いのちの授業 鈴木中人

「いのちの授業」の出逢いや思いを綴ります。公式サイトhttps://inochi-baton.com/

2011年08月

 いのちを癒す家をつくる、安藤友治さんの現場見学に淳子と一緒に伺いました。

 安藤さんは、注文住宅会社の夢建築ホロン(愛知県名古屋市)の社長です。住まう家族の安全とライフスタイルにこだわる、その思いは強烈に規格外です。

 施主さんとの打合せは最低半年、自然素材への徹底的なこだわり、手間と心を惜しまない、平均工期は1年半、最長は3年、年間受注数は限定…。そうしたサービスをするために、一般住宅(安藤建築)は本社から車移動で40分以内、ホロン建築も愛知県内?が基本です。しかも、とても住みやく、予算も納得です(この価格で大丈夫?)。

 極めつけは、そのユニークな外観です。写真の住宅は、実は円形です。真ん中に、直径60センチ以上の一本杉がある3階建です。木の香り、有害塗料・資材を使わない、自然の空気の還流、住み人への細やかな心配りなど圧巻です。暑い日でしたが、小さなエアコン一台で快適な空間です。

 1時間ほどの滞在でしたが、いのちが癒されていくことを実感します。安藤さんの家作りへの思いを伺い、家とは、こういうもんだと初めて心開かれます。

 家をお考えの方、建築や健康にご関心のある方は、ぜひ一度、安藤さんの思いに触れてください。家族の原点に、家がある。そんな大発見と感動でした!安藤さん、ありがとうございます!!!
安藤さん

 9月24日(土)、広げよう!いのちの授業第7回大会を開催します。12:30〜16:00 ウインクあいち小ホール2。昨日、会場下見とスタッフミーティングをしました。

 この大会は、私が、いのちの授業の活動を始めてから、毎年1回主催しています。いのちをみつめる取組みを社会に発信する、思いのある人が集う場をつくろう、そんな思いです。全てが、ボランティアスタッフによる手作りです。

 参加された方々が、「本当に感動しました」と言ってくださること。恒例行事として毎年来てくれる方、サポートしてくれる仲間がいるのは本当に嬉しいですね。

 今年のテーマは、いのちとホスピタリティーです。日本一のホスピタリティーの伝道師・高野登さん(元リッツカールトンホテル日本支社長)がメインゲストです。ホスピタルクラウンのショートショー、いのちを経営理念に掲げる江場康雄さん、私のミニ講演もあります。さらに、リレーフォーライフ応援シンガーのENENさんの歌もあります。
 
 また、本大会は東日本大震災チャリティー事業として取り組みます。収益金は、寄付を致します。今年も、感動と出会いの場になることを感じています!

 チケットは、現在好評発売中です。遠くは島根県の方からもお申込をいただいています。今回は定員が250名と限られており、前売り完売時は当日券はありませんこと、ご容赦ください。申し込みは、当会ホームページよりお願いします。

 大会で、お会いできますことを心待ちにしています! 



taikai

 今日は、名古屋市立中央看護専門学校で「臨床いのちの講座」に伺います。

 この講座は、いのちの大切さをみつめるだけではなく、専門職として、生きること、働くことを思います。そして、「いのちへの確かな思い」「職業への使命感」のある専門職を育てるものです。

 新しい眼差しの人間教育が必要とされる理由があります。一番の理由は、医療現場の厳しさです。学校を卒業後、医療現場の一線に立ちます。生と死に向き合う中で、矛盾・葛藤・無力感・重圧を感じさせられます。

 多くの看護師が、悩み、燃え尽きて辞めてしまうケースもたくさんあります。看護師の力で、支え癒されるいのちもたくさんあります。だからこそ、学生の時に、看護師として働く意味、覚悟、いのちへの思いを育むことが大切にしてほしいのです。

 いのちの講座では、1年時に「いのちをみつめる意味」、各専門講座の中で「小児」「高齢者」「終末期」のケア、卒業時に「働く意味」を学びます。入学から卒業まで、いのちをテーマに学びを深めます。

 同校では、今年度から全学生を対象に、いのちの講座を導入してくれています。こうした取組みは、日本でもほとんど例がありません。いろいろな専門誌などでも取り上げてくれています。

 教壇に立つと、ただ学生に思えません。実は、学生は、亡くした景子を同じ世代です。頑張れよ!と、講師よりも、時々父親としても思いにもなります。

 9月(東京)と10月(大阪)には、製薬企業のMR(医薬情報担当者)向けにも本講座を開催します。心揺れる時代にこそ、こうした愚直な取組みが広がることを念じています! 

