高血圧

高血圧 薬

高血圧の薬について。今回は降圧薬のご紹介をしてみたいと思います。
少々、専門的な内容ではありますが、ご自身やご家族が高血圧のために使用している、もしくはこれから使用することになる降圧薬がどのようなシステムで血圧を下げ、また、どのような副作用があるのか、などを知っておくことは、高血圧の治療をしてゆく上でとても大事なことだと思います。
それでは、さっそくまいりましょう。

「アルファ遮断薬」という降圧薬は、収縮している末梢血管を拡張させることによって血圧を低下させる薬です。
副作用といたしましては、起立性低血圧による、立ちくらみ、またはめまいを起こすことがあります。

「ベータ遮断薬」という降圧薬は、日本国内よりも欧米でよく使用される薬です。
心拍数と心拍出量を低下させることによって、血圧を低下させる仕組みです。
降圧効果は中程度で、虚血性心疾患合併例には最適の降圧剤と言われています。
副作用といたしましては、気管支喘息や徐脈、心不全が起こることがあります。
喘息のかたや閉塞性動脈硬化症のかたは使用できないことになっています。

「アルファ・ベータ遮断薬」という降圧薬は、その名前からも察せられるように、アルファ遮断薬とベータ遮断薬の両方の作用を持っています。
ベータ遮断薬で起こりがちな血管収縮をアルファ遮断で補っています。
副作用といたしましては、起立性低血圧、気管支喘息を起こすことがあります。

「アルドステロン拮抗薬」という降圧薬は、高血圧の原因のひとつである塩分と水を尿に排泄して、血液の量を減少させて血圧を低下させます。
この薬は、女性ホルモン作用や高カリウム血症、肝機能、精神神経系の副作用があります。

このように、降圧薬といいましても、さまざまな種類があります。
あなたの高血圧の治療に最適な降圧薬も必ずありますから、ご安心ください。

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高血圧 降圧剤

高血圧の降圧剤について。かなり数値の高い高血圧や、しばらくの間、生活習慣を改善しても下がらない高血圧の治療のために使用される降圧剤ですが、この薬は一種類だけではありません。

降圧剤にはいくつかの種類がありますが、症状を観たり、高血圧の原因と照らし合わせたりしながら、医師がどの降圧薬を使用するのか決めることになります。
今回は、この降圧剤をいくつかご紹介してみたいと思います。

あなたも高血圧の治療をなさっているのでしたら、きっとこのような薬をお使いだと思います。
まず、日本国内でもっとも使用されている降圧剤ですが、「カルシウム拮抗薬」でしょう。
この降圧剤の降圧効果はとても強力です。
血管壁のカルシウムイオンを低下させることで血管を広げて、血圧を下げるという仕組みになっています。
動悸がしたり、ほてりを感じるなどの副作用があります。

「アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)」という薬は、血圧を上昇させるホルモンであるレニン-アンジオテンシン系の作用を遮断することで、血圧を低下させてくれます。
降圧効果としては中程度で、心臓や腎臓などの臓器を保護する効果に優れた降圧薬です。
これは、糖尿病合併症にはとても定評がある降圧薬でもあります。
1割以上のかたがたに、から咳が出るという副作用が見られます。
さらに、ごくまれに発疹や味覚障害が現れる場合もあるようですね。

これとほぼ同じような降圧剤で、「アンジオテンシン2受容体拮抗薬」という薬もあります。
こちらの降圧効果は中程度以上で、やはり心臓や腎臓などの臓器を保護する効果にも優れています。
血圧を下げるシステムは、先のアンジオテンシン変換酵素阻害薬と同様です。
ただし、から咳の副作用はほとんどありません。

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高血圧 塩分

高血圧と塩分について。高血圧の約80%が原因不明です。しかし、原因不明とされながらも、そこには遺伝が関係していたり、生活習慣が関係していたりということはあるようです。
よく、高血圧と言いますと、塩分の摂りすぎを指摘されますが、その辺はどうなっているのでしょう。

