「今の気持ちを忘れずに」。

 看護学校での卒業講演。テーマは「看護師として働くあなたに贈る言葉」です。看護師として心に刻んでほしいことを、3つ立場からお話ししました。

 「患者家族の立場」。看護師の使命は、いのちを支え守ること。厳しい臨床現場でその使命を果たすために、確かな技量、人間愛、覚悟をもつこと。

 「社会人としての立場」。組織やチームの一員として働くために、働く意味・仕事のある幸せを感じてほしい。
 
 「家族の立場」。支えられて支えて生きていく。初めてのお給料で、家族に小さなプレゼントをしてください。「ありがとう」の言葉とともに。

 最後に学生の決意表明! 「患者家族に寄り添う、家族に感謝する。その思いを忘れずに、看護師として頑張ります」「卒業を前に、このお話が聴けて良かったです。心に刻んでいきます」…。

 「がんばれよ」と小さなエールを贈ってきました。景子がいつも言っていました「看護婦さん、優しいね」。それは信頼の証です。みんなが、優しく頼られる看護師さんになってくれますように…。