アルベール・ベガン著作集を求めて

  • author: inmymemory
  • 2012年07月07日

以下は私的メモ

『アルベール・ベガン著作集 第1巻 ロマン的魂と夢 -ドイツ・ロマン主義とフランス詩についての試論』(1972/6/30)
『アルベール・ベガン著作集 第2巻 現存の詩 -クレティアン・ド・トロワからピエール・エマニュエルまで 付ネルヴァル』(1975/5/30)

バルザック、パスカル、ベルナノスについての評論が翻訳されている、ロマン派のニュークリティシズム(ヌヴェール・クリティーク)の旗手アルベール・ベガンによる詩評集。
出版社である国文社のWEBサイトには全3巻(A5判上製箱入)とあるが、2巻しか出ていない。
しかも、オンライン書店では全て売り切れ。

ベガンの批評はたんに主観にとどまる印象批評を意味するものではない。
彼の批評は「共感」にもとづいており、おのれの生の関心と共鳴する作家以外は選ばないように見えるが、その場合批評家は書くことによっておのれ自身の冒険を試みるのであり、また言葉を創ることによって、おのれの個人的・精神的冒険の一階梯を修了することになる。
魂の救済と聖性探究の道を究めるなかで、独善的主情性と神秘主義から救ったのは、事物の現存、神の空間における事物の現存への強固な確信であった。

「しばらくの感覚のしびれのあとに、
一つの新たな生がはじまる、
時間と空間の隔てを超えて、
おそらくは、死の後にわれわれを待っている生にも似て…
その瞬間から、私はおのれの夢の意味を求めようと努めてきた。そして、この不安は、覚醒の状態での私の思考にも影響を及ぼした。外の世界と内部の世界とのあいだには一本の絆あるのがわかるように私は思った…」ネルヴァル

「「夢は人間を精霊たちとの交わりに導き入れるものだという、夢についての私の考えをもって、私は希望をいだいていた…なお希望を抱いていた。」全ての決定的な出来事は夢のなかで生起する。けれども、ついには、ーこれこそ勝利の兆しなのだがーネルヴァルがあれほど好んだホフマンの「悪魔の霊薬」の中でのように、夢の中で得たものが、目覚めている生にとっても確かなものとなるのである。以後、光をおびて来る精神の世界で得たものや諸々の確信や約束は全て、地上の世界でも同様に得られており、ネルヴァルは穏やかな心をもって、そこにもどって来るのである。」ベガン
 
「夢は仙女たちの手が織る衣であり、えもいわれぬ匂いがする。」 ネルヴァル
 
(プルーストはネルヴァルより、魂の内奥の冒険がいかなるものであるか、を受け継いでいる。)
 
「ー私は考えた、どうしてかくも長い間、私は自然の外に在って、自然と一体になることなしに存在し得たのであろうか、と。一切は生きていて、一切は動き、一切は照応している。私から、あるいは他のものから発する磁気光線がいかなる障害にあうこともなく、創造された事物の無限の連鎖を貫いている。これは世界を覆うある透明な網目であり、その細い糸は次から次へと惑星へ、さらに恒星へとひろがっている。今は地上の囚われの私も、我が喜びと苦しみをともにする星々の合唱に和するのである。」『オーレリア、あるいは夢と人生』Aurélia ou le rêve et la vie 1855年

この会社オワコンだろ・・・と思う出来事といえば、定番はこれに限る

  • author: inmymemory
  • 2012年01月30日

大きな声で語られている意見に常に疑問を抱かないと、

いよいよ危険な世の中になるのではないかと思っています。
そのような時代に音楽は、

雑音にかき消されそうな自分の心の本当の声に、
気づかせてくれるものではないでしょうか。
 
 
これはTOWER RECORDS店頭ポスターに掲載の、

畠山美由紀のメッセージ。


昨年JPOPで最も感動的だった曲、「わが美しき故郷よ」は
心身共に辛い状況の今日、心に染みた。
 


1/27朝。
割れるような激しい頭痛と高熱と悪寒、関節痛。
咳、のどの痛み、鼻水などはないので、風邪とは明らかに違う。いつもの
偏頭痛かと判断し、イヴを服用し出社。それにしても悪寒がひどい。痛みだしたら薬を飲むことで凌いだ。
1/28朝。昨日以上の激しい頭痛であったが、営業ノルマを達成しなければ、休日を返上して出社するように言われている状況の為、なんとか出社。激しい頭痛を抱えていることは特に誰にも話さず、仕事に集中した。そのおかげか、2件の大きな成約を獲得し、今月の営業ノルマを午前中で達成した。そのとき、女性のベテラン上司が掛けてきた言葉は「今、早口だったのに気付いてた?注意して」のひとことだけだった。弱点を改善しようとするためのよい動機であろうと善意に解釈できるが、もし、日々、部下の目標達成を願っているのなら、真っ先に「おめでとう」という言葉がでるのではないだろうか。
 
とにかく、これで心置きなく病院に行けると思い、その上司に早退の依頼をした。その反応は想定した以上の冷淡なあしらいであった。
「え?頭痛で早退?これから研修やるんだけど!熱は?熱あるの?」
「そうですね、昨夜測ったときは38度近くでした」
「ああ、そう。じゃあ、早退届だしておいて下さい」
当然ではあるが、頭痛の苦しさは経験者しか理解できない。それにしても、「大丈夫?」のひとことがあってもよさそうなものだ。
しかし、そんなことに怒りを覚える余裕もないほど、意識が朦朧としていた。土曜の午後は大抵の病院が休診している。関節痛と高熱の中、通常の何倍も遅い足取りでようやく国立病院の休日受付に辿り着いた。
インフルエンザ検査の結果は陰性だが、症状は明らかにインフルエンザということで、タミフルを処方された。


検査はマイナスでも、インフルエンザであることはよくあることらしい。無理矢理食事を摂り、処方されたタミフルとカロナールを服用したが、症状はすぐには改善せず、39度近い高熱とかつて味わったことのない割れるような激しさの頭痛で夜通し苦しんだ。その苦しみの時間は永遠にも感じるほど長く、激しく襲った。
おそらく、途中で気を失い、眠りにつけたのだろうか。とにかく、職場からの電話で目が覚めた。意識は朦朧としていたが、声の主がどのような意図を持って架けてきたかはすぐに察した。「勤務時間を過ぎて連絡のひとつもないなんて、社会人としての常識が無さ過ぎです」から始まる常套文句の怒声の前に、何故、状況確認をしないのだろうか。やっとのことで声が出て、病院での診断の話を伝えた。「陰性だったんだですよね?陰性でしょ?」まるで陰性のくせに休んでるんじゃねーよ!という口ぶりだ。さすがにひどいと思い、「いえ、陰性でも、症状から、明らかにインフルエンザだと診断されました」と返したところ、「今日も病院行くでしょ?その結果の報告の連絡を必ず今日中に連絡下さい。できますか?」あのさ、普通初診時には数日間来院しなくていいように薬は3~4日分処方されるでしょ。連日で行くかよと思ったものの声が出なかった。「くれないんですか?くれるんですか?」と訊いてくるので、面倒になって「しますします」とだけようやく伝えて、電話を終わらせられた。声が出せるようになってから、病院に連絡をし、「陰性だと会社からまるで仮病かのようなな扱いをされて困っているんですよ」と訳を話し、インフルエンザの検査結果は翌日受けたところで変わるわけではないことを念のため確認し、電話を切った。催促の電話が来るのも鬱陶しいので、すぐに会社に連絡した。例の上司は、期待通り、「大丈夫?」や「具合はどう?」の言葉はもちろんなく、開口一番「で、結果はどうでした?」ときた。話す気も失せるが「特に変わりはありません。ただ、症状は明らかにインフルエンザなのは間違いないそうです」と伝えると、「じゃあ、明日また病院行きますよね?そのとき・・・」と言うので、さすがに呆れて、「ご存知かと思いますが、通常、通院は毎日行くものではないので、処方させる薬も数日分でますよね?」と言い返したところ、自分だけで判断できなくなり、その後は更に上の上司に代わった。
 
 
仕事をしていて常々感じるのは、「いざというときには自分が全責任を持つという覚悟がない人が役職者になると、その部下は不幸だ」ということだ。
自分も管理職をしてきて、最近、今の営業部署に異動となり、新人扱いされているのだが、自分が部下をもったときに心掛けてきたことがいかに大事かを再確認できた。
 
 
目の前の同僚に十分なホスピタリティを発揮できない上司に顧客との接し方を注意されても、説得力は欠片もない。そこにあるのは矛盾への怒りと、大義名分ばかりで責任を果たしていない態度への辟易だけだ。
  


ともかく、人が心が折れるのは、希望を見出せないからだと痛感した。
話し合っても心が通じ合えないという絶望の前には、自分を変えるか、環境を変えるかしかない。
社員を奴隷のように扱うパワハラ蔓延のブラック企業の場合、転職を決心する最高の機会にしかなりえない。
全く不本意であるが、他人の心を変えることはできないのだから、しかたがない。
病中であるが、どうにも怒りが込み上げるので、カタルシス的に書いた。
こんなひどい文章は最初で最後だろうが、推敲しないし、後悔もない。

どうしようもないくらいの感傷

  • author: inmymemory
  • 2011年09月24日

「Cap ou pas cap?」
「Cap! Bien sur!」

 

かつて、あなたがあのブログにリンクした映画を観て、
あなたの目指していた天衣無縫がどういうものなのかが
分かったような気がしたよ。

思えば二人で破天荒なことをしてきたよね。
心を通わせていた頃の二人は、
愛してるとは違ってると言いながら、
世界中の誰よりもひとつだった気がするよ。

 

「のる?のらない?」
「のるさ!もちろん」

 

大切なものを失うくらいなら、
あのままハチャメチャのままで
いっそのことよかったのかもしれない。

 

それとも、
「マディソン郡の橋」のあの有名な
「これが最後の本物の愛だ」という最後の言葉のように
告げることもせずに、
"始めなければ終わることもない"
美しいままの恋として、
永遠に封印すればよかったのかもしれない。

 

いずれにせよ、よく言われる様に、
人生は選択の連続であり、
なにかを選ぶということは、
なにかを失うことになる。

 

失ったものは輝き続けるように思えても、
手放さなかったものとのその後の日常に、
一切の後悔をすべきではない。
愛とは決して後悔しないこと。

 

分かっている。
分かっている。
どうかしている。

 

欲しい?
欲しくない?

