2019年12月22日

『ムンナー・マイケル』(Munna Michael)

もうのっけの1990年代ダンスシーンで私のハートは釘付け。
まったく期待しないで観たら、思いの他良かった。好きだ、こういうテイスト。

今ボリウッドで一番ダンスが上手いタイガー・シュロフがギャングのボスでありホテルオーナーでもあるナワーズにダンスを教える。それはなぜならナワーズが若くてきれいなダンサーの女の子に夢中になって気に入られるためという謎のストーリー。

ストーリーは荒いところが目立ったりもするんだけど、もうナワーズがダンスを頑張ってレッスンしているところだけでガンバレ!と応援したくなってしまう。あとこの人が出てくると映像が締まるんだよね。体格は小柄だが、眼光鋭くてボス役は結構はまる。

ボリウッドはしばらくダンスシーンが少ない傾向が続いていたが、それは踊れる役者さんがあまりいなかったせいだとも思っている。あとアクション映画も。演技力という点ではまだ物足りない面もあるが、ダンスとアクションはそれを補って余りあるくらい。普通に走っているだけのシーンなのに無駄にスローモーション使ってポージングしちゃうからね。笑っちゃう。とにかくダンスもアクションも美しくて見映えがする。

作品そのものはともかく、ダンスシーンは・・・これはインド映画全般に言えることだけど、ダンスの衣装、振り付け、映像、ライティング、音楽、カット割、カメラワーク、すべてが駆使されている。これはインド映画が長年つちかってきたノウハウだろう。

劇場は圧倒的に女性が多かったように思えるが、まさか『フライング・ジャット』効果?彼のような役者さんが出てくると、ボリウッドの作品のジャンルが広がる。なお、リティックと共演した『War』は今年ボリウッドで一番のヒットを記録している。

この記事へのコメント
ムンナー・マイケル冒頭の父親が馘になる件で、クーリーNo.1(1995年)の再現シーンが出て来てびっくり。でも、ゴーヴィンダーもカリシュマも全く似ていなくてがっかり。
Posted by ソニア at 2019年12月27日 10:24
そのシーンは詳しく覚えてない・・
雰囲気だけ出せればいいってことだったのでしょうか。
Posted by ソニア at 2019年12月27日 18:12