今年は我が国が誇る「Kaiju」ゴジラが生誕60周年とのことですが、それの同類にあたる「Tarrasque=タラスク」のデータが公開されています。
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こちらは9月30日発売予定の『Monster Manual』からの抜粋で、アチラでは『Player's Handbook』よりもさらに「一歩先」のプロモーションの段階に入っている模様。

なんでタラスクかとも思いますが、「やれることが単純明快なのでネタバレ成分が少ない」「どうせ大半のプレイヤーが出会うのは当分先、というかキャラが成長しきってから」「どうせMMに収録されているに違いないと誰もが確信している」……といったあたりの理由が予想され、ある意味無難な選択ではあります。それほど新鮮なポイントのないクリーチャーではありますが、いちおう流しておきたいと思います。

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いわゆる「巨大生物がやってきて、建物やら町やらを破壊していく」という、じつに明快なコンセプトのクリーチャーで、その荒唐無稽さも含めてまさに「怪獣」。元ネタは「ゴジラ」とかではなくて、フランスはプロヴァンス地方の伝承に出てくる「Tarasque」(綴りの「r」が1つ足りない)なのだそうで。D&Dでは、ほぼそのまま「怪獣」として扱われていまして、それは今回公開されたページからも鮮明にアタマに思い描くことができるのではないでしょうか。

Reflective Carapace
マジック・ミサイル(Magic Missile)やLine系の呪文、攻撃ロールを必要とする遠隔呪文を無効化します。人類の攻撃を受けてもまったく怯む気配のない怪獣そのものです。d6をロールして、1~5だと無効、6が出るとその攻撃が術者にはね返るというオマケ付き。

Siege Monster
物品や建物を破壊する際のダメージが「倍」。町や城を壊して暴れまわるタラスクの姿が容易に想像されます。

Multiattack
ドラゴンと同じく存在だけで相手を震え上がらせる「Frightful Presence」を使ったうえで、さらに「Bite=噛んで」「Claw=爪」「Claw=爪」「Horns=ツノ」「Tail=尻尾」という5回攻撃が可能。「Bite=噛みつき」の代わりに、下記の「Swallow=呑み込み」にするのも可。暴れたい放題です。

Swallow
手につかんでいる「Large」サイズ以下のクリーチャーを呑み込みます。胃酸のダメージは「16d6」ですが、内部からダメージを与えて脱出する(タラスクに吐き戻させる)ことも可能。その場合、内部から1ターンに60ダメージ以上与えなくてはならず、なおかつタラスクがDC 30のCONセーヴに失敗すれば……という条件付き。

Legendary Actions
前回紹介した「Adult Blue Dragon=アダルト・ブルー・ドラゴン」と同様に、レジェンダリー・アクションを持っています。


と、まぁ破壊的であり、スタット(Stat.=Statisticsの略)もエクストリームな数字が並んでいて、「存在自体がイベント」のようなものであり、読むだけでも楽しませてくれる貴重なクリーチャーではあります。人によってはわざわざキャンペーンに登場させないかもしれないクリーチャーですので、ここで読みネタになったのは、ちょうどいい機会だったのではないでしょうか。


 

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