 

どっち?
こっち?
それとも…

 

こうして、今日も、
ぼくはゲームにのる。
「Cap! Bien sur!」
最高で最低で不運で幸せなこの人生を賭けて。



「世界でいちばん不運で幸せな私」
http://www.albatros-film.com/movie/sekai/

破滅的な性格ほど怖いものはない

  • author: inmymemory
  • 2011年05月08日

嘗てルイス・ブニュエル監督の「忘れられた人々」を映画館で観たとき、
あまりに救いのないエンディングに暫く席を立てなかった。

しかし、あのような理不尽極まりないストーリーは、ある意味、残酷な現実を映し出しており、
腑に落ちるものがある。

しかし、スチュアート・ローゼンバーグ監督の「暴力脱獄」の奇妙さはなんであろう。
ルークの振る舞いはいずれも奇っ怪で、魅力的にも思えるが、
そのあまりの無鉄砲さに、恐怖を覚えた。

太宰自身を描いたと思える根岸吉太郎監督「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」はどうだろう。
大谷が自殺を図るあたりの奇妙さがなんとも怖い。
更にその大谷に献身的な佐知も怖い。

三谷幸喜作・演出の舞台「ろくでなし啄木」も同様だ。
啄木が姿を消したのは、周囲の優しさのせいだということは、
憎悪されて生きる道を歩むことで、愛されることから逃れようとしたというのか。
ここでは登場人物の3人ともに怖かった(脚本自体は楽しめたが)。

27歳で夭逝した啄木に対し、33歳で早世した天才詩人ジョン・ウィルモットもまた、
酒と女に溺れ、その生涯は退廃そのものだ。
ローレンス・ダンモア監督の「リバティーン」では、その一部分を窺い知ることができる。


人間の最も根源となる感情は、不安である。
不安と感じるときはその対象が定まっていない。

上記の作品に登場する彼らの破滅的な心理・思考パターンは、
恐らくは、その不安からくるものなのだろう。
常に生きることへの不安をそこはかとなく感じており、
その不安から逃れようと、酒や女に溺れる。

破滅的な生活を続ければ、借金や病気、犯罪に巻き込まれ、
このままではいつ死んでもおかしくないという死への恐怖が生じる。

しかし、その恐怖は、不安を消滅してくれる。
死という対象があるからだ。


実際、彼らは夭折するのだが、不安に襲われる日々よりは、
寧ろ死を望んでいたのであろう。


一方、その破滅的な振る舞いを受ける周囲の者は、
その彼らの行為そのものに恐怖を覚えるだろう。

僕はといえば、そのような得体の知れない他人と関わる事がなにより怖い。
ひとりの世界でいられるときにだけ、その恐怖から解放される。

では何故、その解放される時間に、
あえて退廃を美徳とする得体の知れない人物の本や映画を好んで見るのだろうか。

それは、非現実世界で恐怖を感じることで、より、現実の恐怖から逃れようと
しているからなのかもしれない。
かれらが酒や女に溺れていくように…。


さて、久しぶりに退廃文学の傑作、芥川龍之介「歯車」でも読み直そうか。

シティ・ポップ名曲ベスト100

  • author: inmymemory
  • 2011年04月25日

今ではJ・POPという音楽が一般的な用語となり、渋谷系も死語になりつつあるが、後世に残る素晴らしい1980年代の日本のポピュラー音楽のジャンルが、シティ・ポップである。シティーポップ、シティ・ポップス、JAPANESE CITY POPと表記ゆれが有る。
 
1970年代にフォークから発展したニューミュージックが隆盛した陰で生まれた、日本語ロック(はっぴいえんど、キャラメル・ママ、ティン・パン・アレー、ハックルバック、シュガー・ベイブ、はちみつぱい、ムーンライダーズ)の流れを汲む、和製AOR/ソフト・ロックの総称。無機的かつ空想的な描写や、豊かさを背景にした享楽的傾向、或いはニヒリズムが強く表れた都市生活者の心象風景を描き出した歌詞と、高度な作編曲や演奏テクニックを駆使し、都会的で洗練されているのが特徴。1981年、井上鑑がプロデュースした寺尾聰の「ルビーの指環」が空前の大ヒットを飛ばしたことにより浸透したが、1989年の『イカ天』が火付け役となった第二次バンドブーム(BOØWY、レベッカ、THE BLUE HEARTS、ユニコーン、JUN SKY WALKER(S)、THE BOOM、プリンセスプリンセス、リンドバーグ等)や、渋谷系(オリジナル・ラブ、ピチカート・ファイヴ、フリッパーズ・ギター等)の台頭により、シーンは衰退した。しかし、シーンの重要人物は、活躍の場をCMや映画音楽、楽曲提供・プロデュースに移行していくことで、その音楽的方法論は広く受け継がれ、後の日本のポピュラー音楽に強い影響を残した。

再評価され始めたのは2000年頃からで、キンモクセイやキリンジが自分達の音楽ジャンルをシティ・ポップと発言し、2006年には木村ユタカ監修『ジャパニーズ・シティ・ポップ JAPANESE CITY POP』 というディスクガイドも発売された。キンモクセイ、キリンジ、流線形、堂島孝平、比屋定篤子、土岐麻子は、ネオ・シティ・ポップと呼ばれる。

代表アーティストは以下のとおり。

荒井由実(松任谷由実/呉田軽穂)、安部恭弘 、有賀啓雄、いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリー、伊藤銀次、稲垣潤一、井上鑑、今井裕、上田知華+KARYOBIN、EPO、大沢誉志幸、大滝詠一、大貫妙子、尾崎亜美、加藤和彦、角松敏生、岸正之、来生たかお、木戸やすひろ、桐ヶ谷仁、黒住憲五、桑名晴子、ケン田村、小坂忠、斎藤誠、佐藤奈々子(nanaco)、佐藤博、佐野元春、シングライクトーキング(SING LIKE TALKING)、杉山清貴&オメガトライブ、杉真理、鈴木茂、鈴木雄大、須藤薫、センチメンタル・シティ・ロマンス(SENTIMENTAL CITY ROMANCE)、惣領智子(TINNA)、高野寛、高橋幸宏、竹内まりや、寺尾聰、二名敦子、西岡恭蔵、西松一博、パイパー(PIPER)、ハイ・ファイ・セット(Hi-Fi Set) 、浜田金吾(濱田金吾) 、パラシュート(PARACHUTE)、原田真二&クライシス、ブレッド&バター(Bread & Butter)、細野晴臣、松下誠、松原みき、マナ(Manna)、南佳孝、村田和人、八神純子、矢野顕子、やまがたすみこ、山下達郎、山下久美子、山本達彦、吉田美奈子、芳野藤丸、ラジ(RAJIE)、ルック(LOOK)

  
荒井由実 「雨の街を」
荒井由実 「海を見ていた午後」
荒井由実 「空と海の輝きに向けて」
荒井由実 「卒業写真」
荒井由実 「中央フリーウェイ」
荒井由実 「あの日にかえりたい」
山下達郎「RIDE ON TIME」
山下達郎「愛を描いて –LET'S KISS THE SUN–」
山下達郎「DAYDREAM」
山下達郎「あまく危険な香り」
山下達郎「LOVELAND, ISLAND」
山下達郎「SPARKLE」
山下達郎「LOVE SPACE」
山下達郎「YOUR EYES」
山下達郎「潮騒」
大瀧詠一「恋するカレン」
大瀧詠一「夏のペーパーバック」
大瀧詠一「ペパーミント・ブルー」
大滝詠一「君は天然色」
佐野元春「SOMEDAY」
佐野元春「こんな素敵な日には」
佐野元春「バルセロナの夜」
杉真理「スクールベルを鳴らせ!」
杉真理「いとしのテラ」
杉真理「バカンスはいつも雨」
伊藤銀次「Dear Yesterday」
伊藤銀次「BABY BLUE」
竹内まりや「SEPTEMBER」
竹内まりや「不思議なピーチパイ」
竹内まりや「NATALIE」
竹内まりや「PLASTIC LOVE」
竹内まりや「もう一度」
竹内まりや「ドリーム・オブ・ユー~レモンライムの青い風~」
竹内まりや「SWEETEST MUSIC」
竹内まりや「恋の嵐」
竹内まりや「時空の旅人」
吉田美奈子「MIRAGE」
吉田美奈子「BLACK EYE LADY」
吉田美奈子「TOWN」
吉田美奈子「CHRISTMAS TREE」
吉田美奈子「恋は流星 –SHOOTING STAR OF LOVE–」
吉田美奈子「夢で逢えたら」
吉田美奈子「CHRISTMAS TREE」
大貫妙子「夏に恋する女たち」
須藤薫「あなただけ I LOVE YOU」
須藤薫「セカンドラブ」
細野晴臣「BODY SNATCHERS」
センチメンタル・シティ・ロマンス「うちわもめ」
SING LIKE TALKING 「Spirit Of Love」
EPO「う、ふ、ふ、ふ」
稲垣潤一「エスケイプ」
稲垣潤一「ドラマティック・レイン」
南佳孝「スローなブギにしてくれ(I want you)」
南佳孝「憧れのラジオ・ガール」
南佳孝「モンロー・ウォーク」
南佳孝「SCOTCH AND RAIN」
南佳孝「スタンダード・ナンバー」
南佳孝「二人のスロー・ダンス」
村田和人「一本の音楽」
山本達彦「LAST GOOD-BYE」
加藤和彦「ジャスト・ア・シンフォニー」
ハイ・ファイ・セット「フィーリング」
RAJIE「Hold Me Tight」
RAJIE「キャトル」
鈴木茂「砂の女」
五十嵐浩晃「ペガサスの朝」
五十嵐浩晃「愛は風まかせ」
原田真二「てぃーんず ぶるーす」
原田真二「キャンディ」
原田真二「タイム・トラベル」
原田真二「雨のハイウェイ」
原田真二&クライシス「MODERN VISION Ⅱ」
大沢誉志幸「in・Fin・ity」
大沢誉志幸「雨のタップダンス」
大沢誉志幸「naive」
大沢誉志幸「ガラス越しに消えた夏」
大沢誉志幸「そして僕は途方に暮れる」
寺尾聰「Long Distance Call」
来生たかお「Goodbye Day」
八神純子「パープル・タウン」
八神純子「恋のマジック・トリック」
八神純子「ポーラー・スター」
矢野顕子「春咲口紅」
尾崎亜美「マイ・ピュア・レディ」
尾崎亜美「春の予感〜I've been mellow〜」
尾崎亜美「My Song For You」
尾崎亜美「蒼夜曲 セレナーデ」
上田知華+KARYOBIN「パープル・モンスーン」
上田知華+KARYOBIN「秋色化粧」
山下久美子「瞳いっぱいの涙」
山下久美子「Tonight~星の降る夜に~」
山下久美子「赤道小町ドキッ」
松原みき「真夜中のドア~Stay With Me」
松原みき「ニートな午後3時」
ルック「追憶の少年」
ルック「シャイニン・オン 君が哀しい」
ルック「少年の瞳」
杉山清貴&オメガトライブ「サマー・サスピション」
杉山清貴&オメガトライブ「RIVERSIDE HOTEL」