 

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 我が家の愛犬・あきが、緊急手術入院です…。

 この2,3日、急におかしいのです。一口も食べない、散歩にいこうとしない、歩けない、部屋の隅でうずくまてしまう。獣医さんに行きました。

 「子宮蓄膿症です」。出産していない犬がかかりやすく、子宮に膿が溜まっている状態。放っておくと、破裂・腹膜炎で死亡するので緊急手術要とのこと。直ぐに、子宮・卵巣摘出手術です。

 手術後、淳子(妻)が面会に行くと、不安そうな様子でみつめます。声を出そうとするもでません。そして、立ち上がって帰ろうとするのです。その前足は震えています。でも、立っておられすにしゃがみこんでしまったそうです。

 実は、手術は土曜日でした。私は土日と不在にしておりました。帰宅後、病院に行くと、立てませんが、座って帰ろうとします。そして、不安そうな目でみつめます。点滴の姿が痛々しい…。

 手術は成功とのことですが、医師が初めてみるほど卵巣が異状にはれていました。悪性の可能性もあり、検査するとのことです。日頃は、患者家族の目線から、良き医療を語る私も、びっくりです。セカンドオピニオン? 抗がん剤治療? 治療データ? 人間と犬とでは違い過ぎます。ただ祈るだけです。

 今日は、あきの8歳の誕生日。大好きなチーズをもっていきます

aki

 本日は、(社)実践人の家・夏期講習会(神戸市)に講演に伺います。

 実践人の家は、教育者・森信三先生の教えを学び、広める活動をされています。私は、森先生の「修身教授録」を10年ほど前に初めて拝読しました。正直、やや難しく感じました。その後、何回も読むうちに、凄い本、凄い思想を感じます。

 今、10万部のベストセラーが世にありますが、10年後も読まれる本は、ほとんどありません。ましてや数十年たってなお輝き続ける本は、奇跡の存在です。生きる、育むを思うときに、ぜひ読んでほしい一冊です。

 本日の講習会は、1部が私ですが、2部は石橋富知子先生(仁愛保育園、福岡県)、3部は鍵山秀三郎先生です。

 石橋先生は、森先生の立腰教育を40年近く実践されています。その幼児教育は、多くのメディアにも取り上げられています。背筋を伸ばして立ち振る舞う園児の姿は、感動です。一度、お話を伺いたいとの長年の願いがやっと叶います。また、鍵山先生は、掃除道の神様です。私の会の顧問してくださっています。

 日頃、腰も心も曲がり放題の私です。ビッシと伸ばして参ります。

 最近、雑誌や専門誌への寄稿依頼をいただきます。今月は、4件です。ありがたいことです。

 依頼テーマは、いのちをキーワードに、教育・死別・悲嘆・家族・絆・専門職への期待、そしてフリーが中心です。

 まず、編集者のイメージと読者層を伺い、大きくフレームワークを抑えます。次に、実際の雑誌・専門誌をみます。それぞれに、個性と言うか書風があります。そして、文量と寄稿形式(1回か、連載か)にそってまとめます。

 文章を書くとは、言葉を選ぶ、遺す、生み出すこと。

 そのことを、最近強く感じます。キラーワード(殺し文句)がある書き物は、ぐっと心に残ります。こんな「感じ方」「言い方」があるのかと、感心させられます。また、同じ人でも、書き様も変わっていきますね。

 でも、「分かっている」と「できる」とは違います。ふと、自分の書いた原稿を読み返すと…。

 これは、いけません!悪いイメージをすると、その方向にいってしまいます。お声をいただいたお心に恩返しさせてもらいます。

 先日、西田文郎先生が、これからは1日3時間睡眠で頑張る時代が来た、と言われていました。このことでしょうか。根性と気合で頑張ります。(適当に、うたた寝しながら…)。  

