斉藤寛明さんご夫妻(富山県小矢部市)は、もう40年、「いのちの豆腐」をつくり続けています。辛苦に耐えた人の味に、いつもホロリです。

 約50年前、斉藤さんは長男・勇旗さんを授かります。重度自閉症でした。社会支援も理解もない時代、会社を辞めて子育てをします。障がいの子どもたちが「社会に必要とされる=稼げる」ようにと、障がい者が共に働く豆腐屋さんを続けています。独立採算、年休2日です。

「もうすぐ80歳。道楽一念、楽しかったです。預かっている子どもたちが、生きていけるようにしなくちゃね」と大笑顔。

 いのちの道に、先人の涙と笑顔あり。パック商品の配送もあり。ぜひ「いのちの豆腐」をお召し上がりください。

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・斉藤商店 0766-69-8181  小矢部市平田3118

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