橋下知事が戦略会議後の会見でのコメントで、大阪市立大額との合併を大阪市が受け入れないのであれば、大阪府立大学の重複部分を廃止する旨の発言を行いましたが、その「大阪府戦略会議」の議事概要が公開されています。
橋下知事の考えが少し窺えそうです。
橋下知事の考えが少し窺えそうです。
政策企画委部長にとっては、大学は学生のためだけにあるという強い認識の基で政策を練っているようです。教育がいったい社会においてどのような位置づけにあるかの理解については、きわめて視野の狭い立場にあるようです。その結果、大学の利用者は「大学の関係者と学生」に限定されてしまっています。したがって、大学経費についてはきわめて高額という認識が成立し、そこを起点として大阪府立大学存廃の議論が始まります。
このことは、大学を所管する府民文化部ですら、同じ観点で分析を行っているところに、戦略会議の見識の浅はかさ、滑稽さも議事録概要からは楽しめそうです。議事録後半にも奇しくも話題に上りますが、大学を所管する府民文化部メンバーですら、3年ローテーションの人事運用の中、大学、ましてや教育の専門家ではないと言うことがこの原因なのかもしれません。
結局教育や大学に関する理念がないままに議事は進行し、そんな集団は、よりどころとなる一見客観的、科学的といえる統計データーに注目していきます。本来、科学的な分析とは、データーの数値を比較することではなく、そのデーターが示した結果から、原因、要因などデーターの意味するものを検討することですが、会議では、「科学的分析」ではなく、多くの「科学的データー」や「統計的データー」に埋もれた素人集団のように、主に他府県との数値比較に終始しながら議論が進みます。
# 客観的なデーターがあっても、客観的な判断ができるかは別モノですね ^^
「2つあるから」、「人口10万人あたりに何校ある」、「GDP、人口で割るのが簡単なところ」、「首都大学東京の予算と比べたら」、、、
配布された参考資料の中身もそのような数値に溢れています。
戦略会議のメンバーは、他府県との比較で大阪地域の公立大学予算が過剰と結論し、知事もその証明方法を求め、大阪府下で東京都よりも公立大学への支出が多い一点に限って、それを「トータルマネジメント能力の欠如」と結論づけています。
一方で、東京都が「首都大学東京」へと大学を合併統合したたにもかかわらず、経費が増えている理由が理解できずに困惑しています。
橋下知事は、今回の大阪府立大学廃止政策、大学運営については「マネジメント」という言葉を多用し、その言葉で経済至上主義を表現、「トータルマネジメント」という言葉で、大阪市を巻き込み総枠制限をかけていくようです。結局は、机上の検討で、財政削減最優先で事を進める所存のようです。GDPで割ってしまうあたりが教育の理念の欠落、国際感覚の欠如であり、府民支援ではないよい証拠です。
大阪府の財政が危機的状況にある中で、教育というものの経済波及効果の分析をおざなりにしてまでも、10億円足らずの運営費負担をも削減しようとする橋下知事の財政再建にかける情熱は、見上げたものです。
# 実際はどの程度の府税負担かは不明で、橋下知事も大学側も公表していないようです。
府民の将来を見据えて府民を説得しあるべき姿へ導くよりも、府民アンケートに沿った府民の要求にそのまま流れていくことで喜ばれる府民サービスを実現する。これこそが現代の風潮を取り入れた行政のあるべき姿です。それゆえ府民の高い信頼を得て高支持率を獲得しているのでしょう。大阪の未来は大変明るそうです。
# ここ最近の国会議員も同じような行動を行っていたようですし。
このような観点しかない橋下知事と議論を迫られる平松大阪市長も、大変お気の毒なものです。
# アイデンティティを求めておきながら、他行政の大学にまで口を出して改革しようとしている。
# しかもWTC購入や、市役所、公会堂の土地所有権の訴訟をちらつかせながら? --;;
次回の戦略会議で大阪府立大学が議題に上ったときに、「大学」や「高等教育」というものの分析がどの程度深まっているのか、乞うご期待、です。
このことは、大学を所管する府民文化部ですら、同じ観点で分析を行っているところに、戦略会議の見識の浅はかさ、滑稽さも議事録概要からは楽しめそうです。議事録後半にも奇しくも話題に上りますが、大学を所管する府民文化部メンバーですら、3年ローテーションの人事運用の中、大学、ましてや教育の専門家ではないと言うことがこの原因なのかもしれません。
結局教育や大学に関する理念がないままに議事は進行し、そんな集団は、よりどころとなる一見客観的、科学的といえる統計データーに注目していきます。本来、科学的な分析とは、データーの数値を比較することではなく、そのデーターが示した結果から、原因、要因などデーターの意味するものを検討することですが、会議では、「科学的分析」ではなく、多くの「科学的データー」や「統計的データー」に埋もれた素人集団のように、主に他府県との数値比較に終始しながら議論が進みます。
# 客観的なデーターがあっても、客観的な判断ができるかは別モノですね ^^
「2つあるから」、「人口10万人あたりに何校ある」、「GDP、人口で割るのが簡単なところ」、「首都大学東京の予算と比べたら」、、、
配布された参考資料の中身もそのような数値に溢れています。
戦略会議のメンバーは、他府県との比較で大阪地域の公立大学予算が過剰と結論し、知事もその証明方法を求め、大阪府下で東京都よりも公立大学への支出が多い一点に限って、それを「トータルマネジメント能力の欠如」と結論づけています。
一方で、東京都が「首都大学東京」へと大学を合併統合したたにもかかわらず、経費が増えている理由が理解できずに困惑しています。
橋下知事は、今回の大阪府立大学廃止政策、大学運営については「マネジメント」という言葉を多用し、その言葉で経済至上主義を表現、「トータルマネジメント」という言葉で、大阪市を巻き込み総枠制限をかけていくようです。結局は、机上の検討で、財政削減最優先で事を進める所存のようです。GDPで割ってしまうあたりが教育の理念の欠落、国際感覚の欠如であり、府民支援ではないよい証拠です。
大阪府の財政が危機的状況にある中で、教育というものの経済波及効果の分析をおざなりにしてまでも、10億円足らずの運営費負担をも削減しようとする橋下知事の財政再建にかける情熱は、見上げたものです。
# 実際はどの程度の府税負担かは不明で、橋下知事も大学側も公表していないようです。
府民の将来を見据えて府民を説得しあるべき姿へ導くよりも、府民アンケートに沿った府民の要求にそのまま流れていくことで喜ばれる府民サービスを実現する。これこそが現代の風潮を取り入れた行政のあるべき姿です。それゆえ府民の高い信頼を得て高支持率を獲得しているのでしょう。大阪の未来は大変明るそうです。
# ここ最近の国会議員も同じような行動を行っていたようですし。
このような観点しかない橋下知事と議論を迫られる平松大阪市長も、大変お気の毒なものです。
# アイデンティティを求めておきながら、他行政の大学にまで口を出して改革しようとしている。
# しかもWTC購入や、市役所、公会堂の土地所有権の訴訟をちらつかせながら? --;;
次回の戦略会議で大阪府立大学が議題に上ったときに、「大学」や「高等教育」というものの分析がどの程度深まっているのか、乞うご期待、です。