いのちの授業 鈴木中人

「いのちの授業」の出逢いや思いを綴ります。公式サイトhttps://inochi-baton.com/

いのちの授業 鈴木中人

「いのちの授業」の出逢いや思いを綴ります。
公式サイト「いのちの授業 鈴木中人」https://inochi-baton.com

 私が外部専門委員を務める、ある公的機関からメールが届きました。「恐縮ですが、研修終了レポートのご報告を3月末までにお願いします」。

 今、外部委員も、専門性・倫理性などの研修、利益相反調査などが必要な時代です。多くの研修はオンデマンドで、「意識=役割認識」づけのように思います。提出をすっかり失念=宿題忘れをしておりました。

 子どもの頃、宿題を忘れて立たされたことを思い出しました。いのちに関わる役割です。しっかり、きちんと!とですね。大反省です。

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 三重大学病院で、小児がんの講演会です。病棟の子どもたちへ、木彫りの「ドラえもん人形」もプレゼントです。

 この会は1980年にスタートしました。当時は「相談会」でした。ネットも、セカンドオピニオンもありません。我が子の「いのちを助けたい」と必死な思いが溢れていました。

 今、オンライン配信、個人情報保護、パワポのプレゼンです。でも、そこに繋がる「いのちへの思い」は変わりません。時代と共に、続けることの意味を思います。子どもたちの「いのち」が輝きますように。三重大学、サポーターのみなさん、いつもありがとうございます。

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 いのちに向き合うゲストと、みんなで語らう「いのちびと人間塾」。12期2回目は、吉田武史さんです! 高校教師、TA伝道師、ラガーマン、熱い大波動でした!!!

 「問題に出会うとき、二つの選択肢がある」「幸せは選択肢があること、変われること」「自分が元気がないときこそ、人を励ます。エネルギーが貰える」「教師をやめようと思ったとき」「生徒のいのちが輝くとき」…。

 頭も心もドスンと響きました。吉田先生、ありがとうございます。

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 教職員研修大会に伺い、責任者の方よりメールをいただきました。

「講演会は大変感動いたしました。会場がお話に引き込まれ、水を打ったような静けさになったことにも感動を覚えました。

 教諭時代に教え子が脳腫瘍で亡くなる経験をしました。その時のご両親の姿と先生のお話がリンクして、涙が流れました。

 残念なことに子供たちは簡単に「死ね」という言葉を使います。私たち教員は、子供たちに命の重さ、命は一人だけのものではないことなど、ご講演でのメッセージを子供たちに伝えていかなければならないと感じております。それが教員の使命だと思います。

 一人一人の教員にとって、命について改めて考えさせられた貴重なご講演でした。講演をお願いして本当に良かったと思っております。ありがとうございます」

 自分の仕事に、いのちへの思いを込めてこそ、志事になる。みんなの思いが、子どもたちの心に届きますように!

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 音楽ライブのお誘いです! 「いのちびと」にご縁のある人が集い、「いのちの歌」をお届けします。

 今、生きている喜びをより多くの方と分かち合い、飾らない素朴な姿を見つめ合う。そんな時間にしたいと思っています。是非、遊びに来て下さい!

・2024.4.27(土) 11:15open. 11:45start (15:00close)
・ライブバーBrushup(名古屋市中区栄4丁目18-8第二秀和ビル4F)
お申し込みはGoogleフォームより。


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『人生、二人旅』
(いのちびと2020.3号より)
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春の日。私は在宅訪問に同行させてもらいました。
医師は慣れたもので、いつもの場所に駐車し、いつもの入口から部屋に入り移動して行きます。

ある老夫婦宅では、六畳の和室に置かれたベッドにご主人が横たわり、奥さんが寄り添っていました。
奥さんは、医師の処置をみつめながらご主人の状態を伝えます。ふと、私に気づいて言われました。