ライト・ヴァース秀歌選

  • author: inmymemory
  • 2011年04月24日

短歌についての記事はいくつか案がある。
萬葉集をはじめとする和歌については、もっと専門のサイトが幾つも存在するので必要ないだろうが、ライト・ヴァースや前衛短歌、ニューウェイブ短歌についてとなると、途端に少なくなる。
いずれも詳細の記事を書きたいと常々考えているが、なかなか進まない。
とりあえず、先日はてなキーワードにも書いた、ライト・ヴァースについて書き残しておく。
(加筆修正する必要はまだまだあるが)
 
ライト・ヴァースとは英語でlight verseつまり軽めの詩である。ライトバースの表記ゆれが有る。
1930年代、従来の古典的なヴァース(韻文)のような文学性よりも、パロディやナンセンスなどを生かした娯楽的で軽妙な形式の詩をW・H・オーデンがライトバースと定義した。
日本では、1970年代後半から現代詩の専門雑誌で特集を組まれるようになり、1980年代始めに書肆山田が「日本のライト・ヴァース」全4巻と「世界のライト・ヴァース」全5巻のシリーズを出版し、言葉が定着した。
主なライトヴァース詩人に松下育男、高階杞一など。


また、短歌では、1985年に岡井隆が提唱したことを嚆矢とし、仙波龍英、林あまり、中山明などが、バブル景気の豊かな消費社会を軽やかで饒舌に詠んだ口語定型の短歌はライトヴァース短歌と呼ばれた。更に1987年刊の俵万智「サラダ記念日」と加藤治郎「サニー・サイド・アップ」は、ライトバース隆盛を大いに推進した。ブーム円熟期には次第に、重い内容を小粋なタッチで詠う手法としてより多くの歌人に取り入れられた。口語文体による短歌は1991年以降、ニューウェイブ短歌に受け継がれた。

 
ライト・ヴァース秀歌選(案)

夕照はしづかに展くこの谷のPARCO三基を墓標となすまで(仙波龍英)

ひら仮名は凄まじきかなはははははははははははは母死んだ(仙波龍英)


思い出の一つのようでそのままにしておく麦わら帽子のへこみ(俵万智)


「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの(俵万智)


白菜が赤帯しめて店先にうっふんうっふん肩を並べる(俵万智)


「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ(俵万智)


落ちてきた雨を見上げてそのままの形でふいに、唇が欲し(俵万智)


チューリップの花咲くような明るさであなた私を拉致せよ二月(俵万智)


早春のアンビバレンス日記にはただ〈∞(無限大)〉の記号をしるす(俵万智)


ぼくのサングラスの上で樹や雲が動いてるって うん、いい夏だ(加藤治郎)


荷車に春のたまねぎ弾みつつ アメリカを見たいって感じの目だね(加藤治郎)


バック・シートに眠ってていい 市街路を海賊船のように走るさ(加藤治郎)


もうゆりの花びんをもとにもどしてるあんな表情を見せたくせに(加藤治郎)


海の辺の電話ボックスにて君はうつくしかりし夕映えを言ふ(喜多昭夫)


オレンヂを積む船に手を振りながらさびしく海を信じてゐたり(喜多昭夫)

