いのちの授業 鈴木中人

「いのちの授業」の出逢いや思いを綴ります。公式サイトhttps://inochi-baton.com/

2014年10月

 オートバイの特殊注文部品をつくるギルドデザインさん(山口直彦社長)を訪問。地元経営研究会での私の講演打合せです。打合せには、同業の経営者の方々も多数参加。「同業者同士、ライバルでは?」。

 心配ご無用!! ここは鈴鹿サーキットの地元。なんと皆さん、元ライダー。オートバイが大好き、レースチームにも参加。オートバイは、小型・大型、パーツ、お客さんごとに特注品とのこと。オートバイの話をするとき、子どものようなキラキラ笑顔です。

 「あそび心の実現としあわせの実感」、ギルドデザインさんの経営理念です。大好きであること、働く大原点を思う朝です。

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 飛騨の宿に伺いました。ほとんど手つかずの約15000坪の敷地に、部屋は8室のみ。離れを中心にそれぞれ個性豊かな”日本文化の家”です。見事な職人技、気を醸し出す。夕食後、囲炉裏で”家の思い”を約2時間伺います。家はいのち、を実感。

 日本の古民家は、家の中で火を起こし、暖をとり食事をつくる。火事防止・暖気の流れ・煙の活用を図るために、その土地の風・雪・雨・日差しなどを基に、窓の方角・サイズ・造作まで工夫されている。家の材料は、地産地消の自然物。囲炉裏の鯉の金具には、火事防止(水を吐く)や子孫繁栄(鯉の滝登り)の願いを込めている…。

 伝統家屋に座ると、何となく心安らぐ理由がやっと分かりました。生まれて、育ち、逝く。その営みの場は家にあります。いのちを守り癒す、思いや知恵が”家”に宿るのは、風土・文化そのものです。女将さんの自然な笑顔にも癒されます。

 自然伝統家屋が消えて、鉄・コンクリート・化学物質の科学家屋で効率と快適さを求める時代。自分の家は、いのち宿る家になっているかを思う朝です。

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 ある会社から社員研修の講師依頼。「ワークライフバランス、モチベーションとかの研修をしますが、厳しい企業環境や価値観が多様化する中で、ひとり一人の心に届きません。どう生きるかに向き合いたいと思います」と。

 どう働くかの問いは、キャリア・収入・スキルなど、つい自分を中心に考えがちです。どう生きるかは、自分と社会との係り・使命など思います。原点を問うほどに、深く・大きくなる。そして、「感」じて「動」く、そこに感動があると心に届くように思います。

 人間への眼差しがある研修。それを思い、実践している会社は、いい会社だなぁと心感じる朝です。




 

 

 ドキュメンタリー映画「四つの空 いのちにありがとう」公開1周年イベント、上映会&丸小ランチまで1週間。参加しますよ!名簿をみると、映画がつくれそうです。

 監督:杉本幸雄、語り:石黒志伸、出演者:小出朋子、高橋真依ファミリー、鈴木中人・淳子。そして、上映会を企画してくださった方々も。しかも、ランチ会場は、小出さんお店「丸小さん」。

 ホンワカ、ウルウル、face to face でします。11月1日(土)、10時〜、名古屋・東桜会館。映画のみの方も大歓迎。ぜひお越しくださいね!
 

 掃除に学ぶ企業文化交流会として、ナカヤマグループ(岐阜県恵那市)を訪問し、代表・田中義人さんのお話を伺いました。根っこを育むものとは?を思います。

 田中さんは、鍵山秀三郎さんの掃除道を「日本を美しくする会」の国民活動に率先垂範で導いた方です。20数年、ただ掃除をしたのではありません。経営者・人間として、七転八倒の中で、問いつづけた。会社とは、社員とは、生きるとは、幸せとは、自分の使命とは…。その思いを、志として愚直に実践し続けている。

