銃刀法違反 消防組合書類送検 NHK
三重県松阪市の消防署が救助用のロープを発射する空気銃を廃棄処分する際、確認の義務を怠って銃を取り扱う許可のない業者に引き渡したとして、警察は、松阪地区広域消防組合の消防長や消防署長ら4人と消防組合を、津地方検察庁に銃刀法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、松阪地区広域消防組合の水井寛消防長(62)や松阪中消防署の署長らあわせて4人、それに法人としての消防組合です。
警察によりますと、ことし3月、救助用のロープを空気圧で発射する銃を廃棄処分する際、銃を取り扱える業者かどうかの確認の義務を怠り、許可のない業者に銃を引き渡していたとして銃刀法違反の疑いが持たれています。
警察によりますと、消防署はこの業者から許可証のいらない新たな銃を購入した際、古い銃を引き取ってもらう契約をしていました。
警察の調べに対し、いずれも容疑を認めているということです。
松阪中消防署は再発防止について「銃刀法に関する認識の向上や廃棄態勢を強化していくほか、銃刀法に該当しない銃に変更するなどの対策を進めていきたい」としています。
09月23日 21時18分