映画史上、重要な映画監督の巨匠・名匠と代表作一覧(案) 後編

  • author: inmymemory
  • 2011年04月24日

【アメリカ】
-D・W・グリフィス「國民の創生(1915)」「イントレランス(1916)」「散り行く花(1919)」「東への道(1920)」
-セシル・B・デミル「十誡(1923)」「平原児(1936)」「サムソンとデリラ(1949)」「地上最大のショウ(1952)」
-ウィリアム・ウェルマン「つばさ(1927)」「飢ゆるアメリカ(1933)」「スタア誕生(1937)」
-バスター・キートン「キートンの恋愛三代記(1923)」「荒武者キートン(1923)」「キートンの探偵学入門(1924)」「海底王キートン(1924)」「キートンのセブン・チャンス(1925)」「キートン西部成金(1925)」「キートンの大列車追跡(1926)」「キートンの蒸気船(1928)」
-ルーベン・マムーリアン「喝采(1929)」「ジキル博士とハイド氏(1932)」「クリスチナ女王(1933)」「虚栄の市(1935)」「歌へ陽気に(1936)」「血と砂(1941)」「絹の靴下(1957)」
-フランク・キャプラ「一日だけの淑女(1933)」「或る夜の出来事(1934)」「オペラハット(1936)」「失はれた地平線(1937)」「我が家の楽園(1938)」「スミス都へ行く(1939)」「群衆(1941)」「毒薬と老嬢(1944)」「素晴らしき哉、人生!(1946)」
-ジョン・フォード「人類の戦士(1931)」「駅馬車(1939)」「怒りの葡萄(1940)」「わが谷は緑なりき (1941)」
-ノーマン・Z・マクロード「いんちき商売(1931)」「ご冗談デショ(1932)」「かぼちゃ大当たり(1934)」「天国漫歩(1937)」「虹を掴む男(1947)」
-ジョージ・キューカー「晩餐八時(1933)」「フィラデルフィア物語(1940)」「アダム氏とマダム(1949)」「ボーン・イエスタデイ(1950)」
-サム・ウッド「マルクス兄弟のオペラは踊る(1935)」「マルクス一番乗り(1937)」
-マイケル・カーティス「汚れた顔の天使(1938)」「四人の姉妹(1938)」「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ(1942)」「カサブランカ(1942)」「夜も昼も(1946)」
-プレストン・スタージェス「七月のクリスマス(1940)」「レディ・イヴ(1941)」「サリヴァンの旅(1941)」「パームビーチ・ストーリー(1942)」「モーガンズ・クリークの奇跡(1944)」
-マーヴィン・ルロイ「仮面の米国」「オズの魔法使(1939)」「哀愁 (1940)」「心の旅路(1942)」「若草物語(1949)」
-ハワード・ホークス「遊星よりの物体X」「特急二十世紀」「赤ちゃん教育(1938)」「ヒズ・ガール・フライデー(1940)」「教授と美女(1941)」「脱出」「紳士は金髪がお好き」「リオ・ブラボー」
-レオ・マッケリー「ロイドの牛乳屋」「我輩はカモである(1933)」「新婚道中記(1937)」「邂逅(めぐりあい)」「我が道を往く」
-オーソン・ウェルズ「オーソン・ウェルズの オセロ」
-ウィリアム・ワイラー「孔雀夫人(1936)」「デッドエンド(1937)」「嵐ケ丘(1939)」「西部の男(1940)」「月光の女(1940)」「偽りの花園(1941)」「ミニヴァー夫人(1942)」「我等の生涯の最良の年(1946)」「女相続人(1949)」「探偵物語(1951)」「黄昏(1951)」「ローマの休日(1953)」「必死の逃亡者(1955)」「友情ある説得(1956)「大いなる西部(1958)」「ベン・ハー(1959)」「噂の二人(1961)」「コレクター(1965)」「おしゃれ泥棒(1966)」「L・B・ジョーンズの解放(1969)」
-ビリー・ワイルダー「深夜の告白」「失われた週末」「サンセット大通り」「地獄の英雄」「第十七捕虜収容所」「麗しのサブリナ」「七年目の浮気(1955)」「昼下がりの情事」「情婦」「お熱いのがお好き(1959)」「アパートの鍵貸します(1960)」「あなただけ今晩は」
-ロバート・ワイズ「」
-ジョン・ヒューストン「マルタの鷹(1941)」「キー・ラーゴ(1948)」「黄金(1948)」「アスファルト・ジャングル(1950)」「アフリカの女王(1951)」「赤い風車(1952)」「白鯨(1956)」「アニー(1982)」「ザ・デッド/「ダブリン市民」より(1987)」
-ヘンリー・キング「聖処女(1943)」「ウィルソン(1944)」「慕情(1955)」「回転木馬(1955)」「悲愁(1959)」
-ブレイク・エドワーズ「ペティコート作戦(1959)」「ティファニーで朝食を(1961)」「酒とバラの日々(1962)」「ピンクの豹(1963)」「暗闇でドッキリ(1964)」「グレートレース(1965)」「暁の出撃(1970)」「ビクター/ビクトリア(1982)」「スウィッチ/素敵な彼女?(1991)」
-ジェリー・ルイス「底抜け大学教授(1962)」「底抜け替え玉戦術(1966)」
-ヴィンセント・ミネリ「花嫁の父(1950)」
-スタンリー・ドーネン「」
-フレッド・ジンネマン「地上より永遠に」「」
-ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ「三人の妻への手紙」「イヴの総て」「五本の指」「ジュリアス・シーザー」「裸足の伯爵夫人」「野郎どもと女たち」「去年の夏突然に」「探偵/スルース」
-エリア・カザン「ブルックリン横町」「影なき殺人」「紳士協定(1947)」「欲望という名の電車(1951)」「革命児サパタ(1952)」「波止場(1954)」「エデンの東(1954)」「草原の輝き(1961)」「アメリカ
アメリカ」
-ジョージ・スティーヴンス「有頂天時代(1936)」「ママの想い出」「女性No.1(1942)」「陽のあたる場所(1951)」「シェーン(1953)」「ジャイアンツ(1956)」「アンネの日記(1959)」
-ジュールズ・ダッシン「裸の町(1948)」「男の争い(1955)」「宿命(1957)」「日曜はダメよ(1960)」「トプカピ(1964)」
-ジョセフ・フォン・スタンバーグ「」
-ジョシュア・ローガン「ピクニック(1955)」「バス停留所(1956)」「サヨナラ(1957)」「南太平洋(1958)」「ペンチャー・ワゴン(1969)」
-スタンリー・クレイマー「手錠のまゝの脱獄(1958)」「渚にて(1959)」「ニュールンベルグ裁判(1961)」「おかしなおかしなおかしな世界(1963)」「愚か者の船(1965)」「招かれざる客(1967)」
-スタンリー・キューブリック「スパルタカス(1960)」「」
-ジーン・サックス「裸足で散歩(1967)」「おかしな二人(1968)」「サボテンの花(1969)」「想い出のブライトン・ビーチ(1986)」「アフタヌーンティーはベッドで(1991)」
-フランクリン・J・シャフナー「猿の惑星(1968)」「パットン大戦車軍団(1970)」「パピヨン(1973)」
-ドン・シーゲル「ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956)」「ダーティハリー(1971)「白い肌の異常な夜(1971)」「突破口!(1973)」「アルカトラズからの脱出(1979)」
-サム・ペキンパー「ワイルドバンチ(1969)」「砂漠の流れ者/ケイブル・ホーグのバラード(1970)」「戦争のはらわた(1977)」
-ロバート・アルドリッチ「攻撃(1956)」「ガン・ファイター(1961)」「何がジェーンに起ったか?(1962)」「ふるえて眠れ(1965)」「飛べ!フェニックス(1965)」「特攻大作戦(1967)」「傷だらけの挽歌(1971)」「北国の帝王(1973)」
-ニコラス・レイ「大砂塵」「理由なき反抗」「北京の55日」
-ジョゼフ・ロージー「恋」「パリの灯は遠く」
-シドニー・ルメット「」
-ジョージ・ロイ・ヒル「明日に向って撃て!(1969)」「スティング(19)」「スローターハウス5(19)」「ガープの世界(1982)」
-ウディ・アレン「泥棒野郎(1969)」「ウディ・アレンのバナナ(1971)」「スリーパー(1973)」「アニー・ホール(1977)」
-シドニー・ポラック「ひとりぼっちの青春(1969)」「大いなる勇者(1972)」「追憶(1973)」「スクープ・悪意の不在(1981)」「トッツィー(1982)」「愛と哀しみの果て(1985)」「ザ・ファーム/法律事務所(1993)」
-ボブ・フォッシー「スイート・チャリティ(1968)」「キャバレー(1972)」「オール・ザット・ジャズ(1979)」
-メル・ブルックス「プロデューサーズ(1968)」「ヤング・フランケンシュタイン(1974)」「ブレージングサドル(1974)」「メル・ブルックス/新サイコ(1977)」「メル・ブルックス/逆転人生(1991)」
-モンテ・ヘルマン「旋風の中に馬を進めろ(1965)」「銃撃 (1967)」「断絶(1971)」
-クリント・イーストウッド「許されざる者(19)」「トゥルー・クライム(1999)」「スペースカーボーイ」「ミスティック・リバー」「ミリオンダラー・ベイビー」「父親たちの星条旗」
-マイク・ニコルズ「バージニア・ウルフなんかこわくない(1966)」「卒業(1967)」「キャッチ22」「シルクウッド(1983)」「ブルースが聞こえる(1988)」「ワーキング・ガール(1988)」「クローサー(2004)」
-ハル・アシュビー「ハロルドとモード少年は虹を渡る(1972)」「さらば冬のかもめ(1973)」「シャンプー(1975)」「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと(1976)」「帰郷(1978)」「チャンス(1979)」「ザ・ローリングストーンズ(1982)」
-ジョン・カサヴェテス「」
-ジョージ・ルーカス「アメリカン・グラフィティ(1973)」「スター・ウォーズ(1977)」
-フランシス・フォード・コッポラ「ゴッドファーザー(1972)」「カンバセーション…盗聴…(1973)」「ゴッドファーザーPARTII(1974)」「地獄の黙示録(1979)」「アウトサイダー(1983)」「ランブルフィッシュ(1983)」「タッカー(1988)」「ゴッドファーザーPARTIII(1990)」「ドラキュラ(1992)」「レインメーカー(1997)」
-マーティン・スコセッシ「タクシードライバー」「レイジング・ブル」「アフター・アワーズ」「ディパーテッド」「グッドフェローズ」「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」「クンドゥン」「ギャング・オブ・ニューヨーク」
-ロバート・アルトマン「M★A★S★Hマッシュ(1970)」「ナッシュビル(1975)」「ビッグ・アメリカン」「ザ・プレイヤー(1992)」「ショート・カッツ
(1994) 」
-スティーヴン・スピルバーグ「激突!」「ジョーズ」「未知との遭遇」「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」「カラー・パープル」「ジュラシック・パーク」「シンドラーのリスト」「プライベート・ライアン」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」「ミュンヘン」
-ジム・ジャームッシュ「」
-ブライアン・デ・パルマ「ファントム・オブ・パラダイス(1974)」「キャリー(1976)」「アンタッチャブル(1987)」「ミッション:インポッシブル(1996)」「リダクテッド真実の価値(2007)」
-ジョン・カーペンター「ハロウィン(1978)」「ニューヨーク1997(1981)」「スターマン/愛・宇宙はるかに(1984)」「マウス・オブ・マッドネス(1994)」
-ロバート・ムーア「名探偵登場(1976)」「名探偵再登場(1978)」「第2章(1979)」
-デヴィッド・リンチ「エレファント・マン(1980)」「ブルーベルベット(1986)」「ワイルド・アット・ハート(1990)」「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992)」「ストレイト・ストーリー(1999)」「マルホランド・ドライブ(2001)」
-ジェームズ・L・ブルックス「愛と追憶の日々(1983)」「ブロードキャスト・ニュース(1987)」「恋愛小説家(1997)」
-フィリップ・カウフマン「ライトスタッフ(1983)」「存在の耐えられない軽さ(1988)」
-ハーバート・ロス「チップス先生さようなら(1969)」「シーラ号の謎(1973)」「サンシャイン・ボーイズ(1975)」「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦(1976)」「グッバイガール(1977)」「愛と喝采の日々(1977)」「カリフォルニア・スイート(1978)」「ニジンスキー(1979)」「わたしは女優志願(1982)」「ニール・サイモンのキャッシュマン(1983)」「摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に(1986)」「マグノリアの花たち(1989)」
-ロン・ハワード「コクーン(1985)」「アポロ13(1995)」「グリンチ(2000)」「ビューティフル・マインド(2001)」「フロスト×ニクソン(2008)」
-ロブ・ライナー「スパイナルタップ(1984)」「スタンド・バイ・ミー(1986)」「プリンセス・ブライド・ストーリー(1987)」「恋人たちの予感(1989)」「ミザリー(1990)」「ア・フュー・グッドメン(1992)」「アメリカン・プレジデント(1995)」「最高の人生の見つけ方(2007)」
-ジェームズ・アイヴォリー「ヨーロピアンズ」「マンハッタンのジェイン・オースティン」「カルテット」「熱砂の日」「ボストニアン」「眺めのいい部屋(1986)」「モーリス(1987)」「ニューヨークの奴隷たち」「ミスター&ミセス・ブリッジ」「ハワーズ・エンド(1992)」「日の名残り(1993)」「サバイビング・ピカソ」「ジェファソン・イン・パリ/若き大統領の恋(1995)」「サバイビング・ピカソ(1996)」「シャンヌのパリ、そしてアメリカ(1998)」「金色の嘘(2000)」「ル・ディヴォース/パリに恋して(2003)」「上海の伯爵夫人(2005)」
-ロバート・ゼメキス 「フォレスト・ガンプ/一期一会」
-オリバー・ストーン「プラトーン(1986)」「サルバドル/遥かなる日々(1986)」「7月4日に生まれて(1989)」「JFK(1991)」「ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994)」
-バリー・レヴィンソン「ダイナー(1982)」「ナチュラル(1984)」「グッドモーニング,ベトナム(1987)」「レインマン(1988)」「わが心のボルチモア(1990)」「バグジー(1991)」「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ(1997)」
-テレンス・マリック「地獄の逃避行(1973)」「天国の日々(1978)」「シン・レッド・ライン(1998)」「ニュー・ワールド(2005)」
-コーエン兄弟(ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン)「赤ちゃん泥棒(1987)」「バートン・フィンク(1991)」「ファーゴ(1996)」「ビッグ・リボウスキ(1998)」「バーバー(2001)」「ディボース・ショウ(2003)」「レディ・キラーズ(2004)」「ノー・カントリー(2007)」
-スティーブン・ソダーバーグ「セックスと嘘とビデオテープ(1989)」「エリン・ブロコビッチ(2000)」「トラフィック(2000)」「オーシャンズ11(2001)」
-スパイク・リー「ドゥ・ザ・ライト・シング(1989)」「ジャングル・フィーバー(1991)」「マルコムX(1992)」「クロッカーズ(1995)」
-クエンティン・タランティーノ「レザボア・ドッグス(1991)」「パルプ・フィクション(1994)」「キル・ビル(2003)」「イングロリアス・バスターズ(2009)」
-ティム・バートン「ビートルジュース(1988)」
-フランク・ダラボン「ショーシャンクの空に(1994)」「グリーンマイル(1999)」「マジェスティック(2001)」「ミスト(2007)」
-リチャード・リンクレイター「ビフォアサンライズ恋人までの距離(ディスタンス)(1995)」「ウェイキング・ライフ(2001)」「ビフォア・サンセット(2004)」「スキャナー・ダークリー(2006)」
-ガス・ヴァン・サント「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997)」「エレファント(2003)」「パラノイドパーク(2007)」「ミルク(2008)」
-デヴィッド・フィンチャー「セブン(1995)」「ファイトクラブ(1999)」
-M・ナイト・シャマラン「」
-デヴィッド・フィンチャー「エイリアン3(1992)」「セブン(1995)」」「ゲーム(1997)」「ファイト・クラブ(1999)」「ゾディアック(2006)」「ベンジャミン・バトン数奇な人生(2008)」
-ブライアン・シンガー「ユージュアル・サスペクツ(1995)」「X-メン(2000)」「X-MEN2(2003)」「スーパーマンリターンズ(2006)」「ワルキューレ(2008)」
-ダーレン・アロノフスキー「π(1997)」「レクイエム・フォー・ドリーム(2000)」「ファウンテン永遠につづく愛(2006)」「レスラー(2008)」
-ソフィア・コッポラ「ヴァージン・スーサイズ (1999)」「ロスト・イン・トランスレーション(2003)」「マリー・アントワネット(2006)」
-ウォシャウスキー兄弟(アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー)「バウンド(1996)」「マトリックス(1999)」「マトリックス
レボリューションズ(2003)」「マトリックス リローデッド(2003)」「スピード・レーサー(2008)」
-トム・シャドヤック「ブルース・オールマイティ(2003)」
-マイケル・ムーア「ボウリング・フォー・コロンバイン(2002)」「華氏911(2004)」

【カナダ】
-アーサー・ヒラー「おかしな夫婦(1970)」「ある愛の詩(1970)」「おかしなホテル(1971)」「ホスピタル(1971)」「大陸横断超特急(1976)」
-デヴィッド・クローネンバーグ
-ジェームズ・キャメロン「ターミネーター(1984)」「エイリアン2(1986)」「トゥルーライズ(1994)」「タイタニック(1997)」「アバター(2009)」
-ヴィンチェンゾ・ナタリ「CUBE(1997)」「カンパニー・マン(2002)」「NOTHING ナッシング(2003)」

【ギリシャ】
-テオ・アンゲロプロス「旅芸人の記録(1975)」「アレクサンダー大王(1980)」「シテール島への船出(1984)」「霧の中の風景(1988)」「ユリシーズの瞳(1995)」「永遠と一日(1998)」

