2012年04月26日

速報   小沢氏 無罪裁判

小沢氏裁判 事件の経過
      (NHK4月26日 9時3分)
政治資金を巡って、収支報告書にうその記載をしたとして強制的に起訴された民主党の小沢元代表に26日、判決が言い渡されます。
これまでに16回にわたる審理が積み重ねられました。

.検察審査会“起訴すべき”
事件の舞台となったのは、小沢元代表の資金管理団体「陸山会」が平成16年に購入した東京・世田谷区の土地です。
小沢元代表は、秘書たちの寮を建てるための土地の購入資金として個人の資産から4億円を出し、当時秘書だった石川議員に渡しました。
この4億円について、東京地検特捜部は、陸山会の収支報告書に記載されておらず、報告書の内容はうそだとして、おととし1月、石川議員ら元秘書3人を逮捕。
小沢元代表にも事情聴取を行いました。
特捜部は元秘書3人を起訴する一方、小沢元代表については、事件に関わった明確な証拠はないとして不起訴にしました。
しかし、検察審査会が、2度にわたって起訴すべきだと議決したことを受けて小沢元代表は、去年1月、強制的に起訴されました。
小沢元代表“関心は天下国家”
去年10月に始まった裁判で小沢元代表は、「罪に問われる理由は全くない」と全面的に無罪を主張しました。
ことし1月に行われた被告人質問でも、「私の関心は天下国家の話に集中していて、それ以外は秘書に任せている」とみずからの関与を否定しました。
裁判では検察の捜査の問題点が明らかになり、裁判所はことし2月、元代表の関与を直接的に示す元秘書らの供述調書のほとんどを証拠として採用しませんでした。
有罪立証の柱を失った指定弁護士は論告で、元代表と元秘書らとの日頃の関係など間接的な証拠を積み重ねて「小沢元代表が了承していたことは明らかだ」として禁錮3年を求刑。
一方、小沢元代表は最後に「検察は私を政治的・社会的に抹殺することを目的に捜査を行った。検察審査会の議決は検察がねつ造した証拠に基づくもので、罪に問われる理由はない」とあらためて無罪を主張し、16回にわたった審理が終わりました。

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