朝一番に、八重咲きのケシの花を見たとの通報がありました。
その連絡を聞いていた妻が、八重咲きのケシの花なら中川新町三丁目の方の庭にも咲いているよ、と教えてくれた。
早速カメラを渡して写真を撮って来てもらい、確認したら栽培禁止のケシの花だった。
早速、逮捕状を持って(?)出向きました。
見ればプランターで綺麗に栽培されていました。無論、栽培してはいけないケシとは知らずに花の美しさを楽しんでいたとか。
駆除させていただくことを了承していただき、別件通報先の現場に向かう。
畑に植えられているケシの花も、さきのボタンゲシと同種でした。問題は地主探しです。
通報してくださった方に連絡するも電話に出ない…仕方なく近くで野良仕事をしている方に理由を告げて、畑の持ち主のお名前を教えていただきご自宅探しとなりました。
駆除するにしても承諾を得なければならずいたしかたない。
同時に松阪保健福祉事務所にも連絡を取り、駆除日程を調整しました。
二、三人の方に尋ねたところ、最後の方が、分からないから近くの人に聞いてあげると云われ、連れて行って頂いたところが当の本人でした。
ボタンゲシは赤やピンク、中には白色もあるそうですがほとんどが栽培禁止ケシです。
特徴は花はボタンのようにボリュームがあり八重咲き。
葉は灰緑色の長楕円形で互生し、葉縁には不規則な波状欠損があります。また葉基部は上の画像のように茎に回り込み、抱き込んでいます。
どちらかと云えば、この種は見分けやすいです。
ケシの花の見分け方
植えてはいけないケシの見分け方
同様のケシの花を見かけましたらご一報ください。