2013年05月

2013年05月29日

ずっといてくれる

　NPO法人いのちをバトンタッチする会の理事会等を開催。2012年度決算と13年年度の事業計画を審議です。小さな小さな会ですが、もう8年目。そのメンバーの方々は、ずっと支えてくれています。活動を始めるときに、ある方が言われました。

　「今、中人さんを支えてくれている人がいなくなったら、活動を止めて、自分の生き方を見直した方がいいですよ」と。本当にそうです。ご縁は自分の生き方の鏡。ずっといてくれる、ただただ感謝です。

　ドキュメンタリー映画のデモも観てもらいました。「いつ、試写会するの？」「いいねぇ、みんなでやろう！」…。ありがたいです。今年は、「いのちのことづくり」、①ドキュメンタリー映画、②いのちの絵本製作、③か・お・つセミナーに大爆発します。

　いつまでたっても大暴走オジサンですが、みなさん、今後ともよろしくお願いします！！

　

2013年05月28日

やりがいのある老人患者？

　左肩の五十肩の症状が、ついにドクターストップ状態です。対処療法でますます悪化。鞄を持つ、手を上げる・伸ばす、寝返りをすることもままなりません…。地元で大名人と言われる治療院を訪問。レントゲンと全身チェック。そして、先生のご説明。

　「首と腰骨が別々に重症です。首は、右に傾き、前後に動かない。筋が固まり＝老化状態です。その歪みと、過去の右肩骨折の影響が、左肩に症状として出ています。腰も右に傾きずれています。骨自身の状態は40歳前後の状態ですが、その歪みはかなり頑固な老人状態です」。

　私は一言。「で、どうなんでしょうか？」。「普通であれば、めまい・しびれ・激痛もある状態です・・・。やりがのある患者さんです。しばらく集中的に通院してください」とのこと。

　やりがいのある老人患者？？？。　そうですか…。しばらくは特殊リハビリとストレッチ。いのちの療養をまじめにさせてもらいます。みなさんも、御身ご自愛ください。（Ｔ＿Ｔ）…。

2013年05月26日

歳を重ねても

　本当に久しぶりの再会。講演会場に伺うときの楽しみの一つです。経営者セミナーでドキュメンタリー映画の紹介＆ミニ講演。会場に伺うと、ふとお互いに目が合います。

　「もしかして？」。磯貝暢宏さん。私が会社に入社した時の同期生。なんと30年以上の歳を超えての再会です。今は、生家の自動車部品会社の代表取締役社長です。少し白髪交じりですが、昔と変わらない笑顔。

　「鈴木さん、お久しぶりです」。内藤真美さん。12年前、私が本を初めて出版して、人前で話をするようになったときの参加者のお一人。場所はベトナム料理店の一隅、参加者は20名程度。その後、内藤さんは独立。今は、お母さん＆代表取締役として活躍中。私の会の活動をずっと応援してくれています。

　「磯貝さん、鈴木さんの活動応援してくださいよ」との内藤の声に、「はい！」と笑顔の一声。過去、現在、未来とご縁が広がっていくこと、ありがたいことです。これぞ、「いのちのつながり」です！　
　さぁ、映画のロードショーまで4か月を切りました。営業部長・鈴木中人、頑張ります！！

2013年05月24日

あの子が来てくれました

　ある先生からメッセージが届きました。

　「先日は、いのちの授業をありがとうございました。子どもたちに、ずっと聴いてもらいたいと願っていました。特に、ある子にはぜひにと。

　その子は、なかなか教室に来れずに、最近は自分を傷つけることもあります。いい話だからと何度も伝えました。朝、確認するとその子は登校していませんでした。

　でも、来てくれたんです。講演の時間だけ、体育館の後ろで聴いていたと担任が教えてくれました。

　嬉しくなってその子に連絡しました、『感じたことを教えてよ』と。いいよと約束してくれました。でも、その時間に、その子は来ませんでした。でも、きっと何かを感じてくれていると思います。また話そうと思います。素晴らしい講演をありがとうございました」。