【スウェーデン】
-イングマール・ベルイマン「第七の封印(1956)」「野いちご(1957)」「魔術師(1958)」「女はそれを待っている(1958)」「処女の泉(1960)」「沈黙(1962)」「仮面/ペルソナ(1967)」「ある結婚の風景(1974)」「鏡の中にある如く(1961)」「叫びとささやき(1972)」「鏡の中の女(1975)」「秋のソナタ(1978)」「ファニーとアレクサンデル(1982)」
-ラッセ・ハルストレム「アバ/ザ・ムービー(1977)」「マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985)」「やかまし村の子どもたち(1986)」「ギルバート・グレイプ(1993)」「サイダーハウス・ルール(1999)」「ショコラ(2000)」「シッピング・ニュース(2001)」

【フィンランド】
-アキ・カウリスマキ「コントラクト・キラー(1990)「ラヴィ・ド・ボエーム(1992)」「愛しのタチアナ(1994)」「浮き雲(1996)」「過去のない男(2002)」「街のあかり(2006)」

【ロシア(旧ソビエト連邦)】
-セルゲイ・エイゼンシュテイン
-フセボロド・プドフキン「母(1926)」
-オレクサンドル・ドヴジェンコ「大地」「イワン」
-ボリス・バルネット「帽子箱を持った少女(1927)」「国境の町(1933)」「青い青い海(1935)」「諜報員(1947)」
-アンドレイ・タルコフスキー「」
-セルゲイ・パラジャーノフ「」
-ニキータ・ミハルコフ「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」「黒い瞳 」「ウルガ」「太陽に灼かれて」「12人の怒れる男」
-テンギズ・アブラゼ「幸せの樹(1977)」「懺悔(1984)」

【ポーランド】
-アンジェイ・ワイダ「灰とダイヤモンド(1958)」「鉄の男(1981)」「ダントン(1983)」
-ロマン・ポランスキー「袋小路(1964)」「吸血鬼(1967)」「ローズマリーの赤ちゃん(1968)」「チャイナタウン(1974)」「テナント/恐怖を借りた男(1976)」「テス(1979)」「戦場のピアニスト(2002)」

【ボスニア・ヘルツェゴビナ】
-エミール・クストリッツァ「パパは、出張中!』(1985)」「ジプシーのとき(1989)」「アンダーグラウンド(1995)」「黒猫・白猫(1998)」

【ニュージーランド】
-ジェーン・カンピオン「エンジェル・アット・マイ・テーブル(1990)」「ピアノ・レッスン(1993)」「ある貴婦人の肖像(1996)」

【ブラジル】
-ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス「リオ40度(1955)」「乾いた人生(1963)」「私が食べたフランス人(1971)」「オグンのお守り(1975)」「奇蹟の家(1977)」「人生の道~ミリオナリオとジョゼ・リコ(1981)」「監獄の記憶(1981)」「第三の岸辺(1994)」
-グラウベル・ローシャ「黒い神と白い悪魔」

【イラン】
-アッバス・キアロスタミ「オリーブの林をぬけて(1994)」「桜桃の味(1997)」「風が吹くまま(1999)」

【インド】
-サタジット・レイ「大地のうた」
-グル・ダット「渇き(1957)」「紙の花(1959)」

【中国】
-侯孝賢(ホウ・シャオシェン)「風櫃(フンクイ)の少年(1983)」「冬冬(トントン)の夏休み(1984)」「恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987)」「悲情城市(1989)」「戯夢人生(1993)」「好男好女(1995)」「憂鬱な楽園(1996)」「フラワーズ・オブ・シャンハイ(1998)」「ミレニアム・マンボ(2001)」「百年恋歌(2005)」
-張芸謀(チャン・イーモウ)「紅いコーリャン(1987)」「秋菊の物語(1992)」「あの子を探して(1997)」「初恋のきた道(1999)」「王妃の紋章(2006)」
-呉宇森(ジョン・ウー)「男たちの挽歌(1986)」「ミッション:インポッシブル2(2000) 」「レッドクリフ(2008)」
-王家衛(ウォン・カーウァイ)「欲望の翼(1990)」「恋する惑星(1994)」「天使の涙(1995)」「ブエノスアイレス(1997)」「花様年華(2000)」「2046(2004)」「マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007)」
-楊徳昌(エドワード・ヤン)「枯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件(1991)」「エドワード・ヤンの恋愛時代(1994)」「カップルズ(1996)」「ヤンヤン夏の想い出(2000)」
-陳凱歌(チェン・カイコー)「さらば、わが愛/覇王別姫(1993)」「始皇帝暗殺(1998)」「北京ヴァイオリン(2002)」
-李安(アン・リー)「ウェディング・バンケット(1993)」「恋人たちの食卓(1994)」「いつか晴れた日に(1995)」「アイス・ストーム(1997)」「グリーン・デスティニー(2000)」「ブロークバック・マウンテン(2005)」「ラスト、コーション(2007)」
-賈樟柯(ジャ・ジャンクー)「プラットホーム(2000)」「青の稲妻(2002)」「長江哀歌(エレジー)(2006)」「四川のうた(2008)」

【韓国】
-イ・チャンドン「グリーンフィッシュ(1997)」「ペパーミント・キャンディー(1999)」「オアシス(2002)」「シークレット・サンシャイン(2007)」
-キム・ギドク「悪い男(2001)」「春夏秋冬そして春(2003)」「うつせみ(2004)」「サマリア(2004)」「絶対の愛(2006)」「ブレス(2007)」
-パク・チャヌク「オールド・ボーイ(2003)」「サイボーグでも大丈夫(2006)」「渇き(2009)」
-カン・ジェギュ 『シュリ』「ブラザーフッド」
-イ・ジェハン『私の頭の中の消しゴム』
-クァク・ジェヨン『猟奇的な彼女』

【日本】
-小津安二郎 「淑女は何を忘れたか(1937)」「戸田家の兄妹(1941)」「晩春(1949)」「麦秋(1951)」「東京物語(1953)」
-木下惠介「大曽根家の朝(1946)」「二十四の瞳(1954)」「楢山節考(1957)」
-黒澤明「酔いどれ天使(1948)」「羅生門(1950)」「白痴(1951)」「生きる(1952)」「七人の侍(1954)」「隠し砦の三悪人(1958)」「用心棒(1961)」「天国と地獄(1963)」「赤ひげ(1965)」「影武者(1980)」
-溝口健二「西鶴一代女(1952)」「雨月物語(1953)」「近松物語(1954)」「山椒大夫(1954)」
-衣笠貞之助「狂った一頁(1926)」「地獄門(1953)」「白鷺(1958)」
-今井正「青い山脈(1949)」「また逢う日まで(1950)」「にごりえ(1953)」「真昼の暗黒(1956)」「米(1957)」「純愛物語(1957)」「キクとイサム(1959)」「武士道残酷物語(1963)」
-成瀬巳喜男「めし(1951)」「おかあさん(1952)」「浮雲(1955)」「流れる(1956)」「驟雨(1956)」「乱れる(1964)」
-新藤兼人「原爆の子(1952)」「裸の島(1960)」「かげろう(1969)」「裸の十九才(1970)」「ある映画監督の生涯/溝口健二の記録(1975)」「竹山ひとり旅(1977)」「午後の遺言状(1995)」「生きたい(1999)」「三文役者(2000)」
-大島渚「青春残酷物語(1960)」「儀式(1971)」「愛のコリーダ(1976)」「愛の亡霊 (1978)」「戦場のメリークリスマス(1983)」
-今村昌平「豚と軍艦(1961)」「にっぽん昆虫記(1963)」「赤い殺意(1964)」「神々の深き欲望(1968)」「復讐するは我にあり(1979)」「楢山節考(1983)」「黒い雨(1989)」「うなぎ(1997)」
-吉田喜重「秋津温泉(1962)」「水で書かれた物語(1965)」「エロス+虐殺(1969)」「戒厳令(1973)」「人間の約束(1986)」「嵐が丘(1988)」「鏡の女たち(2003)」
-勅使河原宏「おとし穴(1962)」「砂の女(1964)」「他人の顔(1966)」「燃え尽きた地図(1968)」「サマー・ソルジャー(1972)」「利休(1989)」
-寺山修司「田園に死す(1974)」「草迷宮(1979)」「上海異人娼館/チャイナ・ドール(1981)」「さらば箱舟(1982)」
-市川崑「ビルマの竪琴(1956)「野火(1959)」「鍵(1960)」「おとうと(1960)」「私は二歳(1962)」「東京オリンピック(1965)」
-鈴木清順「けんかえれじい(1966)」「殺しの烙印(1967)」「ツィゴイネルワイゼン(1980)」「陽炎座(1981)」「夢二(1991)」
-熊井啓「忍ぶ川(1972)」「サンダカン八番娼館 望郷(1974)」「海と毒薬(1986)」
-山本薩夫「にっぽん泥棒物語(1965)」「白い巨塔(1966)」
-小林正樹「人間の條件<5部作>(1959~1961)」「切腹(1962)」「怪談(1965)」「上意討ち-拝領妻始末-(1967)」「日本の青春(1968)」「東京裁判(1983)」
-内田吐夢
-山田洋次「家族(1970)」「幸福の黄色いハンカチ(1977)」「息子(1990)」「たそがれ清兵衛(2002)」
-森田芳光「家族ゲーム(1983)」「それから(1985)」
-相米慎二「お引越し(1993)」
-周防正行「シコふんじゃった。(1992)」「Shall we ダンス?(1996)」「それでもボクはやってない(2007)」
-北野武「3-4X10月(1990)」「あの夏、いちばん静かな海。(1991)」「キッズ・リターン(1995)」「HANA-BI(1997)」「菊次郎の夏(1999)」「Dolls(2002)」「座頭市(2003)」
-岩井俊二「Love Letter(1995)」「スワロウテイル(1996)」「リリイ・シュシュのすべて(2001)」「花とアリス(2003)」
-黒沢清「スウィートホーム(1989)」「CURE/キュア(1997)」「ニンゲン合格(1999)」「回路(2000)」「ドッペルゲンガー(2002)」「アカルイミライ(2002)」「ココロ、オドル。」「トウキョウソナタ(2008)」

