いのちの授業 鈴木中人

「いのちの授業」の出逢いや思いを綴ります。公式サイトhttps://inochi-baton.com/

2024年05月

「表紙カバーの絵、綺麗になりましたのでお届けします」と、出版社の社長さんからメールをいただきました。

 この絵は、景子が病院のベッドで描いたものです。看護師さんの結婚式から戻り、「私も早く、お嫁さんになりたい」と。「いのちの授業」の新刊本の表紙に使うに当たり、少し色あせたものをデジタル調整。そのデータを贈ってくれたのです。

 お化粧直しの気分です。思い出のものは色あせていきます。でも、人の優しさは、あの日も、今日もありがたいものです。「良かったね、景子ちゃん」、ありがとうございます。

原画修正



 

 


 

 


『親の気持ち』
(いのちびと2020.7号より)

 Tさんからのメッセージです。
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 僕は元気な産声をあげて生まれた。しかし、二歳のときに身体に障がいがあると宣告され車椅子で生活している。両親は、一度はその現実に絶望しながらも、今日まで立派に育ててくれた。

 二十九年の月日が経ち、僕はパパになった。「オギャー!オギャー!」、元気な産声が聞こえたとき、僕は妻の横で号泣していた。妻が陣痛に耐えて命がけで出産しているときほど辛いものはなかった。大切な人が苦しんでいることほど、辛いことはないんだ。

 僕は何度も入院をした。本当に辛かったのは両親だ。「なんでこんな足で生きなきゃいけないんだ!」と両親へやり場の無い怒りをぶつけた。「足を取り替えることが出来るなら…替えてあげたいよ。…でもごめんね、それは父さんも母さんも出来ないんだ…」。こんなやりとりは何十回としてしまった。

 生まれてすぐに、先生から「ちょっと呼吸が弱くて…。大きな病院に入院させましょう」と告げられた。頭が真っ白になった。僕が病室を出るとそこにいたのは、担架に乗せられ酸素マスクをつけて救急車へ向かう我が子だった。

「障がいがあったらどうしよう?」。障がいがありながらも生き生きと活動している君なら、息子に障がいがあったっていいじゃないか!そう思う方もいるだろう。僕の正直な気持ちは、「出来れば無い方がいい」と理屈ではなくそう思ってしまう。それくらい僕らの二十九年間は簡単じゃ無かった。

 息子は、幸い命には別状は無かった。我が子が入院するのは、こんなに辛いことなんだってパパになってはじめてわかった。無事に退院した息子へのメッセージです。

「元気に泣きまくって、パパとママを幸せな睡眠不足に追いやっている君へ。もしかしたら病気や事故で障がい者になる未来が来るかも知れない。もしそうなっても安心してほしい。
 パパは二十九年もかかったけど、障がいのある身体と共に生きて、唯一無二の生き方に個性を宿らせることがどうやら出来たらしい。これはパパと関わってくれた全ての人たちのおかげなんだ。
 君が何者になろうと本気で愛すから、僕がおじいちゃん、おばあちゃんから教わったように、君の生き方に個性を宿してください。命を大切に」

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*会報「いのちびと」から、「心に響く話」を抜粋しメルマガとしてお届けいたします。
(毎週木曜日頃)
*会報「いのちびと」は、4回/1年/1500円で定期購読できます。

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 ある方よりお便りを拝受。心にホロリ…。

「病気であることを告げられました。心落ち込む中で、私の師が、鈴木さんの本を貸してくれました。泣きました…。景子ちゃんは、あんなに頑張ったのに自分は…。親より早く死んではいけない。その言葉を心に刻みました。
 先日、景子ちゃんの接待所にも伺いました。景子ちゃんが大好きだったコアラのマーチを持って。抗がん剤で食べらない時にでも、コアラのマーチを口に含んでいたことも教えてもらいました。生命をもらいました。ありがとうございます」

 その方を思い、ただお祈ります。頂いた「コアラのマーチ」に合掌。そして、今、「いのちの授業」の新刊本の編集ラストスパートです。小さな「いのちの一冊」にとの思いも新たにです。みんなが、幸せになれますように!

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 生きているけで、ありがたい。しみじみのトホホでした。

 朝一番、この1ヵ月の進行リストを作成。新刊本出版、献本プロジェクト、いのちの大会、いのちびと、講演…。すっかり、夜なべモードに…。

 まずは、電話を何本。次に、いろいろなイベントの申込フォームをgoogleで作成。私のスマホへの転送機能も追加完了! と思いきや、なぜかGmail全体が送受信不能に。セキュリティーをいじった影響??? 30分、大パニック〜。もはや自力不能、googleの無料電話サポートにアクセスできることを大発見。3時間、連続通話の末に復旧〜です。
 
 その間に、ある企画のメインアイデアがNGとの連絡。意気消沈…。夕方、ため息とともに愛犬・たろう君と散歩に。なんと、リードがはずれて大脱走。30分、悪戦苦闘の末に確保!「こら、死んじゃうぞ」と一喝。

 ハッと、気づき。トホホも、生きているからこそですね。人生即遍路でこざる。ありがとうございます、ありがとうございますと、新しい朝に唱えております。

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 ある講演依頼が届きました。事前収録して、オンラインで有料配信するものです。著作権の扱いがド〜ンと明記。私「???」

 その収録内容、使用したデータ・映像・資料は類似二次使用も含めて主催者が有する(=譲渡する?)。私の活動も影響を受けるの? 以前も同様なことが…。「いのちの授業」の教材映像を制作し、その著作権・二次利用は全て主催者にでした。講師の条件明示を受けて、対価を得てしまうと、どうなるの? 巧妙? ビジネス?