「二人でずっと行商していたんです。高速道路のないときは何十時間も運転して岡山や広島にも行きました。仕事を辞めたら二人で旅行しようと思っていました。でも、お父さんがこうなってしまって…。この人も、きっと寂しいだろうから、その分、私が優しくしてあげようと思ってね」

そして、笑顔でご主人の手を優しくさすります。ご主人も分かったのでしょう、泣き笑いの表情でした。

私の父母を思い浮かべました。
母は、認知症でずっと寝たきりの状態でした。食事をすることも困難になっており、体重は三十数キロしかありません。そんな母を、父が介護していました。毎日、栄養剤やフルーツを混ぜて、ジューサーで母の流動食を作くる。着替え、洗濯、掃除、ヘルパーさんとの打合せなど、もう十年近く続けていました。

あるとき、私に父が言いました。
「今日は気分がいいぞ。少し笑っている」。私には、母の表情の変化が分かりませんでした。「僕が世話をできるうちはするから」が、父の口癖でした。

もう十年以上も前のことです。当時、私は五十歳前でした。「自分の行く道」と感じたことを覚えています。

今、その道に一歩一歩近づいていることを実感しています。
体力的に無理がきかない、物忘れ、言い間違い…。それは妻(淳子さん)もです。「大丈夫?」「一緒に行こうか?」「無理するなよ」…。そんな会話が増えてきました。

人生、二人旅―。
イクメンパパでもなく、素敵な夫でもなく、人生好き放題だった私です。大反省と心かみしめる、この頃です。

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*会報「いのちびと」から、「心に響く話」を抜粋しメルマガとしてお届けいたします。
(毎週木曜日頃)
*会報「いのちびと」は、4回/1年/1500円で定期購読できます。

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「蛾のアレルギー反応が出ています」(医師)。「蛾ぁ...。??? 」(私)。

 実は、花粉症がひどいのでアレルギー源を再検査。結果は、スギ以上の強度「蛾アレルギー」。蛾は、知らない間に、家の収納庫、荷物の中などに侵入。その死骸がパウダー状になって、ずっと反応源に(外からは分からない?)。花粉症と思っている人の中で、別の反応源(と重なる)人も多くいるとのこと。

「山歩きなどしますか?バッグや荷物などが部屋にありませんか?倉庫やバッグを整理するときはマスクをしてください」(医師)。心当たりバッチリ。その対策をすると症状改善です!

「いつものアレ」、と思い込みはいけませんね。みなさんもご自愛ください。

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 人生の師匠・上甲晃先生が綴る、デイリーメッセージ最新号で「景子ちゃんの接待所」を紹介いただきました。

 四国歩きお遍路に花咲く、小さな「いのちの思い」をご一読賜れば幸いです。合掌。
<公式サイト>
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 東日本大震災から13年。ただお祈りするとともに、現場に立つ意味を思います。

 3.11の2週間ほど前に、気仙沼に伺っていました。大火災と津波のテレビに、あの街が…。ボランティアの受け入れができないとの状況に、4月に現地入り。がれきの街、取り残された集落、避難所、ご遺体の安置所…。言葉も出ません。

 現場に立って感じたことは、「臭い」と「時空」です。臭いは映像では伝わらい。その人その場で、時間の流れ、空気が違うのです。振り返れば、人間の人智を超えた「いのちの授業」だったようにも思われます。

 その後も、日本中で地震や風水害が発生。いのちをバトンタッチする会のご縁に方々には、小さな気持ちをお届けして参りました。現場に立ったから、自分も支えれてきたから、そんなことを思います。

 3.11は、今もこれからも発生します。現場に立てる、気持ちを分かち合える、思いをはせられる、そんな自分でと思います。心よりお祈り申し上げます。合掌。

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 愛知にこどもホスピスを! 「愛知こどもホスピスプロジェクト」発足1周年のシンポジウム(4/20)のご案内です。

 こどもホスピスは、生命を脅かす「病気」や「障がい」のある子どもや家族を支援するものです。子どもの姿は、社会の鏡。子どもの環境を良くすることは、社会全体の環境も良くしてくれます。

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