食生活は生活習慣に含まれますから気になるところではないでしょうか。
結論から先に言いますと、塩分の取りすぎと高血圧は関係があります。
ただし、この場合も今のところは、誰にでも当てはまるというわけではないようです。
日本人で高血圧を患っているかたがたの3〜4割のかたが、塩分によって血圧が左右されるようなのです。
多くのかたが懸念しているように、塩分を摂りすぎると血圧が上昇し、塩分を減らすことで血圧が低下するという症状を見せています。
このような高血圧のことを「食塩感受性高血圧」と呼んでいます。

この高血圧の場合には、病院での治療というよりも、毎日の食生活に使用する塩分量を減らすことが最適な治療となりますから、比較的、早く改善されるでしょうし、心配もあまりしなくてすみますね。
逆に、塩分量にほとんど左右されない高血圧のことを「食塩非感受性高血圧」と呼んでいます。
この両者の体質というのも、やはり遺伝すると言われています。
食塩感受性に関係すると言われている遺伝子多型もいくつか発見されているそうです。

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若年性高血圧

若年性高血圧について。一般的には高齢のかたがなりやすい高血圧ですが、必ずしもそうとは限りません。
若い方でも高血圧になり、治療が必要なかたはいらっしゃいます。
そのように若い方でもなってしまう高血圧の事を、「若年性高血圧」と呼んでいます。

若年性高血圧と呼ばれるのは、29歳以下のかたの高血圧です。
原因はいくつかありますが、多くは、ホルモンのアンバランスによって引き起こされます。
だいたい、思春期の頃から20代の半ばくらいまでは、ホルモンバランスが崩れやすい時期なので、このようなことが起こります。
ですから、その多くは慌てて治療をする必要もなく、だいたいはそのような時期が過ぎればまた元通りの正常な血圧に戻ります。
ただし、他の病気が原因で高血圧になっている場合も無いとは言えませんから、若いのにかなり血圧が高いという場合には、一度医師に診てもらいましょう。
他の病気が発見されない場合には、精密検査におきましても、ホルモンの微量の変化を知ることはなかなか困難ですので、経過を観察することになるでしょう。
また、近年の若年性高血圧は、ホルモンのアンバランスによるものだけでもないようです。
と、言いますのも、時代による食生活の変化によって栄養過多になったり、そのために早いうちから体格も良くなり、成長するのが昔に比べてとても早くなったりするわけです。

ですから、高血圧だけでなく、これまで成人になってからかかると言われていた多くの「成人病」と呼ばれる病気に、成人前からかかってしまう若者が多くなっ
ています。

若年性高血圧であっても栄養過多が疑われる場合には、生活習慣・・・とくに食生活を改めることを試してみたほうが良いでしょう。

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高血圧 食事

高血圧のための食事について。高血圧の予防と改善のために、お勧めしたい食事があります。
今まで、とくに有名なトマト、納豆、バナナを取り上げてみましたが、今回は、それほど有名ではなくとも高血圧に効果的だと言われているその他の食事をご紹介いたします。
ぜひとも毎日の食事に取り入れて、高血圧の治療に役立てていただければ幸いです。
もちろん、治療の必要のないかたであっても予防のために、多く取り入れましょう。

では、まず食べやすい果物からご紹介いたしましょう。
柿、スイカ、ナツメ、サンザシ・・・これらが高血圧に効果的と言われている果物です。

次は野菜です。
ナス、大根、人参、セロリ、ニラ、春菊、ホウレンソウ、アスパラガス、青梗菜、タケノコなどですね。
どれをとっても特別なものはなく、普通のスーパーで簡単に手に入るものばかりですし、調理もしやすいものばかりですね。

次は、豆類です。
ソラマメ、エンドウマメ、緑豆が効果的です。
豆類はあまり頻繁に食べるものではないと思いますが、なるべく摂るようにしてみると良いでしょう。

穀類では、トウモロコシ、燕麦、ソバなどが効果的です。
しかし、ソバを食べる時には、つゆの塩分を控えめにすることを忘れないでくださいね。

種子類では、ゴマ、ヒマワリの種、スイカの種なども効果的です。
スイカの種は、なかなか売っているところはありませんが、ゴマやヒマワリの種でしたら、簡単に手に入りますね。