 私は、フリーにご使用くださいが基本スタンスです。それは、「お互いに」「みんなで」との相互信頼が大前提です。切り取られ・AIフェイク時代、映像・録音メッセージの在り方を思います。

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 木南一志さん講述録「論語と掃除」が届きました。読みやすく、出会いも気づきもいっぱい。ある言葉を思い出しました。

「知行合一」。知識と行為は一体である。本当の知は実践を伴わなければならない。行わないのは、知らないのも同じだ。何事でもすべて知行合一でなければいけない。

「実践なき理論は、空想。理論なき実践は、暴走」。学びもする、実践もする。

 人生読本=冊子です。子育て、スピーチネタにも! 中学生から読めますよ。350円、売上は全て能登半島地震支援に寄付されます。ぜひご一読ください。

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『心の授業、心の先生とは』
(いのちびと2020.7号より)
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 ある中学校で、いのちの授業をしました。数日後、子どもの感想文と一緒に、先生のお手紙が届きました。

「実は、私は教諭として『いのち』というテーマを恥ずかしいですが、ずっと向き合うことのできなかった人間です。なぜなら、自分がいのちをつなぐことができなかったからです。八年間という不妊治療を終え、今は、その後発症した病気と上手につきあっています。

 私たちは、『夢は願えばかなうもの』『がんばって』と簡単にこの言葉を使います。私自身もずっとこの言葉を信じて、ゴールの見えない治療を続けてきました。治療に失敗すると、『自分の願う気持ちが足りないから』と自分を責めてきました。今思うと、何かにとりつかれたような日々でした。

 治療をやめ、ようやく子どもがいない自分を受け入れることができるようになり、『いのち』について学んでみたくなりました。今までは、母性としての『いのち』にとらわれていたように思います。病気とつきあいながら、人間としての『いのち』『生きること』を考えてみたくなったのです。

 鈴木さんの『いのちに限りがある』『難有りは有難う』『涙の分だけ幸せになれる』。とても共感できました。この言葉を胸に、『ありのままの自分でいいんだよ』とみんなにメッセージを語りかけたいと思います」

 先生の話を聞いた生徒が話してくれたそうです。「辛かったですね…。私、お母さんになったら、子どもを大切します。先生、ありがとうございました」

 自分の思いを込めて「語りかける」。そのとき、子どもの心は導かれていくように思います。教育者を意味するeducatorという英語は、ラテン語のeducare=「案内する、導く」に由来します。

 本当に、いい先生だなあ。これぞ「心の授業!、心の先生」。先生の笑顔が思い浮かびました。

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*会報「いのちびと」から、「心に響く話」を抜粋しメルマガとしてお届けいたします。
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 約200枚の作品データから、5つを選び、優先順位をつける。約10時間、パソコンとただ向き合う作業です。意識はもうろう、首も回らず、もう限界…。

 そうだ! AIアシスタントで!! キーワード3つで選ぶと瞬時にUP、理由もクリアー!!! この10時間はムダ? 創作作業? ただ、「この大変さの実感」=「情」がなければ、人にお願いする、人にしてもらうときの思い、気持ちの差となるようにも思います。

 情報とは、「情」に「報」いるとのこと。AI 時代にこそ、情を大切にですね。作業は終わらず、昭和おじさんは頑張るでござる。

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「いのちの授業とは?」「どうしてお遍路を始めたのですか」「接待所でお遍路さんに会えますか」「若い人に伝えたいことは」…。リクルート姿&ちょっと緊張の「記者さん?」です。

 関東在住の現役大学生、故郷・香川を映像制作テーマとする中で、「景子ちゃんの接待所」を知り、Zoomインタビューとなった次第です。「暑いから、上着は脱いでいいですよ」(私)、「はい、ありがとうございます」(学生さん)からスタート。

 真摯に「いのち」に向き合う姿がジワ〜。次は、香川の接待所に訪問してくれるそうです。「出会いを通して、自分に出会う」のお遍路札が思い浮かびました。

 「がんばって、生きなさいよ」と心の中でエールです。

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 夏の合同学習会(8/3)のご案内です。主催者の北村遥明さんは、現職の高校教師。虹天塾近江世話人として、毎月・勉強会を主催&会報を発行。年1回・夏の合同学習会も開催です。

 名称は「合同学習会」、手作りいっぱいのチラシ。真剣に、楽しく、ワイワイとリアル会場&オンラインで。今の時代にこそ、超いいね!です。

 講師は、中井俊已氏さん(作家・教育評論家)、鈴木中人です。では彦根でお会いできますように! ひこにゃんも待ってますよ!!

〇虹天塾近江 夏の合同学習会
・日時:令和6年8月3日(土)12:30開始
・講師:中井俊已氏(作家・教育評論家)、鈴木中人
・場所:彦根勤労福祉会館3F会議室 
・参加費:3,000円
・参加方法:会場、Zoom【会場は45人まで】
・申込方法:お申し込みはコチラ
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【当日のタイムスケジュール】
12:30 開始
12:40 講演� |羂羹嗽畛瓠崑膺佑盪劼匹發盥�せになるヒント」
14:10 休憩
14:30 講演�⇔詭效羶� 氏 「いのちの授業」+「いのち」について、みんなでトーク
16:10 質疑応答・写真撮影
16:30 閉会
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