このブログが始まったのは、最初の法人化とそれに先立つ「大阪女子大学」の廃止統合の頃でした。それぞれの歴史があった、個性を持った大学は、大阪府立大学に統合されて、そう、一般の社会で言えば市町村統合のような、良くなったところもあれば、気がつけば個性的な、特徴は薄れてしまって、他と取り立てて差のないものになってしまったのかもしれません。

 世の常ですが、特徴のある大学は、特徴のある大学を目指す、とは言っていないようです。特徴は、○○です、と、何十年にもわたって書かれています。さて、大阪府立大学はどうだったのでしょうか。大学改革が始まったあの頃には、特徴があったのなら、結局、ここ20〜30年のドタバタは、そういう効果があったっていうことになりますね。

 大学で、学問のみならず、そのために必要なものを身につける時、環境は大切と言われたように思います。今や、学習塾ですら、勉強一辺倒ではなくなってきた時代に、個性を失ったのであれば、まさしく雑多な大学の一つになってしまったのかもしれません。

 長年の歴史で会得していたものをかなぐり捨てた大学は、さらに異なる文化の大学と交わります。言葉では、異文化と出会って化学反応が起きる、なんて言います。では、これまでの大阪府立大学はどうだったんでしょうか。多くの化学反応によって変化したのかもしれませんが、それはよかったんでしょうか。三流の落下傘が降ってきて、三流化が進んでしまってたのでは無意味です。

 もうまもなく、最終段階の融合が起こります。本当はその前に、科学者の組織であれば科学的な評価を行うべきでしたが、ひょっとして、判断に使われた評価は、まさか政治家的なレベルの分析ではなかったのでしょうか。

 科学的手法が行われていなければ、この法人のトップから選出された優秀な経営陣が、この大学の頂点です。新たに入学する学生の皆さんには、ホームページをはじめとし公開文献、記事等で、この法人の最優秀の人物たちのメッセージを調べることから始めてみるのも良いかもしれませんね。

 新型コロナウイルス第4波の騒然とした足音が近づく中、満開の桜の咲きほこる麗かな春の一日に、入学の決まったみなさんに、お祝い申し上げます。