　本当に素晴らしいのは、先生、その子の心です。願いが小さな光になりますように…。

　

　
　

2013年05月23日

白髪の祈り

　伊東市立南中学校を訪問。大川校長先生とは3年ぶりの再会です。学校の玄関に入ると、「戦没者遺骨収集にみる　いのちの写真パネル展」の掲示。そして、白髪のご婦人が一人、廊下を行きかう生徒に声をかけています。
　

　鈴木孝子さん。生後数か月のとき、父は戦死。出征時の軍服姿の写真だけが父の思い出。長じて、ご遺骨の写真パネル展を、学校や地域ギャラリーなどで2001年から始める。今回が52回目。

　私は、戦争の地を巡ることをずっとしています。広島や長崎の原爆平和記念館。鹿屋の特攻平和祈念館、沖縄の摩文仁の丘・ひめゆりの塔・鉄血勤皇隊の慰霊碑、江田島の海軍資料館、靖国神社、東京裁判時のパール判事の顕彰碑、中国の731部隊や南京資料館、グアム島などのバンザイクリフ・・・。そして、ご遺骨の収集活動家、元特攻隊やひめゆり部隊の語り部、旧日本軍の参謀、中国の愛国・抗日教育家・・・、いろいろな人ともお会いしました。

　今、戦争を「勇ましく美化する人」「自虐的に否定する人」「知らない、関心のない人」がいます。いろいろな意見がある。でも間違いのない現実があります。

　第2次世界大戦で、約240万人もの日本人が戦没した。その多くは無名兵士。故郷や家族のために、「お母さん」と言い残して死んでいった。そして、今なお100万人余のご遺骨が異国の地に置き去りにされているのです。

　パネル展のパンフレットの一文です。「多くは『若い人たち』だった、写真から『いのちを大切に、そして争いのない平和な社会を築いてくれ』と、オヤジたちの必死の叫びが聞こえてくる。伝える役割を続けたい」。鈴木さんがふと言われました、「あと何年できるか分かりませんが・・・」。

　日本人として、知らなければいけない、忘れてはいけない、心に刻まなければいけないことがある。そう思うのです。合掌です。

2013年05月22日

準備力

　「か・お・つ」1日セミナーの資料が完成！　新しい企画の講演・セミナーの良しあしは、ほとんど事前の「準備力」が勝負です。私の準備力の主なポイントは３つ。

　何よりも「脚本」。取り上げるテーマ、眼差し、参加者との交流方法、分かりやすさ、エピソード、全体としての物語性・起承転結、シンプルメッセージとキラーワードなど。「オリジナル」。自分の実体験や思いをベースにすること。誰かがこう言っている、新聞に書いてある的な話は基本はしない。「タイムマネジメント」。全体と個々の時間バランス、休息・昼食の取り方、開始・終了時間の厳守など。

　「か・お・つ」セミナーは、いのちを感じる（「か」）、生き方・働き方を思う（「お」）、人と志をつなぐ（「つ」）場です。自分を変える・働き方・家族・ご縁・幸せをみつめる6時間30分。定員20名の少人数でワークショップも。さて、その出来栄えは？

　最高にいいです！　本当にいい！！　自然な心で感じてもらえます。男性も女性も、就活生も経営者も、夫婦でも恋人同士でもOK。感動と笑顔で、きっと帰ってもらえます。（ちょっと自画自賛ですね、すいません…）。

