2019年12月22日

『人生は二度とない』(Zindagi Na Milegi Dobara)

スペインの魅力にあふれたロードムービー。
男友達3人のうちの1人が結婚することになり、3週間の旅に出る。
お金持ちの令嬢と結婚が決まったカビール、やり手金融ブローカーでバツイチのアルジュン、気ままな独身生活を謳歌するが、実の父とひと目会いたいと思っているイムラーン。

旅先でいろいろなハプニングがあり・・・というのはロードムービーの定石通り。お祭りのシーンは迫力があって楽しそうだった。スカイダイビングは確かに人生変わりそうではあるけど、私は遠慮したいw

この作品の一つの見どころは日本人ビジネスマン山本さんとリティックがネット上で日本語で会話をし、お辞儀をするシーン。会場がクスっとなった。

この作品、以前に観たことがあったが、実は今回印象が変わった。
型にはめられることなく、一度しかない人生を自分らしく生きようじゃないか!というテーマで男性たちが生き生きと描かれていて、特にリティックのヒーローっぽさがたまらなくかっこよかったのは変わらないのだが、あれ、男たちちょっとムシが良すぎないか?

美女との出会い、ワンナイトラブ、束縛が強い女性との別離・・・よく考えてみると登場する男性がみなロクなもんじゃなく、男の夢を具現化しているような旅である。監督誰だっけ?男?

・・・って『ガリーボーイ』のゾーヤー・アクタル監督ですよ!
この監督、男性描くのうまいね〜。
客観的に男性の気質、夢を持つこと、女性との距離感、時には自信なく情けないところなんかも多少の皮肉をこめてうまい具合に描いている。人生という旅で男たちはゴールの見えない目標に向けて走り続けているのか?それとも追い立てられて逃げているだけなのか?

2011年作品なので登場人物がみな若い。