 お盆に、ある人のご遺骨を、お墓に納めました。

 葬儀から数ヶ月が過ぎると、ご遺骨は本当に粉のようになっています。お墓の納骨場所は、土の穴になっています。まさに、人は土にかえるのです。

 ふと、以前お会いした、ある農夫の方のことを思い出しました。その方は、80歳を超えています。農作業をする中で、私が声をかけます。「土を触ると、心が癒されますね」と。その方は、真っ黒に日焼けした笑顔で言われました。
 
 「みんな、土にかえるだで」と。

 人間の生きること、死ぬこと、その全てを感じさせてもらった思いです。小難しい理屈も、飾り気も、背伸びしたものもありません。まさに、言霊です。

 ふと自分を思います。私の周りには、土がありません。コンクリートの上を歩き、エアコンをつけて、PCのキーボードを触る。リアルとバーチャルな中を、上ばかりを見上げて歩いています。塵や埃さえも嫌っています。このままでは、土にかえらず、ゴミになっていくかもしれませんね。
 
 土に触れている人は、本当に純朴です。土こそ、人間を取り戻すキーワードかもしれません。

 よっしゃ! ちょうど日が落ちてきました。今から、公園に行って、土の上を5キロ走ってきます。

 

 
 

本物に心射ぬかれました。今日は、淳子(妻)さんと棟方志功展に​行きました。小学生の頃、テレビドキュメンタリーで作品に向き合​う姿にドッキとしたことを覚えています。

特に、作品、大世界には​感動です。棟方志功は、帝展に入選するまでは故郷に帰らないこと​を決めて父の死に目にも会いません。片目を失明した後も作品を作​り続けます。

死して後も作品は輝き続ける。そこに壮絶な生きざま​があることを教えてもらいました。我が覚悟のなさに身を縮めています。

 嬉しい講演依頼がありました。九州で、医療・介護の事業を展開する会社での講演です。講演を企画された担当者の方の思いに、ホロリです。

 担当者の方は、私が企業で「いのちの研修」をする新聞記事を、2年前に読まれます。その当時は、営業をされていました。もし自分が、研修を企画する担当になったら、ぜひ「いのちの研修」をしたい。そう思って、その記事をずっと机の中にしまっていたのです。
 
 会社では、毎年、全社員が集まっての事業報告会と懇親会をします。東日本大震災のこともあり、医療介護に携わる者として、ぜひ「いのち」を考えなければとの思いで、講演会を企画。その講師として声をかけてくださったのです。

 でも、その日程を伺うと、土曜日は名古屋、日曜日は大阪の講演が予定済みです。難しい・・・。すると、「土曜日の夕方、夜でもかまいせん。スケージュール調整をしますので」。飛行機、電車の時間を調べると、行けます! もう、はい喜んです。

 聞けば、社員の方には、当日、サプライズゲストとして紹介するとのことです。でも、草の根講師の私が、サプライズになるのかなぁと心配になります。講演後、本当に良かったとサプライズになるように頑張ります!

 思いは叶う! 小さな思いがつながることが嬉しいですね。

 

 「常に考える」。ある会社で発見し、あることで心に刻まれた標語です。

 時間前に到着したので、車の中で、携帯電話のスケジュール整理をしていました。すると、新規入力が容量オーバーのメッセージです。過去データの消去し始めます。一日分と全データ分消去分の手続きは、基本的に同じです。最後のボタンチェックが違うだけです。

 もう、みなさんは私の「あること」を想像されたと思います。そう、一日分の消去を繰り返す中で、横を車が通ります。ふと、目をそらして消去。その瞬間、スケジュールの全データが消滅していたのです。来年12月分までのデータが…。

 がっくり、ぼう然としながらも、顔は笑顔で訪問。すると、玄関受付には「常に考える」です。これぞ、「出会うべきときに出会う」(森信三先生)、「ついてる」(西田文郎先生)、「嘆いたらいかん」(上甲晃先生)でしょうか。
 今日も、勉強させていただきます!
 
kangaeru

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