インドネシアでの仕事

零細企業の人間が、インドネシアでの仕事に挑み 学んだ事、身に付いた事、 愛すべきインドネシアの人たちの事など、紹介していきます。 出張、仕事にかかわる事を、ほぼ全て自分でやっています。 これからインドネシアで仕事をされる方、 今、インドネシアで仕事をされている方、 インドネシアに観光に行かれる方々に 少しでも、お役に立てると嬉しいです!

2017年07月


今回は、インドネシアニュースです。

5月末の、
ジャカルタ 自爆テロ関連のニュースの続報です。


まず、昨年(2016年)1月14日ジャカルタでの事件発生から、
大きな流れはこちら
 ジャカルタテロ 関連のニュース

直近の関連する記事は、こちらを
IS拡散、フィリピン、ミンダナオ島など東南アジアに拠点(7月24日)


フィリピン、ミンダナオ島での ISの動きや、
ミンダナオ島での事件がはじまった
5月23日からの履歴を紹介をしました。
 
上海

今回は、IS に関わるニュースを紹介します。

フィリピン、ミンダナオ島での
ISの活動は長期化の様相を呈しています。

他地域、他国への拡散を防ぐこと、
この活動が、世界中にいるテロリストに
影響を与えないことが望まれます。


◆ 香港で働くインドネシア人女性ら、ISの働きかけで過激化 報告(「AFP」より)

記事によると

「香港(Hong Kong)で家政婦として働くインドネシア人女性らが、
イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のメンバーの
働きかけにより過激化しているとする報告書が26日、
インドネシアのシンクタンクによって発表された。」

こういった広がりを防がないといけないのですが・・・。

インドネシア人女性が影響を受けた入口はオンラインで、
シリア内戦で犠牲になったスンニ派への共感をあおっている、
ともあります。

オンラインで個々に繋がっていく、
こういった動きを監視し、全てを把握するのは
相当難しいですね・・・。

前回の記事で、インドネシア政府は、
テロリスト候補者、外国滞在者含め
約600人をリストアップしている、と紹介しました。

衝撃の数字です。

こういったテロリスト候補者の一人ひとりが
オンラインで繋がっていく・・・


イスラム国という、目に見えるものが解体されても、
その思想と行動は世界中に広がっている事を
改めて認識させられた記事でした。


今後も、近隣各国や、関係各国が協力をして
早期解決にあたって欲しいところです。


以降も、特に人通りの多い場所、イベントなどでは
お互い、十分な注意をしていきましょう。


今回は、このあたりで。
ここまでお読みいただき

Terima kasih






今回は、インドネシアニュース

インドネシア 高速鉄道事業 関連のニュースです。

まず、昨年からの大きな流れについては、

こちらにまとめています
→  高速鉄道事業、反テロ法違反など


前回のニュースは、こちら
インドネシア 高速鉄道事業(7月8日)


ジャカルタ、スラバヤ間の 高速鉄道事業 について
(ジャカルタ、バンドン高速鉄道事業に続いて)
「再び、日本外しか?」といった報道を紹介しました。

一筋縄にはいきませんね。今回はその続報を。

新幹線3

今回は、ジャカルタ、スラバヤ間の鉄道事業の続報を。

これまでの報道では、
日本の受注でほぼ決まりと思われていましたが、
今月に入って少し風向きが変わってきつつあります。

◆ インドネシア政府、鉄道計画で日本から中国に乗り替えか
https://goo.gl/MxQ3Wr
(「Record China」より)

記事によると、

「2017年7月22日、インドネシア国営アンタラ通信によると、
インドネシア政府が建設を予定している首都ジャカルタと
東部の大都市スラバヤを結ぶ既存鉄道(約750キロ)の
高速化事業について、すでに計画の推進を要請した日本ではなく、
中国に発注する可能性が高まっている。」


おっと。


先日よりも一歩進んだというか、
進んでしまった感のある報道内容です。


要するに、

・日本に任せると工事費など諸々の費用が高い!
・まだ、日本に(正式に)決めた訳ではない。
・インドネシア政府としては財政負担の少ないところに任せたい。

という、

ジャカルタ、バンドン間の高速鉄道事業

と同じストーリーです。


ジョコウィ大統領は、
当然中国との関係に積極的ですので、
このまま中国案件として押し切るか。

それとも、ユスフ・カラ副大統領が
今の日本との路線を進めるか。


先月までは、
ジャカルタ、スラバヤ間の鉄道事業は
日本案件で、と伝えられてきましたが・・・・

交渉の一手なのか、それとも・・・


引き続き、注視していきます。


今回は、このあたりで。

ここまでお読みいただき

Terima kasih



今回は、インドネシアニュース

5月末の、
ジャカルタ 自爆テロ関連のニュースの続報です。


まず、昨年(2016年)1月14日ジャカルタでの事件発生から、
大きな流れはこちら
 ジャカルタテロ 関連のニュース

直近の関連の記事は、こちらを
インドネシアニュース イスラム国 解体(7月12日)


イスラム国(IS)が解体されたものの、
その拠点がフィリピン、ミンダナオ島など
東南アジアに広がっているニュースなど紹介をしました。
 
夕暮れ

今回も、引き続きイスラム国(IS)関連のニュースを紹介します。

IS拡散で拠点化 許さぬ、比ミンダナオ島 戦闘長期化(「東京新聞」より)