海藻類では、ワカメ、コンブ、ノリなどもお勧めです。
お味噌汁や酢の物で、1日1回くらいは摂りたい食物ですね。
しかし、この場合も塩分は控えめにしてください。

魚介類では、カキ、アワビ、貝柱、ナマコなども高血圧に良いと言われています。

高血圧のかたも、今まだそうではないかたも、普段からこれらの食事を摂ることを心がけてみてください。

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高血圧 改善

高血圧の改善について。医療機関、またはテレビや新聞、健康関連の雑誌などでも、高血圧のかたのために生活習慣の改善を勧める場合が多いですよね。
その中には必ず、軽い運動という項目も入っています。
子供の頃には、多くのかたが走り回って遊んだと思いますが、成長するに従って運動らしい運動はしなくなってしまいます。
趣味で色々なスポーツをしていらっしゃるかたや、ジムなどに通っていらっしゃるかたは、今回の記事は無縁だと思いますが、運動をしていらっしゃらないかたは、ぜひ目を通してくださいね。

たぶん、きっとあなたは、「今更、運動しろって言われても何をどのくらいやったらいいのかわからないし、そもそも運動なんて出来ないよ。それに運動して動悸が激しくなったら、かえって高血圧には悪いんじゃないのかな・・・」こんな感じのことを思っているのではありませんか。
運動と言いますと、どうしても激しいものをイメージしてしまいがちですが、もっと軽い運動もあります。
高血圧を治療していらっしゃるかたに効果的なのは、有酸素運動と呼ばれている運動です。
つまり、酸素を体内にたくさん取り込めるような運動ですね。
これは、何も激しい運動でなくても大丈夫なのです。
たとえば、速足でのウォーキングや、軽いジョギングなどで充分です。
自転車を持っていらっしゃるかたでしたら、ちょっとしたサイクリングなども良いですね。

このように、筋肉が伸び縮みする等張性運動は、運動している間、収縮期血圧が上がります。
この運動を週に3〜4回程度続けていくことで、血管の弾力性がつき、血圧を下げる効果に繋がってきます。
軽い運動ですが、最低でも20分は続けるようにしてください。
最初は5分でもかまいません。
少しずつ増やしてゆけば良いのです。

高血圧に効果的な食事と運動をしばらく続けることも治療のひとつですから、しばらくすると体調はとても良くなるはずです。

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高血圧 原因

高血圧の原因について。50歳以上の2人に1人が高血圧と言われていますが、高血圧になる原因というのは、いったい何なのでしょう。
実は高血圧の約80%は、原因不明と言われています。
この原因不明の高血圧の事を「本態性高血圧」と言っています。
そして、本態性高血圧のうちの半分・・・つまり高血圧全体の40%は遺伝的なものが関係していると言われていて、さらに残りのもう40%は食生活や喫煙などをはじめとした生活習慣が原因とされています。

高血圧の原因が特定されているものにつきましては、「二次性高血圧症」などと言いますが、たとえば腎炎や腎血管硬化症などの腎臓の病気が原因のものは、「腎性高血圧」と言います。
また、副腎などホルモン異常に原因がある場合もありますし、手術などをしたことによって高血圧になる場合もあります。
高血圧のかたは、一般的に二次性高血圧かどうか検査しますから、その際、特に原因が明らかでなければ本態性高血圧症ということになります。
本態性高血圧のうちの半分が遺伝的なものであるということですが、高血圧になってしまうような体質が遺伝すると考えられています。
たとえば、両親ともに高血圧である場合には、その子供らの約50%が高血圧になるそうですし、どちらか片方の親だけが高血圧の場合には、子供らの約25%が高血圧になるそうです。
ですから、もし、ご両親か、どちらかの親が高血圧であったならば、注意が必要です。

高血圧は早めの発見が大事ですし、発見されたのなら治療もすぐに始めた方が良いでしょう。
高血圧の治療は、そう大変なものではありません。
きちんと続けることで、高血圧は徐々に改善される場合も多いです。

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