映画史上、重要な映画監督の巨匠・名匠と代表作一覧(案) 前編

  • author: inmymemory
  • 2011年04月24日

リストを作り始めてからもうすぐ1年になるが、一向に終わりそうもない。
「もしもの事があったら、この下書きをアップしておいてね」
いつも細君に言い残してきたが、この場で、途中のものをアップしておく。
 
http://d.hatena.ne.jp/inmymemory/20071215/1197648610」を書いて以来、時々記事に加筆・修正してきたが、2年半も経ってしまったので、新しく記事を書くことにした。改定にあたって、その評価を不動のものにした作品名も併載し((オムニバス作品を除く))名作ガイドとしても参考になるようにし、見易くするために国籍別に分けた。以前の記事では個人的に好きな映画ジャンルである「スクリューボール・コメディ」「ソフィスティケイテッド・コメディ」「ロマンティック・コメディ」「ラブ・サスペンス」「メロドラマ」「ヌーヴェルヴァーグ」「ミュージカル」「アヴァンギャルド」を中心にリストアップしていたが、今回は苦手な「西部劇」「アクション」「バイオレンス」「フィルム・ノワール」「戦争」「スポーツ」「カルト」「ドキュメンタリー」も取り入れ、より公平性を持たせるようにした(アニメ映画は[http://d.hatena.ne.jp/inmymemory/20071105/1194281673:title=「アニメ映画傑作選」]を参照)。いずれも一定水準を保った作品を連続して発表し、名実共に確固たる地位を築いた職人監督、映像作家の名匠や巨匠を選んだ。中には、シャブロルやソダーバーグのように低迷してから復活した監督もリストアップしたが、クロード・オータン=ララやロジェ・ヴァディムのように作品によって出来不出来が甚だしかったり((デ・パルマのようなカルト作家は人によって評価が分かれるのでリストアップした))、ウィリアム・フリードキン、ジョナサン・デミ、ケヴィン・コスナー、マイケル・ラドフォードのようにずっと低迷している監督や、アンリ・コルピ、ロベルト・ベニーニのように1作だけが大傑作という監督は除外した。

【フランス】
-ジャン・ルノワール「女優ナナ(1926)」「マッチ売りの少女(1928)」「素晴らしき放浪者(1932)」「どん底(1936)」「大いなる幻影(1937)」「ラ・マルセイエーズ(1938)」「獣人(1938)」「ゲームの規則(1939)」「ピクニック(1946)」「河(1951)」「黄金の馬車(1953)」「フレンチ・カンカン(1954)」「恋多き女(1956)」「草の上の昼食(1959)」「捕えられた伍長(1961)」
-ジャン・コクトー「詩人の血(1930)」「美女と野獣(1946)」「双頭の鷲(1947)」「オルフェ(1949)」「オルフェの遺言-私に何故と問い給うな-(1960)」「悲恋(1943)」「ブローニュの森の貴婦人たち(1944)」「恐るべき親達(1948)」「サント・ソスピール荘(1952)」
-ルネ・クレール「巴里の屋根の下(1930)」「ル・ミリオン(1931)」「自由を我等に(1931)」「巴里祭(1932)」「最後の億萬長者(1934)」「幽霊西へ行く(1935)」「奥様は魔女(1942)」「そして誰もいなくなった(1945)」「沈黙は金(1946)」「悪魔の美しさ(1949)」「夜の騎士道(1955)」「リラの門(1957)」
-ジュリアン・デュヴィヴィエ 「望鄕(1937)」「舞踏会の手帖(1937)」「モンパルナスの夜(1933)」「最後の億萬長者(1934)」「アンナ・カレニナ(1948)」「巴里の空の下セーヌは流れる(1951)」「わが青春のマリアンヌ(1955)」「殺人狂想曲(1957)」「悪魔のようなあなた(1967)」
-ルネ・クレマン「鉄路の闘い(1945)」「鉄格子の彼方(1950)」「禁じられた遊び(1952)」「しのび逢い(1954)」「居酒屋(1956)」「太陽がいっぱい(1960)」「生きる歓び(1960)」「雨の訪問者(1970)」
-マルセル・カルネ 「霧の波止場(1938)」「北ホテル(1938)」「悪魔が夜来る(1942)」「天井桟敷の人々(1945)」「愛人ジュリエット(1950)」「嘆きのテレーズ(1952)」
-ジャック・フェデー「ミモザ館(1934)」「女だけの都(1935)」
-ジャン・ヴィゴ「新学期・操行ゼロ(1933)」「アタラント号(1934)」
-ロベール・ブレッソン「ブローニュの森の貴婦人たち(1944)」「田舎司祭の日記(1951)」「抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956)」「スリ(掏摸)(1960)」「バルタザールどこへ行く(1966)」「少女ムシェット(1967)」「白夜(1971)」「たぶん悪魔が(1977)」「ラルジャン(1983)」
-ジャック・ベッケル「幸福の設計(1946)」「エドワールとキャロリーヌ(1951)」「肉体の冠(1951)」「現金(げんなま)に手を出すな(1954)」「モンパルナスの灯(1958)」「穴(1960)」
-ジャン=ピエール・メルヴィル「海の沈黙(1947)」「恐るべき子供たち(1950)」「賭博師ボブ(1955)」「マンハッタンの二人の男(1958)」「いぬ(1963)」「サムライ(1967)」「影の軍隊(1969)」「仁義(1970)」
-アンリ=ジョルジュ・クルーゾー「犯罪河岸(1947)」「情婦マノン(1948)」「恐怖の報酬(1953)」「悪魔のような女(1955)」「ピカソ-天才の秘密(1956)」
-アンドレ・カイヤット「裁きは終りぬ(1950)」「洪水の前(1954)」「眼には眼を(1957)」「ラインの仮橋(1960)」
-アルベール・ラモリス「白い馬(1952)」「赤い風船(1956)」「素晴らしい風船旅行(1960)」
-アンリ・ヴェルヌイユ「過去をもつ愛情(1954)」「ヘッドライト(1955)」「冬の猿(1962)」「地下室のメロディー(1963)」「シシリアン(1969)」「エスピオナージ(1973)」
-アラン・レネ「夜と霧(1955)」「二十四時間の情事/ヒロシマモナムール(1959)」「去年マリエンバートで(1960)」「ミュリエル(1963)」「戦争は終った(1965)」「薔薇のスタビスキー(1973)」「プロビデンス(1977)」「アメリカの伯父さん(1980)」「スモーキング/ノースモーキング(1995)」「恋するシャンソン(1997)」
-ジャック・タチ「ぼくの伯父さんの休暇(1952)」「ぼくの伯父さん(1958)」「トラフィック(1971)」
-ジャック=イヴ・クストー「沈黙の世界(1956)」「太陽のとどかぬ世界(1964)」「世界の果てへの旅(1975)」
-クロード・シャブロル「美しきセルジュ(1957)」「いとこ同志(1959)」「主婦マリーがしたこと(1988)」「ココアをありがとう(2000)」
-フランソワ・トリュフォー「大人は判ってくれない(1959)」「突然炎のごとく(1961)」「柔らかい肌(1963)」「華氏451(1966)」「夜霧の恋人たち(1968)」「黒衣の花嫁(1968)」「恋のエチュード(1971)」「映画に愛をこめてアメリカの夜(1974)」「アデルの恋の物語(1975)」「終電車(1980)」「隣の女(1981)」
-ジャン=リュック・ゴダール「勝手にしやがれ(1959)」「女は女である(1961)」「女と男のいる舗道(1962)」「軽蔑(1963)」「カラビニエ(1963)」「男性・女性(1965)」「気狂いピエロ(1965)」「アルファヴィル(1965)」「中国女(1967)」「勝手に逃げろ/人生(1980)」「パッション(1982)」「カルメンという名の女(1983)」「ゴダールの探偵(1982)」「右側に気をつけろ(1987)」「ゴダールのリア王(1987)」「アリア(1987)」「ヌーヴェルヴァーグ(1990)」「愛の世紀(2001)」
-ルイ・マル「死刑台のエレベーター(1957)」「恋人たち(1958)」「地下鉄のザジ(1960)」「鬼火(1963)」「パリの大泥棒(1966)」「好奇心(1971)」「ルシアンの青春(1973)」「プリティ・ベビー(1978)」「アトランティック・シティ(1980)」「さよなら子供たち(1987)」「ダメージ(1992)」
-ジャック・ロジエ「アデュー・フィリピーヌ(1962)」「オルエットの方へ(1970)」「メーヌ・オセアン(1986)」「フィフィ・マルタンガル(2001)」
-ジャック・ドゥミ「ローラ(1961)」「シェルブールの雨傘(1963)」「ロシュフォールの恋人たち(1967)」
-アニエス・ヴァルダ「5時から7時までのクレオ(1961)」「幸福(しあわせ)(1964)」「冬の旅(1985)」「ジャック・ドゥミの少年期(1991)」
-ロベール・アンリコ「ふくろうの河(1961)」「美しき人生(1963)」「冒険者たち(1967)」「若草の萌えるころ(1968)」「ラムの大通り(1971)」「追想(1975)」
-エリック・ロメール「獅子座(1959)」「モード家の一夜(1969)」「クレールの膝(1970)」「O侯爵夫人(1975)」「飛行士の妻(1980)」「海辺のポーリーヌ(1983)」「緑の光線(1986)」「レネットとミラベル/四つの冒険(1986)」「友だちの恋人(1987)」「冬物語(1991)」「木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992)」「恋の秋(1998)」「我が至上の愛~アストレとセラドン~(2007)」
-ジャック・ロジエ「アデュー・フィリピーヌ(1962)」「オルエットの方へ(1970)」「メーヌ・オセアン(1985)」
-ジャック・リヴェット「修道女(1966)」「セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974)」「北の橋(1981)」「彼女たちの舞台(1989)」「美しき諍い女(いさかいめ)(1991)」「ジャンヌ・ダルク(1994)」「恋ごころ(2001)」
-クロード・ルルーシュ「男と女(1966)」「パリのめぐり逢い(1967)」「白い恋人たち/グルノーブルの13日(1968)」「男と女の詩(1973)」「マイ・ラブ(1974)」「愛よもう一度(1976)」「愛と哀しみのボレロ(1981)」
-ストローブ=ユイレ(ジャン=マリー・ストローブ&ダニエル・ユイレ)「アンナ・マグダレーナ・バッハの日記(1968)」「オトン(1969)」「歴史の授業(1972)」「モーゼとアロン(1974)」「雲から抵抗へ(1978)」「アメリカ(階級関係)(1984)」「エンペドクレスの死(1986)」「黒い罪(1988)」「アンティゴネー(1992)」「今日から明日へ(1996)」「シチリア!(1998)」「あの彼らの出会い(2006)」「魔女、彼女たちのあいだ(2009)」
-コスタ=ガヴラス「戒厳令(1972)」「ミッシング(1982)」「ミュージックボックス(1989)」
-ベルトラン・タヴェルニエ「祭よ始まれ(1974)」「田舎の日曜日(1984)」「ラウンド・ミッドナイト(1986)」「ひとりぼっちの狩人たち(1995)」
-ジャン=ジャック・アノー「ブラック・アンド・ホワイト・イン・カラー(1977)」「人類創世(1981)」「薔薇の名前(1986)」「子熊物語(1988)」「愛人/ラマン(1992)」
-ジャック・ドワイヨン「頭の中の指(1974)」「ラ・ピラート(1984)」「家族生活(1984)」「イザベルの誘惑(1985)」「恋する女(1987)」「15才の少女(1988)」「女の復讐(1989)」「ピストルと少年(1990)」「ポネット(1996)」
-フィリップ・ガレル「孤高(1974)」「秘密の子供(1979)」「自由、夜(1983)」「ギターはもう聞こえない(1991)」「夜風の匂い(1999)」「白と黒の恋人たち(2001)」「恋人たちの失われた革命(2005)」
-ジャン=ジャック・ベネックス「ディーバ(1981)」「溝の中の月(1982)」「ベティ・ブルー/愛と激情の日々(1986)」「ロザリンとライオン(1989)」
-リュック・ベッソン「グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版(1988)」「ニキータ(1990)」「アトランティス(1991)」「レオン(1994)」「フィフス・エレメント(1997)」「ジャンヌ・ダルク(1999)」
-レオス・カラックス「ボーイ・ミーツ・ガール(1983)」「汚れた血(1986)」「ポンヌフの恋人(1991)」「ポーラX(1999)」
-パトリス・ルコント「仕立て屋の恋(1989)」「髪結いの亭主(1990)」「リディキュール(1995)」「橋の上の娘(1999)」「列車に乗った男(2002)」「歓楽通り(2002)」
-ジャン=ピエール・ジュネ「デリカテッセン(1991)」「ロスト・チルドレン(1995)」「エイリアン4(1997)」「アメリ(2001)」「ロング・エンゲージメント(2004)」
-アルノー・デプレシャン「魂を救え!(1992)」「そして僕は恋をする(1996)」「エスター・カーン/めざめの時(2000)」「キングス&クイーン(2004)」「クリスマス・ストーリー(2008)」
-ストローブ=ユイレ(ジャン=マリー・ストローブ&ダニエル・ユイレ)「アンナ・マグダレーナ・バッハの日記(1967)」「モーゼとアロン(1974)」「アメリカ(階級関係)(1983)」「セザンヌ(1989)」「今日から明日へ(1996)」「シチリア!(1998)」「労働者たち、農民たち(2000)」

