい家の様子をご紹介します。

リビングからキッチンを見るリビング側から見たキッチン。3つぶら下がっている照明は、ダイニングテーブル用のもの。


キッチンからリビングを見る今度は逆に、キッチン側からリビングを見る。正方形のピクチャーウィンドウに姿をのぞかせるのが、植えたばかりの白樫の木。


キッチンキッチンの全景。クッカーは東京ガスのピピッとコンロ。食器洗浄器は松下電器製。水栓は通常のものがグローエのMintaで、浄水器は三菱レーヨン製。


洗面室から見た浴室すでに何度も紹介しているが、白いタイル貼りのバスルーム。透明ガラスの扉で洗面室と区切られる。窓からは晴れていれば富士山が見える。


2階から階段室を見る2階から1階に降りる階段を見下ろす。途中にある窓からは、ガレージにたたずむクルマが見える。


玄関から見えるガレージとクルマ玄関からはこのように、ガラス越しにクルマを見ることができる。


夜、外から見たガレージクルマを入れたところの夜景。夜なのに三脚も立てないで撮影しているのでピンボケ気味。



以上です。プロの写真家による写真の掲載は、11月上旬になると思われます。

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indigo51 at 21:57|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!建築 | その他

2006年10月15日

本日、引渡し。全てが完了しました!

2006年10月15日(日)。本日は引渡しの日。今日をもって、全てが完了し、この家が私のものになる。13時に、建築設計事務所「アーキテクト・カフェ」主宰の田井さんと助手のIさん、原島建築の原島社長、そして電気工事や配管工事担当のそれぞれの職人さんが集合。段取りとしては、「先週指摘した不具合の修正具合を確認」「各設備の取り扱い説明」と続き、最後に引渡しの“儀式”と進行する。

インナーガレージに初めてクルマを入れる私の家の第一のテーマはインナーガレージ。これまでも、試しにクルマを入れてみたいと思っていたが、ぐっと我慢していた。一連の設備の取り扱い説明が終わった後、「クルマをぜひ入れてみたい」と提案。建築家の田井さんにも「それは重要だ」と賛同いただき、入れてみることに。うん、いい感じ。このクルマを駐めて、最後の仕上げが完了したというか感じがする。


記念撮影最後に、建築家 田井さん、原島建築の原島社長と、家の前で記念撮影。5月末の地鎮祭から4ヵ月半。私にとってはとても楽しく、わくわくする日々だった。我が子の成長を見るよりも熱心に、毎日のように現場に訪れ、家の成長を見守ってきた。原島建築の皆様をはじめ、協力いただいたさまざまなジャンルの業者の職人さんたちにも、本当によくやっていただいたと思う。毎日、騒音や迷惑駐車でご迷惑をおかけしたに違いない、近隣の方々からも、「ここの職人さんたちはほんとうに毎日まじめに仕事なさっていて感心しましたよ」などと、お言葉をいただいた。建築設計事務所の田井さんと、助手のIさんには、本当にわがままを言わせていただいた。コスト条件が厳しいことをわきまえない施主の、度重なる厳しい(かつ気まぐれな)要望に、大変ご苦労なさったことと思う。この場を借りて、携わった全ての方にお礼を申し上げたい。


そして、このBlogをこれまでお読みいただいた方へ。
これで、このBlogはひとまず区切りとなります。上棟式が終わった7月1日以降、風邪で休んだ2日を除き、毎日休まず更新を続けてきましたが、本日を最後に毎日更新は終了します。今後は、住み心地などを気づいたタイミングで、不定期更新することになります。ここまでご愛読いただき、ありがとうございました。このBlogを読んだ方で、まだ持ち家がない方が、このBlogを少しでも参考にして素敵な家を建てることがあれば、私としてはこの上ない喜びです。


<追記>
完成写真が少なくてわかりづらいと思われる方も多いと思います。明日16日、建築設計事務所の手配で、プロのカメラマンが撮影されます。このデータはいただけることになっているので、そのいくつかはいずれアップしたいと思います。それまで、少々お待ちください。

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2006年10月14日

施主のジレンマ「うちはそんなたいしたことなくて…」

以前にも少し触れたが、家を建てた施主は、人に家を紹介するときに「いや、そんな特徴のある家じゃなくて、うちのは普通ですけど」といった発言をしがちだ。我が家のオープンハウスはなくなったが、もし実施されていれば、私も訪れる人にそのような発言をしたかもしれない。

また、このBlogを書き始めてから、知り合いに「一番こだわってるのはどこですか?」などと聞かれたりするが、いつもうまく答えられなくて困る。ここでも同じく、「いや、うちはその、特別そんなこだわってる部分はなくて…」と歯切れの悪い発言になる。

