先日ベトナム旅行をした時に、予定には入れていなかったがベトナム映画を2本観た。というのもフライトが早朝着で午後のホテルのチェックインまでの時間と、出発も深夜だったのでこちらもチェックアウト後に時間があまっていたからだ。

午前だとお店がしまっていることも多いし、散歩も何時間も、特に炎天下の中では疲れてしまう。エアコンが効き、軽い飲食、寝ることもでき、約2時間程度はいることができる。映画が面白ければなおOK。

私はインド映画を上映している国であれば、積極的に観るようにしている。日本での上映がほとんどないので、こういう機会でもなければスクリーンで観ることはできないからだ。だがインド映画を上映していない国でも、現地の映画を観るのは悪くないなと今回の旅行で思った。

訪れた国の雰囲気は観光名所だけで感じるものではない。ほんの2本の映画体験ではあったが、映画料金、発券システム、自国映画とハリウッド映画の割合、予告編の作り方、来ている客の雰囲気・・・観光地だけではわからない、現地の生の雰囲気が興味深かった。たまたま時間的にマッチして観た映画が面白いかそうでないかも一つの出会い。初日に映画を観た翌日に現地ガイド付きのツアーに行ったのだが「昨日こういう映画を観た。この俳優は良かった。」などと言えば、話題も広がる。

映画祭などで海外の映画を観る機会はあるが、比較的芸術映画に近い作品が多い。海外に出展するような作品はどうしてもメッセージ性が強いものが多くなり、単なる娯楽作品は国内マーケットのみになりがちだ。だからこそ、そういう娯楽作品を観てその国のカルチャーを味わうのも面白い。そういえばベトナム映画は予告編も含めてやたら男子のズボンを脱がすギャグがあった。これは日本だとイジメでアウトではなかろうか・・・などなどギャグを比較したり。

ただし映画館の多くは繁華街にあり人も多く暗闇になる。
家族連れなどが多い、ショッピングセンターなどに入っている昼間のきれいなシネコンなら概ね問題ないだろうとは思うが、そこは現地の治安や周りの雰囲気を十分把握した上で。

観光やショッピングの休憩はカフェでのお茶もいいけれど、映画館という手もなかなかいい。