【イタリア】
-ロベルト・ロッセリーニ「無防備都市(1945)」「戦火のかなた(1946)」「ドイツ零年(1948)」「ストロンボリ/神の土地(1949)」「神の道化師、フランチェスコ(1950)」「ヨーロッパ一九五一年(1952)」「イタリア旅行(1953)」「ロベレ将軍(1959)」「ローマで夜だった(1960)」
-ヴィットリオ・デ・シーカ「靴みがき(1946)」「自転車泥棒(1948)」「ミラノの奇蹟(1951)」「ウンベルトD(1951)」「終着駅(1953)」「ふたりの女(1960)」「昨日・今日・明日(1963)」「紳士泥棒/大ゴールデン作戦(1966)」「ひまわり(1970)」「悲しみの青春(1971)」
-ピエル・パオロ・パゾリーニ「マンマ・ローマ(1962)」「奇跡の丘(1964)」「大きな鳥と小さな鳥(1966)」「アポロンの地獄(1967)」「テオレマ(1968)」「豚小屋(1969)」「女王メディア(1969)」「デカメロン(1970)」「カンタベリー物語(1971)」「アラビアンナイト(1974)」「ソドムの市(1975)」
-フランチェスコ・ロージ「挑戦(1958)」「シシリーの黒い霧(1962)」「黒い砂漠(1972)」「予告された殺人の記録(1987)」「遙かなる帰郷(1996)」
-ヴァレリオ・ズルリーニ「激しい季節(1959)」「鞄を持った女(1961)」「家族日誌(1962)」「タタール人の砂漠(1975)」
-セルジオ・レオーネ「夕陽のガンマン(1965)」「続・夕陽のガンマン(1966)」「ウエスタン(1968)」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984)」
-ルキノ・ヴィスコンティ「郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942)」「揺れる大地(1948)」「夏の嵐(1954)」「白夜(1957)」「若者のすべて(1960)」「山猫(1963)」「異邦人(1968)」「地獄に堕ちた勇者ども(1969)」「ベニスに死す(1971)」「ルードウィヒ/神々の黄昏(1972)」「家族の肖像(1974)」「イノセント(1975)」
-フェデリコ・フェリーニ「青春群像(1953)」「道(1954)」「甘い生活(1959)」「カビリアの夜(1957)」「81/2(1963)」「魂のジュリエッタ(1964)」「サテリコン(1969)」「フェリーニの道化師(1970)」「フェリーニのローマ(1972)」「フェリーニのアマルコルド(1974)」「カサノバ(1976)」「オーケストラ・リハーサル(1978)」「インテルビスタ(1987)」
-ミケランジェロ・アントニオーニ「さすらい(1957)」「情事(1960)」「夜(1961)」「太陽はひとりぼっち(1962)」「赤い砂漠(1964)」「欲望(1966)」「ある女の存在証明(1982)」「愛のめぐりあい(1995)」
-ベルナルド・ベルトルッチ「暗殺のオペラ(1969)」「暗殺の森(1970)」「ラストタンゴ・イン・パリ(1972)」「1900年(1976)」「ラストエンペラー(1987)」「シェルタリング・スカイ(1990)」
-ピエトロ・ジェルミ「越境者(1950)」「鉄道員(1956)」「刑事(1959)」「イタリア式離婚狂想曲(1961)」「誘惑されて棄てられて(1963)」「蜜がいっぱい(1965)」
-タヴィアーニ兄弟(パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ)「父/パードレ・パドローネ(1977)」「サン★ロレンツォの夜(1982)」「カオス・シチリア物語(1984)」「グッドモーニング・バビロン!(1987)」「太陽は夜も輝く(1990)」「復活(2001)」
-エルマンノ・オルミ「婚約者たち(1963)」「木靴の樹(1978)」「偽りの晩餐(1987)」「聖なる酔っぱらいの伝説(1988)」「ジョヴァンニ(2001)」
-フランコ・ゼフィレッリ「じゃじゃ馬ならし(1967)」「ロミオとジュリエット(1968)」「ブラザー・サン
シスター・ムーン(1972)」「チャンプ(1979)」「オテロ(1986)」「トスカニーニ(1988)」「ハムレット(1990)」
-エットーレ・スコラ「醜い奴、汚い奴、悪い奴」「ル・バル」「あんなに愛しあったのに(1974)」
-ナンニ・モレッティ「監督ミケーレの黄金の夢(1981)」「ジュリオの当惑(とまどい)(1985)」「親愛なる日記(1994)」「息子の部屋(2001)」
-ジュゼッペ・トルナトーレ「ニュー・シネマ・パラダイス(1989)」「みんな元気(1990)」「夜ごとの夢/イタリア幻想譚(1991)」「記憶の扉(1994)」「海の上のピアニスト(1999)」「マレーナ(2000)」

【ドイツ】
-フリッツ・ラング「ドクトル・マブゼ」「ニーベルンゲン」「メトロポリス」「M」「激怒」「暗黒街の弾痕」「死刑執行人もまた死す」
-F・W・ムルナウ「吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)」「タルテュッフ(1925)」「サンライズ(1927)」「タブウ(1931)」
-エルンスト・ルビッチ「山猫リュシュカ(1921)」「結婚哲学(1924)」「ウィンダミア夫人の扇(1925)」「ラヴ・パレイド(1929)」「極楽特急(1932)」「生活の設計(1933)」「メリィ・ウィドウ(1934)」「天使(1937)」「青髭八人目の妻(1938)」「ニノチカ(1939)」「桃色(ピンク)の店(1940)」「生きるべきか死ぬべきか(1942)」「天国は待ってくれる(1943)」「小間使(1946)」
-レニ・リーフェンシュタール「青の光(1931)」「民族の祭典(1938)」「美の祭典(1938)」
-ウィリアム・ディターレ「真夏の夜の夢(1935)」「科学者の道(1936)」「ゾラの生涯(1937)」「ノートルダムの傴僂男(1939)」「恋の十日間(1944)」「ジェニーの肖像(1947)」「旅愁(1950)」
-マックス・オフュルス「風雲児(1947)」「忘れじの面影(1948)」「輪舞(1950)」「快楽(1952)」「たそがれの女心(1953)」「歴史は女で作られる(1956)」
-ダグラス・サーク「心のともしび(1954)」「天はすべて許し給う(1955)」「風と共に散る(1956)」「間奏曲(1957)」「翼に賭ける命(1957)」「愛する時と死する時(1958)」「悲しみは空の彼方に(1959)」
-ヴェルナー・ネケス「ジュム・ジュム(1967)」「ユリシーズ(1982)」「フィルム・ビフォー・フィルム(1985)」
-ヴェルナー・ヘルツォーク「小人の饗宴(1970)」「カスパー・ハウザーの謎(1974)」「ノスフェラトゥ(1978)」「ヴォイツェク(1978)」「フィッツカラルド(1982)」「アギーレ/神の怒り(1972)」「緑のアリが夢見るところ(1984)」
-フォルカー・シュレンドルフ「テルレスの青春(1966)」「カタリーナ・ブルームの失われた名誉(1975)」「ブリキの太鼓(1979)」「侍女の物語(1990)」「魔王(1996)」
-マルガレーテ・フォン・トロッタ「カタリーナ・ブルームの失われた名誉(1975)」「鉛の時代(1981)」「ローザ・ルクセンブルグ(1985)」「三人姉妹(1988)」
-ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー「マリア・ブラウンの結婚(1979)」「リリー・マルレーン(1981)」「ベロニカ・フォスのあこがれ(1982)」
-ウォルフガング・ペーターゼン「U・ボート(1981)」「ネバーエンディング・ストーリー(1984)」「ザ・シークレット・サービス(1993)」「アウトブレイク(1995)」
-ヴィム・ヴェンダース「ことの次第(1981)」「パリ、テキサス(1984)」「ベルリン・天使の詩(1987)」「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!(1993)」「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999)」
-トム・ティクヴァ「ラン・ローラ・ラン(1998)」「パフューム ある人殺しの物語(2006)」