 七転八倒、自問自答、志、愚直な実践、根っこを育むものに感じます。流行のことで装っても続かない、続かなければ道は拓けない。そして、もう一つは、仲間がいることです。

 田中さんご夫妻とは、もう20年近くのご縁。いのちをバトンタッチする会の副代表もお願いしています。たくさんのご縁もいただきました。自分の根っこを内省し、感謝の朝です。

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 多治見市立小泉小学校で「いのちの授業」。開場前、PCの準備をしていると、子どもたちの姿に大びっくりです。

 イスを一生懸命に拭く。そして、縦横にきちんと整えているのです。私語もなく自然体で。体育館移動のために各教室の前に並べられた、自分たちのイスも、キチンと整っています。全児童が、私の目を見て挨拶をしてくれます。前教育長の村瀬さんが一言「この学校は、挨拶・整理整頓は市内で一番の学校です」と。

 ただする、きちんとする。”する”の根っこは大違いです。見えないところが整えば、見えるところは自然に整います。一流と言われる企業の社員=大人でも、こうはできていません。大勉強の朝です。

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 ある街の公立図書館の館長さんからご連絡をいただきました。絵本「6さいのおよめさん」を地元の全小学校に、単行本「6歳のお嫁さん」を全中学校に届けたいと。私の”古い”友人が館長さんに本を薦めてくれたとのことです。

 実は、この友人とは、若い時によく遊んだ仲間です。でも、この20年近く、お互いに連絡もとりあうことが無くなっていました。私のことを気にかけてくれていたようです。

 館長さんに、そして、”古き”友人のお心に感謝です。ありがとうございます。

 名古屋のスーパー女性と一献。七転び八起き、にもかかわらずステキな笑顔に大エールです。

 富永香里さん、年商10億円の会社を創業するも、今、全てゼロにして一人で新規創業。その中で、障がいの娘さんをもち、数千坪規模の障がい者グループホーム開設の夢にもチャレンジ。菱田さつきさん、クラウンK・大棟耕介さんと日本ホスピタルクラウン協会を立ち上げ、小児病棟に笑顔を届ける。その現実を支えるために、プレジャー企画社長として奮闘。大竹由美子さん、お子さんを小児がんで亡くす。ぷくぷくばるーんを立ち上げ、小児病棟に笑顔を届ける。

 その生き様や思いに、オジサンの心はジ〜ン、ウルウルです。「俺は男だ!」なんて言っているのは、お恥ずかしいかぎりです。スーパー女性に大エール。そして、熱烈・勝手連サポーター誕生の朝です。

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 小児がん支援の「がんの子どもを守る会」のメンバーが東京でミーティング。その懇親会では、メンバーが近況コメント。その思いは、みんな同じです。

 「娘は30年前に亡くなりました。金魚すくいが大好きでした。この夏、孫がとってきた金魚が今も泳いでいます。子どもが帰って来てくれているように思います」

 「ステージ4、余命は数か月で見つかりました。今年20歳になりました。本当に、胸がいっぱいです」

 子どものことを語るとき、みんな涙。ずっと思いは同じです。今日の名古屋は、すっきり青空です!!

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 大失態、やらかしました…。愛知県一宮市で講演。名鉄知立駅から、名古屋経由で岐阜行特急(名古屋本線)に乗車します。知立駅からは、名古屋経由で犬山・新鵜沼行特急(犬山線)も発車しています。全く同じ乗車ホーム、車両、乗車位置。名古屋駅を過ぎて、異変に気づきます。

 「風景が違う! 一宮行でない…」。時すでに遅し。直ぐにスマホで乗り換え検索。完全遅刻で、固まりまくり〜。主催者に電話で事情を説明。約10分、1000人の方々をお待たせしてしまいました。

 間違った特急停車駅まで、時間の長いこと…。車は急に止まりせん、電車は戻りません。今日の新幹線は東京行、大阪行ではありません。点呼確認して乗車致します! 大反省の朝です(トホホ)。

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