　名古屋6月2日、東京6月8日。まだ申し込み可能です。みなさんとお会いできることを心待ちにしています。さぁ、ワクワクと頑張りますよ！

2013年05月20日

真心おせんべい

　なんということでしょう！　大きなおせんべいに、手作りメッセージ、大きな真心。

　「鈴木中人さん　ようこそ信州へ。　これからもお世話になってしまいます。一生のお付き合い　よろしくお願い致します　信州のS.S　酒井志郎より」。

　いただく前に写真をパチリ！　では、バリバリと食べます！　酒井さ～ん、いつもありがとう！　今年こそ、須坂に行きます！！

2013年05月20日

場をつくる思い

　週末、長野市で講演の場をいただきました。「耕せ　ながの」の有志、文屋の木下さんが「場」をつくってくれました。その場づくりの姿に心感じています。

　2時間前に集合、設営開始。その後、全体挨拶、受付開始、司会進行、送り出し、後片付け、全体挨拶、懇親会。スタッフの方々の「その気」をずっと感じます。「一人を大切に迎え、気持ちよく帰ってもらおう」「講師の思いをまた広げていこう」「みんなで場をつくろう」・・・。「今日の場は違う」、そう感じました。

　講演会場に伺うと、さっと「気」を感じるものです。スタッフの方々の「場をつくる思い」が「気」を醸し出す。実は、人が集う場をつくること、本当に大変なことなんです。特に、私のような無名講師、一円も儲からないテーマではなおさらです（普通の人はやりません…）。にもかかわらず笑顔で迎えてくださること、申し訳ない、だからこそ大感謝です。

　「耕せ　ながの」＆木下さん、みなさんの「熱き姿」に大感動です。本当にありがとうございました。またお会いできますこと、一献を心待ちにしています！！！

2013年05月19日

みんな笑顔

　長野に本社がある企業に伺いました。「みんなを笑顔に、幸せにする食事道」を掲げて、病院・幼稚園・企業向に給食事業を全国に展開さています。テーマは「生きる幸せ、働く喜び」、4時間セミナー終了後、社長さんが言われます。

　「社員の表情が本当に変わりました。朝は本当に暗かった。今は笑顔いっぱいです」と。実は、前日に社員さんが亡くなられたのです。

　研修前、「社員が笑顔で会社に来てくれる、幸せになってくれる。それが一番嬉しいです。社員を失うこと、一番悲しい。私の力不足です・・・」と、社長さんがポツリ。そして、研修の最後には、亡くなられた笑顔の社員さんの写真を前に、参加者全員で「また逢う日まで」を合唱。社長さんは前でマイクを握ります、「親より早く死んではいけないぞ」と。涙を流す人も・・・。

　みんなの気持ちが天に届いたのでしょう。空は晴天です。「みんな笑顔でいてくれる」、いのちの祈りです。いのち感じる信州路です・・・。

2013年05月17日

　自然な心で語ります

　講演を予定しいる会社の方からメールを届きました。会社でご不幸があったこと、そしてその思いを心に刻んで講演を準備運営したいと綴られています。

　私は、生徒や社員が自殺をされた学校や企業に、20カ所ほど伺っています。講演直前に、生徒や社員が亡くなられたことも何十回もあります。ご遺族や遺された方々への講演も多くしています。講演前には、主催される方の思いをいただきます。

　そのとき、私の講演は「自然体」です。いつもと同じ「普通」に、「淡々」と、思いを込めながら。

　私の思いは一つ。「死＝いのち」に向き合い、本当に大切なこととは、どう生きるか、どう働くかを自分に問いかけてもらう。そして、大切にしたいことを一つみつけて小さな実践をしてもらう。それが、自分を幸せにしてくれる。それが、大切な人の死が意味あるものになる。

　その死は、私の子どもも、家族も、同僚も同じです。「生まれて、生きて、死んでいく」ことは、自然＝絶対普遍です。それは、本当に「純」です。純なことは、自然に人の心に届きます。純に色が入るほどに、時に曇ることもあるように思うのです。

　また、辛く・悲しいことに向き合うには、自然であることが大切です。重く固くなるほどに、心も身構えてしまいます。だからこそ、「自然な心」を大切にしたいと思うのです。

　大切な人の死。本当に辛く悲しいものです。だからこそ、尊いものを導いてくれる。それは、祈りのような思いかもしれません。祈りを込めて、笑顔で伺いたいと思います。合掌。
　

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