いのちの授業 鈴木中人

「いのちの授業」の出逢いや思いを綴ります。公式サイトhttps://inochi-baton.com/

2023年01月

 ある高度先進機関の経営委員会に出席。私は、いろいろな経営や倫理委員会の外部委員をしています。外の人の大切さを思います。

 企業、学校、病院、行政、家庭などを訪問します。その風土やパラダイムはそれぞれ違います。それが強み・弱みに。時に不祥事、停滞、独善にもなります。外の人も、気づいても言わない大人の対応をします。その方が、お互いに楽でもあります。

「気づいたことがあれば何でも教えてください」。そう言われる、聴く人も稀にいます。その人は伸びる広がる。外の人は応援団にもなってくれる。その度量や仕組みは本当に大切です。

 我が身を大反省しつつ、「外の人」を思います。

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「ある年齢になると、がんでは死にません。その進行は遅く、他の原因で亡くなることの方が多いのです。その治療の期待余命、どんな生活をしたいのかを考えることが大切ですよ」

 ある高齢者医療の専門家のお言葉です。本当に優しく…。

 人生の大発見。「がんは治らなければ死ぬ」、私の医療への眼差しの原点でした。「そうかぁ…」。老いるとは、「自分の”いのちの眼差し”を変えていく」「どう生活するかが生きること」のようです。いのちの学びに感謝です。

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 服部農園さんの服部忠さん、都史子さんをインタビュー。私の道に「愛」ありを実感です。

 米農家に生まれた、都史子さん。農業が嫌!で嫌で! 父が倒れると、一週間で会社を辞めて、交際していた忠さんと農業の道に。「100年後も、この街この風景を残したい」と、法人化、直売所の開設、経営改革を。今、地元大口町で最大の米農家に。農林水産大臣賞受賞、皇室への新米献上&天皇陛下に作付けもご説明。ずっと、小児がんの子どもたちへの寄付も続けています。

 都史子さん「忠さんには申し訳ない。私と出会わなければ、もっとしたいこともあっただろうに。しなくてよかった嫌なこともあっただろうに」。忠さん「都史子さんに出会わなければ、今の自分のいません。ありがとうです」。お二人の目には涙が…。
 
 その道に、家族、社員、地元、農業への愛がいっぱいです。その思いと歩みは、「いのちびと」5月号にご紹介。いのちの大会(9/30)にも。お楽しみに!

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小さな「いのちのコンサート」にブラリ。演奏者は、伊藤維さん。会場は、街(江南市)の福祉施設の喫茶店です。

維さんは、先天性の心臓病です。「がんばれば、またピアノが弾けるから」と、一日一日をつないできました。

栄光の架け橋、糸、川の流れのように、あの素晴らしい愛をもう一度…。維さん、ずっと寄り添い続けるお母さん、お父さんの姿に胸が熱くなりました。

今年のいのちの大会(9/30)でもお届けします。維さん、いのちのピアノ、ありがとうございます!
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 道徳ジャーナル(学研)の対談に参加。小中学校の道徳授業に役に立つ教育情報誌。テーマは「SDGs × いのちの教育」です。

 いのちの授業をはじめた経緯、押し付けない・感じ取る・問いかけること、いのちの現実に向き合う、命からLIFEへ、いのちの教育の意味・実践方法、SDGsの視点などを語り合いです。

 人生100年時代。子どもたちは、今学んだことを糧に50年、100年生きていきます。100年後も人間として大切なことを育むことこそ、道徳=人間教育の原点。授業の中だけではなく、生活の中で実践すること。目先の流行りごと、テクニックに振り回されない。SDGs「を」学ぶのではなく、SDGs「に」学ぶことを大切に。

 今、人間教育に大切なことを問いかける時空になりました。4月頃は発行予定です。いのちの輪がひろがりますように!

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良い教師になってほしい!
(いのちびと2018年1月号より)

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Tさんは、教師のあり方を全身で学んだ、未だに忘れられない出来事がある。

ある日、助言者として研究授業に参加した。
クラスには金髪の少年がいた。
担任は腫れものに触るように声をかけなかった。
授業後、先輩助言者が言った。
「お前は教師を辞めろ!どうして金髪の少年に一声もかけないんだ。『今日はよくやった』でもいい。
生徒は自分なりにやるものだ。お前は、教師として生徒を見ていない」
体と心が震えた―。
「生徒は、先生が生徒とどう向き合っているかを見ている。先生が区別していると思われてはいけない。我が身を思い肝に銘じました」

