さて、「なんかおかしい大阪府立大」。大阪府立大学のおかしいところをシリーズにしてみます。

 第一回は、法人職員の方ならすでにご存じの職員証問題。身分を証明できる職員証の期限が切れたら再発行してもらえないかわった法人のお話です。

 存続問題に続いて、無理な改革スケジュールでてんやわんやの大阪府立大学は、5年前に法人化しました。その際、職員証も奮発?して、ICカードを導入、このカードで、図書館の利用などもできるという付加機能のついた有効期限も明記された職員証にしました。

 そして5年。大多数の法人職員の職員証の有効期限が訪れ、職員証は無効となりました。ところが、あたらしい職員証は配布される気配がありません。就業規則では、期限の切れた職員証はすみやかに返却しなければなりません。

 みなさん、返却しましたか?就業規則違反ですよ!!

 返却すれば、情報教育実習室にも入室できません。つまり、教室で授業を行うこともできなくなります。教育研究活動に必要な文献、資料を、大学図書館で利用しようとしても、入館することができません。貸し出しもできません。身分を証明するものもないのですから。もちろん、学外で、取引のある業者での購入もできません。

 ところが不思議なことに、この法人では無効なこの職員証が返却されず、しかも、無効になったカードでどうどうとセキュリティの必要な部屋や、大学の財産を借用することもできます。民間会社では、とても考えられないことが平然と起こっています。

 コンプライアンスもセキュリティも個人情報管理もあったものではありません。

 更新時の経費すら考えず、予算不足で更新できなかったのかもしれません。お役所らしい、維持費なんて全く考えないずさんな計画のいい実例です。ハコモノ施策が世間では非難を浴びていますが、基本的には維持費などの必要経費の計算すらできないことが問題なので、どんな事業を実施しても"予期せぬ"出費が突然現れるか、経費措置されずに"放置"されるかで、経営管理能力のなさは百害あって一理なしです。
 そもそも、有効期限が来ることも気がついていなかったのかもしれません。わかっていたなら、普通は事前に当該職員に連絡があるはずですから。わかっていて連絡しなかったのなら、"隠蔽工作"? そもそも不祥事を隠す体質ですから。
 
 いずれにしても、民間ならば、新たな制度を導入するときには、将来にわたって作業を検討し、経費や手順マニュアルを作成し、その上で導入するのが常識。無計画さは赤字の元。完全に経営陣の責任です。このしわ寄せで給与が削減されたり、経費が削減されるのならば、民間では大騒動になることでしょう。でも、やさしい羊たちの集団の大阪府立大学では、そんな混乱は絶対に生じません。もちろん役員報酬の減額を求める人も一人もいません。誰も責任をとらない組織ですから。

 いまも大阪府立大学では、身分を証明できない職員が個人情報を扱う業務をはじめとする、セキュリティにかんする業務を行い続けているようです。


 あなたはこんな大阪府立大学はおかしいと思いますか???