たとえ、第三者が見て、とても特徴のある素敵な家だったとしても、である。このギャップは何か。

自由設計で家を建てるには、それなりに勉強が必要で、雑誌などで事例をふんだんに研究することになる。また、オープンハウスで、「建築家と建てた家」を自分の目で見る機会も増える。私など、設計期間が長かったこともあり、設計〜建築の期間中、依頼した建築家・田井さんの物件だけで6軒ものオープンハウスを見てきた。こうした学習を経て、自分が建てる家に対しても、理想と願望がどんどん膨らんでいく。こんな工法も面白い、こういう素材を取り入れたい、あの設備は理想的だ、などなど、もともと自分が思い描いていた理想像以上に、さまざまな願望が膨らんで、まな板に上ることになる。そして、それらの多くは、「コスト調整」というプロセスによって、結局のところカットされる。予算が余るほど潤沢にある施主さんは別として、普通の施主は多かれ少なかれコスト調整で悩むはずで、その過程で、いったんはふくらんだ願望がどんどん縮んでいくのである。

こうして出来上がった自分の家に対して、客観的に「この家は素晴らしい」と思える施主は、実は少ないのではないだろうか。これが、冒頭の「私の家はそんな特徴なくて…」という発言に現れるのだと思う。今の私も正直なところ、このような思いもある。主観的に評価する、つまり自分で気に入っているというのはもちろんなのだが、客観的に「自分の家は本当に人に自慢できる家なのだろうか」というのは、自信がもてない。施主も複雑なのである。

しかし、明日は引渡し日。設計事務所、工務店、および協力いただいたさまざまな業者の方が集まる最後の場である。自邸の完成に対する、主観的な喜びを最大限にお伝えできればと思う。

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indigo51 at 23:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

工事最終日:植栽と仕上げの作業

植栽とアプローチ10月14日(土)。いよいよ今日は工事の最終日で明日が引き渡し日となる。朝から植栽の作業が始まっていた。写真は、一番奥の大きめの木がモミジで、順に、ブルーベリーとレモンが交互に植えられている。右側のアプローチは、「端太角(バタカク)」と呼ばれる木材が敷石代わりに植えられている。


全景

植栽と同時に、塗装の最終仕上げや電気工事の仕上げ、ブラインドの取り付けなどが平行して進む。そしてついに作業完了! 感無量というほかない。5月末の地鎮祭から4ヶ月半。長いようで短かったこの期間のさまざまな出来事が思い出され、思わず目が潤んでしまった。

明日13時、ついに引渡しとなる。

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indigo51 at 21:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!建築 

2006年10月13日

外構(サブ駐車スペース)の作業中

サブ駐車スペース モルタル施工済み10月13日(金)朝の写真。アプローチの部分、来客時にクルマをとめられるように設計したサブ駐車スペースにモルタルが打たれた。この写真もまた遠近感がわかりづらいが、ちょうど靴が置かれているあたりが一番低く、V字状のカーブを描いている。無理やり斜めに切り欠いたコンクリートブロックの処理がどうなるのかが気がかりだが、これで気軽に横付けして洗車などできるようになった。

工事は本日を含め、2日間のみ。明日には植栽も終わり、すべてが完了する予定。


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indigo51 at 11:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!建築 

2006年10月12日

回想録 #64(最終回):建築請負契約に調印(06年4月)

2006年4月29日(土)。東銀座の「アーキテクト・カフェ」建築設計事務所にて、建築家 田井さんと、原島建築、そして施主となる私の3者間の、建築請負契約を調印する。土地探しから1年半あまり、土地を購入してからでもちょうど1年が経過し、ようやくここまでたどりついた。これでいよいよ、着工のフェーズに入る。

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<回想録・あとがき>

これで回想録は終了です。この後の話は、2006年4月29日に書き始めた、リアルタイム版の建築記録第1回に繋がります。ここまで読み続けていただいた皆様、ありがとうございました。

回想録は、「土地探しの難しさ」「自由設計で自分の望みを形にしていく楽しさ」「自分の望みとコスト条件との折り合いの難しさ」といったあたりが主題となりました。これらの拙い文章が、これから家を購入する人に何らかでも参考になることがあれば幸いです。


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2006年10月11日

外構(アプローチ)の打ち合わせ

サブ駐車スペースの土の掘り出し10月11日(火)。朝8時に現場に寄り、昨日から始まっている外構についての打ち合わせを行う。何度か書いたとおり、我が家は坂に面しており、接道とも斜めに接する。これに対し、インナーガレージにスムーズにクルマを入れつつ、建物の前にも来客時のクルマなどを横付けできるようにするには、かなり複雑な面処理をする必要があるらしい。この写真は遠近感がちっとも表現できていないのでわかりづらいが、中央あたりを底にして、V字型の斜面を構成することになりそう。


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indigo51 at 11:47|PermalinkComments(1)TrackBack(0)clip!設計 | 建築

