少し話題としては古くなりましたが、今月はじめ、光市殺人事件にからんで橋下知事が推奨していた弁護士への懲戒請求に関する判決が出ました。大阪の高等教育(北野高校)を受け、大阪の高等教育(大阪府立大学)の不必要性を主張した橋下氏にたいする判決と、象徴的に大阪の高等教育を見てみると、こんな考えはいかがでしょうか、、

 報道によれば、橋下氏(個人で受けた民事事件なので知事という表現はあえて使用しません)は、広島地裁において、テレビ番組を通じた懲戒請求の呼び掛けによる業務妨害の損害賠償1,200万円を求められた訴訟の判決で、800万円の支払いを命じられたそうです。橋下氏の発言が「懲戒請求との因果関係は明らか」とし「原告らの名誉を棄損し、不法行為に当たる」と指摘されました。

 弁護士 橋下氏の略歴を見ると、大阪市立の中学校を卒業した後、大阪府立北野高校に入学、1浪後、早稲田大学政治経済学部経済学科に入学。大学時代は家庭教師の派遣業、革ジャンの卸売業などの企業か活動が活発だったそうです。その業務上、不渡り手形をつかまされたことを契機に訴訟を経験、弁護士となったそうです。

 高校や大学は高等教育で、高等教育の第一義は専門家の育成も重要ながら、本来は世の良識たる人材を輩出することではないでしょうか。法律家を目指す人が法学部に進学するのは、法に関わるものとしての基本的な教養教育を身につけた上で、専門知識を身につけるシステムだからのはずです。
# 現在の大学教育がそのようになっているかどうかは別ですが、、、

 この観点から橋下氏の経歴を見ると、法律に関する基礎教育どころか、大学での良識たる人物になるに必要な教育をおこなっていたであろう講義に出ていたかどうかも怪しそうです。そのような教養もなく、成果第一主義で即実戦で腕を磨き、果敢に様々な問題に挑戦し、弁護士としての成功を収めたのかもしれません。

 橋下氏は、法律屋であって法律家ではなく、大学を卒業したあるべき世の良識人とは異なるたたき上げ、実戦の人なのかもしれません。

 現在文科省が進めている大学教育カリキュラム評価政策では、学生にはまず出席が厳しく要求されています。したがって、今後の大学生はよりいっそうドラマなどで見るようなお気楽な学生生活とは無縁になっていくのかもしれません。橋下氏の学生時代については何も情報がありませんが、ひょっとすると文科省の方針、基準からいくと、大学生の卒業資格を満たしていなかったのかもしれません。

 そんな橋下氏の考えや主張は、大阪では絶賛で迎えられ、圧倒的支持で "知事" として選ばれました。大阪の教育が生んだ風雲寵児は、同じ教育、高等教育を受けた大阪府民にとって、思想的に強く共感できたのでしょう。

 橋下知事の発言や法的知識、発言を正当として説明する論理には、橋下氏の教育の成果が現れているはずです。


 大阪の高等教育の成否について、みなさんはどういうご意見をお持ちでしょうか? ^o^
# できたらトラックバックにして頂いて、ここでは直接議論は避けていただけたら嬉しいかも・・・・^0^;;