【イギリス】
-チャールズ・チャップリン「黄金狂時代(1925)」「街の灯(1931)」「モダン・タイムス(1936)」「独裁者(1940)」「ライムライト(1952)」
-マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー「黒水仙」「赤い靴」「天国への階段」「ホフマン物語」「戦艦シュペー号の最後」
-キャロル・リード「邪魔者は殺せ」「第三の男」「落ちた偶像」「文化果つるところ」「文なし横丁の人々」「オリバー!」「鍵」
-アルフレッド・ヒッチコック 「バルカン超特急(1938)」「レベッカ(1940)」「海外特派員(1940)」「スミス夫妻(1941)」「裏窓(1954)」「ハリーの災難(1955)」「知りすぎていた男(1956)」「めまい(1958)」「北北西に進路を取れ(1959)」「サイコ(1960)」「鳥(1963)」
-デヴィッド・リーン 「逢びき(1945)」「大いなる遺産(1946)」「旅情(1955)」「戦場にかける橋(1957)」「アラビアのロレンス(1962)」「ドクトル・ジバゴ(1965)」
-ケン・ラッセル「恋する女たち(1969)」「恋人たちの曲/悲愴(1970)」「ボーイフレンド(1971)」「マーラー(1974)」「Tommy/トミー
(1975)」「バレンチノ(1977)」「アルタード・ステーツ/未知への挑戦(1979)」「サロメ(1987)」「アリア
(1987)」「レインボウ(1989)」「ボンデージ(1991)」
-ローレンス・オリヴィエ「ヘンリィ五世(1945)」「ハムレット(1948)」「リチャード三世(1955)」
-ピーター・ブルック「三文オペラ(1952)」「雨のしのび逢い(1960)」「マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺(1967)」
-トニー・リチャードソン「蜜の味(1961)」「長距離ランナーの孤独(1962)」「トム・ジョーンズの華麗な冒険(1963)」「マドモアゼル(1966)」「ホテル・ニューハンプシャー(1984)」
-リチャード・アッテンボロー「素晴らしき戦争(1969)」「遠すぎた橋(1977)」「ガンジー(1982)」「コーラスライン(1985)」「遠い夜明け(1987)」「永遠(とわ)の愛に生きて(1993)」
-アラン・パーカー「ミッドナイト・エクスプレス(1978)」
-テリー・ギリアム「12モンキーズ(1995)」
-リンゼイ・アンダーソン「If もしも.... 」「八月の鯨」
-デレク・ジャーマン「ジュビリー」「テンペスト」「カラヴァッジオ」「アリア」「ラスト・オブ・イングランド」「ザ・ガーデン」「エドワードⅡ」「BLUE」
-マイク・リー「ネイキッド(1993)」「秘密と嘘(1996)」「ヴェラ・ドレイク(2004)」
-ケン・ローチ「ケス(1969)」「リフ・ラフ(1991)」レイニング・ストーンズ(1993)」「大地と自由(1995)」「麦の穂をゆらす風(2006)」
-リドリー・スコット
-ピーター・グリーナウェイ「ZOO(1985)」「建築家の腹(1987)」「数に溺れて(1988)」「コックと泥棒、その妻と愛人(1989)」「ベイビー・オブ・マコン(1993)」「81/2の女たち(1999)」
-アンソニー・ミンゲラ「愛しい人が眠るまで(1991)」「最高の恋人(1993)」「イングリッシュ・ペイシェント(1996)」「リプリー(1999)」「コールドマウンテン(2003)」
-サム・メンデス「アメリカン・ビューティー(1999)」「ロード・トゥ・パーディション(2002)」「ジャーヘッド(2005)」「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008)」
-クリストファー・ノーラン「フォロウィング(1998)」「メメント(2000)」「インソムニア(2002)」「バットマンビギンズ(2005)」「プレステージ(2006)」「ダークナイト(2008)」

【スペイン】
-ルイス・ブニュエル「ビリディアナ」
-ビクトル・エリセ「ミツバチのささやき(1973)」「エル・スール(1982)」「マルメロの陽光(1992)」
-ペドロ・アルモドバル「神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987)」「ハイヒール(1991)」「オール・アバウト・マイ・マザー(1998)」「トーク・トゥ・ハー(2002)」「バッド・エデュケーション(2004)」「ボルベール<帰郷>(2006)」「抱擁のかけら(2009)」

【オーストリア】
-エリッヒ・フォン・シュトロハイム「アルプス颪(1919)」「愚なる妻(1921)」「グリード(1924)」「メリー・ウイドー(1925)」「結婚行進曲(1928)」
-オットー・プレミンジャー「黄金の腕(1955)」「或る殺人(1959)」「悲しみよこんにちは(1957)」「栄光への脱出(1960)」
-ミヒャエル・ハネケ「ピアニスト(2001)」「隠された記憶(2005)」「白いリボン(2009)」

【ベルギー】
-ダルデンヌ兄弟(ジャン=ピエール・ダルデンヌ&リュック・ダルデンヌ)「イゴールの約束(1997)」「ロゼッタ(1999)」「ある子供(2005)」「ロルナの祈り(2008)」

【デンマーク】
-カール・テオドア・ドライヤー「ミカエル(1924)」「あるじ(1925)」「裁かるゝジャンヌ(1927)」「吸血鬼(ヴァンパイア)(1930)」「奇跡(1954)」
-ビレ・アウグスト「ペレ(1988)」「愛の風景(1992)」「愛と精霊の家(1993)」
-ラース・フォン・トリアー「ヨーロッパ(1991)」「奇跡の海(1996)」「ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000)」

【スイス】
-ダニエル・シュミット「今宵かぎりは…(1972)」「季節のはざまで(1992)」

【チェコスロヴァキア】
-ミロス・フォアマン「カッコーの巣の上で(1975)」「アマデウス(1984)」「ラリー・フリント(1996)」「マン・オン・ザ・ムーン(1999)」

【ポルトガル】
-マノエル・デ・オリヴェイラ「アブラハム渓谷(1993)」「階段通りの人々(1994)」「カニバイシュ(1988)」「メフィストの誘い(1995)」「クレーヴの奥方(1999)」「家路(2001)」「家宝(2002)」
-ペドロ・コスタ「血(1989)」「ヴァンダの部屋(2000)」「あなたの微笑みはどこに隠れたの?(2001)」「コロッサル・ユース(2006)」

モテないと嘆く女性に伝えたくても伝わらないこと

  • author: inmymemory
  • 2011年04月24日

「どうして好きな男(ひと)からつれなくされるの」って?
で、最近会ったときはどんな感じだったの?
うーん、そうなんだ・・・。

既婚者のせいか、よく恋愛相談をされる。
相談といっても、助言を求められているわけではないことはよく分かっている。
要するに話を聞いて欲しいって事。
ただ、余りにも話の流れや思考パターンが、負のスパイラル状態な事が少なくない。

どの女性の話を聴いても、まず感じるのは、自己評価の低さ。
「もっと自分を大切にしたらいいんじゃない?」って言っても、
よく分からないという顔される。

相手に大切にして欲しいなら、まず自分を大切にしないと始まらない。
そんなことは、本能的に分かっているだ。
しかし、過去の体験や周囲の価値観に知らず知らずに影響を受け、
流されたり、傷つかないように自己防衛していくうちに、
自分のおかれた環境や他人からの評価を、自分の心の中で合理化し、
本当は納得のいかない理不尽さを、仕方ないと全ての甘んじて受け容れる日々。

よく考えてみて欲しい。
自ら放り出さない限り、決して誰からも奪われないものがたったひとつだけある。
自分の思考だ。

例えば、横断歩道を渡っているときに、危うく暴走した車に轢かれそうになったとする。
日頃から「自分は幸運だ」と考え、それを信じれていれば、
「本来なら死んでいたはずだ。やっぱり自分はツイている」と考えるだろう。
しかし、「自分はいつもイヤな目にあう」と嘆いてばかりいたら、
「言わんこっちゃない。自分は生きてたってロクなことがない」と考えるだろう。
同じ出来事に遭遇しても、とらえ方がまるで反対になる。
自分の思考はどちらであろうか?

話を訊いていて、いつも疑問に思うのは、男の横暴な振る舞いに何故従うのか?
そういう扱いを受けても仕方ないと思うほど、自己評価が低いのだろうか。
そんなにも価値の無い女性なのだろうか?
そんなはずはない。
惚れた弱みならともかく、「彼氏がいないよりはましだもの」と考えているなら、こう考えて欲しい。
そのような交際をしていると知ったら「これからは俺が代わりに守ってやるよ」と思う男性は必ずいる、と。

誰かに不当な怒りをぶつけられても、「間違い」を「間違い」とも言えず、
理不尽な扱いを許し、いつも自分が折れてばかり。
そのような妥協した関係を続けていたら、いずれ、自分も他人も信じられなくなってしまう。
そして、もしも、優しく魅力的な男性から好きになられたときには、
「わたしのような女に優しくするなんておかしい。何か下心があるんじゃないか」と
素直に好意を受け取れずに、逃げ出してしまうだろう。
そして、また、冷たく横暴な男性に惹かれ、付いていこうとするだろう。
挙句、決まって思う。「なんでいつもこうなるんだろう」と。

「どうしたらよかったんですか?
1回目は断ればよかったんですか?」

先日、ある女性が言ってきた言葉。
1回だけじゃない。何回でも、自分が納得いかないのなら、断ればいい。

「わたしが断れると思いますか?」

無理だろうね、今は。でも、もうそろそろ始めなくては。

「どうしたら強くなれるんですか?」

その答えはシンプルなことだけれど、
それだけに難しい。
ただ、自分を信じること。
そして、その思考をなにものにも奪われまいと貫くこと。

「よく分からない」

そんなもんだよ最初は。始める前はね。
ただ、これだけは覚えておいたほうがいい。

自分を信じられない人は、
他人を心から信じて受け容れることができないんだよ。

フィルムノワールについての覚書

  • author: inmymemory
  • 2011年04月19日

昨年7月からずっとやりかけリストにリストアップしていたのが、
標題のベストセレクション。

今ちょうど「マルタの鷹」「ハイ・シエラ」をはじめ、
WOWOWでボギーの特集を放送している。

このジャンル最高傑作のラングの「飾り窓の女」も
先月CSで放送された。

しかし、一般的にはこのジャンルを作った「マルタの鷹」を
1位に推す人が多い。
ジョン・ヒューストンの演出は冴え渡り、
それまでのギャング映画とは一線を画す、ノワールな世界を
打ち出した。

「ハイ・シェラ」もジョン・ヒューストンが脚本を担当。
そして監督はあの「白熱」を撮ったラオール・ウォルシュである。
原作は『犯罪王リコ』『アスファルト・ジャングル』も手がけた
ウィリアム・R・バーネット。

フィルムノワールといい、スクリューボール・コメディといい、
MGMミュージカルといい、1940年代のアメリカ映画は、
ほんとうに本当に素晴らしい。

そのほか、ワイルダー、ガーネット、プレミンジャー、ドミトリク、
ポロンスキー、オーソン・ウェルズ、ニコラス・レイ・・・。

これら素晴らしい映画をきちんと紹介する記事は
またいずれ、まとめて近いうちに書くとしよう。

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