家庭内LAN配線 その6:ケーブルを試作

家庭内LAN配線についての第6回目(前回はこちら)。

LAN配線用の資材と工具昨日、秋葉原まで出かけて調達してきた資材と道具がこれ。四角い大きな箱は、イーサネットケーブルが100m分、とぐろを巻いている。時計回りに、8ポートHUB、圧着工具、そして松下電工の壁コンセント用パーツ「ぐっとす」、壁用パネルと、RJ45コネクタ、最後の袋は、ケーブルにつけるためのネームタグ。


LANコネクタ(RJ45)取り付け手順早速、ケーブルを試作してみる。試作なので、まずは50cm程度の短いケーブルを作ってみよう。しかし、イーサネットは8本の細いより線が束なってできていて、これをコネクタにつけるのは意外とてこずった。まずケーブルを切って皮膜を部分的に剥がし、よられた線をほぐす(左上)。まっすぐにした8本の線を順番を間違えないように並べて(←これが難しい!)コネクタのガイド(←これはない製品のほうが多い)に通す(右上)。これを今度はRJ45コネクタに奥まで差し込む(左下)。最後に、圧着工具(かしめ工具)で締め付けて、ケーブルをコネクタに圧着する(右下)。


LANケーブル完成!こうしてできた、記念すべき1本目のイーサネットケーブル。まだ導線テストをしていないので、使えるかどうかはわからないが…。50cmと短いので、光接続用ONUとHUBの間の接続に使おうと思う。


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indigo51 at 01:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!住宅設備 

2006年10月10日

回想録 #63:「由比ガ浜の家」オープンハウス見学(06年4月)

2006年4月22日(土)。建築設計事務所「アーキテクト・カフェ」の竣工物件のオープンハウスを見学しに、鎌倉・由比ガ浜へ。

「由比ガ浜の家」(copyright Architect Cafe)当日、撮影をしなかったので、アーキテクト・カフェのサイトから画像を1枚拝借。あとはこのページで「由比ガ浜の家」をご覧ください。


場所は鎌倉駅から江ノ電を1駅、そこからさらに海寄りの閑静な住宅地。海までは歩いて正味5分少々の絶好のロケーションである。よく見つけたものだと感心。今回の施主さんは実は同じ会社の知り合いのKさん。このKさん、あくまで偶然なのだが、私が初めてアーキテクト・カフェを訪問した2005年2月10日の翌日に同じ事務所を訪れ、設計の依頼をしたという。相談を開始した時期はほぼ同じだったのだが、Kさんはもう竣工、こちらはまだ着工も済んでいないので、周回遅れという感じ。本人の言葉を借りると「基本設計プランで約7ヶ月、見積もり調整・設計修正が苦戦し約4ヶ月、施工で約3.5ヶ月」とのことだが、この「苦戦した」見積もり調整期間4ヶ月を、われわれは7ヶ月かけているのでこの差がついてしまった。

さて、中身はというと、これも本人の言葉を借りると「うちは全然特徴のある家でなくて…」なのだが、そんなことはない。たいていの施主さんはこう答える(たぶん私もこう答える)が、第三者から見るとそうは思えない(このギャップについては別の場で書きたいと思う)。いつでもサーフィンがしたいという理由でこの地を選んだ施主さんのこと。入り口脇には当然外シャワーがあるし、玄関を入ってもそこはいきなりガラス張りのバスルーム。これだけでとても個性がある。2階は全フロアがLDKで、さらに建築家・田井さんお得意の高い天井とロフトを備え、ロフトからテラスに出ると、螺旋階段経由でルーフバルコニーに出ることができる。そしてこのルーフバルコニーからは由比ガ浜の海が眺められる! 予算の関係で一度は断念したものの、建築の途中で復活させたと施主さんはうれしそうに語っていた。いや、ほんとうらやましいです。

通常、オープンハウスには、私のような施主予備軍だけでなく、Tさんの知り合いの建築家や、雑誌記者等の業界人、工務店の方などが訪れるが、この日は私が施工を依頼することになった原島建築さんも3名連れで見学に訪れた。ひょんなところで初顔合わせ。ご挨拶とあいなった。



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indigo51 at 12:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!回想録 | その他

家庭内LAN配線 その5:秋葉原にいよいよ買出しに

家庭内LAN配線についての第5回目(前回はこちら)。

愛三電機は休みだった…10月9日(体育の日)、快晴。こんな天気のいい日はオープンカーでドライブにでも行きたいが、今日しか時間が取れそうにないと思ったため、秋葉原にLAN配線の部材と道具の買出しに出向く。一度偵察も済ませているので、何をどこで買うか、頭の中にイメージがあったのだが…。なんと! 最大の目当ての愛三電気は定休日! うーん、確かに前回訪れたときも、店内がなんとなく「これ、店というよりオフィス?」みたいな違和感があって、「素人さんお断り」みたいない雰囲気だったのだが、いくらなんでも秋葉原のこの一等地の角に位置して、日曜・祝日に休むとは思ってもみなかった。大誤算である。松下の「ぐっとす」や、ケーブルなどは、俺コンハウスよりも愛三のほうが安いことは確認済みだったのに。

