報道によると、本法人 大阪府立大学と大阪市立大学などは、関西の食文化産業振興のための「食の大学院」設立に向けて動き出したようです。
 報道によれば、7日、「食」に関する全国初の大学院を関西に設立するため、地元経済界および大学関係者らが大阪市内で懇談会を開催、大阪府立大、大阪市大、関西大、同志社大の4大学が共同で設立準備を進めていくことを確認、来春文部科学省へ設置認可申請し、2010年4月開校の見通しだそうです。

 なお、本法人の経営の支えとなるべき大阪府では一切の報道発表をおこなっておらず、民間資本による独立した大学院を目指しているのかもしれません。

 計画構想では、大学院の目標は企業経営に関する高度な知識、技術を持つ人材養成であり、ビジネスが中心となる印象があります。「『食文化産業』の振興を通じた関西の活性化について」と題した報告書をベースとした近畿経済産業局という国の後ろ盾があるため、大阪府から独立した自律路線の大学院としては全国初の試みかもしれません。特に関西の色を支えてきた企業が今回の設立のきっかけとなっているそうで、公立大学の民営化のターニングポイントとして後生では評価されるものかもしれません。懇談会座長の石毛直道国立民族学博物館名誉教授が、大学院の研究成果を展示する「食の博物館」設置を提案するなど、今後の展開は興味深いものがあります。