記事によると

「フィリピン南部ミンダナオ島で過激派組織「イスラム国」(IS)
に忠誠を誓う武装勢力と治安当局の戦闘が長期化し、
周辺各国が警戒を強めている。」

フィリピン、ミンダナオ島での
この動きは、当然インドネシアにとって
他国でのできごとでは済まされない。

フィリピンに近い東南アジアの国々はもちろん、
日本やアジア諸国にとっても脅威に感じます。

これまでの、フィリピン、ミンダナオ島での
ISの動きを振り返ります。

軍隊

◆ 5月23日

・ミンダナオ島で、イスラム過激派が市庁舎などを襲撃
・ドゥテルテ大統領が戒厳令

◆ 6月16日

死者が300人を超える

◆ 7月~

・死者が500人を超えてしまう
・ドゥテルテ大統領が戒厳令を延長

未だ、非戦闘員である市民が捉えられている状態。

早期の解決が望まれますが、
膠着状態が続いています。


インドネシア政府としては、継続して
フィリピン、マレーシアの両国と協力し、
ミンダナオ島周辺の海域をパトロール。

シンガポール政府も、
軍事面の協力に乗りだしています。

今後も、近隣各国や、関係各国が協力をして
早期解決にあたって欲しいところです。


インドネシア国内においても、
人通りの多い場所、イベントなどでは
お互い、十分な注意をしていきましょう。


今回は、このあたりで。
ここまでお読みいただき


Terima kasih





今回は、インドネシアニュース

インドネシアのイスラム団体が、
スタバをボイコットのニュースです。


まずは、こちらの記事から・・・

◆イスラム団体、スタバのボイコット訴え
https://goo.gl/o21nxE
(「産経ニュース」より)

記事によると、

「有力イスラム団体「ムハマディヤ」は6日までに、
米コーヒーチェーン大手のスターバックスが性的少数者(LGBT)
の権利を擁護しているとして、インドネシア国民に
スターバックスの利用をボイコットするよう呼び掛けた。」

とあります。

概要としては、記事の通りです。

スタバ01

深く掘り下げた記事も紹介

◆ スタバvsイスラム団体 インドネシアでボイコット騒動
https://goo.gl/o2h9CX
(「Newsweek」より)

記事の概論としては・・・

「インドネシアで、LGBT(性的少数者)の権利を擁護する
スターバックスのボイコットをイスラム教団体が呼びかけている。
国是の「多様性と寛容」は大丈夫か」

LGBTはイスラム教のイデオロギーに反するとして、
インドネシア国内にあるスターバックス全店舗の
営業停止を求めていて、マレーシアでも同様の動きがあります。

インドネシアのパンチャシラの精神が守られるのか・・・
パンチャシラは、詳しくはこちらで
 https://goo.gl/QRQcSR (Wikipediaです)


インドネシア国としては、
イスラム団体からの要望(スタバの営業停止)には、
対応しない方針です。

お店の様子も変わりありませんが、
以降も注視していきます。

イスラム教の人

インドネシア国内でのLGBTに関わるニュースはよく目にしました。
以下、少し紹介します。

◆ ゲイパーティー参加者141人を逮捕
https://goo.gl/BXHNgY
(「朝日新聞」より)

「インドネシア警察は5月21日夜、首都ジャカルタで開かれた
ゲイの男性らの大規模なパーティーを摘発し、
ポルノ取締法違反の疑いで参加者141人を逮捕した。」

◆ ゲイカップルにむち打ち刑 インドネシア・アチェ州
https://goo.gl/CqyGiP
(「産経ニュース」より)

「インドネシアで唯一、イスラム法(シャリア)が施行されている
アチェ州の裁判所は17日、性的な関係を持ったとして、
20歳と23歳のゲイのカップルにむち打ち85回の刑を言い渡した。」


インドネシア、イスラム教とLGBT、
今後も注意していきましょう。


ここまで、読んでいただき、

Terima kasih






今回は、インドネシアニュース

インドネシアの外交に関する報道を紹介します。

最初に、
昨年、中国との外交問題についてまとめた記事を・・・


インドネシアと中国との外交問題について紹介した記事です。

外交問題は、
南シナ海のリアウ諸島州ナトゥナ諸島冲で
インドネシア海軍が中国漁船を拿捕した事に起因しています。
 

続いて、前回の記事を

◆インドネシア 外交ニュース(5月21日)

前回は、
ジョコウィ大統領が、ナトゥナ諸島で演習視察を行った
ニュースなど 紹介をしました。

外交写真

今回も、インドネシアの外交関連のニュースなど紹介します。

◆ 南シナ海、「北ナトゥナ海」に=中国けん制で改称
https://goo.gl/9afr3u
(「JIJI.com」より)

この記事では、

「インドネシア政府は14日、同国が南シナ海に領有する
ナトゥナ諸島の北部海域を「北ナトゥナ海」と名付け、
地図に明記したと発表した。」

当然これまでの流れがあり、
中国をけん制する目的、
そして国内に対してのアピールでもあるでしょう。


中国側の反応として、こちらの記事を

◆インドネシア、南シナ海の一部に独自名称 中国は批判
https://goo.gl/NxwAFj
(「CNN」より)

◆中国、南シナ海の一部に独自名称のインドネシアを批判
「全く意味をなさない」
https://goo.gl/LSgmyr
(「BIGLOBE」より)

各ニュースの表題そのままですが、
中国政府としては、「だからなんなんだ」という態度ですね。
さすが・・・。


今回、インドネシア国が、
南シナ海の北部海域を「北ナトゥナ海」と改称しましたが、

同じように、
フィリピンは「西フィリピン海」、
ベトナムは「東海」と、
それぞれ独自にネーミングしています。

どの国も中国と全面的に争うつもりはないでしょうが、
このあたりは外交ですね。


外交、政治の動きは社会、経済にも繋がりますので 
注目し続けます。

ここまでお読みいただき

Terima kasih





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