3月11日、被災地に思いをはせて、命の使い方をみつめます。
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「みんな、いのちの仕事をしています」
(私が一番受けたい「いのちの授業」:ごま書房新社 より)
2011年2月、気仙沼市に伺いました。
「海も空も、美しいなあ」と市街地の高台で思いました。
2週間後、東日本大震災が発生。テレビの映像に言葉を失いました。
4月、長靴・作業着姿で気仙沼市に行きました。
自分ができることとは?を思いました。
数年後、被災地での講演会にうかがいました。
テーマは「生きる幸せ、働く喜び」。講演後、主催者の生命保険団体の代表の方が言われました。涙を流しながら。
「あの震災で仲間がたくさん亡くなりました。
でもわずかしか保険金を支払えませんでした。もちろん、お金でいのちは戻りません。しかし、せめてお金があれば、残された人の生活を再建できたはずです。どうして、自分はもっと真剣に保険を勧めなかったのか。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」
今、その方は必死に保険を勧めているそうです。
「あなたの仕事は何ですか?」。以前のその方は「保険を売っています」。今は「いのちを支え守る仕事をしています」と話されています。
私たちは、みんな「いのちの仕事」をしています。
電気・ガスなどの社会インフラが停止すれば、いのちは危うくなります。建設・土木事業は、市民のいのちと財産を守ります。製造会社は製品を、銀行・保険会社は金融サービスを通じて社会を支えます。行政の公的サービスは社会のセーフティーネットです。教育はいのちを育み、医療福祉はいのちを守ります。
「〇〇会社に勤めています」「公務員です」「教師です」「医師です」…。それは上着にすぎません。
働くモチベーションは、誰かが高めてくれるものではありません。自分で、自分の仕事をどう意味づけるかが一番大事です。いのちへの思いを仕事に込めてこそ、天職=使命となるのではないでしょうか。
今日、自分の「命」の「使い方」を問いかけてみませんか。
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メルマガ「いのちの授業 あの日から」は、週1回(月曜日頃)、鈴木中人の著書&会報「いのちびと」&出会いなどからお届けします。*会報「いのちびと」は、1年/1500円で定期購読できます。


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「みんな、いのちの仕事をしています」
(私が一番受けたい「いのちの授業」:ごま書房新社 より)
2011年2月、気仙沼市に伺いました。
「海も空も、美しいなあ」と市街地の高台で思いました。
2週間後、東日本大震災が発生。テレビの映像に言葉を失いました。
4月、長靴・作業着姿で気仙沼市に行きました。
自分ができることとは?を思いました。
数年後、被災地での講演会にうかがいました。
テーマは「生きる幸せ、働く喜び」。講演後、主催者の生命保険団体の代表の方が言われました。涙を流しながら。
「あの震災で仲間がたくさん亡くなりました。
でもわずかしか保険金を支払えませんでした。もちろん、お金でいのちは戻りません。しかし、せめてお金があれば、残された人の生活を再建できたはずです。どうして、自分はもっと真剣に保険を勧めなかったのか。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」
今、その方は必死に保険を勧めているそうです。
「あなたの仕事は何ですか?」。以前のその方は「保険を売っています」。今は「いのちを支え守る仕事をしています」と話されています。
私たちは、みんな「いのちの仕事」をしています。
電気・ガスなどの社会インフラが停止すれば、いのちは危うくなります。建設・土木事業は、市民のいのちと財産を守ります。製造会社は製品を、銀行・保険会社は金融サービスを通じて社会を支えます。行政の公的サービスは社会のセーフティーネットです。教育はいのちを育み、医療福祉はいのちを守ります。
「〇〇会社に勤めています」「公務員です」「教師です」「医師です」…。それは上着にすぎません。
働くモチベーションは、誰かが高めてくれるものではありません。自分で、自分の仕事をどう意味づけるかが一番大事です。いのちへの思いを仕事に込めてこそ、天職=使命となるのではないでしょうか。
今日、自分の「命」の「使い方」を問いかけてみませんか。
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