というわけで、やむを得ず、俺コンハウスで全てを購入することに。買ったのは、ケーブル100m、「ぐっとす」の壁用コネクタ×4個、RJ45コネクタ×10個、圧着工具(かしめ工具)、そして8ポートのスイッチングハブである(別途、詳述予定)。

ところで、以前の記事では「LAN工事ドットコム」を紹介したが、今回は仕事柄よく利用するインプレスWatch系サイトからこんなページも発見した。考えるたびに「自作なんかしないで素直に業者に依頼すべきでは」と不安になるが、こんなサイトに励まされ、また自作する気持ちが高まる。


つづく

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indigo51 at 00:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!住宅設備 

2006年10月09日

本日は「完了検査」の日!

10月9日(月)15:00。本日は完了検査の日。予定では10月15日と聞いていたのだが、15日は「引渡しと取り扱い説明の日」だそうで、検査は今日行い、ここで指摘された不具合も直して、15日に引渡しされるという段取りらしい。建築設計事務所「アーキテクト・カフェ」の建築家・田井さんと助手のIさん、原島建築の原島社長は、我が家のチェックに先立って、13時ごろからチェックをしていたそうで、われわれが到着すると、こんどは事前に確認したポイントを一つひとつ説明しながら、他に不具合はないかを確かめていく。

設計事務所側の説明は、どちらかというと、「ここに汚れがある」とか「ここに塗装ムラがある」などの不具合や、「この部屋のエアコンはまだ未施工です」というのが多かった。しかし、私は細かな汚れや傷はいずれつくのであまり気にならない。むしろ、「使い勝手」が気になるので、事前にチェック済みの「玄関ドアのレバーが握りづらい」問題や、「洗面器を使うと頭が収納にぶつかる」問題をはじめ、電灯のスイッチの配置などを中心にコメント。

玄関ドアのレバードアのハンドルレバーは、横に平たいもの、縦に平たいもの、どちらでもないもの(ほぼ円柱形など)に分類されるが、ここで採用したのは美和ロックの「56型」というもので、横に平たい。クリアランスが狭くて握りづらいのはそのせいだろうとのことで、別の形状のレバーに取り替えることに。


洗面器「easy 02」と水栓「Talis S」洗面器を使うと頭が収納にぶつかる問題については、こちらの指定がまずかったことによるもの。我が家はちょっと「収納魔」なところがあって、収納は少しでも多いと希望した結果、この洗面室の収納も、奥行きが20cmある。通常は15cm以下で作るものらしい。ただとにかくこのままだと使いづらいので、作り直ししていだくことに。


このほか、まだ未施工の外構まわりの打ち合わせに思いのほか時間がかかり、結局終わってみれば17時15分。すでに暗くなりかけていた。後は、今日指摘した細かな問題点と、外構の工事、エアコンの取り付けなどが終われば、完全に終了である。


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玄関のドアがとりあえず完成したが…

玄関のドア1ヶ月余り前に、玄関ドアのフレームのみがついたことは紹介したが、そこに、テラスの手すりやガレージドアと同じ杉板が打ち付けられて、とりあえず玄関ドアとして完成した。ざっくりとはしているが、シンプルな仕上がり。


玄関ドアのレバーこちらの写真がそのレバー。杉板の厚み分だけ、レバーを握るクリアランスが不足してしまっているので、このままだと握りづらい。この部分の杉板を削るなどの処置が必要と思われるが、どうなるのだろうか。


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2006年10月08日

テラスから見る丹沢と富士山

テラスから見る丹沢と富士山10月8日(日)、台風一過の快晴。写真は午前中に2階のテラスから撮影したもので、東からの順光に映える丹沢山系の向こうに富士山の頭が見える。なんでも昨日は初冠雪があったらしい。冬の間は、晴れていればほぼ毎日、このような光景が拝めるはず。それにしても高圧線と鉄塔があまりにも邪魔である。拝啓、横浜市様、なんとか高圧線を埋設してもらえないだろうか。


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indigo51 at 20:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!その他 

2006年10月07日

川口技研「ホスクリーン」がついた

川口技研の物干し「ホスクリーン」2階テラスの洗濯物干しは、以前、特注か既製かで迷ったが、結局のところ既製品を採用。もっともメジャー(だと思われる)な、川口技研の「ホスクリーン」を採用した。この製品、見た目よりとても軽くて扱いやすい。この写真だとさっぱりわからないが、かなり高い位置に調整できて、洗濯物も乾きやすそうだ。


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