ある生徒がいた。
育児放棄されて施設に入所、中学生になって家に引き取られた。
毛虫を食べて友だちを驚かし、家出を繰り返していた。
「行く所がないなら家に来い」と、独身だったこともあって自宅へ来るようにさせた。
「チャーハンを二人で作りました。生徒の母が急死。家に直ぐに戻れず、死に目に会えなかった。申し訳ないこともしました」
生徒は、卒業して居酒屋に就職した。
その年の十二月二十六日、少年は包丁をもって自宅に訪ねて来て言った。
「店長が刺身をさばいていいと言ってくれた。最初の刺身は、先生に食べてもらいたい。台所を貸してください」
涙が溢れ出た。
「刺身を食べながら泣き続けました。教師冥利の涙―でした」
数年後、少年はバイク事故で亡くなった。
「子どもが恩師と思える教師とは、自分を大切にしてくれる先生です。教えてやろうではなく、一人に向き合うことが大切なんですね」

今、Tさんは、大学の教育学部で学生を指導しています。
「教師は、人の人生に影響を及ぼせる人です。こんな素晴らしい仕事はありません。
 私と関わる人が『良い教師になってほしい』。その思いが無くなったら、私は教師を辞めます」
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*会報「いのちびと」から、「心に響く話」を抜粋しメルマガとしてお届けいたします。
(毎週木曜日頃)
*会報「いのちびと」は、6回/1年/1500円で定期購読できます。
お申し込みは「当会公式サイト」をご参照ください。
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 日本教育新聞(1月23日付)にて、「いのちの授業」をつくる(さくら社)について、野口芳宏先生の書評をいただきました。

「いのちは大切だと知らない子はいない。しかし、それを心底から本当に大切だと実感し、認識させるのは『じつはとても難しいこと』と言う。正直で、謙虚な著者の重い言葉だ。

『絶対、親より早く死んではいけない』と心の底から鈴木氏は訴える。もう一人の共著者、玉置崇氏は・・・『いのちの授業』への貴重なポイントを簡潔、明快に提示する。共感、共鳴が結んだコンビならでは珠玉の一冊だと強く心打たれた」

 珠玉のお言葉に感謝です。小さな思いが届きますように。

2023.1.23日本教育新聞 野口先生書評

 小さな街、小さな会場、生きる希望を奏でる、「いのちのミニ演奏会」をご案内します。

 演奏者は、伊藤維(ゆい)さん。先天性の心臓病です。運動は一度もしたことがありません。いつも、全力疾走状態の鼓動です。ご両親は毎日学校に送り迎え。壮絶ないじめにも「友達がいるから」と学校へ。「頑張れば、またピアノが弾ける」と信じてきました。「娘は、神様からの借りものです。いつかお返しする日まで」とお父さん。

 コロナ禍で演奏ができませんでした。体調により、中止になる場合もあります。いのちのメッセージが届きますように!

・1月28日(土)10:00〜10:30 
・場所:くるみのお店(喫茶店) 就労継続支援事業所
    愛知県江南市村久野瀬頭51番地 TEL 0587-57-2006
・演奏:電子ピアノ、 冬の曲・フォークソングなど

2023年1月 チラシ
 

 8期の最終講のゲストは、伊藤彰敏さんです。教師、中日新聞NIE、心臓病の娘さんとの「生きる」を通じて「いのち」を語らいました。みんな、涙がウルウル、あったか〜い気持ちになれました…。

・尊敬する教育者が怒る、叱る基準の第一番目は、いのちの危険に関わること。
・娘さんの「心臓病の手術はしません」とのご夫婦の決断
・娘は神様からの借りもの。一度も運動をしたことがない。一生懸命に寝ている。お父さんテスト見て。壮絶ないじめの中でも「友達がいるから」。ピアノが弾きたい、人は1本あると生きていける。みんな役割がある。

 伊藤さんの笑顔の中にある、悲しみ・覚悟・感謝、そして愛をしみじみです。ありがとうございます。

 いのちをみつめ、みんなで語らう「いのちびと人間塾」。その意味、楽しみも実感です。2月より9期もスタート。みなさんのご参加もお待ちしています!!
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 街中華に、淳子さんとブラリ。生きてるぞ!と、いつも力をもらいます。

 創業50年以上、ご夫婦(80歳前?)でずっと営む、クラシック昭和の店構え、薄味の手作り感、ダイヤル黒電話。「食べられるのは、あと何年かなぁ」と思っていると、数年前に大リニューアル! 「大丈夫?」を突き抜けて、「生きてるぞ!」です。

 最近は、「生きてるぞ」街店に通ってます。心もお腹も、あったかく、いっぱい。いのちのお店に感謝です。ありがとうございます。

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